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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic Server Application Adapterアップグレード・ガイド
11g リリース1(11.1.1.3.0)
B61421-01
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4 Oracle Application Adapter for PeopleSoftのアップグレード・ガイドライン

この章では、Oracle Application Adapter for SAP R/3に固有のアップグレード・ガイドラインについて説明します。内容は次のとおりです。

10.1.3.x ESB J2CAアウトバウンド・プロセスの11gへのアップグレード

ローカル・ファイル・システムからのWSDLの選択

「ローカル・ファイル・システムからのWSDLの選択」と同じ手順に従うことができます。

サービス・エクスプローラを使用したWSDLの選択

「サービス・エクスプローラを使用したWSDLの選択」と同じ手順に従うことができます。

10.1.3.x ESB J2CAインバウンド・プロセスの11gへのアップグレード

ローカル・ファイル・システムからのWSDLの選択

  1. 10.1.3.4システムで、Application Explorerを使用してOracle Application Adapter for SAP R/3に新規ターゲットを作成し、そのターゲットに接続します。

  2. Oracle Application Adapter for SAP R/3に新規のチャネルを作成します。

  3. 特定のビジネス・オブジェクトを参照し、このオブジェクトにインバウンドWSDLを生成します。


    注意:

    Oracle Bug#9411107(10.1.3.X I-Wayプロジェクトの移行中に例外がスローされる)に対するパッチがあります。PeopleSoftのESBプロセスの移行に関する新しい問題です。詳細は、「Oracle Bug#9411107」を参照して、このパッチを適用する際に必要な手順を確認してください。パッチを適用しない場合は、次の手順に従うか、または省略します。

  4. DEPT_SYNC.VERSION_1内のピリオド(.)を別の文字に置き換える(たとえば、アンダースコア'_'に置き換えてDEPT_SYNC_VERSION_1にする)ことにより、WSDLを変更します。10.1.3.4 WSDLには、約19のDEPT_SYNCオブジェクトのオカレンスがあります。

  5. サーバーを再起動します。

  6. Oracle JDeveloper 10.1.3.4を起動し、JCAインバウンドESBプロジェクトを作成します。

  7. カスタム・アダプタ・サービスで、ローカル・ファイル・システムからインバウンドWSDLを選択します。

  8. ESBプロジェクトをデプロイし、ESBプロジェクトが正常に登録されていることを確認します。

  9. 11gシステムで、10.1.3.4システムで指定されている名前と同じ名前を使用してターゲットおよびチャネルを作成します。

  10. デプロイ済のESBプロジェクトを11gシステムにコピーします。

  11. Oracle JDeveloper 11gを起動し、10.1.3.4 ESBプロジェクトを移行します。

  12. プロジェクトの移行が完了すると、Oracle JDeveloperで成功メッセージが受信されます。

  13. 移行済プロジェクトを展開し、composite.xmlファイルをダブルクリックして、プロジェクトがエラーなく開くことを確認します。

  14. Oracle JDeveloperで移行済プロジェクトの下にあるJ2CAプロパティ・ファイルをダブルクリックし、次の行を削除します。

    <record-converter className="com.iwaysoftware.afjca15.oracle.InboundXMLRecordConverterImpl"/>
    

    例:

    <adapter-config name="DEPT_SYNC_VERSION_1" adapter="iWay ERP Adapter" wsdlLocation="isdsrv14_DEPT_SYNC_receive.wsdl" xmlns="http://platform.integration.oracle/blocks/adapter/fw/metadata"><resource-adapter className="com.iwaysoftware.afjca15.IWAFOracleResourceAdapter"/><record-converter className="com.iwaysoftware.afjca15.oracle.InboundXMLRecordConverterImpl"/>
    
  15. 移行済のESBプロジェクトを保存してからデプロイします。

  16. デプロイのプロセスでエラーや警告のメッセージが発生しないことを確認します。

  17. ERPシステム(PeopleToolsなど)からイベント・メッセージをトリガーし、指定した出力フォルダ内に成功レスポンスのXMLファイルが受信されることを確認します。

サービス・エクスプローラを使用したWSDLの選択

  1. 10.1.3.4システムで、Application Explorerを使用してOracle Application Adapter for SAP R/3に新規ターゲットを作成し、そのターゲットに接続します。

  2. Oracle Application Adapter for SAP R/3に新規のチャネルを作成します。

  3. 特定のビジネス・オブジェクトを参照し、このオブジェクトにインバウンドWSDLを生成します。


    注意:

    Oracle Bug#9411107(10.1.3.X I-Wayプロジェクトの移行中に例外がスローされる)に対するパッチがあります。PeopleSoftのESBプロセスの移行に関する新しい問題です。詳細は、「Oracle Bug#9411107」を参照して、このパッチを適用する際に必要な手順を確認してください。パッチを適用しない場合は、次の手順に従うか、または省略します。

  4. DEPT_SYNC.VERSION_1内のピリオド(.)を別の文字に置き換える(たとえば、アンダースコア'_'に置き換えてDEPT_SYNC_VERSION_1にする)ことにより、WSDLを変更します。10.1.3.4 WSDLには、約19のDEPT_SYNCオブジェクトのオカレンスがあります。

  5. サーバーを再起動します。

  6. Oracle JDeveloper 10.1.3.4を起動し、JCAインバウンドESBプロジェクトを作成します。

  7. カスタム・アダプタ・サービスで、サービス・エクスプローラを使用してインバウンドWSDLを選択します。

  8. ESBプロジェクトをデプロイし、ESBプロジェクトが正常に登録されていることを確認します。

  9. 11gシステムで、10.1.3.4システムで指定されている名前と同じ名前を使用してターゲットおよびチャネルを作成します。

  10. デプロイ済のESBプロジェクトを11gシステムにコピーします。

  11. プロジェクト・フォルダを開き、DefaultSystem_CustomAdapterServiceName.esbsvcファイル(DefaultSystem_dept_sync_wsdl_brows.esbsvcなど)およびDefaultSystem_CustomAdapterServiceName_RS.esbsvcファイル(DefaultSystem_dept_sync_wsdl_brows_RS.esbsvcなど)を、serviceDefinitionセクション内のWSDL URLを変更して編集します。例:

    変更前(DefaultSystem_dept_sync_wsdl_brows.esbsvc)

    <interface>  <wsdlURL>http://127.0.0.1:80/orainfra/wsil/adapters/applications/ isdsrv14_DEPT_SYNC_receive_esb.wsdl?wsdl</wsdlURL>------------------</interface>
    

    変更後(DefaultSystem_dept_sync_wsdl_brows.esbsvc)

    <interface><wsdlURL> isdsrv14_DEPT_SYNC_receive_esb.wsdl</wsdlURL>------------------------</interface>
    

    変更前(DefaultSystem_dept_sync_wsdl_brows_RS.esbsvc)

    <serviceDefinition><wsdlURL>http://127.0.0.1:80/orainfra/wsil/adapters/applications/ isdsrv14_DEPT_SYNC_receive_esb.wsdl?wsdl</wsdlURL>--------------------------</endpointDefinition></serviceDefinition>
    

    変更後(DefaultSystem_dept_sync_wsdl_brows_RS.esbsvc)

    <serviceDefinition><wsdlURL> isdsrv14_DEPT_SYNC_receive_esb.wsdl</wsdlURL>---------------------</endpointDefinition></serviceDefinition>
    
  12. Oracle JDeveloper 11gを起動し、10.1.3.4 ESBプロジェクトを移行します。

  13. プロジェクトの移行が完了すると、Oracle JDeveloperで成功メッセージが受信されます。

  14. 移行済プロジェクトを展開し、composite.xmlファイルをダブルクリックして、プロジェクトがエラーなく開くことを確認します。

  15. Oracle JDeveloperで移行済プロジェクトの下にあるJ2CAプロパティ・ファイルをダブルクリックし、次の行を削除します。

    <record-converter className="com.iwaysoftware.afjca15.oracle.InboundXMLRecordConverterImpl"/>
    

    例:

    <adapter-config name="DEPT_SYNC_VERSION_1" adapter="iWay ERP Adapter" wsdlLocation="isdsrv14_DEPT_SYNC_receive.wsdl" xmlns="http://platform.integration.oracle/blocks/adapter/fw/metadata"><resource-adapter className="com.iwaysoftware.afjca15.IWAFOracleResourceAdapter"/><record-converter className="com.iwaysoftware.afjca15.oracle.InboundXMLRecordConverterImpl"/>
    
  16. 移行済のESBプロジェクトを保存してからデプロイします。

  17. デプロイのプロセスでエラーや警告のメッセージが発生しないことを確認します。

  18. ERPシステム(PeopleToolsなど)からイベント・メッセージをトリガーし、指定した出力フォルダ内に成功レスポンスのXMLファイルが受信されることを確認します。

10.1.3.x BPEL J2CAアウトバウンド・プロセスの11gへのアップグレード

ローカル・ファイル・システムからのWSDLの選択

  1. 10.1.3.4システムで、Application Explorerを使用してOracle Application Adapter for SAP R/3に新規ターゲットを作成し、そのターゲットに接続します。

  2. 特定のビジネス・オブジェクトを参照し、スキーマをデフォルトの場所にエクスポートします。

  3. 特定のビジネス・オブジェクトにアウトバウンドWSDLを生成します。

  4. Application ExplorerからエクスポートされたリクエストおよびレスポンスのスキーマのelementFormDefault値をunqualifiedからqualifiedに変更します。

  5. サーバーを再起動します。

  6. Oracle JDeveloper 10.1.3.4を起動し、ステップ4で変更したリクエストおよびレスポンスのスキーマをアップロードして、JCAアウトバウンドBPELプロジェクトを作成します。

  7. パートナ・リンクで、ローカル・ファイル・システムからアウトバウンドWSDLを選択します。

  8. BPELプロジェクトをデプロイし、デプロイ中にエラーまたは警告のメッセージが発生しないことを確認します。

  9. 11gシステムで、10.1.3.4システムで指定されている名前と同じ名前を使用してターゲットを作成します。

  10. デプロイ済のBPELプロジェクトを11gシステムにコピーします。

  11. Oracle JDeveloper 11gを起動し、10.1.3.4 BPELプロジェクトを移行します。

  12. プロジェクトの移行が完了すると、Oracle JDeveloperで成功メッセージが受信されます。

  13. 移行済プロジェクトを展開し、composite.xmlファイルをダブルクリックして、プロジェクトがエラーなく開くことを確認します。

  14. 移行済のBPELプロジェクトを保存してからデプロイします。

  15. デプロイのプロセスでエラーや警告のメッセージが発生しないことを確認します。

  16. Oracle Enterprise Managerコンソールを開き、ツリー表示またはXML表示で入力XMLを呼び出して、成功レスポンスのXMLを受信します。

サービス・エクスプローラを使用したWSDLの選択

  1. 10.1.3.4システムで、Application Explorerを使用してOracle Application Adapter for SAP R/3に新規ターゲットを作成し、そのターゲットに接続します。

  2. 特定のビジネス・オブジェクトを参照し、スキーマをデフォルトの場所にエクスポートします。

  3. 特定のビジネス・オブジェクトにアウトバウンドWSDLを生成します。

  4. Application ExplorerからエクスポートされたリクエストおよびレスポンスのスキーマのelementFormDefault値をunqualifiedからqualifiedに変更します。

  5. サーバーを再起動します。

  6. Oracle JDeveloper 10.1.3.4を起動し、ステップ4で変更したリクエストおよびレスポンスのスキーマをアップロードして、JCAアウトバウンドBPELプロジェクトを作成します。

  7. パートナ・リンクで、サービス・エクスプローラからアウトバウンドWSDLを選択します。

  8. BPELプロジェクトをデプロイし、デプロイ中にエラーまたは警告のメッセージが発生しないことを確認します。

  9. 11gシステムで、10.1.3.4システムで指定されている名前と同じ名前を使用してターゲットを作成します。

  10. デプロイ済のBPELプロジェクトを11gシステムにコピーします。

  11. 10.1.3.4プロジェクト・フォルダ(Project_Name\bpel)内にあるWSDL場所に対するbpel.xmlファイルを編集します。

    <partnerLinkBinding name="DEPT"><property name="wsdlLocation">http://192.168.128.125:80/orainfra/wsil/adapters/applications/isdsrv14_DEPT_invoke.wsdl?wsdl </property></partnerLinkBinding>
    

    IPアドレスとポート番号は、WSDLが生成された10.1.3.4システムを参照します。

  12. 10.1.3.4サーバーが稼働していることを確認します。

  13. Oracle JDeveloper 11gを起動し、10.1.3.4 BPELプロジェクトを移行します。

  14. プロジェクトの移行が完了すると、Oracle JDeveloperで成功メッセージが受信されます。

  15. 移行済プロジェクトを展開し、composite.xmlファイルをダブルクリックして、プロジェクトがエラーなく開くことを確認します。

  16. 移行済のBPELプロジェクトを保存してからデプロイします。

  17. デプロイのプロセスでエラーや警告のメッセージが発生しないことを確認します。

  18. Oracle Enterprise Managerコンソールを開き、ツリー表示またはXML表示で入力XMLを呼び出して、成功レスポンスのXMLを受信します。

10.1.3.x BPEL J2CAインバウンド・プロセスの11gへのアップグレード

ローカル・ファイル・システムからのWSDLの選択

「ローカル・ファイル・システムからのWSDLの選択」と同じ手順に従うことができます。

サービス・エクスプローラを使用したWSDLの選択

「サービス・エクスプローラを使用したWSDLの選択」と同じ手順に従うことができます。