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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic Server Application Adapterアップグレード・ガイド
11g リリース1(11.1.1.3.0)
B61421-01
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3 Oracle Application Adapter for Siebelのアップグレード・ガイドライン

この章では、Oracle Application Adapter for SAP R/3に固有のアップグレード・ガイドラインについて説明します。内容は次のとおりです。

10.1.3.x ESB J2CAアウトバウンド・プロセスの11gへのアップグレード

ローカル・ファイル・システムからのWSDLの選択

「ローカル・ファイル・システムからのWSDLの選択」と同じ手順に従うことができます。

サービス・エクスプローラを使用したWSDLの選択

「サービス・エクスプローラを使用したWSDLの選択」と同じ手順に従うことができます。

10.1.3.x ESB J2CAインバウンド・プロセスの11gへのアップグレード

ローカル・ファイル・システムからのWSDLの選択

この項は、Siebel 7.7システムに適用されます。

  1. 10.1.3.4システムで、Application Explorerを使用してOracle Application Adapter for SAP R/3に新規ターゲットを作成し、そのターゲットに接続します。

  2. 特定のビジネス・オブジェクトを参照します。

  3. Application Explorerを使用して、Siebelで生成されたスキーマ・ファイル(.xsd)を選択することにより、統合オブジェクト・ノードを作成します。

  4. Oracle Application Adapter for SAP R/3に新規のHTTPチャネルを作成します。

  5. このオブジェクトにインバウンドWSDLを生成します。

  6. 次の例に示す3行でwww.siebel.comをwww.iwaysoftware.comに置き換えて、作成した10.1.3.4 WSDLを変更します。

    変更前の10.1.3.4 WSDL

    <definitions name="samp_node"targetNamespace="http://xmlns.oracle.com/pcbpel/iWay/wsdl/Siebel/isdsrv22/samp_node"xmlns:iWayEvent="http://www.siebel.com/xml/Sample%20Account"------------<xsd:schema xmlns:xsd="http://www.w3.org/2001/XMLSchema" targetNamespace="http://www.siebel.com/xml/Sample%20Account" attributeFormDefault="unqualified" elementFormDefault="qualified" xmlns:xsdLocal="http://www.siebel.com/xml/Sample%20Account"><xsd:element type="xsdLocal:SiebelMessage" name="SiebelMessage"/><xsd:complexType name="SiebelMessage">

    変更後の10.1.3.4 WSDL

    <definitions name="samp_node"targetNamespace="http://xmlns.oracle.com/pcbpel/iWay/wsdl/Siebel/isdsrv22/samp_node"xmlns:iWayEvent="http://www.iwaysoftware.com/xml/Sample%20Account"-------------<xsd:schema xmlns:xsd="http://www.w3.org/2001/XMLSchema" targetNamespace="http://www.iwaysoftware.com/xml/Sample%20Account"xmlns:xsdLocal="http://www.iwaysoftware.com/xml/Sample%20Account" attributeFormDefault="unqualified" elementFormDefault="qualified"><xsd:element name="SiebelMessage" type="xsdLocal:SiebelMessage"/>

  7. サーバーを再起動します。

  8. Oracle JDeveloper 10.1.3.4を起動し、JCAインバウンドESBプロジェクトを作成します。

  9. カスタム・アダプタ・サービスで、ローカル・ファイル・システムからインバウンドWSDLを選択します。

  10. ESBプロジェクトをデプロイし、ESBプロジェクトが正常に登録されていることを確認します。

  11. 11gシステムで、ターゲット(統合オブジェクト・ノード)およびチャネルが作成され、10.1.3.4システムのものと同じ名前になっていることを確認します。チャネルを構成する際、プリパーサー・タブで、Application Explorerから生成されたイベント・スキーマ場所を指定します(統合オブジェクト・ノードを右クリックし、11gでスキーマをエクスポートします)。

  12. デプロイ済のESBプロジェクトを11gシステムにコピーします。

  13. Oracle JDeveloper 11gを起動し、10.1.3.4 ESBプロジェクトを移行します。

  14. プロジェクトの移行が完了すると、Oracle JDeveloperで成功メッセージが受信されます。

  15. 移行済プロジェクトを展開し、composite.xmlファイルをダブルクリックして、プロジェクトがエラーなく開くことを確認します。

  16. Oracle JDeveloperで移行済プロジェクトの下にあるJ2CAプロパティ・ファイルをダブルクリックし、次の行を削除します。

    <record-converter className="com.iwaysoftware.afjca15.oracle.InboundXMLRecordConverterImpl"/>

    例:

    <adapter-config name="samp_node" adapter="iWay ERP Adapter" wsdlLocation="isdsrv22_sampleAcct_receive.wsdl" xmlns="http://platform.integration.oracle/blocks/adapter/fw/metadata"><resource-adapter className="com.iwaysoftware.afjca15.IWAFOracleResourceAdapter"/> <record-converter className="com.iwaysoftware.afjca15.oracle.InboundXMLRecordConverterImpl"/>

  17. 移行済のESBプロジェクトを保存してからデプロイします。

  18. デプロイのプロセスでエラーや警告のメッセージが発生しないことを確認します。

  19. Siebelシステムからイベント・メッセージをトリガーし、指定した出力フォルダ内に成功レスポンスのXMLファイルが受信されることを確認します。

この項は、Siebel 7.0システムに適用されます。

  1. 10.1.3.4システムで、Application Explorerを使用してOracle Application Adapter for SAP R/3に新規ターゲットを作成し、そのターゲットに接続します。

  2. 特定のビジネス・オブジェクトを参照します。

  3. Application Explorerを使用して、Siebelで生成されたスキーマ・ファイル(.xdr)を選択することにより、統合オブジェクト・ノードを作成します。

  4. Oracle Application Adapter for SAP R/3に新規のHTTPチャネルを作成します。

  5. このオブジェクトにインバウンドWSDLを生成します。

  6. 次の3行でurn:iwaysoftware:adapter:siebel:oct2004:requestをhttp://www.iwaysoftware.com/xml/Sample%20Accountに置き換えて、作成した10.1.3.4 WSDLを変更します(Sample%20Accountは、Application Explorerで表示される特定の統合オブジェクトの名前です)。

    変更前の10.1.3.4 WSDL

    <definitions name="samp_node"targetNamespace="http://xmlns.oracle.com/pcbpel/iWay/wsdl/Siebel/ariba01/samp_node"xmlns:iWayEvent="urn:iwaysoftware:adapter:siebel:oct2004:request"------------<xsd:schema xmlns:xsd="http://www.w3.org/2001/XMLSchema"targetNamespace="urn:iwaysoftware:adapter:siebel:oct2004:request"elementFormDefault="qualified" xmlns:sbl="urn:iwaysoftware:adapter:siebel:oct2004:request"><xsd:element name="SiebelMessage">

    変更後の10.1.3.4 WSDL

    <definitions name="samp_node"targetNamespace="http://xmlns.oracle.com/pcbpel/iWay/wsdl/Siebel/ariba01/samp_node"xmlns:iWayEvent="http://www.iwaysoftware.com/xml/Sample%20Account"-------------<xsd:schema xmlns:xsd="http://www.w3.org/2001/XMLSchema" targetNamespace="http://www.iwaysoftware.com/xml/Sample%20Account"xmlns:xsdLocal="http://www.iwaysoftware.com/xml/Sample%20Account" attributeFormDefault="unqualified" elementFormDefault="qualified"><xsd:element name="SiebelMessage" type="xsdLocal:SiebelMessage"/>

  7. サーバーを再起動します。

  8. Oracle JDeveloper 10.1.3.4を起動し、JCAインバウンドESBプロジェクトを作成します。

  9. カスタム・アダプタ・サービスで、ローカル・ファイル・システムからインバウンドWSDLを選択します。

  10. ESBプロジェクトをデプロイし、ESBプロジェクトが正常に登録されていることを確認します。

  11. 11gシステムで、ターゲット(統合オブジェクト・ノード)およびチャネルが作成され、10.1.3.4システムのものと同じ名前になっていることを確認します。チャネルを構成する際、プリパーサー・タブで、Application Explorerから生成されたイベント・スキーマ場所を指定します(統合オブジェクト・ノードを右クリックし、11gでスキーマをエクスポートします)。

  12. デプロイ済のESBプロジェクトを11gシステムにコピーします。

  13. Oracle JDeveloper 11gを起動し、10.1.3.4 ESBプロジェクトを移行します。

  14. プロジェクトの移行が完了すると、Oracle JDeveloperで成功メッセージが受信されます。

  15. 移行済プロジェクトを展開し、composite.xmlファイルをダブルクリックして、プロジェクトがエラーなく開くことを確認します。

  16. Oracle JDeveloperで移行済プロジェクトの下にあるJ2CAプロパティ・ファイルをダブルクリックし、次の行を削除します。

    <record-converter className="com.iwaysoftware.afjca15.oracle.InboundXMLRecordConverterImpl"/>

    例:

    <adapter-config name="samp_node" adapter="iWay ERP Adapter" wsdlLocation="isdsrv22_sampleAcct_receive.wsdl" xmlns="http://platform.integration.oracle/blocks/adapter/fw/metadata"><resource-adapter className="com.iwaysoftware.afjca15.IWAFOracleResourceAdapter"/> <record-converter className="com.iwaysoftware.afjca15.oracle.InboundXMLRecordConverterImpl"/>

  17. 移行済のESBプロジェクトを保存してからデプロイします。

  18. デプロイのプロセスでエラーや警告のメッセージが発生しないことを確認します。

  19. Siebelシステムからイベント・メッセージをトリガーし、指定した出力フォルダ内に成功レスポンスのXMLファイルが受信されることを確認します。

サービス・エクスプローラを使用したWSDLの選択

この項は、Siebel 7.7システムに適用されます。

  1. 10.1.3.4システムで、Application Explorerを使用してOracle Application Adapter for SAP R/3に新規ターゲットを作成し、そのターゲットに接続します。

  2. 特定のビジネス・オブジェクトを参照します。

  3. Application Explorerを使用して、Siebelで生成されたスキーマ・ファイル(.xsd)を選択することにより、統合オブジェクト・ノードを作成します。

  4. Oracle Application Adapter for SAP R/3に新規のHTTPチャネルを作成します。

  5. このオブジェクトにインバウンドWSDLを生成します。

  6. 次の例に示す3行でwww.siebel.comをwww.iwaysoftware.comに置き換えて、作成した10.1.3.4 WSDLを変更します。

    変更前の10.1.3.4 WSDL

    <definitions name="samp_node"targetNamespace="http://xmlns.oracle.com/pcbpel/iWay/wsdl/Siebel/isdsrv22/samp_node"xmlns:iWayEvent="http://www.siebel.com/xml/Sample%20Account"------------<xsd:schema xmlns:xsd="http://www.w3.org/2001/XMLSchema" targetNamespace="http://www.siebel.com/xml/Sample%20Account" attributeFormDefault="unqualified" elementFormDefault="qualified" xmlns:xsdLocal="http://www.siebel.com/xml/Sample%20Account"><xsd:element type="xsdLocal:SiebelMessage" name="SiebelMessage"/><xsd:complexType name="SiebelMessage">

    変更後の10.1.3.4 WSDL

    <definitions name="samp_node"targetNamespace="http://xmlns.oracle.com/pcbpel/iWay/wsdl/Siebel/isdsrv22/samp_node"xmlns:iWayEvent="http://www.iwaysoftware.com/xml/Sample%20Account"-------------<xsd:schema xmlns:xsd="http://www.w3.org/2001/XMLSchema" targetNamespace="http://www.iwaysoftware.com/xml/Sample%20Account"xmlns:xsdLocal="http://www.iwaysoftware.com/xml/Sample%20Account" attributeFormDefault="unqualified" elementFormDefault="qualified"><xsd:element name="SiebelMessage" type="xsdLocal:SiebelMessage"/>

  7. サーバーを再起動します。

  8. Oracle JDeveloper 10.1.3.4を起動し、JCAインバウンドESBプロジェクトを作成します。

  9. カスタム・アダプタ・サービスで、サービス・エクスプローラを使用してインバウンドWSDLを選択します。

  10. ESBプロジェクトをデプロイし、ESBプロジェクトが正常に登録されていることを確認します。

  11. 11gシステムで、ターゲット(統合オブジェクト・ノード)およびチャネルが作成され、10.1.3.4システムのものと同じ名前になっていることを確認します。チャネルを構成する際、プリパーサー・タブで、Application Explorerから生成されたイベント・スキーマ場所を指定します(統合オブジェクト・ノードを右クリックし、11gでスキーマをエクスポートします)。

  12. デプロイ済のESBプロジェクトを11gシステムにコピーします。


    注意:

    Oracle Bug#9481515(すべてのアダプタについて10.1.3.X I-Wayプロジェクトの移行中に例外がスローされる)に対するパッチがあります。ESBプロセスの移行に関する新しい問題です。詳細は、「Oracle Bug#9481515 インバウンド」を参照して、このパッチを適用する際に必要な手順を確認してください。パッチを適用しない場合は、次の手順に従うか、または省略します。

  13. プロジェクト・フォルダを開き、DefaultSystem_CustomAdapterServiceName.esbsvcファイル(DefaultSystem_SA.esbsvcなど)およびDefaultSystem_CustomAdapterServiceName_RS.esbsvcファイル(DefaultSystem_SA_RS.esbsvcなど)を、serviceDefinitionセクション内のWSDL URLを変更して編集します。例:

    変更前(DefaultSystem_SA.esbsvc)

    <interface>  <wsdlURL>http://127.0.0.1:80/orainfra/wsil/adapters/applications/ isdsrv22_SA_receive.wsdl?wsdl</wsdlURL>------------------</interface>

    変更後(DefaultSystem_SA.esbsvc)

    <interface><wsdlURL> isdsrv22_SA_receive.wsdl </wsdlURL>------------------------</interface>

    変更前(DefaultSystem_SA_RS.esbsvc)

    <serviceDefinition><wsdlURL>http://127.0.0.1:80/orainfra/wsil/adapters/applications/ isdsrv22_SA_receive.wsdl?wsdl</wsdlURL>--------------------------</endpointDefinition></serviceDefinition>

    変更後(DefaultSystem_SA_RS.esbsvc)

    <serviceDefinition><wsdlURL> isdsrv22_SA_receive.wsdl </wsdlURL>---------------------</endpointDefinition></serviceDefinition>

  14. Oracle JDeveloper 11gを起動し、10.1.3.4 ESBプロジェクトを移行します。

  15. プロジェクトの移行が完了すると、Oracle JDeveloperで成功メッセージが受信されます。

  16. 移行済プロジェクトを展開し、composite.xmlファイルをダブルクリックして、プロジェクトがエラーなく開くことを確認します。

  17. Oracle JDeveloperで移行済プロジェクトの下にあるJ2CAプロパティ・ファイルをダブルクリックし、次の行を削除します。

    <record-converter className="com.iwaysoftware.afjca15.oracle.InboundXMLRecordConverterImpl"/>

    例:

    <adapter-config name="samp_node" adapter="iWay ERP Adapter" wsdlLocation="isdsrv22_sampleAcct_receive.wsdl" xmlns="http://platform.integration.oracle/blocks/adapter/fw/metadata"><resource-adapter className="com.iwaysoftware.afjca15.IWAFOracleResourceAdapter"/> <record-converter className="com.iwaysoftware.afjca15.oracle.InboundXMLRecordConverterImpl"/>

  18. 移行済のESBプロジェクトを保存してからデプロイします。

  19. デプロイのプロセスでエラーや警告のメッセージが発生しないことを確認します。

  20. Siebelシステムからイベント・メッセージをトリガーし、指定した出力フォルダ内に成功レスポンスのXMLファイルが受信されることを確認します。

この項は、Siebel 7.0システムに適用されます。

  1. 10.1.3.4システムで、Application Explorerを使用してOracle Application Adapter for SAP R/3に新規ターゲットを作成し、そのターゲットに接続します。

  2. 特定のビジネス・オブジェクトを参照します。

  3. Application Explorerを使用して、Siebelで生成されたスキーマ・ファイル(.xdr)を選択することにより、統合オブジェクト・ノードを作成します。

  4. Oracle Application Adapter for SAP R/3に新規のHTTPチャネルを作成します。

  5. このオブジェクトにインバウンドWSDLを生成します。

  6. 次の3行でurn:iwaysoftware:adapter:siebel:oct2004:requestをhttp://www.iwaysoftware.com/xml/Sample%20Accountに置き換えて、作成した10.1.3.4 WSDLを変更します(Sample%20Accountは、Application Explorerで表示される特定の統合オブジェクトの名前です)。

    変更前の10.1.3.4 WSDL

    <definitions name="samp_node"targetNamespace="http://xmlns.oracle.com/pcbpel/iWay/wsdl/Siebel/ariba01/samp_node"xmlns:iWayEvent="urn:iwaysoftware:adapter:siebel:oct2004:request"------------<xsd:schema xmlns:xsd="http://www.w3.org/2001/XMLSchema"targetNamespace="urn:iwaysoftware:adapter:siebel:oct2004:request"elementFormDefault="qualified" xmlns:sbl="urn:iwaysoftware:adapter:siebel:oct2004:request"><xsd:element name="SiebelMessage">

    変更後の10.1.3.4 WSDL

    <definitions name="samp_node"targetNamespace="http://xmlns.oracle.com/pcbpel/iWay/wsdl/Siebel/ariba01/samp_node"xmlns:iWayEvent="http://www.iwaysoftware.com/xml/Sample%20Account"-------------<xsd:schema xmlns:xsd="http://www.w3.org/2001/XMLSchema" targetNamespace="http://www.iwaysoftware.com/xml/Sample%20Account"xmlns:xsdLocal="http://www.iwaysoftware.com/xml/Sample%20Account" attributeFormDefault="unqualified" elementFormDefault="qualified"><xsd:element name="SiebelMessage" type="xsdLocal:SiebelMessage"/>

  7. サーバーを再起動します。

  8. Oracle JDeveloper 10.1.3.4を起動し、JCAインバウンドESBプロジェクトを作成します。

  9. カスタム・アダプタ・サービスで、サービス・エクスプローラを使用してインバウンドWSDLを選択します。

  10. ESBプロジェクトをデプロイし、ESBプロジェクトが正常に登録されていることを確認します。

  11. 11gシステムで、ターゲット(統合オブジェクト・ノード)およびチャネルが作成され、10.1.3.4システムのものと同じ名前になっていることを確認します。チャネルを構成する際、プリパーサー・タブで、Application Explorerから生成されたイベント・スキーマ場所を指定します(統合オブジェクト・ノードを右クリックし、11gでスキーマをエクスポートします)。

  12. デプロイ済のESBプロジェクトを11gシステムにコピーします。


    注意:

    Oracle Bug#9481515(すべてのアダプタについて10.1.3.X I-Wayプロジェクトの移行中に例外がスローされる)に対するパッチがあります。ESBプロセスの移行に関する新しい問題です。詳細は、「Oracle Bug#9481515 インバウンド」を参照して、このパッチを適用する際に必要な手順を確認してください。パッチを適用しない場合は、次の手順に従うか、または省略します。

  13. プロジェクト・フォルダを開き、DefaultSystem_CustomAdapterServiceName.esbsvcファイル(DefaultSystem_SA.esbsvcなど)およびDefaultSystem_CustomAdapterServiceName_RS.esbsvcファイル(DefaultSystem_SA_RS.esbsvcなど)を、serviceDefinitionセクション内のWSDL URLを変更して編集します。例:

    変更前(DefaultSystem_SA.esbsvc)

    <interface>  <wsdlURL>http://127.0.0.1:80/orainfra/wsil/adapters/applications/ ariba01_SA_receive.wsdl?wsdl</wsdlURL>------------------</interface>

    変更後(DefaultSystem_SA.esbsvc)

    <interface><wsdlURL> ariba01_SA_receive.wsdl </wsdlURL>------------------------</interface>

    変更前(DefaultSystem_SA_RS.esbsvc)

    <serviceDefinition><wsdlURL>http://127.0.0.1:80/orainfra/wsil/adapters/applications/ ariba01_SA_receive.wsdl?wsdl</wsdlURL>--------------------------</endpointDefinition></serviceDefinition>

    変更後(DefaultSystem_SA_RS.esbsvc)

    <serviceDefinition><wsdlURL> ariba01_SA_receive.wsdl </wsdlURL>---------------------</endpointDefinition></serviceDefinition>

  14. Oracle JDeveloper 11gを起動し、10.1.3.4 ESBプロジェクトを移行します。

  15. プロジェクトの移行が完了すると、Oracle JDeveloperで成功メッセージが受信されます。

  16. 移行済プロジェクトを展開し、composite.xmlファイルをダブルクリックして、プロジェクトがエラーなく開くことを確認します。

  17. Oracle JDeveloperで移行済プロジェクトの下にあるJ2CAプロパティ・ファイルをダブルクリックし、次の行を削除します。

    <record-converter className="com.iwaysoftware.afjca15.oracle.InboundXMLRecordConverterImpl"/>

    例:

    <adapter-config name="samp_node" adapter="iWay ERP Adapter" wsdlLocation="ariba01_sampleAcct_receive.wsdl" xmlns="http://platform.integration.oracle/blocks/adapter/fw/metadata"><resource-adapter className="com.iwaysoftware.afjca15.IWAFOracleResourceAdapter"/> <record-converter className="com.iwaysoftware.afjca15.oracle.InboundXMLRecordConverterImpl"/>

  18. 移行済のESBプロジェクトを保存してからデプロイします。

  19. デプロイのプロセスでエラーや警告のメッセージが発生しないことを確認します。

  20. Siebelシステムからイベント・メッセージをトリガーし、指定した出力フォルダ内に成功レスポンスのXMLファイルが受信されることを確認します。

10.1.3.x BPEL J2CAアウトバウンド・プロセスの11gへのアップグレード

ローカル・ファイル・システムからのWSDLの選択

「ローカル・ファイル・システムからのWSDLの選択」と同じ手順に従うことができます。

サービス・エクスプローラを使用したWSDLの選択

「サービス・エクスプローラを使用したWSDLの選択」と同じ手順に従うことができます。

10.1.3.x BPEL J2CAインバウンド・プロセスの11gへのアップグレード

ローカル・ファイル・システムからのWSDLの選択

  1. 10.1.3.4システムで、Application Explorerを使用してOracle Application Adapter for SAP R/3に新規ターゲットを作成し、そのターゲットに接続します。

  2. 特定のビジネス・オブジェクトを参照します。Application Explorerを使用して、Siebelで生成されたXSD/XDRファイルを選択することにより、統合オブジェクト・ノードを作成します。

  3. Oracle Application Adapter for SAP R/3に新規のHTTPチャネルを作成します。

  4. 特定のビジネス・オブジェクトにインバウンドWSDLを生成します。

  5. サーバーを再起動します。

  6. Oracle JDeveloper 10.1.3.4を起動し、パートナ・リンクのローカル・ファイル・システムからインバウンドWSDLを選択して、JCAインバウンドBPELプロジェクトを作成します。

  7. BPELプロジェクトをデプロイし、デプロイ中にエラーまたは警告のメッセージが発生しないことを確認します。

  8. Siebelシステムからイベント・メッセージをトリガーし、BPELコンソールで成功インスタンスが受信されることを確認します。

  9. 11gシステムで、ターゲット(統合オブジェクト・ノード)およびチャネルが作成され、10.1.3.4システムのものと同じ名前になっていることを確認します。チャネルを構成する際、プリパーサー・タブで、Application Explorerから生成されたイベント・スキーマ場所を指定します(統合オブジェクト・ノードを右クリックし、11gでスキーマをエクスポートします)。

  10. デプロイ済のBPELプロジェクトを11gシステムにコピーします。

  11. Oracle JDeveloper 11gを起動し、10.1.3.4 BPELプロジェクトを移行します。

  12. プロジェクトの移行が完了すると、Oracle JDeveloperで成功メッセージが受信されます。

  13. 移行済プロジェクトを展開し、composite.xmlファイルをダブルクリックして、プロジェクトがエラーなく開くことを確認します。

  14. Oracle JDeveloperで移行済プロジェクトの下にあるJ2CAプロパティ・ファイルをダブルクリックし、次の行を削除します。

    <record-converter className="com.iwaysoftware.afjca15.oracle.InboundXMLRecordConverterImpl"/>

    例:

    <adapter-config name="samp_node" adapter="iWay ERP Adapter" wsdlLocation="isdsrv22_sampleAcct_receive.wsdl" xmlns="http://platform.integration.oracle/blocks/adapter/fw/metadata"><resource-adapter className="com.iwaysoftware.afjca15.IWAFOracleResourceAdapter"/> <record-converter className="com.iwaysoftware.afjca15.oracle.InboundXMLRecordConverterImpl"/>

  15. 移行済のBPELプロジェクトを保存してからデプロイします。

  16. デプロイのプロセスでエラーや警告のメッセージが発生しないことを確認します。

  17. Siebelシステムからイベント・メッセージをトリガーし、Oracle Enterprise Managerコンソールで成功インスタンスが受信されることを確認します。

サービス・エクスプローラを使用したWSDLの選択

  1. 10.1.3.4システムで、Application Explorerを使用してOracle Application Adapter for SAP R/3に新規ターゲットを作成し、そのターゲットに接続します。

  2. 特定のビジネス・オブジェクトを参照します。Application Explorerを使用して、Siebelで生成されたXSD/XDRファイルを選択することにより、統合オブジェクト・ノードを作成します。

  3. Oracle Application Adapter for SAP R/3に新規のHTTPチャネルを作成します。

  4. 特定のビジネス・オブジェクトにインバウンドWSDLを生成します。

  5. サーバーを再起動します。

  6. Oracle JDeveloper 10.1.3.4を起動し、パートナ・リンクのサービス・エクスプローラからインバウンドWSDLを選択して、JCAインバウンドBPELプロジェクトを作成します。

  7. BPELプロジェクトをデプロイし、デプロイ中にエラーまたは警告のメッセージが発生しないことを確認します。

  8. Siebelシステムからイベント・メッセージをトリガーし、BPELコンソールで成功インスタンスが受信されることを確認します。

  9. 11gシステムで、ターゲット(統合オブジェクト・ノード)およびチャネルが作成され、10.1.3.4システムのものと同じ名前になっていることを確認します。チャネルを構成する際、プリパーサー・タブで、Application Explorerから生成されたイベント・スキーマ場所を指定します(統合オブジェクト・ノードを右クリックし、11gでスキーマをエクスポートします)。

  10. デプロイ済のBPELプロジェクトを11gシステムにコピーします。

  11. 10.1.3.4プロジェクト・フォルダ(Project_Name\bpel)内にあるWSDL場所に対するbpel.xmlファイルを編集します。

    <partnerLinkBinding name="samp_node"><property name="wsdlLocation">http://192.168.128.125:80/orainfra/wsil/adapters/applications/isdsrv22_sampleAcct_receive.wsdl?wsdl</property></partnerLinkBinding>

    IPアドレスとポート番号は、WSDLが生成された10.1.3.4システムを参照します。

  12. 10.1.3.4サーバーが稼働していることを確認します。

  13. Oracle JDeveloper 11gを起動し、10.1.3.4 BPELプロジェクトを移行します。

  14. プロジェクトの移行が完了すると、Oracle JDeveloperで成功メッセージが受信されます。

  15. 移行済プロジェクトを展開し、composite.xmlファイルをダブルクリックして、プロジェクトがエラーなく開くことを確認します。

  16. Oracle JDeveloperで移行済プロジェクトの下にあるJ2CAプロパティ・ファイルをダブルクリックし、次の行を削除します。

    <record-converter className="com.iwaysoftware.afjca15.oracle.InboundXMLRecordConverterImpl"/>

    例:

    <adapter-config name="samp_node" adapter="iWay ERP Adapter" wsdlLocation="isdsrv22_sampleAcct_receive.wsdl" xmlns="http://platform.integration.oracle/blocks/adapter/fw/metadata"><resource-adapter className="com.iwaysoftware.afjca15.IWAFOracleResourceAdapter"/> <record-converter className="com.iwaysoftware.afjca15.oracle.InboundXMLRecordConverterImpl"/>

  17. 移行済のBPELプロジェクトを保存してからデプロイします。

  18. デプロイのプロセスでエラーや警告のメッセージが発生しないことを確認します。

  19. Siebelシステムからイベント・メッセージをトリガーし、Oracle Enterprise Managerコンソールで成功インスタンスが受信されることを確認します。

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