ヘッダーをスキップ
Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managementインストレーション・ガイド
11gリリース1(11.1.1)
B55911-02
  ドキュメント・ライブラリへ
ライブラリ
製品リストへ
製品
目次
目次

戻る
戻る
 
次へ
次へ
 

8.2 既存のWebLogicドメインへのODIPのみの単独構成

このトピックでは、既存のWebLogic管理ドメインにOracle Directory Integration Platform(ODIP)のみを構成する方法を説明します。内容は次のとおりです。

8.2.1 適切なデプロイメント環境

このトピックで説明する構成は、次の環境に適しています。

次の条件がある環境:

  • WebLogic Administration Serverが、11gリリース1(11.1.1)のOracle Internet Directoryコンポーネントを管理していて、Oracle Directory Integration Platformをそのドメインに結合したい。

次の条件がある環境:

  • WebLogic Administration Serverが、他の11gリリース1(11.1.1)のOracle Directory Servicesを管理しているが、ドメインなしでインストールされたOracle Internet Directoryを管理していない。

8.2.2 デプロイされるコンポーネント

この項の構成を実行すると、次のコンポーネントがデプロイされます。

  • WebLogic Managed Server

  • Oracle Directory Integration Platform

8.2.3 依存関係

この項の構成は、次のものに依存しています。

  • Oracle WebLogic Server

  • Oracle Internet Directory

  • Oracle Internet Directory用のOracle Database

  • Oracle Internet Directoryデータベースにある「Identity Management - Oracle Internet Directory」スキーマ

8.2.4 手順

次の手順を実行して、既存のドメインにOracle Directory Integration Platformのみを構成します。

  1. Oracle Directory Integration Platformがインストールされていることを確認します。「インストールのロードマップ」および「Oracle Identity Managementの最新バージョンのインストール」を参照してください。

  2. <Oracle_Home>/bin/config.sh(UNIX)または<Oracle_Home>\bin\config.batを実行してOracle Identity Management構成ウィザードを起動します。「次へ」をクリックして続行します。

  3. ドメインの選択画面で、既存ドメインの拡張を選択して、次の情報を入力します。

    • 「ホスト名」フィールドに、ドメインを含んでいるホストの名前を入力します。

    • 「ポート」フィールドに、Oracle WebLogic Serverのリスニング・ポートを入力します。

    • 「ユーザー名」フィールドに、ドメインでのユーザー名を入力します。

    • 「パスワード」フィールドに、ドメイン・ユーザーのパスワードを入力します。

    「次へ」をクリックします。「インストール場所の指定」画面が表示されます。

  4. 「ホーム」、「インスタンス」およびWebLogic Serverのディレクトリを識別します。「インストール先ディレクトリの識別」を参照してください。


    注意:

    Oracle Identity Managementコンポーネントを既存のOracle WebLogic Server管理ドメインに構成する場合、ドメイン内の各Oracle WebLogic Serverホーム、Oracleミドルウェア・ホームおよびOracleホーム・ディレクトリはディレクトリ・パスおよび名前が同一である必要があります。

    各フィールドに情報を入力して、「次へ」をクリックします。セキュリティ更新の指定画面が表示されます。

  5. セキュリティ上の問題の通知方法を選択します。

    • セキュリティ上の問題について、電子メールで通知を受け取るには、「電子メール」フィールドに電子メール・アドレスを入力します。

    • セキュリティ上の問題について、My Oracle Support(旧MetaLink)から通知を受け取る場合、My Oracle Supportオプションを選択し、My Oracle Supportのパスワードを入力します。

    • セキュリティ上の問題について通知を受け取らない場合は、すべてのフィールドを空欄のままにします。

    「次へ」をクリックします。「コンポーネントの構成」画面が表示されます。

  6. ディレクトリ統合プラットフォームのみを選択します。他のコンポーネントが選択されていないことを確認して、「次へ」をクリックします。ポートの構成画面が表示されます。

  7. インストーラによるポートの構成方法を選択します。

    • インストーラが、あらかじめ定められた範囲内のポートを構成するようにするには、自動ポート構成を選択します。

    • インストーラがstaticports.iniファイルを使用してポートを構成するようにするには、構成ファイルを使用してポートを指定を選択します。staticports.iniファイルの設定を更新するには、「ファイルの表示/編集」をクリックします。

    「次へ」をクリックします。OID詳細の指定画面が表示されます。

  8. 次の情報を入力することによって、Oracle Directory Integration Platform用のOracle Internet Directoryを識別します。

    • ホスト名: Oracle Internet Directoryホストのホスト名またはIPアドレスを入力します。

    • ポート: Oracle Internet DirectoryのLDAP SSLポートを入力します。

    • ユーザー名: Oracle Internet Directory管理者のユーザー名を入力します。

    • パスワード: Oracle Directory Integration PlatformがOracle Internet Directoryに接続するために使用するユーザー名のパスワードを入力します。

    「次へ」をクリックします。スキーマ・データベースの指定画面が表示されます。

  9. Oracle Internet Directoryスキーマに関する、次の情報を入力します。

    • 接続文字列: データベース接続情報を入力します。接続文字列は、hostname:port:servicenameという形式である必要があります。Oracle Real Application Clusters(RAC)の場合、接続文字列は、hostname1:port1:instance1^hostname2:port2:instance2@servicenameという形式である必要があります。

    • パスワード: 「パスワード」フィールドに、ODSSMスキーマのパスワードを入力します。

    「次へ」をクリックします。「インストール・サマリー」画面が表示されます。

  10. インストールを完了するために、「インストールの完了」の手順をすべて実行します。