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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic Server Application Adapter for Siebelユーザーズ・ガイド
11g リリース1(11.1.1.3.0)
B61417-01
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2 Oracle Application Server Adapter for Siebelの構成

この章では、Oracle Application Adapter for Siebelの構成方法およびSiebelビジネス・オブジェクトのスキーマの作成方法について説明します。内容は次のとおりです。

UNIXプラットフォームでのエンコーディング・サポート

重要(すべてのUNIXプラットフォーム): UNIX環境でBSEまたはJ2CA構成を使用してSiebelターゲットへの接続を試行する前に、「必要なエンコーディング・オプションの追加(すべてのUNIXプラットフォーム)」で説明されている追加手順を実行する必要があります。この項で説明するエンコーディング・オプションの追加に失敗すると、エラーが発生し、Siebelターゲットに接続できなくなります。エラー・メッセージは、次のようにそのエンコーディングがサポートされていないことを示す場合があります。

Error: Problem activating adapter -- UTF-8 is not supported. Check logs for more information.

Error: Error getting target [Siebel] -- UTF-8 is not supported.

必要なエンコーディング・オプションの追加(すべてのUNIXプラットフォーム)

Siebelターゲットに接続する前に、次のJavaファイル・エンコーディング・オプションをstartWebLogic.shファイルに追加します。

JAVA_OPTIONS="${SAVE_JAVA_OPTIONS} -Dfile.encoding=ISO8859_1"

startWebLogic.shファイルは次のディレクトリにあります。

<ADAPTER_HOME>\user_projects\domains\base_domain\lib

バージョン6.2以下のSiebel接続の前提条件

Siebelバージョン6.2以下の場合のみ、次の手順を実行して、J2CA構成用COM接続を使用してSiebelシステムに接続する必要があります。

  1. アダプタがインストールされているのと同じシステムにSiebelシック・クライアントをインストールします。

  2. 同じシステムにデータベース・クライアント(Microsoft SQL ServerまたはOracle)をインストールします。

  3. アダプタのlibフォルダのSiebel .DLLファイル(iwsiebel.local.dllおよびiwsiebel.core.dll)をアプリケーション・サーバーのパスに追加する必要があります。

  4. uagent.cfgファイルを編集して、データ・ソース・パラメータ値を"local"から"server"に変更します。

    uagent.cfgファイルは、次のSiebelシック・クライアント・フォルダにあります。

    c:\sea\client\bin
    
  5. 適切なパラメータを使用してSEA MSQlのデータ・ソースを編集します。

    Windowsでは、「コントロール パネル」、「管理ツール」、「データ ソース(ODBC)」の順にアクセスすると、データ・ソースを編集できます。

  6. アダプタ・ターゲット接続を作成する場合、次のターゲットを使用します。

    Siebel 6.2 - (Local COM Access Implementation)
    
  7. アダプタ・ターゲット接続を作成する場合、次のようにuagent.cfgファイルのフル・パスを指定します。

    c:\sea\client\bin\uagent.cfg
    

アプリケーション・エクスプローラの起動

アプリケーション・エクスプローラを起動するには:

  1. アプリケーション・エクスプローラがデプロイされているOracle WebLogic Serverが起動していることを確認します。

  2. 図2-1に示すように、Windowsの「スタート」メニューから「すべてのプログラム」「Oracle Application Adapters」の順に選択し、「Application Explorer」をクリックします。

    図2-1 「Application Explorer」オプション

    Oracle Application Adaptersプログラム・メニュー
    「図2-1 「Application Explorer」オプション」の説明

    アプリケーション・エクスプローラが表示されます。

    または、次のディレクトリにあるae.batファイルを実行してアプリケーション・エクスプローラを起動することもできます。

    Oracle SOA Suite:

    <ORACLE_HOME>\soa\thirdparty\ApplicationAdapters\tools\iwae\bin\ae.bat
    

    Oracle Service Bus (OSB):

    <OSB_HOME>\Oracle_OSB1\3rdparty\ApplicationAdapters\tools\iwae\bin\ae.bat
    

    デスクトップ上にae.batファイルへのショートカットを作成することをお薦めします。

    UNIXまたはLinuxプラットフォームを使用している場合は、iwae.shファイルを使用してアプリケーション・エクスプローラを起動できます。

アプリケーション・エクスプローラが起動します。新規ターゲットをSiebelシステムに定義する準備が整いました。


注意:

iwae.shファイルをUNIXまたはLinuxプラットフォームで実行する前に、次の例に示すように、権限を変更する必要があります。
chmod +x  iwae.sh

リポジトリ設定の構成

リポジトリは、構成の詳細、アダプタのターゲット、チャネルに関する情報、およびその他の構成情報が格納されます。BSEおよびJ2CAリポジトリ設定の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server Application Adaptersインストレーション・ガイド』(データベース・リポジトリの構成に関する項)を参照してください。

リポジトリ構成の作成

アプリケーション・エクスプローラをOracle Application Adapter for Siebelとともに使用する前に、リポジトリ構成を作成する必要があります。アダプタのデプロイ先のコンテナに基づき、WebサービスとJ2CAの2種類のリポジトリ構成を作成できます。リポジトリは、設計時にアプリケーション・エクスプローラを使用してアダプタの接続の構成、EISオブジェクトの参照、サービスの構成およびEISイベントをリスニングするリスナーの構成を行うときに作成されるメタデータの格納に使用されます。リポジトリ内の情報は実行時にも参照されます。

WebサービスとBSEは同じタイプのデプロイメントを参照します。詳細は、「アダプタの機能」を参照してください。

BSE用の構成の作成

アプリケーション・エクスプローラを使用してBSE用の構成を作成するには、まず新規構成を定義する必要があります。

BSE用の新規構成の定義

BSE用の新規構成を作成する手順:

  1. アプリケーション・エクスプローラを起動します。

  2. 「コンフィギュレーション」を右クリックし、「新規」を選択します。

    「新規コンフィギュレーション」ダイアログが表示されます。

  3. 新規構成の名前を入力し(SampleConfigなど)、「OK」をクリックします。

    図2-2に示すように、「新規コンフィギュレーション」ダイアログが表示されます。

    図2-2 「新規コンフィギュレーション」ダイアログ

    新規コンフィギュレーション
    「図2-2 「新規コンフィギュレーション」ダイアログ」の説明

  4. 「サービス・プロバイダ」リストから、iBSEを選択します。

  5. 「iBSE URL」フィールドで、デフォルトのURLを受け入れるか、または次のフォーマットで別のURLと置き換えます。

    http://host name:port/ibse/IBSEServlet
    

    host nameはOracle WebLogic Serverがインストールされたシステムで、portはOracle WebLogic ServerがリスニングしているHTTPポートの番号です。

  6. 「OK」をクリックします。

    図2-3に示すように、新規構成を示すノードがルートの「コンフィギュレーション」ノードの下に表示されます。

    図2-3 「SampleConfig」ノード

    新規コンフィギュレーション
    「図2-3 「SampleConfig」ノード」の説明

J2CA用の構成の作成

アプリケーション・エクスプローラを使用してOracle Adapter J2CA用の構成を作成するには、先に新規構成を作成する必要があります。

J2CA用の新規構成の定義

J2CA用の新規構成を定義するには:

  1. アプリケーション・エクスプローラを起動します。

  2. 図2-4に示すように、「コンフィギュレーション」を右クリックして「新規」を選択します。

    図2-4 「コンフィギュレーション」ノード

    新規構成の定義
    「図2-4 「コンフィギュレーション」ノード」の説明

    図2-5に示すように、「新規コンフィギュレーション」ダイアログが表示されます。

  3. 新規構成の名前を入力し(SampleConfigなど)、「OK」をクリックします。

    図2-5 「新規コンフィギュレーション」ダイアログ

    JCA構成
    「図2-5 「新規コンフィギュレーション」ダイアログ」の説明

  4. 「サービス・プロバイダ」リストから、JCAを選択します。

  5. 「OK」をクリックします。

    図2-6に示すように、新規構成を示すノードがルートの「コンフィギュレーション」ノードの下に表示されます。

    図2-6 「SampleConfig」ノード

    新規コンフィギュレーション
    「図2-6 「SampleConfig」ノード」の説明

Oracle Adapter J2CA構成フォルダが次の場所に格納されます。

<ADAPTER_HOME>\soa\thirdparty\ApplicationAdapters\config\configuration_name

ここで、configuration_nameは、作成した構成の名前です(「myConfig」など)。

HTTPリポジトリ接続

J2CAユーザーは、WSDLドキュメントのリモート生成および格納を可能にするHTTPリポジトリ接続を作成できます。アプリケーション・エクスプローラでHTTPリポジトリ接続を作成するには、次の手順を実行します。HTTPリポジトリを使用するには、iwjcaivpテスト・ツール(jca-app-adapter-test)が正常にデプロイされ、実行中であることを確認します。

  1. アプリケーション・エクスプローラを起動します。

  2. 左ペインで「コンフィギュレーション」ノードを右クリックし、「新規」を選択します。

    「新規コンフィギュレーション」ダイアログが表示されます。

  3. 構成の名前を入力し、「OK」をクリックします。

  4. 「サービス・プロバイダ」リスト・ボックスから、JCAを選択し、「ホーム」フィールドにHTTPターゲット値を入力します。

    HTTPターゲット値には次のフォーマットを使用します。

    http://host name:port/iwafjca/JCAServlet
    

    例:

    http://iwserv14:8001/iwafjca/JCAServlet
    
  5. 「OK」をクリックします。

    新規のHTTPリポジトリ接続が「コンフィギュレーション」ノードに追加されます。

    リモート・サーバーに接続した後、新規のアダプタ・ターゲットの作成、WSDLドキュメントの生成、およびリモート・サーバーへのこれらの格納ができます。

    注意: J2CA HTTPリポジトリを使用してアダプタ・ターゲットを構成するとき、Oracle WebLogic Serverをランタイムの目的で再起動する必要はありません。

BSEまたはJ2CA構成への接続

新規構成に接続するには:

  1. 接続する構成(SampleConfigなど)を右クリックします。

  2. 「接続」を選択します。

    「アダプタ」、「イベント」および「ビジネス・サービス」(Webサービスとも呼ばれる)のノードが表示されます。「ビジネス・サービス」ノードは、BSE構成の場合にのみ表示されます。J2CA構成に接続している場合は、「ビジネス・サービス」ノードは表示されません。図2-7に、SampleConfigという名前のBSE構成の例を示します。

    図2-7 「コンフィギュレーション」ノードの下に表示される新規SampleConfig構成

    接続されているSampleConfigターゲット
    「図2-7 「コンフィギュレーション」ノードの下に表示される新規SampleConfig構成」の説明

  • 「アダプタ」フォルダを使用して、Siebelとのインバウンド対話を作成できます。たとえば、「アダプタ」フォルダ内の「Siebel」ノードを使用してSiebelを更新するサービスを構成します。

  • 「イベント」フォルダ(J2CA構成の場合のみ)を使用して、Siebelでのイベントをリスニングするリスナーを構成します。

  • 「ビジネス・サービス」フォルダ(BSE構成の場合のみ)を使用して、「アダプタ」フォルダで作成されたWebサービスをテストします。「ビジネス・サービス」フォルダのセキュリティ機能を使用して、Webサービスのセキュリティ設定を制御することもできます。

これで、Siebelへの新規ターゲットを定義する準備ができました。

Siebel用の接続(ターゲット)の確立

Siebelのビジネス・サービス、ビジネス・コンポーネントおよび統合オブジェクトを参照するには、Siebelへのターゲットを定義する必要があります。ターゲットを定義すると、パラメータは自動的に保存されます。

重要(すべてのUNIXプラットフォーム): UNIX環境でBSEまたはJ2CA構成を使用してSiebelターゲットへの接続を試行する前に、「必要なエンコーディング・オプションの追加(すべてのUNIXプラットフォーム)」で説明されている追加手順を実行する必要があります。この項で説明するエンコーディング・オプションの追加に失敗すると、エラーが発生し、Siebelターゲットに接続できなくなります。エラー・メッセージは、次のようにそのエンコーディングがサポートされていないことを示す場合があります。

Error: Problem activating adapter -- UTF-8 is not supported. Check logs for more information.

Error: Error getting target [Siebel] -- UTF-8 is not supported.

必要なエンコーディング・オプションの追加(すべてのUNIXプラットフォーム)

Siebelターゲットに接続する前に、次の手順を実行します。

  1. 次のJavaファイル・エンコーディング・オプションをstartWebLogic.shファイルに追加します。

    JAVA_OPTIONS="${SAVE_JAVA_OPTIONS} -Dfile.encoding=ISO8859_1"
    

    startWebLogic.shファイルは次のディレクトリにあります。

    <ADAPTER_HOME>\user_projects\domains\base_domain\bin
    
  2. Oracle WebLogic Serverコンソールにログインし、「管理」「サーバー・プロパティ」の順にクリックし、「コマンドライン・オプション」下で、「Javaオプション」フィールドを編集して次を含めます。

    -Dfile.encoding="ISO8859_1"
    

Siebelへのターゲットの定義

Siebelターゲットの定義に必要な接続パラメータは、次のディレクトリにあるeapps.cfgファイルから取得できます。

drive:\SiebelRoot\SWEApp\BIN

Siebelrootは、Siebelのインストール・ディレクトリです。

J2CA構成を使用する場合、ターゲットの作成、更新および削除にはOracle WebLogic Serverの再起動が必要です。ターゲットの作成、ターゲットへの接続およびSiebelオブジェクトのWSDLの生成後にも、Oracle WebLogic Serverを再起動する必要があります。また、Oracle WebLogic Serverを再起動する前に、アプリケーション・エクスプローラを閉じることも忘れないでください。

Siebelのターゲットを定義する手順:

  1. 図2-8に示すように、左ペインで「アダプタ」ノードを展開します。

    図2-8 「アダプタ」ノード

    展開されたアダプタ・リスト
    「図2-8 「アダプタ」ノード」の説明

  2. 「Siebel」ノードを右クリックし、「ターゲットの追加」を選択します。

    「ターゲットの追加」ダイアログが表示されます。次の情報を指定します。

    1. 「名前」フィールドに、新規ターゲットの名前を入力します。

    2. 「説明」フィールドに、説明を入力します(オプション)。

    3. ターゲット・タイプ・リストからJava Beanデータ接続(デフォルト)を選択します。

  3. 「OK」をクリックします。

    図2-9に示すように、「JavaデータBean接続」ダイアログが表示されます。

    図2-9 「JavaデータBean接続」ダイアログ

    「JavaデータBean接続」ダイアログ
    「図2-9 「JavaデータBean接続」ダイアログ」の説明

    次の手順に示すようにシステム情報を入力します。

    1. 「ゲートウェイ・サーバー」フィールドにサーバーの名前を入力します。デフォルト(通常、2320)以外のポートを使用するゲートウェイ・サーバーを指定するには、gateway name:port numberのようにコロンとポート番号を追加します。

    2. 「企業名」フィールドに、適切な名前を入力します。

    3. 「Siebelサーバー」フィールドに、Siebelサーバーの名前を入力します。Siebel 7.7、7.8または8のシステムに接続する場合、このフィールドに値を指定しないでください。

    4. 「ユーザー」フィールドに、ユーザー名を入力します。

    5. 「パスワード」フィールドに、ユーザー名に対応するパスワードを入力します。

    6. Siebelのバージョン・リストで、Siebel 7.7以上(デフォルト)またはSiebel 7.5以下を選択します。

    7. 図2-10に示す「詳細」タブをクリックし、次の点を確認します。

      言語

      オブジェクト・マネージャ

      図2-10 「JavaデータBean接続」ダイアログ「詳細」タブ

      「JavaデータBean接続」ダイアログ
      「図2-10 「JavaデータBean接続」ダイアログ「詳細」タブ」の説明

      オブジェクト・マネージャ

      Siebel 7.0.3の場合、デフォルトのオブジェクト・マネージャはEAIObjMgrです。Siebel 7.7の場合、デフォルトはEAIObjMgr_enuです。Siebel 7.7では、オブジェクト・マネージャ名の末尾に言語拡張子(_enuなど)を追加する必要があります。システムに適用される特定の名前については、Siebel管理者に確認してください。

      リポジトリ名

      リポジトリを指定しない場合、利用可能なすべてのリポジトリからオブジェクトの全リストが戻されます。指定したリポジトリが見つからない場合は、空のオブジェクト・リストが戻されます。

      指定する構成パラメータは、Siebelクライアント・アプリケーションがSiebelシステムに接続するために使用するパラメータです。これらのパラメータの詳細は、Siebelのドキュメントを参照するか、Siebelシステム管理者に問い合せてください。

      暗号化

      設計時にSiebelアダプタを使用してターゲットを作成する場合の「暗号化」という新しいパラメータが「詳細」タブに導入されています。このパラメータには、「なし」および「RSA」という2つの値があります。デフォルト値は「なし」です。「RSA」を選択すると、指定されたオブジェクト・マネージャへのRSA暗号化された接続が確立されます。

      RSA暗号化を使用するには、「オブジェクト・マネージャ」にSCCObjMgr_enuが指定される必要があります。


    注意:

    通常、これらのパラメータは、Siebelサーバーのroot/bin/<language>ディレクトリに格納されるSiebel構成ファイルにあります。languageは、インストールした言語のSiebelコードです(アメリカ英語の場合enu)。たとえば、Windowsプラットフォーム上のSiebelバージョン7以上の場合、Siebel Call Centerモジュールについては、これらの値はuagent.cfgファイルにあります。詳細は、Siebel管理者に確認するか、Siebel Bookshelfのドキュメントを参照してください。

  4. 「OK」をクリックします。

    作成したターゲットが、左ペインの「Siebel」ノードの下に表示されます。

定義済のターゲットへの接続

定義済のターゲットに接続する手順:

  1. 図2-11に示すように、「Siebel」ノードを展開し、接続するターゲットの名前をクリックします。

    図2-11 切断されているSiebelターゲット

    Siebelターゲット
    「図2-11 切断されているSiebelターゲット」の説明

  2. 左ペインでターゲット名を右クリックし、「接続」を選択します。

    図2-12に示すように、ターゲット・アイコンが変化し、Siebelシステムに接続されたことを示します。

    図2-12 Siebelターゲット・ノード

    接続されているSiebelターゲット
    「図2-12 Siebelターゲット・ノード」の説明

Siebelシステムで使用可能なビジネス・オブジェクト、ビジネス・サービスおよび統合オブジェクトを参照できます。

Siebelからの切断

異なるアプリケーション・システムに対して開いている複数の接続を維持できますが、使用していない接続は切断することをお薦めします。

Siebelから切断する手順:

  1. 左ペインで、接続しているターゲットを選択します。

  2. ターゲットを右クリックし、「切断」を選択します。

    アプリケーション・システムから切断すると、ターゲットは削除されますが、ノードは残ります。図2-13に示すように、左ペインの「SiebelConnection」ノードが変更され、ターゲットが切断されたことが反映されます。

    図2-13 切断されているSiebelターゲット

    Siebelターゲット
    「図2-13 切断されているSiebelターゲット」の説明

ターゲットの編集

ターゲットを編集する手順:

  1. 左ペインで、編集するターゲットが切断されていることを確認します。

  2. 図2-14に示すように、切断されているターゲットを右クリックして「編集」を選択します。

    図2-14 「編集」オプション

    ターゲットの編集
    「図2-14 「編集」オプション」の説明

    右側に「編集」ペインが表示されます。

  3. ターゲットの情報を変更します。

  4. 「OK」をクリックします。

Siebelのターゲットの削除

ターゲットは、切断して閉じるだけではなく、削除できます。ターゲットを削除すると、アプリケーション・エクスプローラの左ペインのSiebelターゲットのリストにそのノードが表示されなくなります。

ターゲットを削除する場合、Oracle WebLogic Serverを再起動してランタイム用にリポジトリを更新する必要があります。

ターゲットを削除する手順:

  1. 左ペインでターゲットを選択します。

  2. ターゲットを右クリックし、「削除」を選択します。

    確認のメッセージが表示されます。

  3. 「OK」をクリックして、選択したターゲットを削除します。

    Siebel接続ノードが左ペインから削除されます。

アプリケーション・システム・オブジェクトの表示

アプリケーション・エクスプローラでは、Siebelアプリケーション・システムのすべてのオブジェクトを表示できます。これにより、Siebelデータ構造を理解できます。パラメータ、データ型およびSiebelデータのその他の属性を右ペインで確認できます。

メタデータの表示

メタデータを表示する手順:

  1. アプリケーション・エクスプローラを起動してSiebelシステムに接続します。

  2. 左ペインで、スキーマの生成対象のコンポーネントを含むビジネス・オブジェクトまたはビジネス・サービスを展開します。

  3. 「ビジネス・オブジェクト」ノードまたは「ビジネス・サービス」ノードを展開します。

  4. ビジネス・コンポーネント・ノードまたは「ビジネス・サービス」ノードを展開して、その下のオブジェクトを表示します。

  5. 右ペインで、プロパティ表の「表」行にある省略記号(...)をクリックします。

    表2-17に示すように、メタデータ表が右ペインに表示されます。

    図2-17 Siebelオブジェクトのメタデータ表

    Siebelオブジェクトのメタデータ表。
    「図2-17 Siebelオブジェクトのメタデータ表」の説明

XMLスキーマの作成

アプリケーション・エクスプローラを使用して、ビジネス・サービスおよびビジネス・コンポーネントのサービス・スキーマを作成できます。

次の項では、J2CA環境またはWebサービス環境で使用するためにOracle Application Adapter for Siebelをデプロイするときに、アダプタ用のスキーマを作成する方法について説明します。Oracle Application Adapter for SiebelをWebサービス環境にデプロイする場合は、「Webサービスの作成およびテスト(BSE構成のみ)」を参照してください。

Siebelスキーマに関する考慮事項

レコードをSiebelに挿入する場合、データは、ユーザーが指定することも、デフォルト値または別のシステム生成値を持つようSiebelを構成することもできます。たとえば、レコードの挿入時、デフォルトでは、Accountビジネス・コンポーネントの通貨コードは'USD'で、Siebelシステムによって生成されるROW_IDなどのシステム・フィールドを持ちます。Siebel APIでは、これは区別されません。したがって、Oracle Application Adapter for Siebelは、ユーザーが入力する必要のある必須フィールドはどれで、Siebelによって移入される必須フィールドはどれかを予見できません。そのため、アダプタ・スキーマは、要素にminoccurs=0を設定することですべての要素をオプションとするよう変更されました。

したがって、すべてのユーザーは、Siebel Toolsを使用して必須フィールドを確認し、Siebelサービス(アウトバウンド)に対するペイロード(リクエストXMLドキュメント)を作成する必要があります。

Siebelのビジネス・オブジェクトまたはビジネス・サービス用のXMLスキーマの作成

Siebelのビジネス・サービス・メソッド(Addメソッドなど)およびビジネス・コンポーネント用のスキーマは、アプリケーション・エクスプローラを使用して作成します。スキーマを作成した後、スキーマを使用して、ビジネス・サービスまたはビジネス・コンポーネントのサービス・リクエスト・スキーマとレスポンス・スキーマを生成できます。

Siebelビジネス・オブジェクトには、1つ以上のSiebelビジネス・コンポーネントが含まれます。ビジネス・コンポーネントは、関連するビジネス・オブジェクトをクリックすると表示できます。

図2-18に示すように、「Account」ビジネス・オブジェクトを展開して、すべての使用可能なビジネス・コンポーネントを表示できます。

図2-18 「Account」ビジネス・オブジェクト

展開されているSiebelの「Account」ビジネス・オブジェクト。
「図2-18 「Account」ビジネス・オブジェクト」の説明

Siebelのビジネス・コンポーネントまたはビジネス・サービス用のXMLスキーマの作成

ビジネス・コンポーネントまたはビジネス・サービスに対してサービスのリクエスト・スキーマとレスポンス・スキーマを生成する手順:

  1. アプリケーション・エクスプローラを起動してSiebelシステムに接続します。

  2. 左ペインで「ビジネス・オブジェクト」または「ビジネス・サービス」ノードを開きます。

  3. ビジネス・コンポーネントまたは「ビジネス・サービス」を開き、その下にあるオブジェクトを表示します。

  4. ノードを右クリックし、スキーマの生成を選択します。

    アプリケーション・スキーマがSiebelリポジトリにアクセスし、スキーマを作成します。

    図2-21に示すスキーマ・タブが右ペインに表示されます。

    図2-21「リクエスト・スキーマ」タブと「レスポンス・スキーマ」タブ

    スキーマ表。
    「図2-21「リクエスト・スキーマ」タブと「レスポンス・スキーマ」タブ」の説明

  5. スキーマを表示するには、表示するスキーマに対応する省略記号タブをクリックします。

    図2-22に示すように、右側にスキーマが表示されます。

    図2-22 XMLスキーマ

    アダプタによって生成されるスキーマの例。
    「図2-22 XMLスキーマ」の説明

特定のSiebelオブジェクトの検索

アプリケーション・エクスプローラの検索機能を使用すると、Siebelオブジェクトまたはノードをすばやく検索できます。

  1. アプリケーション・エクスプローラを起動し、ターゲットを介してSiebelシステムに接続します。

  2. ターゲットを展開し、「ビジネス・オブジェクト」、「ビジネス・サービス」または統合オブジェクトを選択します。

  3. 右ペインで、カーソルを「操作」の上に置いて「検索」を選択します。

  4. 検索するノードまたはオブジェクトの名前(Accountなど)をテキスト入力ボックスに入力します。

  5. 「OK」をクリックします。

    検索に一致するSiebel項目を含むリストが表示されます。

  6. 該当する項目を選択します。

    アプリケーション・エクスプローラによって該当する項目が検索されます。

指定した順序でのフィールドの戻し

XMLスキーマからリクエスト・ドキュメントを作成してSiebelシステムを問い合せる場合、想定されるレスポンスを、問合せで指定した特定のフィールドに制限できます。レスポンスには、指定した順序でフィールドが含まれます。フィールドのセットを指定しない場合、レスポンス・ドキュメントにはセット全体が含まれます。

たとえば、次の問合せはすべてのフィールドを戻します。

<m:Siebel location="S/BO/Account/Account/queryWithView" view="AllView">
  <m:select>
   <m:Name>Yelena*</m:Name>
  </m:select>
</m:Siebel>

次の問合せは、Name、LocationおよびAccount Statusの各フィールドのみを含むレスポンスを返します。

<m:Siebel location="S/BO/Account/Account/queryWithView" view="AllView">
  <m:select>
    <m:Name>Yelena*</m:Name>
  </m:select>
  <m:field>Name</m:field>
  <m:field>Location</m:field>
  <m:field>Account Status</m:field>
</m:Siebel>

QueryWithViewの使用

ビジネス・コンポーネントの場合、iWay Application Adapter for Siebelにより挿入、更新、削除および問合せが有効になります。QueryWithViewというメソッドも有効になります。表示モードは、Siebelが提供する可視性機能です。

QueryWithViewを使用すると、Siebel表示モードをパラメータとして指定できます。APIパラメータを使用すると、ユーザーが構成したSiebel環境に応じて、様々な方法でデータを表示できます。

様々な表示モードに基づいてユーザーがレコードを取得できるようにする場合を除いて、問合せを使用できます。この場合、QueryWithViewを使用します。QueryWithViewモードまたはSiebelの可視性の概念の詳細は、Siebel管理者に確認してください。

次のレベルを使用できます。

統合オブジェクトの使用に関するSiebelの前提条件

Siebel統合オブジェクトのXMLスキーマを作成する場合、Siebel Toolsのスキーマ・ウィザードを使用して、まずXDRスキーマを生成する必要があります。

XDRスキーマは、統合オブジェクトのスキーマを生成する際、アプリケーション・エクスプローラへの入力として使用されます。XDRスキーマの生成後、アプリケーション・スキーマはXDRファイルを使用してXMLスキーマを生成します。

以下の点に注意してください。

Oracle Application Adapter for Siebelでは、Siebel XMLを使用してイベントを処理することによる、Siebel統合オブジェクトへのアクセスがサポートされます。サポートされているトランスポートを介してSiebel統合オブジェクトを使用するには、Siebelワークフローが必要です。

Siebel統合オブジェクト用のスキーマの作成

この項では、Siebel統合オブジェクト用のスキーマの作成方法について説明します。

Siebel統合オブジェクト用のSiebel XDRまたはXSDスキーマの作成

Siebel XDRまたはXSDスキーマを生成する手順:

  1. 図2-23に示すように、Siebel Toolsにログオンします。

    図2-23 Siebel Toolsのメニュー

    Siebelのログオン・ウィンドウ。
    「図2-23 Siebel Toolsのメニュー」の説明

    次のステップを実行します:

    1. ユーザーIDとパスワードを入力します。

    2. リストからデータベースを選択します。

  2. 「OK」をクリックします。

    図2-24に示すSiebel Toolsウィンドウが表示されます。右ペインに統合オブジェクトが表示されます。

    図2-24 Siebel Toolsウィンドウ

    Siebel Toolsウィンドウ
    「図2-24 Siebel Toolsウィンドウ」の説明

  3. スキーマを作成するには、統合オブジェクト(Sample Accountなど)を選択します。

  4. スキーマの生成をクリックします。

    図2-25に示すXMLスキーマの生成ウィザードが表示されます。

    図2-25 XMLスキーマの生成ウィザード

    SiebelのXMLスキーマの生成ウィンドウのオープン。
    「図2-25 XMLスキーマの生成ウィザード」の説明

    次のステップを実行します:

    1. ビジネス・サービスの選択リストから、EAI XML XDR Generator(XDRスキーマの場合)またはEAI XML XSD Generator(XSDスキーマの場合)を選択します(Siebel 7.5以上の場合)。

    2. エンベロープ・タイプの選択リストから、Siebelメッセージ・エンベロープを選択します。

    3. ファイル名の選択フィールドに、XDRスキーマのファイル名とアプリケーション・エクスプローラでアクセスできるディレクトリを指定します。


      注意:

      XDRまたはXSDスキーマ・ファイルは、アプリケーション・エクスプローラと同じコンピュータ上のディレクトリに保存する必要があります。

  5. 「終了」をクリックします。

  6. HTTPを介して着信XMLドキュメントを受け入れ、EAI XML ConverterおよびEAI Siebel Adapterビジネス・サービスを使用してSiebelデータを挿入/更新するワークフローを作成します。

    詳細は、付録A「Siebelワークフローの使用」を参照してください。

  7. 次のディレクトリにあるeai.cfgファイルを編集します。

    <siebel_server>/bin/enu
    
  8. [HTTP Services]セクションに次の行を追加します。

    [HTTP Services] wf = iWayWorkflow
    
  9. Eapps.cfgファイルの[EAI_ENU]セクションで次の行が設定されていることを確認します。

    [EAI_ENU] EnableExtServiceOnly = True
    

    Eapps.cfgファイルは次のディレクトリにあります。

    <siebel_server>/bin
    
  10. 次のコマンドを実行してSiebel Server Managerを使用する名前付きサブシステムを作成します。ここで、EAITESTはステップ6で作成されたワークフローの名前です。

    create named subsystem iWAyWorkflow for subsystem EAITransportDataHandlingSubsys with DispatchWorkflowProcess="EAITEST"
    

    これで、アプリケーション・エクスプローラを使用して統合オブジェクト(IO)ノードを作成できます。

Siebelの統合オブジェクト(IO)ノードの作成

Siebelの統合オブジェクト・ノードを作成するには、次の手順を実行します。

  1. アプリケーション・エクスプローラで、定義済のターゲットに接続します。ターゲットへの接続方法の詳細は、「定義済のターゲットへの接続」を参照してください。

    図2-26に示すように、アイコン上の「x」が消え、ノード・ターゲットが接続されたことが示されます。

    図2-26 展開された「Siebel」ノード

    Siebelノードの選択
    「図2-26 展開された「Siebel」ノード」の説明

  2. 統合オブジェクト・ノードを展開し、「Sample Account」を選択します。

  3. 「Sample Account」ノードを右クリックし、IOノードの追加を選択します。

    図2-27に示すように、IOノードの追加ダイアログが表示されます。

    図2-27 IOノードの追加ダイアログ

    IOノードの追加
    「図2-27 IOノードの追加ダイアログ」の説明

    以下の点に注意してください。

    • Siebel 7.5以上の場合: XSDスキーマをSiebel Toolsから直接生成します。アプリケーション・エクスプローラでWebサービスを作成する際、XSDスキーマを使用します。Siebel Toolsを使用してXSDスキーマを生成したら、これを使用してIOノードおよびWebサービスを作成します。

    • Siebel 7.0の場合: Siebel ToolsからXSDスキーマを直接生成できません。XDRスキーマのみ作成できます。Webサービスを作成する前に、まずアプリケーション・エクスプローラを使用してXDRスキーマからXSDスキーマを生成する必要があります。


      注意:

      これは、「Siebel統合オブジェクト用のスキーマの作成」で生成したスキーマ・ファイルです。

  4. 「ノード名」フィールドにノード名(SampleAccountなど)を入力し、スキーマの場所フィールドにSample AccountのXDRまたはXSDファイルへのパスを入力します。

  5. XSDスキーマがすでに生成されている場合、XSD スキーマを選択します。Siebelで生成されたXDRスキーマを使用する場合、XSD スキーマ・オプションを選択しないでください。

  6. 「プロトコル」リストからプロトコルを選択します。

  7. 「続行」をクリックします。

    図2-28に示すように、IOノードの追加ダイアログが表示されます。

    図2-28 IOノードの追加ダイアログ

    IOノードの追加ダイアログ・ボックス
    「図2-28 IOノードの追加ダイアログ」の説明

  8. 次のステップを実行します:

    1. SWE URLフィールドに、ベースSWE URLを入力します。例:

      http://web_server/eai/start.swe
      

      web_serverは、Siebel SWEをホストするWebサーバーの名前です。

    2. SWE外部ソース・フィールドに、実行するeai.cfgファイル内のセクション([HTTP Services]セクション)を入力します。

      詳細は、「Siebel統合オブジェクト用のスキーマの作成」のステップ8を参照してください。

    3. SWE外部コマンド・フィールドに、示されているとおりに次のコマンドを入力します。

      Execute
      
    4. 「ユーザー名」および「パスワード」のフィールドに、Siebel SWEへの接続に使用される有効なユーザー名とパスワードを入力します。

      ユーザー名とパスワードは、指定されたワークフローの実行権限を持っている必要があります。

  9. 「終了」をクリックします。

    図2-29に示すように、新しいIOノードが統合オブジェクトの「Sample Account」ノードの下にリストされます。

    図2-29 統合オブジェクトの「Sample Account」ノード

    新規IOノード

    これで、XMLスキーマを作成できます。

Siebel統合オブジェクト用のXMLスキーマの作成

Siebel用の統合オブジェクト・ノードを作成した後、アプリケーション・エクスプローラを使用してXMLスキーマを作成できます。

XMLスキーマを作成する手順:

  1. 図2-30に示すように、アプリケーション・エクスプローラで統合オブジェクト・ノードを展開し、Siebelシステムの統合オブジェクトを参照します。

    図2-30 Siebel統合オブジェクト・ノード「Sample Account」

    展開されているSiebel統合オブジェクト・ノード。
    「図2-30 Siebel統合オブジェクト・ノード「Sample Account」」の説明

  2. 下にスクロールし、統合オブジェクト(SampleAccountなど)を選択します。

  3. 図2-31に示すように、作成された統合オブジェクト・ノード(SampleAccountなど)を右クリックし、メニューから「スキーマのエクスポート」を選択します。

    図2-31 「スキーマのエクスポート」メニュー・オプション

    「スキーマのエクスポート」オプション
    「図2-31 「スキーマのエクスポート」メニュー・オプション」の説明

    図2-32に示すように、「エクスポート・ディレクトリの選択」ダイアログが表示されます。

    図2-32 「エクスポート・ディレクトリの選択」ダイアログ

    「エクスポート・ディレクトリの選択」ダイアログ
    「図2-32 「エクスポート・ディレクトリの選択」ダイアログ」の説明

    チャネルの作成処理時、プリパーサー・タブ(スキーマの場所フィールド)で、エクスポートされたイベント・スキーマを指定する必要があります。

Siebelビジネス・サービス用のサービス・ノードの作成

OracleAS Adapter for Siebelでは、階層データ型のメソッド引数を持つメソッドを含むビジネス・サービス用のサービス・ノードを追加できます。

重要な制限:

サービスを作成する手順:

  1. 該当するビジネス・サービス・ノードを選択します。

  2. サービスを作成するビジネス・サービス・メソッド引数を右クリックし、サービス・ノードの追加を選択します。

    図2-33に示すように、サービス・ノードの追加ダイアログが表示されます。

    図2-33 サービス・ノードの追加ダイアログ

    サービス・ノードの追加ダイアログ・ボックス
    「図2-33 サービス・ノードの追加ダイアログ」の説明

  3. 次のステップを実行します:

    1. サービス・ノード名を指定します。

    2. 説明を入力します(オプション)。

    3. XSDスキーマ・ファイルへのフルパス(ファイル名を含む)を指定します。

    4. XSDスキーマ・ファイルのルート要素を指定します。統合オブジェクトの多くのXSDスキーマでは、ルート要素はSiebelMessageです。

    5. XSDスキーマが統合オブジェクト用かどうかを指定します。

      重要: このチェック・ボックスが選択されていることを確認する必要があります。

  4. 「OK」をクリックします。

    図2-34に示すように、ビジネス・サービス・オブジェクトの下にサービス・ノードが表示されます。

    図2-34 ビジネス・サービス・オブジェクトの下にリストされたサービス・ノード

    サービス・ノードがビジネス・サービス・オブジェクトの下に表示されます
    「図2-34 ビジネス・サービス・オブジェクトの下にリストされたサービス・ノード」の説明

    このノードを右クリックすると、Webサービスを作成できます。リクエスト・スキーマおよびレスポンス・スキーマは、右ペインに表示されます。

次の手順は、ビジネス・オブジェクト用のWebサービスの作成方法を説明しています。

Webサービスの作成およびテスト(BSE構成のみ)

サーブレットBSEを適切に構成したら、アダプタで使用するSiebelオブジェクト用のビジネス・サービス(Webサービスとも呼ばれる)を生成できます。


注意:

アダプタのJ2EE Connector Architecture (J2CA)実装では、Webサービスは使用できません。Oracle Adapter J2CAを使用するようにアダプタがデプロイされている場合、Common Client Interfaceにより、アダプタを使用する統合サービスが提供されます。

この項では、次のトピックについて説明します。

Webサービスの作成

Siebelビジネス・オブジェクト用のWebサービスを生成する手順:

  1. Siebelシステムに接続します。

  2. ビジネス・オブジェクト・ノードを展開します。

  3. 図2-35に示すように、Webサービスを作成するビジネス・コンポーネントを展開します。

    図2-35 queryWithViewメソッドを持つ「Account」ビジネス・オブジェクト

    展開されている「Account」ビジネス・オブジェクト。
    「図2-35 queryWithViewメソッドを持つ「Account」ビジネス・オブジェクト」の説明

  4. オブジェクトを展開し、Webサービスを作成するメソッド(「Account」の下の「QueryWithView」など)を選択します。

  5. ビジネス・サービスの作成元となるノードを右クリックし、ビジネス・サービスの作成を選択します。

    「Webサービスの作成」ダイアログが表示されます。

    新規のWebサービスのメソッドとして、または既存のもののメソッドとしてビジネス・オブジェクトを追加できます。次の手順を実行します。

      1. 「既存のサービス名」リストから、<新規サービス>または既存のサービスを選択します。

      2. 新規サービスを作成する場合はサービス名を指定します。この名前により、「ビジネス・サービス」ノードの下のサービス・リストのWebサービスが識別されます。

      3. サービスの説明を入力します(オプション)。

      4. 使用可能なライセンスを1つ選択します。

  6. 「次へ」をクリックします。

    ライセンスおよびメソッド・ダイアログが表示されます。次の手順を実行します。

    1. ライセンス・フィールドで、Webサービスに割り当てる1つ以上のライセンス・コードを選択します。複数を選択する場合は[Ctrl]キーを押しながら各ライセンスをクリックします。

    2. 「メソッド名」フィールドにメソッドのわかりやすい名前を入力します。

    3. 「説明」フィールドに、メソッドに関する簡単な説明を入力します。

  7. 「OK」をクリックします。

    アプリケーション・エクスプローラで、「ビジネス・サービス」ノードに表示が切り替わり、新規のWebサービスが左ペインに表示されます。

Webサービスのテスト

Siebelビジネス・オブジェクトに対してWebサービスを作成した後は、サービスをテストして正常に機能することを確認します。アプリケーション・エクスプローラにはWebサービスをテストするためのテスト・ツールが含まれています。

ビジネス・オブジェクト用のWebサービスのテスト

  1. アプリケーション・エクスプローラの左ペインで、「ビジネス・サービス」ノードを展開します。

  2. 「サービス」ノードを展開します。

  3. 図2-36に示すように、テストするビジネス・サービスの名前を選択します。

    図2-36 展開されたサービス・ノード

    「ビジネス・サービス」タブに追加された新規Webサービス。
    「図2-36 展開されたサービス・ノード」の説明

  4. サービスの下の「メソッド」ノードを展開し、テストするメソッドを選択します。

    右ペインにテスト・オプションが表示されます。

    XML入力が必要なWebサービスをテストする場合は、入力フィールドが表示されます。

  5. 「起動」をクリックします。

    図2-37に示すように、アプリケーション・エクスプローラの結果ペインに結果が表示されます。

    図2-37 結果ペインのXMLの結果

    成功したWebサービスのテスト。
    「図2-37 結果ペインのXMLの結果」の説明

ビジネス・サービス用のWebサービスのテスト

Siebelビジネス・サービスに対してWebサービスを作成した後は、サービスをテストして正常に機能することを確認します。アプリケーション・エクスプローラにはWebサービスをテストするためのテスト・ツールが含まれています。

  1. 「ビジネス・サービス」ノードを展開します。

  2. 「サービス」ノードを展開します。

  3. テストするビジネス・サービスの名前を選択します。

  4. 「メソッド」ノードを展開し、テストするメソッドの名前を選択します。

    右ペインにテスト・オプションが表示されます。

    XML入力が必要なWebサービスをテストする場合は、入力フィールドが表示されます。

  5. 適切に入力します。

  6. 「起動」をクリックします。

    アプリケーション・エクスプローラの結果ペインに結果が表示されます。

伝播の識別

XMLSPYなどのサード・パーティのXMLエディタを使用してWebサービスをテストまたは実行する場合は、SOAPヘッダーで指定するユーザー名およびパスワードの値が有効で、Siebelへの接続に使用されるものと同じである必要があります。アプリケーション・エクスプローラを使用したターゲットの作成中にSiebel用に指定したユーザー名およびパスワードは、このWebサービスのリクエスト用のもので上書きされます。次は、Webサービス用のWSDLファイルに含まれるサンプルのSOAPヘッダーです。

<SOAP-ENV:Header>
  <m:ibsinfo xmlns:m="urn:schemas-iwaysoftware-com:iwse">
    <m:service>String</m:service>
    <m:method>String</m:method>
    <m:license>String</m:license>
    <m:disposition>String</m:disposition>
    <m:Username>String</m:Username>
    <m:Password>String</m:Password>
    <m:language>String</m:language>
  </m:ibsinfo>
</SOAP-ENV:Header>

<m:disposition>および <m:language>タグは必要でないため、SOAPヘッダーから削除できます。

WSDLの生成(J2CA構成のみ)

WebサービスのWeb Service Definition Language (WSDL)記述により、ホスト・サーバー内の他のサービスでサービスが使用できるようになります。アプリケーション・エクスプローラを使用して、アダプタのリクエスト/レスポンス(アウトバウンド)とイベント通知(インバウンド)の両方のJCAサービスを作成できます。


注意:

インバウンドJCAサービスの作成(イベント)オプションは、選択されたノードでイベントがサポートされている場合にのみ使用できます。

リクエスト/レスポンス型サービス用のWSDLファイルを生成するには:

  1. 接続されているSiebelターゲットの下で、「ビジネス・オブジェクト」「Account」「Account」の順に展開します。オブジェクトに移動し、そのオブジェクトを右クリックします。

    図2-38に示すように、次のメニューが表示されます。

    図2-38 アウトバウンドJCAサービスの作成(リクエスト/レスポンス)オプション

    WSDLの生成
    「図2-38 アウトバウンドJCAサービスの作成(リクエスト/レスポンス)オプション」の説明

  2. アウトバウンドJCAサービスの作成(リクエスト/レスポンス)を選択します。

    図2-39に示すように、「WSDLのエクスポート」ダイアログが表示されます。

    図2-39 「WSDLのエクスポート」ダイアログ

    「WSDLのエクスポート」ダイアログ・ボックス
    「図2-39 「WSDLのエクスポート」ダイアログ」の説明

  3. ファイルのデフォルト名を受け入れます。

    .wsdlファイル拡張子が自動的に追加されます。デフォルトでは、リクエスト/レスポンス型のサービス用に生成されたWSDLファイルの名前の末尾には「_invoke」が付き、イベント通知用に生成されたものには「_receive」が付きます。

  4. 「OK」をクリックします。

    WSDLファイルが指定した場所に保存されます。

    イベント通知用のWSDLの生成手順はリクエスト/レスポンス用と類似しています。イベント通知用のWSDLを生成するには、先に各イベントのチャネルを作成する必要があります。

イベント・アダプタの構成

イベントは、Siebelシステムで特定のビジネス条件が満たされるかトリガーされることにより、生成されます。イベントを使用して、アプリケーション内でアクションをトリガーできます。たとえば、顧客情報への更新を反映してデータベースが更新されるようにすることができます。これが起こったときにアプリケーションを実行する必要がある場合、アプリケーションはこのイベントのコンシューマです。

アプリケーション・システムへの接続を作成した後、アプリケーション・エクスプローラを使用してイベントを追加できます。イベントを構成するには、チャネルを作成する必要があります。


注意:

J2CA構成を使用している場合は、各イベント・オブジェクトに対して新規のチャネルを作成し、WSDLを生成するときにこのチャネルを選択する必要があります。チャネルの作成が必要なのはJ2CA構成の場合のみです。このためには、たとえば、AccountとContactというSiebelオブジェクトを使用する場合、2つの異なるチャネルが必要です。

チャネルは、バックエンド・システムの特定のインスタンスへの構成済接続を表します。1つのチャネルは、アダプタで管理される特定のリスナーへの1つ以上のイベント・ポートをバインドします。詳細は、「チャネルの作成および変更」を参照してください。

IOノードの追加機能は、イベント構成では適用されないことに注意してください。

チャネルの作成および変更

次の手順では、イベントのチャネルを作成する方法について説明します。すべての定義済イベント・ポートはチャネルと関連付けられる必要があります。

チャネルを作成、変更または削除する場合、ランタイム用にOracle WebLogic Serverを再起動して、変更を適用し、リポジトリを更新する必要があります。チャネルとインバウンドWSDLファイルを正常に作成したら、アプリケーション・エクスプローラを閉じてOracle WebLogic Serverを再起動します。


注意:

Oracle Application Adapter for SiebelをBPELインバウンドまたはメディエータ・インバウンド・プロセス・コンポーネントと統合する予定の場合は、チャネルを起動しないでください。チャネルは、BPELまたはメディエータ・インバウンド・プロセス・コンポーネントがデプロイされた後、ランタイム・サーバーによって管理されます。テストまたはデバッグ目的でチャネルをアプリケーション・エクスプローラから起動する場合は、ランタイム前に停止してください(BPELまたはメディエータ・インバウンド・プロセス・コンポーネントと連携する場合)。

次の3タイプのチャネルを使用できます。

  • HTTP

  • MQ Series

  • ファイル


注意:

チャネルは、Oracle Application Adapter for Siebelがインストールされているシステムでのみ構成できます。

HTTPチャネルの作成

HTTPチャネルを作成する手順:

  1. 「イベント」ノードをクリックします。

    「イベント」ウィンドウが表示されます。左ペインに表示されるアダプタが、イベントをサポートします。

  2. 左ペインで「Siebel」ノードを展開します。

    「ポート」ノードおよび「チャネル」ノードが表示されます。

  3. 「チャネル」を右クリックし、「チャネルの追加」を選択します。

    図2-40に示すように、「チャネルの追加」ダイアログが表示されます。

    図2-40 「チャネルの追加」ダイアログ

    「チャネルの追加」ダイアログ・ボックス
    「図2-40 「チャネルの追加」ダイアログ」の説明

    次のステップを実行します:

    1. チャネルの名前(NewChannelなど)を入力します。

    2. 簡単な説明を入力します。

    3. 「プロトコル」リストから、HTTPリスナーを選択します。

  4. 「次へ」をクリックします。

    図2-41に示すように、HTTPリスナー・ダイアログが表示されます。

    図2-41 HTTPリスナーダイアログ

    HTTPリスナー・ダイアログ
    「図2-41 HTTPリスナー・ダイアログ」の説明

  5. 次の表で指定されているようにシステム情報を入力します。

    パラメータ 説明
    リスナー・ポート Siebelイベント・データをリスニングするポート。
    Https 安全なHTTP接続を確保するには、Httpsチェック・ボックスを選択します。

    このオプションは現在サポートされていません。

    同期タイプ 「同期タイプ」リストから「REQUEST_RESPONSE」(推奨オプション)を選択します。
    エンコーディング・タイプ エンコーディング・タイプ・リストから使用するエンコーディング・タイプを選択します。デフォルトでは、「ASCII」が選択されています。

  6. 図2-42に示すように、プリパーサー・タブをクリックします。

    図2-42 プリパーサー・タブ

    プリパーサー・タブ
    「図2-42 プリパーサー・タブ」の説明

  7. アプリケーション・エクスプローラの「スキーマのエクスポート」オプションを使用して、統合オブジェクト・ノード用に生成されたスキーマ・ファイルの場所を指定します。


    注意:

    実行時、Oracle Application Adapter for Siebelは、プリパーサー・タブで指定されたスキーマを使用してSiebelに公開されたドキュメントにネームスペースを追加します。プリパーサー・タブのスキーマの場所フィールドを空白のままにすると、Siebelに公開されたドキュメントにネームスペースが含まれないため、BPELプロセスとメディエータ・プロセスが適切に機能しません。

  8. 「OK」をクリックします。

    チャネルの説明、ステータスおよび使用可能なポートが記載されているサマリーが表示されます。これらの情報はすべて作成したチャネルと関連付けられています。図2-43に示すように、チャネルが左ペインの「チャネル」ノードの下に表示されます。

    図2-43 非アクティブな「SiebelHTTP」チャネル・ノード

    「チャネル」ノードの下に追加された新規チャネル。
    「図2-43 非アクティブな「SiebelHTTP」チャネル・ノード」の説明

    アイコン上の「X」 は、そのチャネルが現在切断されていることを示します。イベント構成をアクティブ化するにはチャネルを再起動する必要があります。

  9. チャネルを右クリックし、「開始」を選択します。

    作成したチャネルがアクティブになります。左ペインのアイコン上の「X」が消えます。

  10. チャネルを停止するには、チャネルを右クリックし、「停止」を選択します。

MQ Seriesチャネルの作成

MQ Seriesチャネルを作成する手順:

  1. 「イベント」ノードをクリックします。

    「イベント」ウィンドウが表示されます。左ペインに表示されるアダプタが、イベントをサポートします。

  2. 左ペインで「Siebel」ノードを展開します。

    ポートおよびチャネル・ノードが表示されます。

  3. 「チャネル」ノードを右クリックし、「チャネルの追加」を選択します。

    新規チャネルの追加ペインが表示されます。次の手順を実行します。

    1. チャネルの名前(NewChannelなど)を入力します。

    2. 簡単な説明を入力します。

    3. 「プロトコル」リストから、MQ Seriesリスナーを選択します。

  4. 「次へ」をクリックします。

    図2-44に示すように、「MQ Listener」ダイアログが表示されます。

    図2-44 「MQ Listener」ダイアログ

    「MQ Listener」ダイアログ
    「図2-44 「MQ Listener」ダイアログ」の説明

  5. 次の手順に示すようにシステム情報を入力します。

    1. 「リクエスト」タブで、次のパラメータに値を入力します。

      パラメータ 説明
      キュー・マネージャ名 MQサーバーが配置されているホスト(MQクライアントのみ)。
      MQClient運用のためのMQサーバー・ホスト ホスト・データベースがリスニングしているポート。
      MQClient運用のためのMQサーバー・ポート MQサーバーのキュー・マネージャに接続する番号(MQクライアントのみ)。
      REQUEST
      REQUEST_RESPONSE
      REQUEST_ACK
      
      MQClient運用のためのMQサーバー・チャネル リモートのMQサーバー・キュー・マネージャに接続するチャネルの大/小文字を区別した名前(MQクライアントのみ)。MQSeriesのデフォルト・チャネル名は、SYSTEM.DEF.SVRCONNです。
      ドキュメント・タイプXML デフォルト選択のままにします。
      リクエスト・キュー名 メッセージがルーティングされ、リクエスト・ドキュメントが受け取られるキュー。キューの名前は大/小文字が区別され、次の書式に従います。
      Host\queue type$\qName
      

      Host

      MQ Seriesのキューイング・システムが実行されているシステムの名前です。

      queue type

      プライベート・キューはActive Directoryに公開されていないキューで、配置されているローカル・コンピュータ上にのみ表示されます。プライベート・キューにアクセスできるのは、キューのフルパス名または書式名を認識するメッセージ・キューイング・アプリケーションのみです。

      qName

      メッセージが配置されるキューの名前です。例:

      iwaykxc1\Private$\siebel
      

    2. 「レスポンス」タブで、次のパラメータに値を入力します。

      パラメータ 定義
      同期タイプ 「同期タイプ」リストから「REQUEST_RESPONSE」(推奨オプション)を選択します。

    3. 「詳細」タブで、次のパラメータに値を入力します。

      パラメータ 定義
      メッセージ待機間隔(msec) 新規入力をチェックする間隔(ミリ秒)。デフォルトは3秒です。オプション。
      操作モード 「順次」またはスレッドを選択します。
      • 「順次」 は、リクエストを1つずつ処理することを示します。

      • スレッド は、複数のリクエストを同時に処理することを示します。

      スレッド制限 スレッド処理を選択した場合、同時に処理可能なリクエストの最大数を示します。

  6. 「OK」をクリックします。

    チャネルの説明、ステータスおよび使用可能なポートが記載されているサマリーが表示されます。これらの情報はすべて作成したチャネルと関連付けられています。チャネルが左ペインの「チャネル」ノードの下に表示されます。

    アイコン上の「X」 は、そのチャネルが現在切断されていることを示します。イベント構成をアクティブ化するにはチャネルを再起動する必要があります。

  7. チャネルを右クリックし、「開始」を選択します。

    作成したチャネルがアクティブになります。左ペインのアイコン上の「X」が消えます。

  8. チャネルを停止するには、チャネルを右クリックし、「停止」を選択します。

ファイル・チャネルの作成

ファイル・チャネルを作成する手順:

  1. 「イベント」ノードをクリックします。

    「イベント」ウィンドウが表示されます。左ペインに表示されるアダプタが、イベントをサポートします。

  2. 左ペインで「Siebel」ノードを展開します。

    ポートおよびチャネル・ノードが表示されます。

  3. 「チャネル」ノードを右クリックし、「チャネルの追加」を選択します。

    「チャネルの追加」ダイアログが表示されます。次の手順を実行します。

    1. チャネルの名前(NewChannelなど)を入力します。

    2. 簡単な説明を入力します。

    3. 「プロトコル」リストから、ファイル・リスナーを選択します。

  4. 「次へ」をクリックします。

    図2-45に示すように、ファイル・リスナー・ダイアログが表示されます。

    図2-45 ファイル・リスナーダイアログ

    ファイル・リスナー・ダイアログ
    「図2-45 ファイル・リスナーダイアログ」の説明

  5. 次の手順に示すようにシステム情報を入力します。

    1. 「リクエスト」タブで、次のパラメータに値を入力します。

      パラメータ 説明
      ポーリング場所 Siebel XMLファイル用のターゲット・システムの場所。
      ファイル・マスク この操作で生成される出力ファイルに使用されるファイル名。

    2. 「レスポンス」タブで、次のパラメータに値を入力します。

      パラメータ 定義
      同期タイプ 「同期タイプ」リストから「REQUEST_RESPONSE」(推奨オプション)を選択します。
      レスポンス/Ackディレクトリ レスポンスまたはAckが送信されるディレクトリ。

    3. 「詳細」タブで、次のパラメータに値を入力します。

      パラメータ 定義
      エラー・ディレクトリ エラーのあるドキュメントが書き込まれるディレクトリ
      ポーリング間隔 新規入力をチェックする間隔(ミリ秒)。デフォルトは3秒です。オプション。
      処理モード 「順次」またはスレッドを選択します。
      • 「順次」 は、リクエストを1つずつ処理することを示します。

      • スレッド は、複数のリクエストを同時に処理することを示します。

      スレッド制限 スレッド処理を選択した場合、同時に処理可能なリクエストの最大数を示します。

  6. 「OK」をクリックします。

    チャネルの説明およびステータスが記載されているサマリーが表示されます。これらの情報はすべて作成したチャネルと関連付けられています。チャネルが左ペインの「チャネル」ノードの下に表示されます。

    アイコン上の「X」 は、そのチャネルが現在切断されていることを示します。イベント構成をアクティブ化するにはチャネルを再起動する必要があります。

  7. チャネルを右クリックし、「開始」を選択します。

    作成したチャネルがアクティブになります。

    左ペインでアイコン上に表示されていた「X」が消えます。

  8. チャネルを停止するには、チャネルを右クリックし、「停止」を選択します。

チャネルの編集

チャネルを編集する手順:

  1. 左ペインで、編集するチャネルを選択します。

  2. チャネルを右クリックし、「編集」を選択します。

    「チャネルの編集」ダイアログが表示されます。

  3. チャネル構成に必要な変更を行い、「OK」をクリックします。

チャネルの削除

チャネルを削除する手順:

  1. 左ペインで、削除するチャネルを選択します。

  2. チャネルを右クリックし、「削除」を選択します。

    チャネルが左ペインから消えます。