Format Builderツールを使用すると、非XMLデータ・レコードの記述を簡単に作成できます。Format Builderでは、非XMLデータのレイアウトと階層を、XMLと相互に変換できるように記述できます。また、バイト・シーケンスをフィールドとして記述できます。各フィールドには、データ型(浮動小数点、文字列など)、データ・サイズ、フィールド名の記述を含めます。Format Builderではさらに、フィールドのグループ化(グループ)、フィールドやグループの繰り返し、および集約を定義できます。
Format Builderで作成した記述は、メッセージ・フォーマット言語(MFL)と呼ばれるXML文法で保存されます。MFLドキュメントは、非XMLデータ・レコードのインスタンスをXMLドキュメントのインスタンス(またはその逆)に変換するために実行時に使用されます。
このヘルプ・システムでは、Format Builderを使用して非XMLドキュメントのスキーマを定義する方法を説明します。定義したスキーマをXquery Mapperツールで使用すると、XMLフォーマットと非XMLフォーマットとの間で自動的にデータを変換できるようになります。
以下の内容について説明します。
第10章「Format Builderのメイン・ウィンドウ」 - Format Builderのメイン・ウィンドウ内を移動する方法を説明します。
第11章「メッセージ・フォーマットの詳細ウィンドウ」 - メッセージ・フォーマットの詳細ウィンドウのフィールドについて説明します。
第13章「グループの詳細ウィンドウ」 - グループの詳細ウィンドウのフィールドについて説明します。
第15章「コメントの詳細ウィンドウ」 - フィールドの詳細ウィンドウのフィールドについて説明します。
第14章「参照の詳細ウィンドウ」 - 参照の詳細ウィンドウのフィールドについて説明します。
第15章「コメントの詳細ウィンドウ」 - コメントの詳細ウィンドウのフィールドについて説明します。
第16章「Format Builderのオプション」 - Format Builderのオプションの詳細ウィンドウのフィールドについて説明します。
第18章「Format Tester - Format Testerの使用方法を説明します。
第17章「メタデータのインポート」 - Format Builderを使用してCOBOLコピーブックまたはC構造体をインポートし、XMLファイルを生成する方法を説明します。
第19章「Format Builderのメニュー」 - Format Builderのメニューから実行できるコマンドについて説明します。
第21章「パレットの使用」 - Format Builderのパレット機能とその使用方法を説明します。
第20章「操作方法」 - Format Builderで基本的な作業を行うための手順を1つずつ説明します。
第22章「Format Builderのサポート対象のデータ型」 - サポートされるMFLおよびCOBOL Copybook Importerのデータ型のリストを示します。