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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic Server Application Adapter for Siebelユーザーズ・ガイド
11g リリース1(11.1.1.3.0)
B61417-01
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7 Oracle Service Busを使用したアウトバウンドおよびインバウンド処理の構成

OracleAS Adapter for Siebelには、Oracle Service Bus (OSB)がシームレスに統合されており、Webサービスの簡易な統合を可能にします。OSBは、サービス指向アーキテクチャ(SOA)に基づいています。Web Service Definition Language (WSDL)ドキュメントとして公開されているアダプタ・サービスを使用します。

この章の内容は以下のとおりです。

Application AdapterとOracle Service Busの統合の概要

Oracle Service Bus (OSB)を統合するには、OracleAS Adapter for SiebelがOSBと同じOracle WebLogic Serverにデプロイされている必要があります。基になるアダプタ・サービスは、アダプタのリクエスト/レスポンス(アウトバウンド)とイベント通知(インバウンド)の両方のサービス用にOracle Adapterアプリケーション・エクスプローラ(アプリケーション・エクスプローラ)で設計時に生成されるWSDLファイルとして公開される必要があります。

Oracle Service Busを使用したアウトバウンド処理の構成(J2CA構成)

この項では、J2CA構成の場合のOracle Service Busを使用したアウトバウンド処理の構成方法に付いて説明します。

この項では、次のトピックについて説明します。

Oracle Service Busの起動およびプロジェクト・フォルダの作成

Oracle Service Busを起動し、プロジェクト・フォルダを作成するには、次のステップを実行します:

  1. 構成済のOracle WebLogic ServerドメインのOracle WebLogic Serverを起動します。

  2. Webブラウザで次のURLを入力して、Oracle Service Busコンソールを起動します。

    http://hostname:port/sbconsole
    

    ここで、hostnameはOracle WebLogic Serverが稼働しているマシンの名前、portは使用しているドメイン用のポートです。デフォルト・ドメイン用のポートは7001です。

    Oracle Service Busコンソールのログオン・ページが表示されます。

  3. 有効なユーザー名およびパスワードを使用して、Oracle Service Busコンソールにログオンします。

    図7-1に示すように、Oracle Service Busコンソールのホーム・ページが表示されます。

    図7-1 Oracle Service Busコンソールのホーム・ページ

    OSBホーム
    「図7-1 Oracle Service Busコンソールのホーム・ページ」の説明

  4. 図7-2に示すように、「チェンジ・センター」領域で「作成」をクリックし、新規のOracle Service Busセッションを開始します。

    図7-2 チェンジ・センターで選択された「作成」ボタン

    チェンジ・センター
    「図7-2 チェンジ・センターで選択された「作成」ボタン」の説明

  5. 図7-3に示すように、左ペインで「プロジェクト・エクスプローラ」をクリックします。

    図7-3 「プロジェクト・エクスプローラ」オプション

    「プロジェクト・エクスプローラ」オプション
    「図7-3 「プロジェクト・エクスプローラ」オプション」の説明

    図7-4に示すように、「プロジェクト・エクスプローラ」ページが表示されます。

    図7-4 「プロジェクト・エクスプローラ」ページ

    プロジェクト・エクスプローラ
    「図7-4 「プロジェクト・エクスプローラ」ページ」の説明

  6. 新規プロジェクトに有効な名前(Siebel_Projectなど)を指定し、「プロジェクトの追加」をクリックします。

    新規プロジェクトが正常に作成され、左ペインに表示されます。

  7. 左ペインで新規プロジェクトのノードをクリックします。

    図7-5に示すように、プロジェクトのページが表示されます。

    図7-5 「新しいフォルダ名の入力」フィールド

    プロジェクト・ページ
    「図7-5 「新しいフォルダ名の入力」フィールド」の説明

  8. 「新しいフォルダ名の入力」フィールドで「Business Service」と入力し、「フォルダの追加」をクリックします。

  9. 「新しいフォルダ名の入力」フィールドで「Proxy Service」と入力し、「フォルダの追加」をクリックします。

  10. 「新しいフォルダ名の入力」フィールドで「wsdls」と入力し、「フォルダの追加」をクリックします。

    図7-6に示すように、「Business Service」、「Proxy Service」および「wsdls」フォルダが左ペインの新規ノード「Siebel_Project」の下に表示されます。

    図7-6 プロジェクト・ノードの下にリストされた「Business Service」、「Proxy Service」および「wsdls」フォルダ

    プロジェクト・フォルダ
    「図7-6 プロジェクト・ノードの下にリストされた「Business Service」、「Proxy Service」および「wsdls」フォルダ」の説明

  11. チェンジ・センターで「アクティブ化」をクリックします。

    図7-7に示すように、「セッションのアクティブ化」ページが表示されます。

    図7-7 「セッションのアクティブ化」ページ

    「セッションのアクティブ化」ページ
    「図7-7 「セッションのアクティブ化」ページ」の説明

  12. 「発行」をクリックします。

Oracle Service Bus統合のためのアプリケーション・エクスプローラのクラス・パスの設定

アプリケーション・エクスプローラを起動し、これを使用してWSDLをOracle Service Bus (OSB) Console(プロジェクトまたはフォルダ)を公開する前に、OSBユーザーは次の手順を行う必要があります。

  1. コマンド・プロンプト・ウィンドウを開きます。

  2. 次のディレクトリに移動します。

    <OSB_Home>\user_projects\domains\base_domain\bin
    
  3. setDomainEnv.cmd(Windows)または. ./setDomainEnv.sh(UNIX、Linux)を実行します。

    このコマンドは、OSB ConsoleをWSDLを公開するためのアプリケーション・エクスプローラからOracle WebLogic Server APIへのアクセス用クラス・パスを設定します。

  4. コマンド・プロンプト・ウィンドウを開けたままにします。

  5. 次のディレクトリに移動します。

    <OSB_Home>\3rdparty\ApplicationAdapters\tools\iwae\bin
    
  6. ae.bat(Windows)またはiwae.sh(UNIX、Linux)を実行してアプリケーション・エクスプローラを起動します。

    これで、アプリケーション・エクスプローラからOSB ConsoleにWSDLを公開する準備ができました。

アプリケーション・エクスプローラからOracle Service BusへのWSDLの公開

アプリケーション・エクスプローラからOracle Service BusにWSDLを公開するには、次のステップを実行します:

  1. アプリケーション・エクスプローラを起動し、J2CA構成に接続し、Siebelターゲットに接続します。

    詳細は、第2章「Oracle Application Server Adapter for Siebelの構成」を参照してください。

  2. 「ビジネス・オブジェクト」「Account」「Account」の順に展開します。

  3. 図7-8に示すように、「query」メソッドを右クリックし、メニューからアウトバウンドJCAサービスの作成(リクエスト/レスポンス)を選択します。

    図7-8 アウトバウンドJCAサービスの作成(リクエスト/レスポンス)オプション

    メタデータの参照
    「図7-8 アウトバウンドJCAサービスの作成(リクエスト/レスポンス)オプション」の説明

    図7-9に示すように、「WSDLのエクスポート」ダイアログが表示されます。

    図7-9 「WSDLのエクスポート」ダイアログ

    「WSDLのエクスポート」ダイアログ
    「図7-9 「WSDLのエクスポート」ダイアログ」の説明

  4. 「名前」フィールドに、WSDLファイルのデフォルトのファイル名が表示されます。デフォルトを受け入れるか、任意の名前を指定します。

  5. OSBにエクスポートオプションを選択します。

  6. 「ロケーション」フィールドで、WSDLドキュメントの公開先となるOracle Service Bus内のフォルダ名を入力します。

    このロケーションは、Oracle Service Busのプロジェクト名と、オプションで1つ以上のフォルダ名で構成されます。プロジェクト名およびフォルダ名はいずれもスラッシュ文字の「/」で区切る必要があります。

  7. 「ホスト」フィールドで、Oracle Service Busがインストールされているマシンの名前を入力します。

  8. 「ポート」フィールドで、Oracle Service Busにより使用されるポートを入力します。

  9. 「ユーザー」フィールドで、Oracle Service Busへのアクセス用のユーザー名を入力します。

  10. 「パスワード」フィールドで、Oracle Service Busへのアクセス用のパスワードを入力します。

  11. 「OK」をクリックします。

    WSDLが「WSDLのエクスポート」ダイアログで指定されている場所に公開され、 Oracle Service Busでビジネス・サービスまたはプロキシ・サービスとともに使用できるようになります。

  12. 図7-10に示すように、Oracle Service Busコンソールを開き、左ペインで作成済のWSDLフォルダ(wsdlsなど)を選択します。

    図7-10 WSDLフォルダ

    WSDLフォルダ
    「図7-10 WSDLフォルダ」の説明

  13. 図7-11に示すように、エクスポートされたWSDLがリストに表示されていることを確認します。

    図7-11 リストされているエクスポートされたWSDL

    エクスポートされたWSDL
    「図7-11 リストされているエクスポートされたWSDL」の説明

  14. 「アクション」列で、エクスポートされたのWSDLに関連するアイコンをクリックします。

    図7-12に示すように、「WSDLとサービスの生成」ページが表示されます。

    図7-12 「WSDLとサービスの生成」ページ

    「WSDLとサービスの生成」ページ
    「図7-12 「WSDLとサービスの生成」ページ」の説明

  15. 図7-13に示すように、新規WSDLの名前および新規サービス名を対応するフィールドに入力します。

    図7-13 「WSDLとサービスの生成」ページ

    「WSDLとサービスの生成」ページ
    「図7-13 「WSDLとサービスの生成」ページ」の説明

  16. 「場所」領域で、ビジネス・サービスに指定されている使用可能なプロジェクトおよびサブフォルダを選択します。

  17. 「生成」をクリックします。

    WSDLおよびサービス・リソースが正常に作成されると、図7-14に示すように、メッセージが表示されます。

    図7-14 WSDLとサービス・リソースが正常に生成されたことを示すメッセージ

    成功を伝えるメッセージ
    「図7-14 WSDLとサービス・リソースが正常に生成されたことを示すメッセージ」の説明

ファイル・タイプ・ビジネス・サービスの構成

ファイル・タイプ・ビジネス・サービスを構成するには、次のステップを実行します:

  1. 図7-15に示すように、作成した「Business Service」フォルダを左ペインで選択します。

    図7-15 プロジェクト・エクスプローラで選択された「Business Service」フォルダ

    「Business Service」の選択
    「図7-15 プロジェクト・エクスプローラで選択された「Business Service」フォルダ」の説明

  2. 図7-16に示すように、右ペインで「リソースの作成」メニューから「ビジネス・サービス」を選択します。

    図7-16 「リソースの作成」メニューから選択された「ビジネス・サービス」

    「Business Service」の選択
    「図7-16 「リソースの作成」メニューから選択された「ビジネス・サービス」」の説明

    図7-17に示すように、「全般的な構成」ページが表示されます。

    図7-17 「全般的な構成」ページ

    「全般的な構成」ページ
    「図7-17 「全般的な構成」ページ」の説明

  3. ビジネス・サービスの名前を入力し、「サービス・タイプ」領域で「メッセージ・サービス」を選択します。

  4. 「次へ」をクリックします。

    図7-18に示すように、「メッセージ・タイプの構成」ページが表示されます。

    図7-18 「メッセージ・タイプの構成」ページ

    「メッセージの種類の構成」ページ
    「図7-18 「メッセージ・タイプの構成」ページ」の説明

  5. 「リクエスト・メッセージ・タイプ」に「XML」、「レスポンス・メッセージ・タイプ」に「なし 」を選択します。

  6. 「次へ」をクリックします。

    図7-19に示すように、「トランスポート構成」ページが表示されます。

    図7-19 「トランスポート構成」ページ

    「トランスポート構成」ページ
    「図7-19 「トランスポート構成」ページ」の説明

  7. 「プロトコル」リストからファイルを選択します。

  8. 「エンドポイントURI」フィールドで、ファイル・システム上の送信先フォルダへのパスを入力し、「追加」をクリックします。

  9. 図7-20に示すように、「次へ」をクリックします。

    図7-20 「トランスポート構成」ページの「次へ」ボタン

    「トランスポート構成」ページ
    「図7-20 「トランスポート構成」ページの「次へ」ボタン」の説明

    図7-21に示すように、「FILEトランスポート構成」ページが表示されます。

    図7-21 ファイル・トランスポート構成ページ

    ファイル・トランスポート構成ページ
    「図7-21 「FILEトランスポート構成」ページ」の説明

  10. 受信される出力ファイルの接頭辞および接尾辞を入力し、「次へ」を選択します。

    図7-22に示すように、「メッセージ処理」および「詳細設定」ページが表示されます。

    図7-22 「メッセージ処理」および「詳細設定」ページ

    「メッセージ処理」ページ
    「図7-22 「メッセージ処理」および「詳細設定」ページ」の説明

  11. 「次へ」をクリックします。

    図7-23に示すように、「サマリー」ページが表示されます。

    図7-23 「サマリー」ページ

    「サマリー」ページ
    「図7-23 「サマリー」ページ」の説明

  12. ビジネス・サービスに関するすべての情報を確認し、「保存」をクリックします。

  13. 図7-24に示すように、成功を伝えるメッセージが表示されたことを確認し、「チェンジ・センター」で「アクティブ化」をクリックします。

    図7-24 チェンジ・センターのアクティブ・ボタン

    「アクティブ化」ボタン
    「図7-24 チェンジ・センターのアクティブ・ボタン」の説明

    図7-25に示すように、「セッションのアクティブ化」ページが表示されます。

    図7-25 「セッションのアクティブ化」ページ

    「セッションのアクティブ化」ページ
    「図7-25 「セッションのアクティブ化」ページ」の説明

  14. 「発行」をクリックします。

  15. 図7-26に示すように、「構成の変更の表示」ページが表示されたことを確認します。

    図7-26 「構成の変更の表示」ページ

    「構成の変更の表示」ページ
    「図7-26 「構成の変更の表示」ページ」の説明

プロキシ・サービスの構成

プロキシ・サービスを構成するには、次のステップを実行します:

  1. 図7-27に示すように、作成した「Proxy Service」フォルダを左ペインで選択します。

    図7-27 「リソースの作成」メニューから選択された「Proxy Service」

    「Proxy Service」の選択
    「図7-27 「リソースの作成」メニューから選択された「Proxy Service」」の説明

  2. 右ペインで「リソースの作成」メニューから「プロキシ・サービス」を選択します。

    図7-28に示すように、「全般的な構成」ページが表示されます。

    図7-28 「全般的な構成」ページ

    全般的な構成
    「図7-28 「全般的な構成」ページ」の説明

  3. プロキシ・サービスの名前を入力し、「サービス・タイプ」領域で「任意のXMLサービス」を選択します。

  4. 図7-29に示すように、「次へ」をクリックします。

    図7-29 「トランスポート構成」ページの「次へ」ボタン

    「トランスポート構成」ページ
    「図7-29 「トランスポート構成」ページの「次へ」ボタン」の説明

  5. 「プロトコル」リストからファイルを選択します。

  6. 「エンドポイントURI」フィールドで、ファイル・システム上の入力フォルダへのパスを入力します。

  7. 図7-30に示すように、「次へ」をクリックします。

    図7-30 ファイル・トランスポート構成ページ

    ファイル・トランスポート構成ページ
    「図7-30 「FILEトランスポート構成」ページ」の説明

  8. 「ステージ・ディレクトリ」および「エラー・ディレクトリ」フィールドに、ファイル・システム上の任意のフォルダ・ロケーションを指定します。

  9. 図7-31に示すように、「次へ」をクリックします。

    図7-31 「メッセージ処理」ページ

    「メッセージ処理」ページ
    「図7-31 「メッセージ処理」ページ」の説明

  10. デフォルト値を受け入れ、「次へ」をクリックします。

    図7-32に示すように、「サマリー」ページが表示されます。

    図7-32 「サマリー」ページ

    「サマリー」ページ
    「図7-32 「サマリー」ページ」の説明

  11. プロキシ・サービスに関するすべての情報を確認し、「保存」をクリックします。

  12. 図7-33に示すように、成功を伝えるメッセージが表示されたことを確認します。

    図7-33 プロキシ・サービスが正常に作成されたことを示すメッセージ

    成功を伝えるメッセージ
    「図7-33 プロキシ・サービスが正常に作成されたことを示すメッセージ」の説明

パイプラインの構成

パイプラインを構成するには、次のステップを実行します:

  1. 図7-34に示すように、作成したプロキシ・サービスの行で「メッセージ・フローの編集」アイコンをクリックします。

    図7-34 「メッセージ・フローの編集」アイコン

    「メッセージ・フローの編集」アイコン
    「図7-34 「メッセージ・フローの編集」アイコン」の説明

    図7-35に示すように、「メッセージ・フローの編集」ワークスペース領域が表示されます。

    図7-35 「メッセージ・フローの編集」ワークスペース領域

    「メッセージ・フローの編集」ワークスペース
    「図7-35 「メッセージ・フローの編集」ワークスペース領域」の説明

  2. 図7-36に示すように、「プロキシ・サービス」アイコンをクリックし、メニューから「パイプライン・ペアの追加」を選択します。

    図7-36 「パイプライン・ペアの追加」オプション

    パイプライン・ペアの追加
    「図7-36 「パイプライン・ペアの追加」オプション」の説明

  3. 図7-37に示すように、「PipelinePairNode1」アイコンをクリックし、メニューから「ルートの追加」を選択します。

    図7-37 「ルートの追加」オプション

    追加ステージ
    「図7-37 「ルートの追加」オプション」の説明

    図7-38に示すように、「RouteNode1」アイコンが「リクエスト・パイプライン」アイコンの下に追加されます。

    図7-38 「ルートの編集」オプション

    編集ステージ
    「図7-38 「ルートの編集」オプション」の説明

  4. 「RouteNode1」アイコンをクリックし、メニューから「ルートの編集」を選択します。

    図7-39に示すように、「ステージ構成の編集」ワークスペース領域が表示されます。

    図7-39 「ステージ構成の編集」ワークスペース領域

    ログの追加
    「図7-39 「ステージ構成の編集」ワークスペース領域」の説明

  5. 図7-40に示すように、「アクションの追加」をクリックし、メニューから「通信」を選択して「ルーティング」をクリックします。

    図7-40 「ステージ構成の編集」ワークスペース領域

    式の編集
    「図7-40 「ステージ構成の編集」ワークスペース領域」の説明

  6. <サービス>をクリックします。

    図7-41に示すように、「サービスの選択」ダイアログが表示されます。

    図7-41 「サービスの選択」ダイアログ

    「サービスの選択」ダイアログ
    「図7-41 「サービスの選択」ダイアログ」の説明

  7. Siebel用に構成されているWSDLタイプのビジネス・サービスを選択し、「発行」をクリックします。

    図7-42に示すように、「ステージ構成の編集」ワークスペース領域に戻ります。

    図7-42 「ステージ構成の編集」ワークスペース領域

    ステージ構成の編集
    「図7-42 「ステージ構成の編集」ワークスペース領域」の説明

  8. 図7-43に示すように、リストから操作属性としてSiebelビジネス・オブジェクトの名前(Queryなど)を選択します。

    図7-43 操作属性として選択されたビジネス・オブジェクト

    ステージ構成の編集
    「図7-43 操作属性として選択されたビジネス・オブジェクト」の説明

  9. 「保存」をクリックします。

    図7-44 「ステージの追加」オプション

    追加ステージ
    「図7-44 「ステージの追加」オプション」の説明

  10. 図7-44に示すように、「レスポンス・パイプライン」アイコンをクリックし、メニューから「ステージの追加」を選択します。

    図7-45に示すように、「Stage1」アイコンが「レスポンス・パイプライン」アイコンの下に追加されます。

    図7-45 「ステージの編集」オプション

    編集ステージ
    「図7-45 「ステージの編集」オプション」の説明

  11. ステージ1アイコンをクリックし、メニューから「ステージの編集」を選択します。

    図7-46に示すように、「ステージ構成の編集」ワークスペース領域が表示されます。

    図7-46 「ステージ構成の編集」ワークスペース領域

    「パブリッシュ」の選択
    「図7-46 「ステージ構成の編集」ワークスペース領域」の説明

  12. 図7-47に示すように、「アクションの追加」をクリックし、メニューから「通信」を選択して「パブリッシュ」をクリックします。

    図7-47 「ステージ構成の編集」ワークスペース領域

    サービスの追加
    「図7-47 「ステージ構成の編集」ワークスペース領域」の説明

  13. <サービス>をクリックします。

    図7-48に示すように、「サービスの選択」ダイアログが表示されます。

    図7-48 「サービスの選択」ダイアログ

    「サービスの選択」ダイアログ
    「図7-48 「サービスの選択」ダイアログ」の説明

  14. ファイル・タイプのビジネス・サービスを選択し、「発行」をクリックします。

    図7-49に示すように、「ステージ構成の編集」ワークスペース領域に戻ります。

    図7-49 「ステージ構成の編集」ワークスペース領域

    ステージ構成の編集
    「図7-49 「ステージ構成の編集」ワークスペース領域」の説明

  15. 「保存」をクリックします。

    図7-50に示すように、「メッセージ・フローの編集」ワークスペース領域に戻ります。

    図7-50 「メッセージ・フローの編集」ワークスペース領域

    メッセージ・フローの編集
    「図7-50 「メッセージ・フローの編集」ワークスペース領域」の説明

  16. 「保存」をクリックします。

    図7-51 メッセージ・フローが正常に作成されたことを示すメッセージ

    成功を伝えるメッセージ
    「図7-51 メッセージ・フローが正常に作成されたことを示すメッセージ」の説明

  17. 図7-51に示すように、成功メッセージが表示されることを確認し、チェンジ・センターで「アクティブ化」をクリックします。

    図7-52に示すように、「セッションのアクティブ化」ページが表示されます。

    図7-52 「セッションのアクティブ化」ページ

    「セッションのアクティブ化」ページ
    「図7-52 「セッションのアクティブ化」ページ」の説明

  18. 「発行」をクリックします。

  19. 図7-53に示すように、「構成の変更の表示」ページが表示されます。

    図7-53 「構成の変更の表示」ページ

    「構成の変更の表示」ページ
    「図7-53 「構成の変更の表示」ページ」の説明

  20. 図7-54に示すように、入力XMLファイルをコピーし、構成した入力フォルダに貼り付けます。

    図7-54 構成されたフォルダ内の入力XMLファイル

    入力XMLドキュメント
    「図7-54 構成されたフォルダ内の入力XMLファイル」の説明

  21. 出力が構成済の出力ロケーションで受信されます。

Oracle Service Busを使用したインバウンド処理の構成(J2CA構成)

この項では、J2CA構成の場合のOracle Service Busを使用したインバウンド処理の構成方法に付いて説明します。

この項では、次のトピックについて説明します。

Oracle Service Busの起動およびプロジェクト・フォルダの作成

Oracle Service Busを起動し、プロジェクト・フォルダを作成するには、次のステップを実行します:

  1. 構成済のOracle WebLogic ServerドメインのOracle WebLogic Serverを起動します。

  2. Webブラウザで次のURLを入力して、Oracle Service Busコンソールを起動します。

    http://hostname:port/sbconsole
    

    ここで、hostnameはOracle WebLogic Serverが稼働しているマシンの名前、portは使用しているドメイン用のポートです。デフォルト・ドメイン用のポートは7001です。

    Oracle Service Busコンソールのログオン・ページが表示されます。

  3. 有効なユーザー名およびパスワードを使用して、Oracle Service Busコンソールにログオンします。

    図7-55に示すように、Oracle Service Busコンソールのホーム・ページが表示されます。

    図7-55 Oracle Service Busコンソールのホーム・ページ

    OSBホーム
    「図7-55 Oracle Service Busコンソールのホーム・ページ」の説明

  4. 図7-56に示すように、「チェンジ・センター」領域で「作成」をクリックして新規Oracle Service Busセッションを開始します。

    図7-56 チェンジ・センターの「作成」ボタン

    チェンジ・センター
    「図7-56 チェンジ・センターの「作成」ボタン」の説明

  5. 図7-57に示すように、左ペインで「プロジェクト・エクスプローラ」をクリックします。

    図7-57 「プロジェクト・エクスプローラ」オプション

    「プロジェクト・エクスプローラ」オプション
    「図7-57 「プロジェクト・エクスプローラ」オプション」の説明

    図7-58に示すように、「プロジェクト・エクスプローラ」ページが表示されます。

    図7-58 「プロジェクト・エクスプローラ」ページ

    プロジェクト・エクスプローラ
    「図7-58 「プロジェクト・エクスプローラ」ページ」の説明

  6. 新規のプロジェクトに有効な名前を入力し、「プロジェクトの追加」をクリックします。

    プロジェクトが正常に作成され、リストに表示されます。

  7. 作成されたプロジェクトをクリックします。

    図7-59に示すように、プロジェクトのページが表示されます。

    図7-59 プロジェクト・ページの「新しいフォルダ名の入力」フィールド

    プロジェクト・ページ
    「図7-59 プロジェクト・ページの「新しいフォルダ名の入力」フィールド」の説明

  8. 「新しいフォルダ名の入力」フィールドで「Business Service」と入力し、「フォルダの追加」をクリックします。

  9. 「新しいフォルダ名の入力」フィールドで「Proxy Service」と入力し、「フォルダの追加」をクリックします。

  10. 「新しいフォルダ名の入力」フィールドで「wsdls」と入力し、「フォルダの追加」をクリックします。

    図7-60に示すように、「Business Service」、「Proxy Service」および「wsdls」フォルダが左ペインのプロジェクト・ノードの下に表示されます。

    図7-60 プロジェクト・エクスプローラにリストされた「Business Service」、「Proxy Service」および「wsdls」フォルダ

    プロジェクト・フォルダ
    「図7-60 プロジェクト・エクスプローラにリストされた「Business Service」、「Proxy Service」および「wsdls」フォルダ」の説明

Oracle Service Bus統合のためのアプリケーション・エクスプローラのクラス・パスの設定

アプリケーション・エクスプローラを起動し、これを使用してWSDLをOracle Service Bus (OSB) Console(プロジェクトまたはフォルダ)を公開する前に、OSBユーザーは次の手順を行う必要があります。

  1. コマンド・プロンプト・ウィンドウを開きます。

  2. 次のディレクトリに移動します。

    <OSB_Home>\user_projects\domains\base_domain\bin
    
  3. setDomainEnv.cmd(Windows)または. ./setDomainEnv.sh (UNIX、Linux)を実行します。

    このコマンドは、OSB ConsoleをWSDLを公開するためのアプリケーション・エクスプローラからOracle WebLogic Server APIへのアクセス用クラス・パスを設定します。

  4. コマンド・プロンプト・ウィンドウを開けたままにします。

  5. 次のディレクトリに移動します。

    <OSB_Home>\3rdparty\ApplicationAdapters\tools\iwae\bin
    
  6. ae.bat(Windows)またはiwae.sh(UNIX、Linux)を実行してアプリケーション・エクスプローラを起動します。

    これで、アプリケーション・エクスプローラからOSB ConsoleにWSDLを公開する準備ができました。

アプリケーション・エクスプローラからOracle Service BusへのWSDLの公開

この項では、アプリケーション・エクスプローラからOracle Service BusにWSDLを公開する方法について説明します。

チャネルの作成

WSDLを公開する前に、まず、インバウンドJ2CAサービスごとに別個のチャネルを作成し、アプリケーション・エクスプローラを使用してインバウンド対話用のWSDLを生成する際、そのチャネルを選択する必要があります。

チャネルを作成するには:

  1. 左ペインで「イベント」をクリックします。

  2. 「Siebel」ノードを展開します。

    ポートおよびチャネル・ノードが左ペインに表示されます。

    図7-61 「チャネルの追加」オプション

    「アプリケーション・エクスプローラ」コンテキスト・メニュー
    「図7-61 「チャネルの追加」オプション」の説明

  3. 図7-61に示すように、「チャネル」を右クリックして「チャネルの追加」を選択します。

    図7-62に示すように、「チャネルの追加」ダイアログが表示されます。

    図7-62 「チャネルの追加」ダイアログ

    「チャネルの追加」ダイアログ・ボックス
    「図7-62 「チャネルの追加」ダイアログ」の説明

    次のステップを実行します:

    1. チャネルの名前(SiebelEventなど)を入力します。

    2. 簡単な説明を入力します。

    3. 「プロトコル」リストからHTTPリスナーMQ Seriesリスナーまたはファイル・リスナーを選択します。

    デモ用に、この手順では、例としてHTTPリスナーを使用します。

  4. 「次へ」をクリックします。

    図7-63に示すように、基本ダイアログが表示されます。

    図7-63 基本ダイアログ

    図7-63の説明が続きます
    「図7-63 基本ダイアログ」の説明

  5. 次の表で指定されているようにシステム情報を入力します。

    パラメータ 説明
    リスナー・ポート Siebelイベント・データをリスニングするポート。
    Https 安全なHTTP接続を確保するには、Httpsチェック・ボックスを選択します。

    このオプションは現在サポートされていません。

    同期タイプ リストから「REQUEST_RESPONSE」(推奨オプション)を選択します。
    エンコーディング・タイプ リストから使用するエンコーディング・タイプを選択します。デフォルトでは、「ASCII」が選択されています。

  6. 図7-64に示すように、プリパーサー・タブをクリックします。

    図7-64 プリパーサー・タブ

    プリパーサー・タブ
    「図7-64 プリパーサー・タブ」の説明

  7. アプリケーション・エクスプローラの「スキーマのエクスポート」オプションを使用して、統合オブジェクト・ノード用に生成されたスキーマ・ファイルの場所を指定します。


    注意:

    実行時、Oracle Application Adapter for Siebelは、プリパーサー・タブで指定されたスキーマを使用してSiebelに公開されたドキュメントにネームスペースを追加します。プリパーサー・タブのスキーマの場所フィールドを空白のままにすると、Siebelに公開されたドキュメントにネームスペースが含まれないため、OSBプロセスが適切に機能しません。

  8. 「OK」をクリックします。

    左ペインのチャネル・ノードの下にチャネルが表示されます。図7-65に示すように、アイコン上の「X」は、そのチャネルが現在切断されていることを示します。

    図7-65 切断されているチャネル

    追加された新規チャネル
    「図7-65 切断されているチャネル」の説明

    統合オブジェクト・ノードを作成する必要があります。

統合オブジェクト・ノードの作成

  1. アプリケーション・エクスプローラを起動します。

  2. 図7-66に示すように、「アダプタ」ノードを展開します。

    図7-66 切断されているSiebelターゲット・ノード

    切断されているSiebelノード
    「図7-66 切断されているSiebelターゲット・ノード」の説明

    次のステップを実行します:

    1. 「Siebel」ノードを展開します。

      定義されているSiebelターゲットがアダプタ・ノードの下に表示されます。

    2. 「Siebel」ノードの下でターゲット名(siebelなど)をクリックします。

    「接続」ダイアログに、入力した値が表示されます。

  3. 接続パラメータを確認します。

  4. ターゲット名を右クリックし、「接続」を選択します。

    図7-67に示すように、「x」アイコンが消え、ノードが接続されたことが示されます。

    図7-67 接続されているSiebelノード

    Siebelノードの選択
    「図7-67 接続されているSiebelノード」の説明

  5. 統合オブジェクト・ノードを展開し、「Sample Account」を選択します。

  6. 「Sample Account」ノードを右クリックし、IOノードの追加を選択します。

    図7-68に示すように、IOノードの追加ダイアログが表示されます。

    図7-68 IOノードの追加ダイアログ

    IOノードの追加ダイアログ・ボックス
    「図7-68 IOノードの追加ダイアログ」の説明

  7. 「ノード名」フィールドにノード名(Sample_Accountなど)を入力し、スキーマの場所フィールドにSample AccountのXDRまたはXSDファイルへのパスを入力します。

    以下の点に注意してください。

    • Siebel 7.5以上の場合: XSDスキーマをSiebel Toolsから直接生成します。アプリケーション・エクスプローラでWebサービスを作成する際、XSDスキーマを使用します。Siebel Toolsを使用してXSDスキーマを生成したら、これを使用してIOノードおよびWebサービスを作成します。

    • Siebel 7.0の場合: Siebel ToolsからXSDスキーマを直接生成できません。XDRスキーマのみ作成できます。Webサービスを作成する前に、まずアプリケーション・エクスプローラを使用してXDRスキーマからXSDスキーマを生成する必要があります。

  8. XSDスキーマがすでに生成されている場合、XSD スキーマを選択します。Siebelで生成されたXDRスキーマを使用する場合、XSD スキーマ・オプションを選択しないでください。

  9. 「プロトコル」リストからプロトコル(HTTP、ファイルまたはMQ Series)を選択します。

  10. 「続行」をクリックします。

    図7-69に示すように、新規統合オブジェクト・ノードが追加されます。

    図7-69 新規統合オブジェクト・ノード

    「Sample Account」ノード
    「図7-69 新規統合オブジェクト・ノード」の説明

イベント通知のためのWSDLの生成

チャネルとこれに関連付ける統合オブジェクト・ノードを作成したら、アプリケーション・エクスプローラを使用してイベント用のWSDLを生成する必要があります。

アプリケーション・エクスプローラで「アダプタ」ノード下のSiebelターゲットに接続されている必要があります。ターゲットの定義方法と接続方法の詳細は、「Siebel用の接続(ターゲット)の確立」を参照してください。

Siebelターゲットに接続したら、次のようにしてイベント用のWSDLを生成します。

  1. 図7-70に示すように、統合オブジェクト・ノード(Sample_Accountなど)を右クリックし、「インバウンドJCAサービスの作成(イベント)」を選択します。

    図7-70 インバウンドJCAサービスの作成(イベント)オプション

    「アプリケーション・エクスプローラ」コンテキスト・メニュー
    「図7-70 「インバウンドJCAサービスの作成(イベント)」オプション」の説明

    図7-71に示すように、「WSDLのエクスポート」ダイアログが表示されます。

    図7-71 「WSDLのエクスポート」ダイアログ

    「WSDLのエクスポート」ダイアログ・ボックス
    「図7-71 「WSDLのエクスポート」ダイアログ」の説明


    注意:

    スキーマ検証オプション(ルート、ネームスペース、スキーマ)はOracle Application Adapter for Siebelには適用されません。

  2. 「名前」フィールドに、WSDLファイルのデフォルトのファイル名が表示されます。デフォルトを受け入れるか、任意の名前を指定します。

  3. 「チャネル」リストで、このインバウンド・サービス用に作成したチャネルを選択します。

  4. OSBにエクスポートオプションを選択します。

  5. 「ロケーション」フィールドで、WSDLドキュメントの公開先となるOracle Service Bus内のフォルダ名を入力します。

    このロケーションは、Oracle Service Busのプロジェクト名と、オプションで1つ以上のフォルダ名で構成されます。プロジェクト名およびフォルダ名はいずれもスラッシュ文字の「/」で区切る必要があります。

  6. 「ホスト」フィールドで、Oracle Service Busがインストールされているマシンの名前を入力します。

  7. 「ポート」フィールドで、Oracle Service Busにより使用されるポートを入力します。

  8. 「ユーザー」フィールドで、Oracle Service Busへのアクセス用のユーザー名を入力します。

  9. 「パスワード」フィールドで、Oracle Service Busへのアクセス用のパスワードを入力します。

  10. 「OK」をクリックします。

    インバウンドWSDLが「WSDLのエクスポート」ダイアログで指定されている場所に公開され、Oracle Service Busでビジネス・サービスまたはプロキシ・サービスとともに使用できるようになります。

  11. 図7-72に示すように、Oracle Service Busコンソールを開き、左ペインで作成済のWSDLフォルダ(wsdlsなど)を選択します。

    図7-72 プロジェクト・エクスプローラで選択された作成済WSDLフォルダ

    WSDLフォルダ
    「図7-72 プロジェクト・エクスプローラで選択された作成済WSDLフォルダ」の説明

  12. 図7-73に示すように、エクスポートされたWSDLがリストに表示されていることを確認します。

    図7-73 エクスポートされたWSDL

    エクスポートされたWSDL
    「図7-73 エクスポートされたWSDL」の説明

  13. 「アクション」列で、エクスポートされたのWSDLに関連するアイコンをクリックします。

    図7-74に示すように、「WSDLとサービスの生成」ページが表示されます。

    図7-74 「WSDLとサービスの生成」ページ

    「WSDLとサービスの生成」ページ
    「図7-74 「WSDLとサービスの生成」ページ」の説明

  14. 新規WSDLの名前および新規サービス名を対応するフィールドに入力します。

  15. 「ロケーション」領域で、プロキシ・サービスに指定されている使用可能なプロジェクトおよびサブフォルダを選択します。

  16. 「生成」をクリックします。

    WSDLおよびサービス・リソースが正常に作成されると、図7-75に示すように、メッセージが表示されます。

    図7-75 WSDLとサービス・リソースが正常に作成されたことを示すメッセージ

    成功を伝えるメッセージ
    「図7-75 WSDLとサービス・リソースが正常に作成されたことを示すメッセージ」の説明

  17. 図7-76に示すように、「プロジェクト・エクスプローラ」の下で「プロキシ・サービス」をクリックし、生成されたWSDLおよびプロキシ・サービスがリストに表示されていることを確認します。

    図7-76 リストされている生成されたWSDL

    生成されたWSDL
    「図7-76 リストされている生成されたWSDL」の説明

ファイル・タイプ・ビジネス・サービスの構成

ファイル・タイプ・ビジネス・サービスを構成するには、次のステップを実行します:

  1. 図7-77に示すように、左ペインに作成済の「Business Service」フォルダが表示されます。

    図7-77 プロジェクト・エクスプローラで選択された「Business Service」フォルダ

    「Business Service」の選択
    「図7-77 プロジェクト・エクスプローラで選択された「Business Service」フォルダ」の説明

  2. 図7-78に示すように、右ペインで「リソースの作成」メニューから「ビジネス・サービス」を選択します。

    図7-78 「リソースの作成」メニューから選択された「ビジネス・サービス」

    ビジネス・サービスの選択
    「図7-78 「リソースの作成」メニューから選択された「ビジネス・サービス」」の説明

    図7-79に示すように、「全般的な構成」ページが表示されます。

    図7-79 「全般的な構成」ページ

    「全般的な構成」ページ
    「図7-79 「全般的な構成」ページ」の説明

  3. ビジネス・サービスの名前を入力し、「サービス・タイプ」領域で「メッセージ・サービス」を選択します。

  4. 「次へ」をクリックします。

    図7-80に示すように、「メッセージ・タイプの構成」ページが表示されます。

    図7-80 「メッセージ・タイプの構成」ページ

    「メッセージの種類の構成」ページ
    「図7-80 「メッセージ・タイプの構成」ページ」の説明

  5. 「リクエスト・メッセージ・タイプ」に「XML」、「レスポンス・メッセージ・タイプ」に「なし 」を選択します。

  6. 「次へ」をクリックします。

    図7-81に示すように、「トランスポート構成」ページが表示されます。

    図7-81 「トランスポート構成」ページ

    「トランスポート構成」ページ
    「図7-81 「トランスポート構成」ページ」の説明

  7. 「プロトコル」リストからファイルを選択します。

  8. 「エンドポイントURI」フィールドで、ファイル・システム上の送信先フォルダへのパスを入力し、「追加」をクリックします。

  9. 「次へ」をクリックします。

    図7-82に示すように、「FILEトランスポート構成」ページが表示されます。

    図7-82 ファイル・トランスポート構成ページ

    ファイル・トランスポート構成ページ
    「図7-82 「FILEトランスポート構成」ページ」の説明

  10. 受信される出力ファイルの接頭辞および接尾辞を入力し、「次へ」を選択します。

    図7-83に示すように、「メッセージ処理」および「詳細設定」ページが表示されます。

    図7-83 「メッセージ処理」および「詳細設定」ページ

    「メッセージ処理」ページ
    「図7-83 「メッセージ処理」および「詳細設定」ページ」の説明

  11. 「次へ」をクリックします。

    図7-84に示すように、「サマリー」ページが表示されます。

    図7-84 「サマリー」ページ

    「サマリー」ページ
    「図7-84 「サマリー」ページ」の説明

  12. ビジネス・サービスに関するすべての情報を確認し、「保存」をクリックします。

  13. 図7-85に示すように、成功を伝えるメッセージが表示されたことを確認し、「チェンジ・センター」で「アクティブ化」をクリックします。

    図7-85 チェンジ・センターの「アクティブ化」ボタン

    「アクティブ化」ボタン
    「図7-85 チェンジ・センターの「アクティブ化」ボタン」の説明

    図7-86に示すように、「セッションのアクティブ化」ページが表示されます。

    図7-86 「セッションのアクティブ化」ページ

    「セッションのアクティブ化」ページ
    「図7-86 「セッションのアクティブ化」ページ」の説明

  14. 「発行」をクリックします。

  15. 図7-87に示すように、「構成の変更の表示」ページが表示されます。

    図7-87 「構成の変更の表示」ページ

    「構成の変更の表示」ページ
    「図7-87 「構成の変更の表示」ページ」の説明

パイプラインの構成

パイプラインを構成するには、次のステップを実行します:

  1. 図7-88に示すように、作成したプロキシ・サービスの行で「メッセージ・フローの編集」アイコンをクリックします。

    図7-88 「メッセージ・フローの編集」アイコン

    「メッセージ・フローの編集」アイコン
    「図7-88 「メッセージ・フローの編集」アイコン」の説明

    図7-89に示すように、「メッセージ・フローの編集」ワークスペース領域が表示されます。

    図7-89 「メッセージ・フローの編集」ワークスペース領域

    「メッセージ・フローの編集」ワークスペース
    「図7-89 「メッセージ・フローの編集」ワークスペース領域」の説明

  2. 表示された「プロキシ・サービス」アイコンをクリックし、メニューから「ルートの追加」を選択します。

    RouteNode1アイコンが「リクエスト・パイプライン」アイコンの下に追加されます。

    図7-90 「ルートの編集」オプション

    編集ステージ
    「図7-90 「ルートの編集」オプション」の説明

  3. 図7-90に示すように、「RouteNode1」アイコンをクリックし、メニューから「ルートの編集」を選択します。

    図7-91に示すように、「ステージ構成の編集」ワークスペース領域が表示されます。

    図7-91 「ステージ構成の編集」ワークスペース領域

    「ルーティング」の選択
    「図7-91 「ステージ構成の編集」ワークスペース領域」の説明

  4. 「アクションの追加」をクリックし、メニューから「通信」を選択して「ルーティング」をクリックします。

    図7-92 「ステージ構成の編集」ページ

    式の編集
    「図7-92 「ステージ構成の編集」ページ」の説明

  5. 図7-92に示すように、<サービス>をクリックします。

    図7-93に示すように、「サービスの選択」ダイアログが表示されます。

    図7-93 「サービスの選択」ダイアログ

    「サービスの選択」ダイアログ
    「図7-93 「サービスの選択」ダイアログ」の説明

  6. ファイル・タイプのビジネス・サービスを選択し、「発行」をクリックします。

    図7-94に示すように、「ステージ構成の編集」ワークスペース領域に戻ります。

    図7-94 「ステージ構成の編集」ワークスペース領域

    ステージ構成の編集
    「図7-94 「ステージ構成の編集」ワークスペース領域」の説明

  7. 「保存」をクリックします。

    図7-95に示すように、「メッセージ・フローの編集」ワークスペース領域に戻ります。

    図7-95 「メッセージ・フローの編集」ワークスペース領域

    メッセージ・フローの編集
    「図7-95 「メッセージ・フローの編集」ワークスペース領域」の説明

  8. 「保存」をクリックします。

    図7-96 メッセージ・フローが正常に更新されたことを示すメッセージ

    「アクティブ化」ボタン
    「図7-96 メッセージ・フローが正常に更新されたことを示すメッセージ」の説明

  9. 図7-96に示すように、成功メッセージが表示されることを確認し、チェンジ・センターで「アクティブ化」をクリックします。

    図7-97に示すように、「セッションのアクティブ化」ページが表示されます。

    図7-97 「セッションのアクティブ化」ページ

    「セッションのアクティブ化」ページ
    「図7-97 「セッションのアクティブ化」ページ」の説明

  10. 「発行」をクリックします。

  11. 図7-98に示すように、「構成の変更の表示」ページが表示されます。

    図7-98 「構成の変更の表示」ページ

    「構成の変更の表示」ページ
    「図7-98 「構成の変更の表示」ページ」の説明

  12. Siebelシステムからのイベントをトリガーし、構成された出力場所で出力が受信されたかを確認します。

Oracle Service Busを使用したアウトバウンド処理の構成(BSE構成)

この項では、BSE構成の場合のOracle Service Busを使用したアウトバウンド処理の構成方法に付いて説明します。

この項では、次のトピックについて説明します。

Oracle Service Busの起動およびプロジェクト・フォルダの作成

Oracle Service Busを起動し、プロジェクト・フォルダを作成するには、次のステップを実行します:

  1. 構成済のOracle WebLogic ServerドメインのOracle WebLogic Serverを起動します。

  2. Webブラウザで次のURLを入力して、Oracle Service Busコンソールを起動します。

    http://hostname:port/sbconsole
    

    ここで、hostnameはOracle WebLogic Serverが稼働しているマシンの名前、portは使用しているドメイン用のポートです。デフォルト・ドメイン用のポートは7001です。

    Oracle Service Busコンソールのログオン・ページが表示されます。

  3. 有効なユーザー名およびパスワードを使用して、Oracle Service Busコンソールにログオンします。

    図7-99に示すように、Oracle Service Busコンソールのホーム・ページが表示されます。

    図7-99 Oracle Service Busコンソールのホーム・ページ

    OSBホーム
    「図7-99 Oracle Service Busコンソールのホーム・ページ」の説明

  4. 図7-100に示すように、「チェンジ・センター」領域で「作成」をクリックして新規Oracle Service Busセッションを開始します。

    図7-100 「作成」ボタン

    チェンジ・センター
    「図7-100 「作成」ボタン」の説明

  5. 図7-101に示すように、左ペインで「プロジェクト・エクスプローラ」をクリックします。

    図7-101 「プロジェクト・エクスプローラ」オプション

    「プロジェクト・エクスプローラ」オプション
    「図7-101 「プロジェクト・エクスプローラ」オプション」の説明

    図7-102に示すように、「プロジェクト・エクスプローラ」ページが表示されます。

    図7-102 「プロジェクト・エクスプローラ」ページ

    プロジェクト・エクスプローラ
    「図7-102 「プロジェクト・エクスプローラ」ページ」の説明

  6. 新規プロジェクトに有効な名前(Siebel_Projectなど)を指定し、「プロジェクトの追加」をクリックします。

    新規プロジェクトが正常に作成され、左ペインに表示されます。

  7. 左ペインで新規プロジェクトのノードをクリックします。

    図7-103に示すように、プロジェクトのページが表示されます。

    図7-103 プロジェクト・ページ

    プロジェクト・ページ
    「図7-103 プロジェクト・ページ」の説明

  8. 「新しいフォルダ名の入力」フィールドで「Business Service」と入力し、「フォルダの追加」をクリックします。

  9. 「新しいフォルダ名の入力」フィールドで「Proxy Service」と入力し、「フォルダの追加」をクリックします。

  10. 「新しいフォルダ名の入力」フィールドで「wsdls」と入力し、「フォルダの追加」をクリックします。

    図7-104に示すように、「Business Service」、「Proxy Service」および「wsdls」フォルダが左ペインの新規ノード「Siebel_Project」の下に表示されます。

    図7-104 プロジェクト・エクスプローラにリストされた「Business Service」、「Proxy Service」および「wsdls」フォルダ

    プロジェクト・フォルダ
    「図7-104 プロジェクト・エクスプローラにリストされた「Business Service」、「Proxy Service」および「wsdls」フォルダ」の説明

  11. チェンジ・センターで「アクティブ化」をクリックします。

    図7-105に示すように、「セッションのアクティブ化」ページが表示されます。

    図7-105 「セッションのアクティブ化」ページ

    「セッションのアクティブ化」ページ
    「図7-105 「セッションのアクティブ化」ページ」の説明

  12. 「発行」をクリックします。

Oracle Service Bus統合のためのアプリケーション・エクスプローラのクラス・パスの設定

アプリケーション・エクスプローラを起動し、これを使用してWSDLをOracle Service Bus (OSB) Console(プロジェクトまたはフォルダ)を公開する前に、OSBユーザーは次の手順を行う必要があります。

  1. コマンド・プロンプト・ウィンドウを開きます。

  2. 次のディレクトリに移動します。

    <OSB_Home>\user_projects\domains\base_domain\bin
    
  3. setDomainEnv.cmd(Windows)または. ./setDomainEnv.sh (UNIX、Linux)を実行します。

    このコマンドは、OSB ConsoleをWSDLを公開するためのアプリケーション・エクスプローラからOracle WebLogic Server APIへのアクセス用クラス・パスを設定します。

  4. コマンド・プロンプト・ウィンドウを開けたままにします。

  5. 次のディレクトリに移動します。

    <OSB_Home>\3rdparty\ApplicationAdapters\tools\iwae\bin
    
  6. ae.bat(Windows)またはiwae.sh(UNIX、Linux)を実行してアプリケーション・エクスプローラを起動します。

    これで、アプリケーション・エクスプローラからOSB ConsoleにWSDLを公開する準備ができました。

アプリケーション・エクスプローラからOracle Service BusへのWSDLの公開

この項では、アプリケーション・エクスプローラ(BSE構成)からOracle Service BusにWSDLを公開する方法について説明します。

  1. 図7-106に示すように、アプリケーション・エクスプローラを起動し、BSE構成に接続し、Siebelターゲットに接続します。

    図7-106 アプリケーション・エクスプローラから選択された「Webサービスの作成」オプション

    メタデータの参照
    「図7-106 アプリケーション・エクスプローラから選択された「Webサービスの作成」オプション」の説明

  2. 「ビジネス・オブジェクト」ノードを展開し、「Account」を選択します。

  3. 「query」メソッドを右クリックし、メニューから「Webサービスの作成」を選択します。

    図7-107に示すように、「Webサービスの作成」ダイアログが表示されます。

    図7-107 「Webサービスの作成」ダイアログ

    「Webサービスの作成」ダイアログ
    「図7-107 「Webサービスの作成」ダイアログ」の説明

  4. サービス名を入力し、「次へ」をクリックします。

  5. 表示される次のダイアログで「OK」をクリックします。

    アプリケーション・エクスプローラで、 「ビジネス・サービス」 ノードに表示が切り替わり、新規のWebサービスが左ペインに表示されます。

    図7-108 「WSDLのエクスポート」オプション

    新規Webサービス
    「図7-108 「WSDLのエクスポート」オプション」の説明

  6. 図7-108に示すように、Webサービスを右クリックし、メニューから「WSDLのエクスポート」を選択します。

    図7-109に示すように、「WSDLのエクスポート」ダイアログが表示されます。

    図7-109 「WSDLのエクスポート」ダイアログ

    「WSDLのエクスポート」ダイアログ
    「図7-109 「WSDLのエクスポート」ダイアログ」の説明

  7. 「名前」フィールドに、WSDLファイルのデフォルトのファイル名が表示されます。デフォルトを受け入れるか、任意の名前を指定します。

  8. 「ロケーション」フィールドで、WSDLドキュメントの公開先となる場所を入力します。

    このロケーションは、Oracle Service Busのプロジェクト名と、オプションで1つ以上のフォルダ名で構成されます。プロジェクト名およびフォルダ名はいずれもスラッシュ文字の「/」で区切る必要があります。

  9. 「ホスト」フィールドで、Oracle Service Busが稼働しているマシンの名前を入力します。

  10. 「ポート」フィールドで、使用しているドメインのポートを入力します。

  11. 「ユーザー」フィールドで、Oracle Service Busへのアクセス用のユーザー名を入力します。

  12. 「パスワード」フィールドで、Oracle Service Busへのアクセス用のパスワードを入力します。

  13. 「OK」をクリックします。

    WSDLが「WSDLのエクスポート」ダイアログで指定されている場所に公開され、 Oracle Service Busでビジネス・サービスまたはプロキシ・サービスとともに使用できるようになります。

ファイル・タイプ・ビジネス・サービスの構成

この項では、Oracle Service Busコンソールを使用したファイル・タイプ・ビジネス・サービスの構成方法について説明します。

  1. 図7-110に示すように、作成した「Business Service」フォルダを左ペインで選択します。

    図7-110 「ビジネス・サービス」オプション

    「Business Service」の選択
    「図7-110 「ビジネス・サービス」オプション」の説明

  2. 右ペインで「リソースの作成」メニューから「ビジネス・サービス」を選択します。

    図7-111に示すように、「全般的な構成」ページが表示されます。

    図7-111 「全般的な構成」ページ

    全般的な構成
    「図7-111 「全般的な構成」ページ」の説明

  3. ビジネス・サービスの名前を入力し、「サービス・タイプ」領域で「メッセージ・サービス」を選択します。

  4. 「次へ」をクリックします。

    図7-112に示すように、「メッセージ・タイプの構成」ページが表示されます。

    図7-112 「メッセージ・タイプの構成」ページ

    メッセージ・タイプの構成
    「図7-112 「メッセージ・タイプの構成」ページ」の説明

  5. 「リクエスト・メッセージ・タイプ」に「XML」、「レスポンス・メッセージ・タイプ」に「なし 」を選択します。

  6. 「次へ」をクリックします。

    図7-113に示すように、「トランスポート構成」ページが表示されます。

    図7-113 「トランスポート構成」ページ

    トランスポート構成
    「図7-113 「トランスポート構成」ページ」の説明

  7. 「プロトコル」リストからファイルを選択します。

  8. 「エンドポイントURI」フィールドで、ファイル・システム上の送信先フォルダへのパスを入力し、「追加」をクリックします。

  9. 「次へ」をクリックします。

    図7-114に示すように、ファイル・トランスポート構成ページが表示されます。

    図7-114 ファイル・トランスポート構成ページ

    FILEトランスポート構成
    「図7-114 ファイル・トランスポート構成ページ」の説明

  10. 受信される出力ファイルの接頭辞および接尾辞を入力し、「次へ」を選択します。

    図7-115に示すように、「サマリー」ページが表示されます。

    図7-115 「サマリー」ページ

    サマリー
    「図7-115 「サマリー」ページ」の説明

  11. ビジネス・サービスに関するすべての情報を確認し、「保存」をクリックします。

WSDLタイプ・ビジネス・サービスの構成

この項では、Oracle Service Busコンソールを使用したWSDLタイプ・ビジネス・サービスの構成方法について説明します。

  1. 図7-116に示すように、作成した「Business Service」フォルダを左ペインで選択します。

    図7-116 「ビジネス・サービス」オプション

    「Business Service」の選択
    「図7-116 「ビジネス・サービス」オプション」の説明

  2. 右ペインで「リソースの作成」メニューから「ビジネス・サービス」を選択します。

    図7-117に示すように、「全般的な構成」ページが表示されます。

    図7-117 「全般的な構成」ページ

    全般的な構成
    「図7-117 「全般的な構成」ページ」の説明

  3. ビジネス・サービスの名前を入力し、「サービス・タイプ」領域で「WSDL Webサービス」を選択します。

  4. 「参照」をクリックします。

    図7-118に示すように、「WSDLの選択」ダイアログが表示されます。

    図7-118 「WSDLの選択」ダイアログ

    「WSDLの選択」ダイアログ
    「図7-118 「WSDLの選択」ダイアログ」の説明

  5. アプリケーション・エクスプローラを使用してOracleAS Adapter for Siebel用に公開したBSE WSDLを選択し、「発行」をクリックします。

    図7-119に示すように、「WSDL定義の選択」ダイアログが表示されます。

    図7-119 「WSDL定義の選択」ダイアログ

    WSDLの選択ダイアログ・ボックス
    「図7-119 「WSDL定義の選択」ダイアログ」の説明

  6. 「ポート」セクションの下のWSDL定義を選択し、「発行」をクリックします。

    選択したWSDLが表示されている「全般的な構成」ページに戻ります。

  7. 「次へ」をクリックします。

    図7-120に示すように、「トランスポート構成」ページが表示されます。

    図7-120 「トランスポート構成」ページ

    トランスポート構成
    「図7-120 「トランスポート構成」ページ」の説明

  8. デフォルト値を選択したままにし、「次へ」をクリックします。

    図7-121に示すように、「HTTPトランスポート構成」ページが表示されます。

    図7-121 「HTTPトランスポート構成」ページ

    「HTTPトランスポート構成」
    「図7-121 「HTTPトランスポート構成」ページ」の説明

  9. デフォルト値を選択したままにし、「次へ」をクリックします。

    図7-122に示すように、「SOAPバインド構成」ページが表示されます。

    図7-122 「SOAPバインド構成」ページ

    SOAPバインド構成
    「図7-122 「SOAPバインド構成」ページ」の説明

  10. 「次へ」をクリックします。

    図7-123に示すように、メッセージ・コンテンツの処理ページが表示されます。

    図7-123 メッセージ・コンテンツの処理ページ

    メッセージ・コンテンツの見出し
    「図7-123 メッセージ・コンテンツの処理ページ」の説明

  11. 「次へ」をクリックします。

    図7-124に示すように、「サマリー」ページが表示されます。

    図7-124 「サマリー」ページ

    サマリー
    「図7-124 「サマリー」ページ」の説明

  12. ビジネス・サービスに関するすべての情報を確認し、「保存」をクリックします。

プロキシ・サービスの構成

この項では、Oracle Service Busコンソールを使用したプロキシ・サービスの構成方法について説明します。

  1. 図7-125に示すように、作成した「Proxy Service」フォルダを左ペインで選択します。

    図7-125 「プロキシ・サービス」オプション

    「Proxy Service」の選択
    「図7-125 プロキシ・サービス」の説明

  2. 右ペインで「リソースの作成」メニューから「プロキシ・サービス」を選択します。

    図7-126に示すように、「全般的な構成」ページが表示されます。

    図7-126 「全般的な構成」ページ

    全般的な構成
    「図7-126 「全般的な構成」ページ」の説明

  3. プロキシ・サービスの名前を入力し、「サービス・タイプ」領域で「任意のXMLサービス」を選択します。

  4. 「次へ」をクリックします。

    図7-127に示すように、「トランスポート構成」ページが表示されます。

    図7-127 「トランスポート構成」ページ

    トランスポート構成
    「図7-127 「トランスポート構成」ページ」の説明

  5. 「プロトコル」リストからファイルを選択します。

  6. 「エンドポイントURI」フィールドで、ファイル・システム上の入力フォルダへのパスを入力します。

    これは、実行時にXML入力ファイルがコピーされるフォルダです。

  7. 「次へ」をクリックします。

    図7-128に示すように、「FILEトランスポート構成」ページが表示されます。

    図7-128 ファイル・トランスポート構成ページ

    FILEトランスポート構成
    「図7-128 「FILEトランスポート構成」ページ」の説明

  8. 「ステージ・ディレクトリ」および「エラー・ディレクトリ」フィールドに、ファイル・システム上の任意のフォルダ・ロケーションを指定します。

  9. 「次へ」をクリックします。

    図7-129に示すように、メッセージ・コンテンツの処理ページが表示されます。

    図7-129 メッセージ・コンテンツの処理ページ

    メッセージ・コンテンツの見出し
    「図7-129 メッセージ・コンテンツの処理ページ」の説明

  10. 「次へ」をクリックします。

    図7-130に示すように、「サマリー」ページが表示されます。

    図7-130 「サマリー」ページ

    サマリー
    「図7-130 「サマリー」ページ」の説明

  11. プロキシ・サービスに関するすべての情報を確認し、「保存」をクリックします。

パイプラインの構成

この項では、Oracle Service Busコンソールを使用したパイプラインの構成方法について説明します。

  1. 図7-131に示すように、作成したプロキシ・サービスの行で「メッセージ・フローの編集」アイコンをクリックします。

    図7-131 「メッセージ・フローの編集」アイコン

    「メッセージ・フローの編集」アイコン
    「図7-131 「メッセージ・フローの編集」アイコン」の説明

    「メッセージ・フローの編集」ワークスペース領域が表示されます。

  2. 図7-132に示すように、「プロキシ・サービス」アイコンをクリックし、メニューから「パイプライン・ペアの追加」を選択します。

    図7-132 「パイプライン・ペアの追加」オプション

    パイプライン・ペアの追加
    「図7-132 「パイプライン・ペアの追加」オプション」の説明

  3. 図7-133に示すように、「リクエスト・パイプライン」アイコンをクリックし、メニューから「ステージの追加」を選択します。

    図7-133 「ステージの追加」オプション

    追加ステージ
    「図7-133 「ステージの追加」オプション」の説明

    「Stage1」アイコンが「リクエスト・パイプライン」アイコンの下に追加されます。

    図7-134 「ステージの編集」オプション

    編集ステージ
    「図7-134 「ステージの編集」オプション」の説明

  4. 図7-134に示すように、「Stage1」アイコンをクリックし、メニューから「ルートの編集」を選択します。

    図7-135に示すように、「ステージ構成の編集」ワークスペース領域が表示されます。

    図7-135 「ステージ構成の編集」ワークスペース領域

    ログの追加
    「図7-135 「ステージ構成の編集」ワークスペース領域」の説明

  5. 「アクションの追加」をクリックし、メニューから「レポート」を選択して「ログ」をクリックします。

    図7-136 「ステージ構成の編集」ワークスペース領域

    式の編集
    「図7-136 「ステージ構成の編集」ワークスペース領域」の説明

  6. 図7-136に示すように、<式>をクリックして、式を編集します。

    図7-137に示すように、「XQuery/XSLT式エディタ」が表示されます。

    図7-137 XQuery/XSLT式エディタ

    XQuery/XSLT式エディタ
    「図7-137 XQuery/XSLT式エディタ」の説明

  7. 「XQueryテキスト」領域で、「$inbound」を入力します。

  8. 「検証」「保存」の順にクリックします。

    図7-138に示すように「ステージ構成の編集」ワークスペース領域に戻ります。

    図7-138 「ステージ構成の編集」ワークスペース領域

    ステージ構成の編集
    「図7-138 「ステージ構成の編集」ワークスペース領域」の説明

  9. テキスト・ボックスに任意の注釈またはコメント(「**********input processing***********」など)を入力します。

  10. 重大度レベル・リストから「エラー」を選択します。

  11. ログ・アクションをもう1つ追加します。

    図7-139に示すように、新しいログ構成が追加されます。

    図7-139 「ステージ構成の編集」ワークスペース領域に追加されたログ構成

    式の編集
    「図7-139 「ステージ構成の編集」ワークスペース領域に追加されたログ構成」の説明

  12. <式>をクリックして、式を編集します。

    図7-140に示すように、XQuery/XSLT式エディタが表示されます。

    図7-140 XQuery/XSLT式エディタ

    XQuery/XSLT式エディタ
    「図7-140 XQuery/XSLT式エディタ」の説明

  13. 「XQueryテキスト」領域で、「$body」を入力します。

  14. 「検証」「保存」の順にクリックします。

    図7-141に示すように、「ステージ構成の編集」ワークスペース領域に戻ります。

    図7-141 「ステージ構成の編集」ワークスペース領域

    ステージ構成の編集
    「図7-141 「ステージ構成の編集」ワークスペース領域」の説明

  15. テキスト・ボックスに任意の注釈またはコメント(「**********Request Body***********」など)を入力します。

  16. 重大度レベル・リストから「エラー」を選択します。

  17. 「検証」「保存」の順にクリックします。

    図7-142に示すように、メイン・パイプライン構成領域に戻ります。

    図7-142 メイン・パイプライン構成領域

    ルートの追加
    「図7-142 メイン・パイプライン構成領域」の説明

  18. 「PipelinePairNode1」アイコンをクリックし、メニューから「ルートの追加」を選択します。

    図7-143 「ルートの編集」オプション

    ルートの編集
    「図7-143 「ルートの編集」オプション」の説明

  19. 図7-143に示すように、「RouteNode1」アイコンをクリックし、メニューから「ルートの編集」を選択します。

    図7-144 「ルーティング」オプション

    ルートの追加
    「図7-144 「ルーティング」オプション」の説明

  20. 図7-144に示すように、「アクションの追加」をクリックし、メニューから「通信」を選択して「ルーティング」をクリックします。

    図7-145 「ステージ構成の編集」ワークスペース領域

    サービスの追加
    「図7-145 「ステージ構成の編集」ワークスペース領域」の説明

  21. 図7-145に示すように、<サービス>をクリックします。

    図7-146に示すように、「サービスの選択」ダイアログが表示されます。

    図7-146 「サービスの選択」ダイアログ

    「サービスの選択」ダイアログ
    「図7-146 「サービスの選択」ダイアログ」の説明

  22. WSDLタイプのビジネス・サービスを選択し、「発行」をクリックします。

    図7-147に示すように、「ステージ構成の編集」ワークスペース領域に戻ります。

    図7-147 「ステージ構成の編集」ワークスペース領域

    ステージ構成の編集
    「図7-147 「ステージ構成の編集」ワークスペース領域」の説明

  23. リストから操作属性として「query」を選択します。

  24. 「検証」「保存」の順にクリックします。

    図7-148 「ログ」オプション

    ログの追加
    「図7-148 「ログ」オプション」の説明

  25. 「レスポンス・アクション」領域で、図7-148に示すように、「アクションの追加」をクリックし、メニューから「レポート」を選択して「ログ」をクリックします。

    図7-149 「ステージ構成の編集」ワークスペース領域

    式の編集
    「図7-149 「ステージ構成の編集」ワークスペース領域」の説明

  26. 図7-149に示すように、<式>をクリックして、式を編集します。

    図7-150に示すように、XQuery/XSLT式エディタが表示されます。

    図7-150 XQuery/XSLT式エディタ

    XQuery/XSLT式エディタ
    「図7-150 XQuery/XSLT式エディタ」の説明

  27. 「XQueryテキスト」領域で、「$outbound」を入力します。

  28. 「検証」「保存」の順にクリックします。

    図7-151に示すように、「ステージ構成の編集」ワークスペース領域に戻ります。

    図7-151 「ステージ構成の編集」ワークスペース領域

    ステージ構成の編集
    「図7-151 「ステージ構成の編集」ワークスペース領域」の説明

  29. テキスト・ボックスに任意の注釈またはコメント(「**********output processing***********」など)を入力します。

  30. 重大度レベル・リストから「エラー」を選択します。

  31. 「検証」「保存」の順にクリックします。

    図7-152に示すように、メイン・パイプライン構成領域に戻ります。

    図7-152 パイプライン構成領域

    追加ステージ
    「図7-152 パイプライン構成領域」の説明

  32. 「レスポンス・パイプライン」アイコンをクリックし、メニューから「ステージの追加」を選択します。

    ステージ1アイコンが「リクエスト・パイプライン」アイコンの下に追加されます。

    図7-153 「ステージの編集」オプション

    編集ステージ
    「図7-153 「ステージの編集」オプション」の説明

  33. 図7-153に示すように、「Stage1」アイコンをクリックし、メニューから「ルートの編集」を選択します。

    図7-154に示すように、「ステージ構成の編集」ワークスペース領域が表示されます。

    図7-154 「ステージ構成の編集」ワークスペース領域

    「パブリッシュ」の選択
    「図7-154 「ステージ構成の編集」ワークスペース領域」の説明

  34. 「アクションの追加」をクリックし、メニューから「通信」を選択して「パブリッシュ」をクリックします。

    図7-155 「ステージ構成の編集」ワークスペース領域

    サービスの追加
    「図7-155 「ステージ構成の編集」ワークスペース領域」の説明

  35. 図7-155に示すように、<サービス>をクリックします。

    図7-156に示すように、「サービスの選択」ダイアログが表示されます。

    図7-156 「サービスの選択」ダイアログ

    「サービスの選択」ダイアログ
    「図7-156 「サービスの選択」ダイアログ」の説明

  36. ファイル・タイプのビジネス・サービスを選択し、「発行」をクリックします。

    図7-157に示すように、「ステージ構成の編集」ワークスペース領域に戻ります。

    図7-157 「ステージ構成の編集」ワークスペース領域

    ログの追加
    「図7-157 「ステージ構成の編集」ワークスペース領域」の説明

  37. 「リクエスト・アクション」領域で、「アクションの追加」をクリックし、メニューから「レポート」を選択して「ログ」をクリックします。

    図7-158 「ステージ構成の編集」ワークスペース領域

    式の編集
    「図7-158 「ステージ構成の編集」ワークスペース領域」の説明

  38. 図7-158に示すように、<式>をクリックして、式を編集します。

    図7-159に示すように、XQuery/XSLT式エディタが表示されます。

    図7-159 XQuery/XSLT式エディタ

    XQuery/XSLT式エディタ
    「図7-159 XQuery/XSLT式エディタ」の説明

  39. 「XQueryテキスト」領域で、「$body」を入力します。

  40. 「検証」「保存」の順にクリックします。

    図7-160に示すように、「ステージ構成の編集」ワークスペース領域に戻ります。

    図7-160 「ステージ構成の編集」ワークスペース領域

    ステージ構成の編集
    「図7-160 「ステージ構成の編集」ワークスペース領域」の説明

  41. テキスト・ボックスに任意の注釈またはコメント(「**********Response Body***********」など)を入力します。

  42. 重大度レベル・リストから「エラー」を選択します。

  43. 「検証」「保存」の順にクリックします。

    図7-161に示すように、完成したパイプラインが表示されます。

    図7-161 完成したパイプライン

    完成したメッセージ・フロー
    「図7-161 完成したパイプライン」の説明

  44. 「保存」をクリックします。

  45. 図7-162に示すように、「チェンジ・センター」領域で「アクティブ化」をクリックし、変更をOracle Service Busセッションでアクティブ化します。

    図7-162 「アクティブ化」ボタン

    チェンジ・センター
    「図7-162 「アクティブ化」ボタン」の説明

  46. 図7-163に示すように、入力XMLファイルをコピーし、構成した入力フォルダに貼り付けます。

    図7-163 構成された入力フォルダにコピーされた入力XMLファイル

    入力ファイル
    「図7-163 構成された入力フォルダにコピーされた入力XMLファイル」の説明

    図7-164に示すように、出力XMLファイルが宛先フォルダで受信されます。

    図7-164 宛先フォルダで受信された出力XMLファイル

    出力ファイル
    「図7-164 宛先フォルダで受信された出力XMLファイル」の説明