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Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managementインストレーション・ガイド
11gリリース1(11.1.1)
B55911-02
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10.5 OIF基本構成の実行

このトピックでは、Oracle Identity Federation(OIF)の基本構成を実行する方法を説明します。内容は次のとおりです。

10.5.1 適切なデプロイメント環境

Oracle Identity Federationの基本構成は、次の場合に適しています。

  • インストール後に複合的な実装を構築するためのベースの作成

  • テスト環境のデプロイ

  • 小規模な独立構成のデプロイ

10.5.2 デプロイされるコンポーネント

Oracle Identity Federationの基本構成を実行すると、次のコンポーネントがデプロイされます。

Oracle Identity Federationを新しいドメインにインストールする場合:

  • WebLogic Managed Server

  • Oracle Identity Federation

  • WebLogic Administration Server

  • Fusion Middleware Control

  • オプション: Oracle HTTP Server

Oracle Identity Federationを既存のドメインにインストールする場合:

  • WebLogic Managed Server

  • Oracle Identity Federation

  • オプション: Oracle HTTP Server

10.5.3 依存関係

Oracle Identity Federationの基本構成は、Oracle WebLogic Serverに依存します。

10.5.4 手順

Oracle Identity Federationの基本構成をデプロイするには、次の手順を実行します。

  1. Oracle Identity Federationがインストールされていることを確認します。「インストールのロードマップ」および「Oracle Identity Managementの最新バージョンのインストール」を参照してください。

  2. <Oracle_Home>/bin/config.sh(UNIX)または<Oracle_Home>\bin\config.batを実行してOracle Identity Management構成ウィザードを起動します。「次へ」をクリックして続行します。

  3. 「ドメインの選択」画面で、新しいドメインと既存のドメインのどちらにOracle Identity Federationを構成するかを選択します。

    Oracle Identity Federationを新しいドメインに構成するには:

    1. 新規ドメインの作成を選択します。

    2. 「ユーザー名」フィールドに、新しいドメインでのユーザー名を入力します。

    3. ユーザー・パスワード・フィールドに、新しいドメインでのパスワードを入力します。

      「パスワードの確認」フィールドに、もう一度ユーザー・パスワードを入力します。

    4. 「ドメイン名」フィールドに、新しいドメインのドメイン名を入力します。

    5. 「次へ」をクリックします。「インストール場所の指定」画面が表示されます。

    手順4に進んで、インストールを続行します。

    Oracle Identity Federationを既存のドメインに構成するには:

    1. 既存ドメインの拡張を選択します。

    2. 「ホスト名」フィールドに、ドメインを含んでいるホストの名前を入力します。

    3. 「ポート」フィールドに、WebLogic Administration Serverのリスニング・ポートを入力します。

    4. 「ユーザー名」フィールドに、ドメインでのユーザー名を入力します。

    5. 「パスワード」フィールドに、ドメイン・ユーザーのパスワードを入力します。

    「次へ」をクリックします。「インストール場所の指定」画面が表示されます。

  4. 「インストール先ディレクトリの識別」を参照して、ホーム、インスタンスおよびWebLogic Serverの各ディレクトリを識別します。


    注意:

    Oracle Identity Managementコンポーネントを既存のOracle WebLogic Server管理ドメインに構成する場合、ドメイン内の各Oracle WebLogic Serverホーム、Oracleミドルウェア・ホームおよびOracleホーム・ディレクトリはディレクトリ・パスおよび名前が同一である必要があります。

    各フィールドに情報を入力して、「次へ」をクリックします。セキュリティ更新の指定画面が表示されます。

  5. セキュリティ上の問題の通知方法を選択します。

    • セキュリティ上の問題について、電子メールで通知を受け取るには、「電子メール」フィールドに電子メール・アドレスを入力します。

    • セキュリティ上の問題について、My Oracle Support(旧MetaLink)から通知を受け取る場合、My Oracle Supportオプションを選択し、My Oracle Supportのパスワードを入力します。

    • セキュリティ上の問題について通知を受け取らない場合は、すべてのフィールドを空欄のままにします。

    「次へ」をクリックします。「コンポーネントの構成」画面が表示されます。

  6. 「Oracle Identity Federation」、およびオプションで「Oracle HTTP Server」を選択します。これら2つのコンポーネントを同時に構成する方法の詳細は、「OIF用のOracle HTTP Serverの構成」を参照してください。

    Oracle Identity Federationを新しいドメインにインストールする場合、Fusion Middleware Controlコンポーネントが、インストール対象として自動的に選択されます。

    他のコンポーネントが選択されていないことを確認して、「次へ」をクリックします。ポートの構成画面が表示されます。

  7. インストーラによるポートの構成方法を選択します。

    • インストーラが、あらかじめ定められた範囲内のポートを構成するようにするには、自動ポート構成を選択します。

    • インストーラがstaticports.iniファイルを使用してポートを構成するようにするには、構成ファイルを使用してポートを指定を選択します。staticports.iniファイルの設定を更新するには、「ファイルの表示/編集」をクリックします。

    「次へ」をクリックします。Oracle Identity Federation構成タイプの選択画面が表示されます。

  8. 「基本」を選択し、「次へ」をクリックします。OIF詳細の指定画面が表示されます。

  9. 次の情報を入力します。

    • PKCS12パスワード: Oracle Identity Federationが暗号化およびウォレットに署名するために使用するパスワードを入力します。ウォレットは、インストーラにより、自己署名された証明書を使用して自動生成されます。ウォレットは、テスト用にのみ使用することをお薦めします。

    • パスワードの確認: PKCS12パスワードをもう一度入力します。

    • サーバーID: このOracle Identity Federationインスタンスを識別するために使用する文字列を入力します。入力した文字列の先頭に、oifという接頭辞が追加されます。Oracle WebLogic Server管理ドメイン内の各論理Oracle Identity Federationインスタンスは、一意のサーバーIDを持つ必要があります。単一の論理インスタンスとして働くクラスタ化されたOracle Identity Federationインスタンスは、同じサーバーIDを持ちます。

    「次へ」をクリックします。「インストール・サマリー」画面が表示されます。

  10. インストールを完了するために、「インストールの完了」の手順をすべて実行します。