Oracle Fusion Middleware Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suite管理者ガイド 11g リリース1(11.1.1) B55916-02 |
|
戻る |
次へ |
この章では、Oracle Business Activity Monitoring(Oracle BAM)の構成の概要を説明し、Oracle BAMサーバーのプロパティ、Webアプリケーションのプロパティ、およびディストリビューション・リストの構成方法について説明します。
この章の内容は、次のとおりです。
Oracle BAMサーバーは、Oracle BAMアクティブ・データ・キャッシュ(Oracle BAM ADC)、Oracle BAMレポート・キャッシュ、Oracle BAMエンタープライズ・メッセージ・ソース(EMS)およびOracle BAMイベント・エンジンの各コンポーネントの集合です。
Oracle BAM Webアプリケーションは、複数のシン・クライアント(アクティブ・スタジオ、アーキテクト、アドミニストレータおよびアクティブ・ビューア)とOracle BAMレポート・サーバーの集合です。
Oracle BAMサーバーおよびOracle BAM Webアプリケーションの各サブコンポーネントの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Activity Monitoringユーザーズ・ガイド』を参照してください。
Oracle BAMサーバーおよびWebアプリケーションの一般的なプロパティは、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlコンソールで構成します。詳細は、第24.3項「Oracle BAMサーバー基本プロパティの構成」および第24.2項「Oracle BAM Web基本プロパティの構成」を参照してください。
セキュリティの構成については第24.9項「セキュリティの構成」で、Oracle BAMのロール(権限)とユーザー・アカウントの追加と管理については第26.3項「Oracle BAMユーザーの管理」で説明します。
Oracle User Messaging Service(UMS)は、アラートがOracle BAMユーザーに配信されるように構成する必要があります。詳細は、第24.5項「Oracle User Messaging Serviceの構成」を参照してください。
Oracle BAMをSOAコンポジット・アプリケーションで使用する場合は、Oracle BAMアダプタの構成を完了する必要があります。詳細は、第24.7項「Oracle BAMアダプタの構成」を参照してください。
拡張プロパティは構成ファイルに格納され、システムMBeanブラウザを使用して編集できる必要があります。詳細は、第24.10項「拡張プロパティの構成」を参照してください。また、Oracle BAMの構成で使用可能なすべてのプロパティのリストは、第24.11項「Oracle BAMの構成プロパティの参照」を参照してください。
Oracle BAMのディストリビューション・リストは、個別に受信者を指定せずに、複数のOracle BAMユーザーにアラートやレポートを送信する際に使用されます。ディストリビューション・リストは、Oracle BAMアドミニストレータ・アプリケーションで構成します。詳細は、第24.6項「Oracle BAMのディストリビューション・リストの構成」を参照してください。
Oracle BAMのパフォーマンス・チューニングの情報については、Oracle Fusion Middlewareのパフォーマンスおよびチューニングに関するガイドを参照してください。
Oracle BAMの高可用性の構成情報については、『Oracle Fusion Middleware高可用性ガイド』を参照してください。
Oracle BAM Webアプリケーションの基本プロパティの一部は、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlコンソールを使用して構成します。
Oracle BAMのプロパティを変更した場合は、Oracle BAM Webアプリケーションを再起動する必要があります。Oracle BAMの再起動については、第26.2項「Oracle BAMの可用性の管理」を参照してください。
次の各項では、各プロパティの構成方法について説明します。
拡張プロパティの構成については、第24.10項「拡張プロパティの構成」および第24.11項「Oracle BAMの構成プロパティの参照」を参照してください。
Oracle BAM Webアプリケーションのプロパティは、Fusion Middleware ControlコンソールのOracleBamWebプロパティ・ページで構成します。
Oracle BAM Webアプリケーションのプロパティを構成する手順は、次のとおりです。
「OracleBamWeb」ノードを選択して、Fusion Middleware ControlコンソールのOracleBamWebプロパティ・ページに移動します。
次の場所にあるWebブラウザでFusion Middleware Controlコンソールを開きます。
http://host_name:port_number/em
ナビゲーション・ツリーでは、Oracle BAM Webノードは「BAM」フォルダ内に「OracleBamWeb」と表示されます。
「BAM Web」メニューから「BAM Webプロパティ」を選択します。
「BAM Webプロパティ」ページが開きます。
表示された各フィールドに適切な値を入力します。
各プロパティの構成方法については、次の各項を参照してください。
「適用」をクリックします。
プロパティを変更した後は、Oracle BAMアプリケーションを再起動する必要があります。
レポートおよびアラート用の正しいURLを生成するには、「アプリケーションURL」プロパティの値をlocalhost
から実際のホスト名に更新する必要があります。
「アプリケーションURL」プロパティは、Oracle BAM Webアプリケーション・プロパティ・ページとOracleBamServerプロパティ・ページの両方で構成します。Oracle BAM Webアプリケーション・ページでは、URLを使用して、レポートおよびアラート用の完全なURLが生成されます。
このプロパティは、Oracle BAM WebアプリケーションとOracle BAMサーバーの両方に対して共通であることに注意してください。このプロパティが一方のページで構成されている場合は、同じ値が他方の構成ページにも表示されます。
「レポート・ロード・インジケータ」プロパティは、Oracle BAMアクティブ・スタジオおよびOracle BAMアクティブ・ビューアでレポートを表示するときに、レポート・ロード・インジケータがデフォルトで有効か無効かを指定します。
このプロパティが有効な場合は、レポートが表示されるとレポート・ロード・インジケータがデフォルトで表示されます。ただし、各ユーザーは、ユーザー・プリファレンス構成でレポート・ロード・インジケータを無効にできます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Activity Monitoringユーザーズ・ガイド』を参照してください。
「サーバー名」プロパティは、Oracle BAMサーバーのホスト名を指定します。Oracle BAM Webアプリケーションの個々のアプリケーションでは、Oracle BAMレポート・サーバーのアクティブ・データ・キャッシュおよびレポート・キャッシュからデータを取得するOracle BAMサーバーの場所が必要です。
Oracle BAMサーバーの基本プロパティの一部は、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlコンソールを使用して構成します。
Oracle BAMのプロパティを変更した後は、Oracle BAMサーバーを再起動する必要があります。Oracle BAMの再起動については、第26.2項「Oracle BAMの可用性の管理」を参照してください。
次の各項では、各プロパティの構成方法について説明します。
拡張プロパティの構成については、第24.10項「拡張プロパティの構成」および第24.11項「Oracle BAMの構成プロパティの参照」を参照してください。
Oracle BAMサーバー・プロパティは、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware ControlコンソールのOracleBamServerプロパティ・ページで構成します。
Oracle BAMサーバー・プロパティを構成する手順は、次のとおりです。
Fusion Middleware Controlコンソールで「OracleBamServer」ノードを選択して、Oracle BAMサーバーのホーム・ページに移動します。
次の場所にあるWebブラウザでFusion Middleware Controlコンソールを開きます。
http://host_name:port_number/em
ナビゲーション・ツリーでは、Oracle BAMサーバー・ノードは「BAM」フォルダ内に「OracleBamServer」と表示されます。
「BAMサーバー」メニューから「BAMサーバー・プロパティ」を選択します。
「BAMサーバー・プロパティ」ページが開きます。
表示された各フィールドに適切な値を入力します。
各プロパティの構成方法については、次の各項を参照してください。
「適用」をクリックします。
プロパティを変更した後は、Oracle BAMアプリケーションを再起動する必要があります。
「データ・ソースJNDI」プロパティは、Oracle BAM ADCで使用するデータベースを指定します。Oracle BAM ADCに対して作成するデータソースJNDIの名前を入力します。データ・ソースの構成についての一般情報は、Oracle Fusion MiddlewareのOracle WebLogic ServerのJDBCの構成および管理に関するドキュメントを参照してください。
「アプリケーションURL」プロパティは、Oracle BAM Webアプリケーションでのみ使用されます。この構成プロパティは、Oracle BAMサーバーではすでに使用されていません。Oracle BAM Webサーバーに対してこのプロパティを構成する方法については、第24.2.2項「アプリケーションURLの構成」を参照してください。
「ビューセットの共有」プロパティを使用すると、ビューセットを共有できます(可能な場合)。ビューセットは、特定のOracle BAMデータ・オブジェクトへの問合せを表すオブジェクトです。ビューセットには、複数のフィールド(データ・オブジェクトからの列または他のデータ・オブジェクトからの参照のいずれか)、集計、グループまたは計算フィールドを含めることができます。ビューセットはソートやフィルタ処理も可能で、行レベルのセキュリティが暗黙的に適用されます。
通常、特定のビューセットを他のユーザーと共有できるのは、他のユーザーが同じOracle BAMダッシュボードにアクセスするときに、そのビューセットが、フィルタで使用する行レベルのセキュリティ、プロンプト、パラメータなどの要因のために類似している場合です。
スナップショットは、ビューセットで作成できる問合せ結果セットです。スナップショットは、開いた後のビューセットから生成できます。スナップショットの生成はパフォーマンスに大きな影響を与えます。このため、Oracle BAMサーバーでは、ビューセットを共有することで、特定のビューのスナップショット1つのみを使用して同じダッシュボードの複数のユーザー間でそのスナップショットを共有できます。
同一ビューのユーザー間でビューセットを共有すると、パフォーマンスが向上します。ただし、新規ユーザーの場合は、ユーザーごとにビューセットの共有を開始するため、ビューセットが同期されるまで待機する必要があります。
Oracle BAMダッシュボードを開いた最初のユーザーは、新規のスナップショットを受信し(このスナップショットはキャッシュされます)、その直後にアクティブ・データをリアルタイムで受信します。アクティブ・データの変更(変更リストと呼ばれます)はキャッシュされます。
同じダッシュボードを開いた別のユーザーは、最初のユーザーに対して生成されてキャッシュされたスナップショットを受信します。次に、「アクティブ・データを同期中」というメッセージが表示され、キャッシュされた変更リストを(最初のユーザーより短い時間で)受信します。
デフォルトでは、最大50の変更リストがキャッシュされます。このため、複数のユーザーがダッシュボードを開いた場合、2番目のユーザーは、リアルタイムのアクティブ・データの受信を開始する前に、ダッシュボードへの最大50の変更リストの送信を待機する必要があります。
キャッシュする変更リストの数を少なくするには、「ElementsCountLimit」プロパティを設定します。拡張プロパティの構成については、第24.11項「Oracle BAMの構成プロパティの参照」を参照してください。
「レポート・キャッシュ永続性マネージャ」プロパティは、永続性の場所(ファイル・ベースまたはメモリー・ベース)を指定します。Oracle BAMレポート・キャッシュに対して適切な永続性の場所を選択します。
Oracle Data Integratorの統合プロパティは、Oracle Data IntegratorをOracle BAMサーバーに統合するための値を指定します。
次のプロパティに対して適切な値を入力します。
ODIユーザー: Oracle Data Integratorでシナリオを実行するユーザー
ODIパスワード: Oracle Data Integratorのエンコードされたパスワード
ODI作業リポジトリ名: Oracle Data Integratorの作業リポジトリ・データベースの名前
ODIエージェント・ホスト: Oracle Data Integratorエージェントが稼働しているサーバーのIPアドレスまたはホスト名
ODIエージェント・ポート: Oracle Data IntegratorエージェントがリスニングしているTransmission Control Protocol(TCP)ポート
この項では、電子メール・アドレスの構成方法について説明します。このアドレスは、Oracle BAMイベント・エンジンで送信される電子メール通知の「From」ヘッダーに表示されます。
Oracle BAMサーバーの「電子メール・アカウントのアウトバウンド」プロパティは、Oracle BAMアラート通知の電子メール・メッセージおよびOracle BAMレポート・リンクの電子メール・メッセージを配信するための専用の電子メール・アカウントを指している必要があります。
二次アクションで電子メール通知を送信するように構成されたOracle BAMアラートが、一次アクションで失敗した場合、このプロパティは、実行時にOracle UMSがアクセスできる電子メール・アドレスで構成する必要があります。このためには、専用の電子メール・アカウントを作成することをお薦めします。
注意: 管理者は、アラートのテストに個人の電子メール・アカウントを使用しないでください。これは、Oracle UMSでは、メール・ボックス内の電子メール通知が削除され、到着したメッセージも継続して削除されるためです。 |
構成を完了するには、Oracle UMSのusermessagingdriver-email
ドライバを構成する必要があります。詳細は、第24.5項「Oracle User Messaging Serviceの構成」を参照してください。
Oracle BAMイベント・エンジンには、別の構成プロパティ「TimeoutPeriodToGetFailedStatusesInMins」があります。このプロパティは、イベント・エンジンが、電子メールの配信後に、Oracle UMSから失敗通知を受信したかどうかを確認するための待機時間です。このプロパティのデフォルト値は10分です。この時間内に失敗通知を受信しなかった場合、イベント・エンジンは電子メールが正常に配信されたとみなし、フェイルオーバー・アクションは破棄されます。この時間を経過した後に受信した失敗通知は、イベント・エンジンでは無視されます。「TimeoutPeriodToGetFailedStatusesInMins」の構成については、第24.11項「Oracle BAMの構成プロパティの参照」を参照してください。
ロギング・レベルの構成には、「ログ構成」ページを使用します。ログの表示については、第25.6項「Oracle BAMのログの監視」を参照してください。ロギングとログ・レベルの一般情報は、第3.4項「ログ・ファイルの構成」とOracle Fusion Middlewareの管理者ガイドを参照してください。
「ログ構成」ページを開くには、図24-1に示すように、ナビゲーション・ツリーで「OracleBamServer」ノードまたは「OracleBamWeb」ノードを右クリックし、「ログ」→「ログ構成」の順に選択します。
図24-2に示すように、各ログ出力に対して適切な通知レベルを選択します。
アラートの発行時に電子メール通知を送信するには、Fusion Middleware ControlコンソールでOracle User Messaging Service(UMS)を適切に構成する必要があります。
UMSの電子メール・ドライバは、拒否された電子メールも含めたすべての配信失敗について、Oracle BAMサーバー用に構成された電子メール・アカウントのアウトバウンドを監視します。電子メールの配信失敗通知は非同期です。つまり、電子メールの拒否通知の受信までに要する時間は限定されていません。
サービスを構成する手順は、次のとおりです。
次の場所にあるWebブラウザでFusion Middleware Controlコンソールを開きます。
http://host_name:port_number/em
Fusion Middleware Controlコンソールで、「ユーザー・メッセージング・サービス」フォルダを開き、「usermessagingdriver-email (bam_server1)」ノードを選択して、「usermessagingdriver-email」(「ユーザー・メッセージング電子メール・ドライバ」)ページに移動します。
「ユーザー・メッセージング電子メール・ドライバ」ショートカット・メニューから、「電子メール・ドライバ・プロパティ」を選択します。
「ドライバ固有の構成」セクションで、「IncomingMailServer」プロパティに、Internet Message Access Protocol(IMAP)サーバー名(Oracle UMSではPOP3もサポートしています)を、「IncomingUserIDs」プロパティに、電子メール・アカウント名を、「IncomingUserPasswords」プロパティに、この電子メール・アカウントにアクセスするためのパスワードをそれぞれ指定します。
詳細は、第27.4項「ユーザー・メッセージング・サービス・ドライバの構成」を参照してください。構成する必要があるプロパティに関する具体的な説明は、表27-4「カスタムの電子メール・プロパティ」に記載されています。
「適用」をクリックして、変更内容を保存します。
Oracle BAMサーバーの構成で、「電子メール・アカウントのアウトバウンド」プロパティに電子メール・アカウントを入力します。詳細は、第24.3.7項「電子メール・アカウントのアウトバウンドの構成」を参照してください。
Oracle BAMのディストリビューション・リストは、個別に受信者を指定せずに、複数のOracle BAMユーザーにアラートやレポートを送信する際に使用されます。Oracle BAMのディストリビューション・リストは、Oracle BAMアドミニストレータ・アプリケーションを使用して構成します。
ディストリビューション・リストを構成する手順は、次のとおりです。
「Oracle BAM開始ページ」に移動してログインし、「アドミニストレータ」を選択します。
「Oracle BAM開始ページ」の場所は次のとおりです。
http://host_name:port_number/OracleBAM/
リストから「ディストリビューション・リスト管理」を選択します。
「作成」をクリックします。
「ディストリビューション・リスト名」に一意の名前を入力し、「作成」をクリックします。
「続行」をクリックして、ディストリビューション・リスト名を保存します。
ページの左側の「ディストリビューション・リスト」リストに表示されている新しいディストリビューション・リストを選択し、「編集」をクリックします。
「メンバーの選択」リストから、ディストリビューション・リストに追加するユーザー・アカウントを選択します。
複数のユーザー名をクリックして、複数のユーザーを選択することもできます。強調表示されたユーザー名がディストリビューション・リストに追加されます。
「保存」をクリックします。
ユーザーがディストリビューション・リストに追加されます。
アダプタ・バッチ処理プロパティを含むOracle BAMアダプタのプロパティは、Oracle Weblogic Server管理コンソールで構成します。詳細は、第24.7.1項「Oracle BAMアダプタ・プロパティの構成」を参照してください。
Oracle BAMアダプタ(BPELプロセスのOracle BAMセンサー・アクションを含む)をSOAコンポジット・アプリケーションで使用する場合は、コネクション・ファクトリ、信頼できるドメイン、および資格証明マッピングの構成を考慮する必要があります。
Oracle BAMアダプタを使用するアプリケーションをデプロイするには、その前に、Oracle BAMサーバーへのコネクション・ファクトリを構成する必要があります。Remote Method Invocation(RMI)およびSimple Object Access Protocol(SOAP)の両方のコネクション・ファクトリを構成できます。詳細は、第24.7.2項「Oracle BAMコネクション・ファクトリの構成」を参照してください。
別のドメインにデプロイされているSOAコンポジット・アプリケーションとOracle BAM Server間でRMI接続を使用する場合は、Oracle Weblogic Server管理コンソールで信頼できるドメインの構成を行う必要があります。詳細は、第24.7.3項「信頼できるドメインの構成」を参照してください。
Oracle BAMアダプタで、プレーン・テキストのユーザー名とパスワードではなく、資格証明を使用している場合は、Oracle BAMアダプタ(BPELプロセスのOracle BAMセンサー・アクションを含む)がOracle BAMサーバーに接続できるように、資格証明も確立してマップする必要があります。詳細は、第24.7.4項「資格証明マッピングの構成」を参照してください。
注意: プレーン・テキストのユーザー名とパスワードは、本番以外のモードでのみ使用します。混乱を避けるために、資格証明マッピングとプレーン・テキストのユーザー情報は一緒に使用せず、一度に一方のみ適用してください。Oracle BAMとOracle SOAインフラストラクチャでは異なるアイデンティティ・ストアが使用されるため、共通のサービス・インフラストラクチャ・ユーザーとOracle BAMユーザーが存在しない場合、Oracle BAMユーザーは、サービス・インフラストラクチャのアイデンティティ・ストアに構成する必要があります。 Oracle BAMアダプタは、トランザクション動作をサポートしていません。このため、トランザクション・サポートを構成するためのセクションがOracle WebLogic Server管理コンソールにあっても、Oracle BAMアダプタは「トランザクションなし」レベルのままである必要があります。 |
Oracle BAMアダプタのプロパティは、Oracle Weblogic Server管理コンソールで構成します。
Oracle BAMアダプタのプロパティを構成する手順は、次のとおりです。
Oracle WebLogic Server管理コンソール(http://
host_name
:
port_number
/console
)に移動して、ログインします。
「ドメイン構造」メニューで、「デプロイメント」を選択します。
「デプロイメント」のサマリー表で、「OracleBamAdapter」を検索してクリックします。
「OracleBamAdapterの設定」ページで、「構成」タブを選択し、2行目にある「プロパティ」タブを選択します。
新しい値を入力し、更新した各値のチェック・ボックスを選択して、「保存」をクリックします。
各プロパティの詳細は、表24-1「Oracle BAMアダプタの構成プロパティ」を参照してください。
また、バッチ処理プロパティの構成に関する一般情報は、第24.8項「Oracle BAMのバッチ処理プロパティの構成」を参照してください。
注意: デプロイ・プランへのこれらの変更をコミットするには、「チェンジ・センター」で「変更のアクティブ化」をクリックする必要があります。「変更のアクティブ化」ボタンが表示されない場合の次善策の詳細は、Oracle Technology Network WebサイトのOracle BAMのトラブルシューティング・ガイドを参照してください。
|
SOAドメイン・サーバーを再起動します。
SOAドメイン・サーバーはOracle BAMアダプタがデプロイされる場所であるため、再起動する必要があります。
表24-1 Oracle BAMアダプタの構成プロパティ
RMIのプロパティ | SOAPのプロパティ | デフォルト | 説明 |
---|---|---|---|
|
|
1000 |
送信前のバッチの最小要素数。 |
|
|
5000 |
送信前のバッチの最大要素数。 |
|
|
5000 |
バッチ送信後のタイムアウト(ミリ秒単位、バッチが満杯でない場合を含む)。 |
|
|
|
「バッチ満杯時にブロックする」プロパティのデフォルト設定。バッチが満杯の場合に、バッチ操作をブロックするかどうかを示します。 |
|
|
10 |
許容される保留コールの最大数。 |
Oracle BAMサーバーを使用できないときにBPELプロセス・モニターからのメッセージが公開された場合、メッセージは維持されないため、Oracle BAMサーバーがオンラインに戻っても、Oracle BAMデータ・オブジェクトに公開されません。
第24.7.1項「Oracle BAMアダプタ・プロパティの構成」で説明しているように、Oracle BAMアダプタの構成でOracle BAMアダプタ・プロパティBlock_On_Batch_Full
にtrue
を設定することによって、この動作を変更できます。
BPELプロセス・モニターの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle SOA Suite開発者ガイド』のBPELプロセスへのモニターのインストゥルメントに関する項を参照してください。
Oracle BAMアダプタを使用するには、その前に、Oracle WebLogic Server管理コンソールで一部の構成を行う必要があります。
Oracle BAMサーバーに接続するためのOracle BAMコネクション・ファクトリを構成するには、Oracle WebLogic Server管理コンソールを使用します。
Oracle BAMコネクション・ファクトリを構成する手順は、次のとおりです。
Oracle WebLogic Server管理コンソール(http://
host_name
:
port_number
/console
)に移動して、ログインします。
「ドメイン構造」メニューで、「デプロイメント」を選択します。
「デプロイメント」のサマリー表で、「OracleBamAdapter」を検索してクリックします。
「OracleBamAdapterの設定」ページで、「構成」タブを選択し、2行目にある「アウトバウンド接続プール」タブを選択します。
適切な「グループとインスタンス」のターゲットを開いて、Java Naming and Directory Interface(JNDI)名をクリックし、Oracle JDeveloperで使用するコネクション・ファクトリ・インタフェースを構成します。
RMIベース・コールのコネクション・ファクトリを構成するには、「oracle.bam.adapter.adc.RMIConnectionFactory」グループを開き、ユーザーがOracle JDeveloperで使用するJNDI名を選択します。デフォルトでは、「eis/bam/rmi」コネクション・ファクトリが提供されます。
SOAPベース・コールのコネクション・ファクトリを構成するには、「oracle.bam.adapter.adc.SOAPConnectionFactory」グループを開き、ユーザーがOracle JDeveloperで使用するJNDI名を選択します。デフォルトでは、「eis/bam/soap」コネクション・ファクトリが提供されます。
表内のセルをクリックして値を入力し、各プロパティを構成します。
注意: 表に値を入力した後、[Enter]キーを押します。 |
注意: 「UserName」フィールドには、アプリケーション・レベルのロールが「アドミニストレータ」または「レポート設計者」のメンバーであるOracle BAMユーザーを指定する必要があります。ユーザーのOracle BAMアプリケーション・ロールへの割当てについては、第26.3.3項「アプリケーション・ロールへのメンバーの追加」および第26.3.4項「Oracle BAMアプリケーション・ロールの理解」を参照してください。 |
この構成によって、HTTPを使用したコネクション・ファクトリが作成されます。HTTPSコネクション・ファクトリの構成方法は、第24.7.2.1項「Oracle BAMアダプタに対するHTTPSの構成」を参照してください。
RMIプロトコルには、異なる構成プロパティがあります。標準の接続プロパティ以外に、「InstanceName」と「IsClustered」を指定する必要があります。
更新した値の横にあるチェック・ボックスを選択して、「保存」をクリックします。
注意: デプロイ・プランへのこれらの変更をコミットするには、「チェンジ・センター」で「変更のアクティブ化」をクリックする必要があります。「変更のアクティブ化」ボタンが表示されない場合の次善策の詳細は、Oracle Technology Network WebサイトのOracle BAMのトラブルシューティング・ガイドを参照してください。
|
HTTPSを構成する手順は、次のとおりです。
第24.7項「Oracle BAMアダプタの構成」の説明に従って、Oracle WebLogic Server管理コンソールで「oracle.bam.adapter.adc.soap.SOAPConnectionFactory」コネクション・ファクトリを検索します。
「oracle.bam.adapter.adc.soap.SOAPConnectionFactory」ノードをクリックして開き、「eis/bam/soap」オプションを選択して、「新規」をクリックします。
「oracle.bam.adapter.adc.soap.SOAPConnectionFactory」オプションを選択し、「次へ」をクリックします。
このコネクション・ファクトリのJNDI名を入力し、「終了」をクリックします。
「グループとインスタンス」リストから、「eis/bam/https」接続プール・インスタンスを選択します。
第24.7項「Oracle BAMアダプタの構成」の説明に従って、構成プロパティを設定し、「IsHTTPSEnabledWebService」の値をtrue
に変更します。
別のドメインにデプロイされているSOAコンポジット・アプリケーションとOracle BAM Server間でRMI接続を使用する場合は、Oracle Weblogic Server管理コンソールで信頼できるドメインの構成を行う必要があります。
信頼できるドメインを構成する手順は、次のとおりです。
Oracle Weblogic Server管理コンソールを使用し、SOAサーバー・ドメインとOracle BAMサーバー・ドメインの両方で「base_domain」→「セキュリティ」→「一般」の順に移動して、「拡張」設定を展開します。
「資格証明」フィールドと「資格証明の確認」フィールドに、WebLogic Serverドメインの資格証明を入力します。
SOAサーバー・ドメインとOracle BAMサーバー・ドメインの両方に同じ資格証明を入力して、ドメイン間の信頼を確立します。
変更を「保存」および「アクティブ化」して、Oracle WebLogic Serverを再起動します。
信頼できるドメインの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverの保護』のグローバル・トラストの有効化に関する項を参照してください。
Oracle WebLogic Serverの資格証明マッピング機能を使用して、ユーザー名とパスワードの各プロパティを安全に格納するには、Oracle BAMアダプタを構成します。
注意: プレーン・テキストのユーザー名とパスワードは、本番以外のモードでのみ使用します。混乱を避けるために、資格証明マッピングとプレーン・テキストのユーザー情報は一緒に使用せず、一度に一方のみ適用してください。 |
資格証明マッピングを構成する手順は、次のとおりです。
Oracle WebLogic Server管理コンソールを使用して、「デプロイメント」→「OracleBamAdapter」→「セキュリティ」→「資格証明マッピング」の順に移動します。
「新規」をクリックして、資格証明マッピング・エントリを作成するアウトバウンド接続プール・インスタンスを選択し、「次へ」をクリックします(デフォルトでは、Oracle BAMはeis/bam/rmi
とeis/bam/soap
の2つの接続プールとともにインストールされています)。
注意: 各アウトバウンド接続プールに対して個別の資格証明マッピング・エントリが作成されていることを確認してください。デフォルトのアウトバウンド接続プール以外に追加のアウトバウンド接続プールがある場合は、それに対応する資格証明マッピングを作成する必要があります。 |
「未認証WLSユーザー」を選択し、「次へ」をクリックします(「未認証WLSユーザー」は匿名ユーザーに類似しています)。
Oracle BAMサーバーに接続するための対応するユーザー名とパスワードを指定し、「終了」をクリックして、資格証明マッピングの構成を完了します。
他のOracle BAM接続プール・エントリがある場合は、前述の手順を繰り返して資格証明マッピングを作成します。
各アウトバウンド接続プール・エントリに対して資格証明マッピングを構成すると、それらのマッピングが「資格証明マッピング」表に表示されます。
これらの変更を有効にするには、Oracle WebLogic Serverを再起動する必要があります。
バッチ・プロセッサは、クライアントとアクティブ・データ・キャッシュ・サーバー間での操作(挿入、更新、アップサート、削除など)をバッチ処理します。これによって、リモート・コールの数が制限されるため、パフォーマンスが向上します。たとえば、バッチ処理を有効にすると10個の更新操作が1回のリモート・コールで処理できるため、リモート・コールを10回実行する必要はありません。
注意: バッチ処理は受信データに対してのみ使用し、内部のOracle BAMプロセスには使用しないでください。 |
Oracle BAMのバッチ処理プロパティは、次の場所にあるBAMCommonConfig.xml
ファイルにあります。
WLS_HOME/user_projects/domains/base_domain/config/fmwconfig/servers/bam_server1/applications/oracle-bam_11.1.1/config/
Oracle BAMのプロパティを変更した後は、Oracle BAMを再起動する必要があります。Oracle BAMの再起動については、第26.2項「Oracle BAMの可用性の管理」を参照してください。
注意: Oracle BAM ADC APIプロパティは、すべてのOracle BAMクライアント(ICommand、Oracle Data Integratorなど)によって使用されるプロパティです。SOAPプロパティは、SOAPを使用するように構成されている場合に、Oracle BAMアダプタによってのみ使用されます。 |
表24-2 アクティブ・データ・キャッシュAPIおよびSOAP(Oracle BAMアダプタ)のバッチ処理プロパティ
Oracle BAM ADC APIのプロパティ | SOAPのプロパティ | デフォルト | 説明 |
---|---|---|---|
ActiveDataCache_Datasets_Batching_Limit_PendingCalls |
Adapter_SOAP_Batching_Limit_PendingCalls |
10 |
許容される保留コールの最大数。 |
ActiveDataCache_Datasets_Batching_Limit_Lower |
Adapter_SOAP_Batching_Limit_Lower |
1000 |
送信前のバッチの最小要素数。 |
ActiveDataCache_Datasets_Batching_Limit_Upper |
Adapter_SOAP_Batching_Limit_Upper |
5000 |
送信前のバッチの最大要素数。 |
ActiveDataCache_Datasets_Batching_Timeout |
Adapter_SOAP_Batching_Timeout |
5000 |
バッチ送信後のタイムアウト間隔(ミリ秒単位、バッチが満杯でない場合を含む)。 |
ActiveDataCache_Datasets_Batching_BlockOnBatchFull |
Adapter_SOAP_Batching_BlockOnBatchFull |
|
「バッチ満杯時にブロックする」プロパティは、バッチが満杯の場合に、バッチ操作をブロックするかどうかを示します。 |
ActiveDataCache_Datasets_Batching_RetryInterval |
Adapter_SOAP_Batching_RetryInterval |
30000 |
失敗したフラッシュをバッチ処理で再試行する間隔(ミリ秒単位)。 |
ActiveDataCache_Datasets_Batching_MaxRetryInterval |
Adapter_SOAP_Batching_MaxRetryInterval |
3600000 |
失敗したフラッシュをバッチ処理で再試行する最大間隔(ミリ秒単位)。 |
ActiveDataCache_Datasets_Batching_MaximumRetries |
Adapter_SOAP_Batching_MaximumRetries |
|
失敗したフラッシュをバッチ処理で再試行する最大回数。0(ゼロ)は再試行しないことを示します。 |
ActiveDataCache_Datasets_Batching_SuspendOnDisconnect |
Adapter_SOAP_Batching_SuspendOnDisconnect |
|
接続の切断時に一時停止します。これは、Oracle BAMサーバーへの接続が失われた場合に、バッチ処理を永続的に一時停止の状態にするかどうかを示します。 |
バッチ処理再試行メカニズム
バッチ処理再試行メカニズムは、ネットワーク障害やOracle BAMサーバーがオフラインになったためにサーバーとの通信が失われた場合に、そのサーバーに対してリモート・コールを再試行するように設計されています。この再試行メカニズムの操作は、この項で説明する構成プロパティによって管理します。「フラッシュ」とは、処理のためにバッチ・コールをOracle BAMサーバーに送信することを指します。
RetryInterval
プロパティは、再試行の間隔をミリ秒単位で指定します。MaxRetryInterval
値が指定されていない(0)場合は、バッチ・フラッシュが成功するかMaximumRetries
値を超えるまで、RetryInterval
値の間隔でコードの再試行が続行されます。
MaxRetryInterval
値が指定されている場合、再試行の間隔値は、そのMaxRetryInterval
値に達するまで、再試行ごとに2倍になります。間隔値は、バッチ・フラッシュが成功するかMaximumRetries
値を超えるまで、MaxRetryInterval
の間隔のままです。これによって、再試行の間隔は、より適切な長期間の間隔に向けて下方修正できます。サーバーが迅速にリカバリしない場合は、短い間隔での再試行を続行しないでください。
MaximumRetries
値が0
の場合、再試行は実行されず、失敗したバッチは破棄されます。
SuspendOnDisconnect
値がtrue
の場合、すべてのバッチ処理は、Oracle BAMサーバーとの通信が再確立されているかどうかに関係なく、クライアント・アプリケーションが再起動するまで永続的に一時停止の状態になります。
保留バッチ制限に達したときに、現行バッチが満杯(最大サイズに達している)の場合は、バッチ・コールがブロックされます。現行コールからの操作をキューに入れる場所がないため、Oracle BAMは、状態が解決するまでクライアントをブロックします。
表24-2は、アクティブ・データ・キャッシュAPIのバッチ処理(第24.7.2項「Oracle BAMコネクション・ファクトリの構成」で構成したRMIコネクション・ファクトリで使用)で指定できる構成プロパティについて説明しています。
Oracle BAMアダプタのバッチ処理メカニズム(SOAPコネクション・ファクトリで使用)にも、同じ構成プロパティとデフォルト値のセットがあります。
セキュリティはOracle WebLogic Serverで構成します。ここにリストした各項の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverの保護』を参照してください。
Oracle WebLogic Serverのセキュリティに関する一般情報は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverセキュリティについて』に記載されています。
この項では、Oracle BAMに関連する次のセキュリティについて説明します。
資格証明マッピングは、Oracle BAMアダプタの使用時にユーザー名とパスワードの各プロパティを安全に格納するために使用します。詳細は、第24.7.4項「資格証明マッピングの構成」を参照してください。
Oracle BAMアプリケーションへの安全なアクセスを確保するために、ユーザーには、必要な権限を提供するロールが割り当てられます。詳細は、第26.3項「Oracle BAMユーザーの管理」を参照してください。
Oracle WebLogic Serverには、Oracle SOA SuiteおよびOracle WebCenterをOracle WebLogic Serverに接続する際に、Secure Socket Layer(SSL)を有効にするための機能が用意されています。
キーストアと証明書の作成と管理には、Java Development Kit(JDK)のkeytool
ユーティリティを使用し、Oracle WebLogic Serverのリスナーの構成には、Oracle WebLogic Server管理コンソールを使用します。
詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverの保護』のSSLの構成に関する項を参照してください。
Oracle WebLogic Serverを使用すると、Oracle BAM WebアプリケーションをSSLポートと非SSLポートの両方に構成し、Oracle BAMをSSLポートと非SSLポートの両方で実行するように構成することもできますが、このために、Oracle BAMアラート用に構成したURLで問題が発生します。SSLポートと非SSLポートの両方で実行中のOracle BAMは、2つのOracle BAMレポートURLをアラートの電子メール受信者に送信できません。したがって、管理者は、Oracle BAMレポートURLの受信者に対して使用するアクセスのモード(SSLまたは非SSL)を決定する必要があります。
Oracle BAMをSSLモードで起動し、Oracle BAMクライアント(ICommandなど)がOracle BAM ADCを起動し、SSLを使用してEJB、JMSリソースおよびJDBCリソースを起動できるようにするには、Oracle BAMの次のプロパティを構成する必要があります。
BAMCommonConfig.xml
、BAMServerConfig.xml
およびBAMICommandConfig.xml
ファイルのCommunication_Protocol
を次のように設定します。
デフォルト値: <Communication_Protocol>t3</Communication_Protocol>
t3sを使用するSSLの場合: <Communication_Protocol>t3s</Communication_Protocol>
BAMCommonConfig.xml
ファイルのListenPort
を次のように設定します。
デフォルト値: <ListenPort>ListenPort</ListenPort>
SSLの場合: <ListenPort>SSLListenPort</ListenPort>
Oracle Internet Directoryの構成に関する一般情報は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverの保護』のOracle Internet DirectoryおよびOracle Virtual Directoryの認証プロバイダでのユーザーとグループの構成に関する項を参照してください。
Oracle Internet DirectoryをOracle BAMと併用する手順は、次のとおりです。
Oracle WebLogic Server管理コンソールを使用して、Oracle Internet Directoryを構成します。
Lightweight Directory Access Protocol(LDAP)ブラウザを使用してOracle Internet Directoryに接続し、Oracle Internet Directoryの構成時にOracle WebLogic Server管理コンソールで指定した内容と同じベース・ユーザー識別名でユーザーを作成して、Oracle Internet DirectoryにOracleSystemUserを作成します。
次のSQL文を実行して、Oracle BAMスキーマのユーザー・グローバル一意識別子(GUID)をNULLに設定します。
UPDATE "SysIterUser" SET "SysIterUser"."GUID" = NULL, "SysIterUser"."Inactive" = NULL;
これは、Oracle BAMシステムのJMSトピックへのアクセスを制限する場合のオプションの手順です。
Oracle BAM JMSリソースを保護する手順は、次のとおりです。
Oracle WebLogic Server管理コンソールを使用して、任意のグループ名のグループを作成します。例: OracleSystemGroup
。
WLS_HOME
/AS11gR1SOA/bam/bin
に移動し、WLSTを使用してsecure_jms_system_resource.py
を起動します。
使用方法は次のとおりです。
<JAVA_HOME>/bin/java -classpath <weblogic.jar_location> weblogic.WLST./secure_jms_system_resource.py --username admin_user_name --password admin_password --url admin_server_t3_url --jmsSystemResource JMS_system_resource_name --group security_group_to_use
このグループにOracleSystemUserを割り当てます。
このグループにすべてのOracle BAMユーザーを割り当てます。
Oracle BAMには、Fusion Middleware ControlコンソールのOracleBamServerプロパティ・ページやOracleBamWebプロパティ・ページを使用した構成では使用できない多数の拡張プロパティが用意されています。これらの拡張プロパティは、システムMBeanブラウザを使用して構成します。
Oracle BAMの構成で使用可能なすべてのプロパティのリストは、第24.11項「Oracle BAMの構成プロパティの参照」を参照してください。
システムMBeanブラウザを使用して拡張プロパティを構成する手順は、次のとおりです。
「OracleBAMWeb」または「OracleBAMServer」メニューで、「システムMBeanブラウザ」を選択します。
適切な「アプリケーション定義のMBean」ページへのパスを選択します。
すべてのOracle BAMコンポーネントに共通のプロパティの場合: 「アプリケーション定義のMBean」→「oracle.bam.common」→「サーバー: bam_server1」→「アプリケーション: oracle-bam」→「構成」→「BAMCommonConfig」の順に選択します(図24-3を参照)。
Oracle BAMサーバー固有のプロパティの場合: 「アプリケーション定義のMBean」→「oracle.bam.server」→「サーバー: bam_server1」→「アプリケーション: oracle-bam」→「構成」→「BAMServerConfig」の順に選択します。
Oracle BAM Webアプリケーション固有のプロパティの場合: 「アプリケーション定義のMBean」→「oracle.bam.web」→「サーバー: bam_server1」→「アプリケーション: oracle-bam」→「構成」→「BAMWebConfig」の順に選択します。
関連する構成プロパティがシステムMBeanブラウザに表示されます。
「値」列でプロパティの値を編集し、「適用」をクリックします。
Oracle BAMのプロパティを変更した後は、Oracle BAMを再起動する必要があります。Oracle BAMの再起動については、第26.2項「Oracle BAMの可用性の管理」を参照してください。
Oracle BAMの構成プロパティ・ファイル
Oracle BAMのすべてのプロパティは、構成ファイルに格納されています。構成ファイルは、Oracle BAMのコンポーネントがインストールされているホスト上の次のディレクトリにあります。
WLS_HOME/user_projects/domains/base_domain/config/fmwconfig/servers/bam_server1/applications/oracle-bam_11.1.1/config
通常、構成プロパティはBAMCommonConfig.xml
ファイルに格納されます。このファイルには、Oracle BAMのすべてのコンポーネントに対してグローバルなプロパティが記載されています。これらのプロパティは、コンポーネント固有の構成ファイルに指定することもできます。
Oracle BAMサーバー固有のプロパティは、BAMServerConfig.xml
内に構成されます。
Oracle BAM Webアプリケーション固有のプロパティは、BAMWebConfig.xml
内に構成されます。
Oracle BAM ICommandユーティリティ固有のプロパティは、BAMICommandConfig.xml
内に構成されます。
BAMCommonConfig.xml
ファイルに設定されたプロパティは、常にロードされます。これ以外の構成ファイルは、明示的にロードする必要があります。Oracle BAMサーバーはBAMServerConfig.xml
ファイルを、Oracle BAM WebアプリケーションはBAMWebConfig.xml
ファイルを、ICommandはBAMICommandConfig.xml
ファイルをそれぞれ明示的にロードします。構成ファイルがロードされると、以前に設定されたプロパティは上書きされます。つまり、BAMCommonConfig.xml
に設定されているプロパティは、BAMServerConfig.xml
に指定したプロパティによって上書きされます。
この項では、使用可能なOracle BAMの各構成プロパティについて簡単に説明します。
拡張プロパティはFusion Middleware ControlコンソールのシステムMBeanブラウザで構成します。Fusion Middleware ControlコンソールのOracle BAMの構成ページに表示されないプロパティの構成については、第24.10項「拡張プロパティの構成」を参照してください。
注意: Oracle BAM ADC APIプロパティは、すべてのOracle BAMクライアント(ICommand、Oracle Data Integratorなど)によって使用されるプロパティです。SOAPプロパティは、SOAPを使用するように構成されている場合に、Oracle BAMアダプタによってのみ使用されます。 |
表24-3 Oracle BAMの構成プロパティ
プロパティ名 | 説明 |
---|---|
ActiveDataCache.API.Batching.ThreadPool.CoreSize |
アイドル状態の場合にOracle BAM ADC APIのThreadPoolに保持するスレッド数を指定します。 デフォルト値: 5 |
ActiveDataCache.API.Batching.ThreadPool.KeepAliveTimeInSecs |
Oracle BAM ADC APIのThreadPoolにアイドル状態のスレッドを保持する時間(秒単位)。 デフォルト値: 20 |
ActiveDataCache.API.Batching.ThreadPool.MaxSize |
Oracle BAM ADC APIのThreadPool内の最大スレッド数。 デフォルト値: 100 |
ActiveDataCache.API.Batching.ThreadPool.QueueSize |
Oracle BAM ADC APIのThreadPoolにキューできる最大メッセージ数。 デフォルト値: 30 |
ActiveDataCache.API.BufferedDataReader.ThreadPool.CoreSize |
アイドル状態の場合にOracle BAM ADCのBufferedDataReader ThreadPoolに保持するスレッド数を指定します。 デフォルト値: 10 |
ActiveDataCache.API.BufferedDataReader.ThreadPool.KeepAliveTimeInSecs |
BAMCommonConfig.xmlで構成します。 Oracle BAM ADCのBufferedDataReader ThreadPoolにアイドル状態のスレッドを保持する時間(秒単位)。 デフォルト値: 20 |
ActiveDataCache.API.BufferedDataReader.ThreadPool.MaxSize |
Oracle BAM ADCのBufferedDataReader ThreadPool内の最大スレッド数。 デフォルト値: 100 |
ActiveDataCache.API.BufferedDataReader.ThreadPool.QueueSize |
Oracle BAM ADCのBufferedDataReader ThreadPoolにキューできる最大メッセージ数。 デフォルト値: 30 |
ActiveDataCache.Kernel.ActiveDataQueue.ThreadPool.CoreSize |
アイドル状態の場合にOracle BAM ADCのActiveDataQueue ThreadPoolに保持するスレッド数を指定します。 デフォルト値: 20 |
ActiveDataCache.Kernel.ActiveDataQueue.ThreadPool.KeepAliveTimeInSecs |
Oracle BAM ADCのActiveDataQueue ThreadPoolにアイドル状態のスレッドを保持する時間(秒単位)。 デフォルト値: 20 |
ActiveDataCache.Kernel.ActiveDataQueue.ThreadPool.MaxSize |
Oracle BAM ADCのActiveDataQueue ThreadPool内の最大スレッド数。 デフォルト値: 100 |
ActiveDataCache.Kernel.ActiveDataQueue.ThreadPool.QueueSize |
Oracle BAM ADCのActiveDataQueue ThreadPoolにキューできる最大メッセージ数。 デフォルト値: 30 |
ActiveDataCache_Datasets_Batching_BlockOnBatchFull |
「バッチ満杯時にブロックする」プロパティは、バッチが満杯の場合に、バッチ操作をブロックするかどうかを示します。 デフォルト値: |
ActiveDataCache_Datasets_Batching_Limit_Lower |
サーバーに送信する前のバッチの最小要素数。負荷に応じて、バッチにはこの最小数より多く(上限は最大数)の要素が含まれる場合がありますが、タイムアウトが経過しないかぎり、この最小数未満にはなりません。 このルールの例外については、 詳細は、第24.8項「Oracle BAMのバッチ処理プロパティの構成」を参照してください。 デフォルト値: 1000 |
ActiveDataCache_Datasets_Batching_Limit_PendingCalls |
サーバーへの送信を待機している保留中のバッチ数の制限。この制限に達して、現在のバッチが満杯(上限に達した)場合、この条件がクリアされるまで、以降のバッチ操作はブロッキング呼出しになります。この制限によって、クライアントが調整され、サーバーにバッチが過剰に送信されることが防止されます。 詳細は、第24.8項「Oracle BAMのバッチ処理プロパティの構成」を参照してください。 デフォルト値: 10 |
ActiveDataCache_Datasets_Batching_Limit_Upper |
送信前のバッチの最大要素数。バッチにこの最大数より多くの要素が含まれることはありません。 詳細は、第24.8項「Oracle BAMのバッチ処理プロパティの構成」を参照してください。 デフォルト値: 5000 |
ActiveDataCache_Datasets_Batching_MaximumRetries |
失敗した処理を再試行するために、バッチ処理がバッチをサーバーに送信する最大回数。値0(ゼロ)は再試行しないことを示します。 デフォルト値: 2147483647 |
ActiveDataCache_Datasets_Batching_MaxRetryInterval |
失敗した処理を再試行するために、バッチ処理がバッチをサーバーに送信する最大間隔(ミリ秒単位)。この最大再試行間隔を指定すると、間隔がこの最大値に達するまで、各再試行の再試行間隔が2倍になります。以降の再試行では、この最大値が使用されます。これにより、失敗をすぐに解決できない場合に、再試行が減少するように構成できます。最大再試行間隔に0(ゼロ)を指定した場合、再試行間隔は変更されません。 デフォルト値: 3600000 |
ActiveDataCache_Datasets_Batching_RetryInterval |
失敗した処理を再試行するために、バッチ処理がバッチをサーバーに送信する間隔(ミリ秒単位)。サーバーが再起動中であったなど、サーバーの接続の問題による失敗の場合は、再試行が試みられます。 デフォルト値: 30000 |
ActiveDataCache_Datasets_Batching_SuspendOnDisconnect |
Oracle BAMサーバーへの接続が失われた場合に、バッチ処理を永続的に一時停止の状態にするかどうかを示します。 デフォルト値: |
ActiveDataCache_Datasets_Batching_ThreadPoolSize |
スレッド・プールの定数サイズ(つまり、固定数のスレッドを含む)。 デフォルト値: 25 |
ActiveDataCache_Datasets_Batching_Timeout |
ミリ秒単位のタイムアウト。この時間が経過した後、バッチが満杯でなくても、バッチが送信される(ミリ秒単位、 タイムアウトは、バッチ処理が非アクティブであるために過剰に待機することを防ぎます。バッチ処理では、サーバーへの送信をこのタイムアウトより長く待機しません。 詳細は、第24.8項「Oracle BAMのバッチ処理プロパティの構成」を参照してください。 デフォルト値: 50 |
Adapter_SOAP_Batching_BlockOnBatchFull |
「バッチ満杯時にブロックする」プロパティは、バッチが満杯の場合に、バッチ操作をブロックするかどうかを示します。 デフォルト値: |
Adapter_SOAP_Batching_Limit_Lower |
送信前のバッチの最小要素数。 詳細は、第24.8項「Oracle BAMのバッチ処理プロパティの構成」を参照してください。 デフォルト値: 1000 |
Adapter_SOAP_Batching_Limit_Upper |
送信前のバッチの最大要素数。 詳細は、第24.8項「Oracle BAMのバッチ処理プロパティの構成」を参照してください。 デフォルト値: 5000 |
Adapter_SOAP_Batching_Timeout |
バッチ送信後のタイムアウト間隔(ミリ秒単位、バッチが満杯でない場合を含む)。 詳細は、第24.8項「Oracle BAMのバッチ処理プロパティの構成」を参照してください。 デフォルト値: 50 |
ADC_PassThrough_Import_BatchSize |
外部データ・オブジェクトからインポートする最大行数。 デフォルト値: 50 |
ADC_PassThrough_Import_MaxRowsToImportAtOnce |
デフォルト値: 100 |
ADC_PassThrough_Import_MaxSize |
デフォルト値: -1 |
ADCBatchSize |
JDBC文のバッチ処理を参照します。Oracle BAM ADCは、SQL文の実行時に、JDBCのバッチ処理を使用してデータベースへのコール数を減らし、パフォーマンスを向上させます。各コールでは、単一の文ではなく文のバッチを実行します。 デフォルト値: 100 |
ADCChannelName |
このプロパティは、Oracle BAMの内部でのみ使用されます。このプロパティは、Oracleサポート・サービスによる指示がないかぎり変更しないでください。 デフォルト値: |
ADCDataSource |
アクティブ・データ・キャッシュに対するデータソース。詳細は、第24.3.2項「データソースJNDIの構成」を参照してください。 デフォルト値: |
ADCLogBatchInsertLocks |
Oracle BAM ADCのバッチ挿入ロックを記録するかどうかを指定します。 デフォルト値: false |
ADCLogFolderLocks |
Oracle BAM ADCのフォルダ・ロックを記録するかどうかを指定します。 デフォルト値: false |
ADCLogSqlStatements |
Oracle BAM ADCのSQL文を記録するかどうかを指定します。 デフォルト値: false |
ADCLogTransactionLocks |
Oracle BAM ADCのトランザクション・ロックを記録するかどうかを指定します。 デフォルト値: false |
ADCMaxViewsetRowCount |
このプロパティを使用して、ビューに表示するデータのデフォルトの行数制限を指定します。この値を大きくすると、パフォーマンスが低下することに注意してください。 デフォルト値: 64000 |
ADCPreloadDataObjectIDs |
データ・オブジェクトを、アクセス時のオン・デマンドではなく、Oracle BAM ADCの起動時にロードするかどうかを指定します。データ・オブジェクトの事前ロードによって、起動時間は長くなりますが、データ・オブジェクトの最初のアクセス時間は短くなります。データ・オブジェクトを事前ロードしないと、起動時間は短くなりますが、データ・オブジェクトの最初のアクセス時間は長くなります。また、データ・オブジェクトがほとんど参照されない状態ですべてのデータ・オブジェクトを事前ロードすると、メモリー所要量が不必要に増加する可能性があります。 |
ADCPushInterval |
Oracle BAMアクティブ・データ・キャッシュがイベントをOracle BAMレポート・サーバーにプッシュする間隔。これは、アクティブなイベントがOracle BAMのダッシュボード・ページで発生する頻度に影響を与える要因の1つです。この間隔を長くすると、Oracle BAMサーバーへの負荷が減少します。ただし、間隔を長くすると、ダッシュボード内の複数の更新が1つの更新としてまとめられる可能性が高くなります。 特定のレポート内のデフォルトの デフォルト値: 1000 |
ADCPushThreadPoolSize |
Oracle BAM ADCプッシュ機能のThreadPoolのサイズを指定します。 デフォルト値: 10 |
ADCRetryCount |
Oracle BAMアクティブ・データ・キャッシュ接続の再試行回数。 デフォルト値: 2 |
ADCSecurityFiltersEnabled |
Oracle BAM ADCのセキュリティ・フィルタを有効にするかどうかを指定します。 デフォルト値: true |
ADCServerName |
Oracle BAMサーバーのホスト名。 Oracle Data Integratorは、Oracle BAM接続パラメータとしてこのプロパティを使用します。 デフォルト値: localhost |
ADCServerPort |
Oracle BAMサーバーで使用するポート。 Oracle Data Integratorは、Oracle BAM接続パラメータとしてこのプロパティを使用します。 デフォルト値: 7001 |
ADCViewsetTimeoutSec |
ビューセットの取得に関するタイムアウトを指定します。 デフォルト値: 0 |
ADCWaitTime |
アクティブ・データ・キャッシュ接続の試行間隔。 デフォルト値: 20 |
ApplicationURL |
Oracle BAM WebアプリケーションおよびOracle BAMサーバーに対するURL。詳細は、第24.3.3項「アプリケーションURLの構成」および第24.2.2項「アプリケーションURLの構成」を参照してください。 デフォルト値: |
Architect_Content_PageSize |
Oracle BAMアーキテクトにデータ・オブジェクトの内容を表示するときの行数を制御します。 デフォルト値: 100 |
AutoIncrementBlockSize |
ブロック・サイズの増分量を指定します。 デフォルト値: 100 |
CacheDirectory |
スナップショットおよびアクティブなデータをキャッシュするためにレポート・キャッシュで使用するディレクトリを指定します。 デフォルト値: |
ChangeListDelay |
このプロパティは、Oracle BAMの内部でのみ使用されます。このプロパティは、Oracleサポート・サービスによる指示がないかぎり変更しないでください。 デフォルト値: 1 |
ChannelName |
このプロパティは、Oracle BAMの内部でのみ使用されます。このプロパティは、Oracleサポート・サービスによる指示がないかぎり変更しないでください。 デフォルト値: OracleBAM |
CheckViewsFallingBehindInterval |
ビューの遅れをチェックする間隔を指定します。 デフォルト値: 20 |
CollaborationNILogin |
NIログインを使用するかどうかを指定します。 デフォルト値: false |
ColumnarTimeout |
コラム・タイムアウトを指定します。 デフォルト値: 0 |
Communication_Protocol |
EJBの通信プロトコルを指定します。 t3を使用したSSLの場合は次のとおりです。 第24.9.3項「Secure Socket Layerの構成」を参照してください。 デフォルト値: t3 |
ConnectionFactoryName |
このプロパティは、Oracle BAMの内部でのみ使用されます。このプロパティは、Oracleサポート・サービスによる指示がないかぎり変更しないでください。 デフォルト値: jms/QueueConnectionFactory |
DeletesActiveDataSize |
InsertsActiveDataSize、UpdatesActiveDataSize、UpsertsActiveDataSize、DeletesActiveDataSizeは、変更対象のデータ・オブジェクトのロックをリリースして再度ロックを要求する前に実行する必要がある挿入、更新、アップサートおよび削除の回数をそれぞれ決定します。これによって、このデータ・オブジェクトに対して開いているビューセットがある場合は、データ・オブジェクトの長時間ロックによる制限から操作が解放されます。 デフォルト値: 50 |
DisplayUIStackTrace |
このプロパティは、Oracle BAMの内部でのみ使用されます。このプロパティは、Oracleサポート・サービスによる指示がないかぎり変更しないでください。 このプロパティは、ユーザー・インタフェースのスタック・トレースを有効にします(このプロパティの値を デフォルト値: false |
DistributionListGroupType |
このプロパティは、Oracle BAMの内部でのみ使用されます。このプロパティは、Oracleサポート・サービスによる指示がないかぎり変更しないでください。 デフォルト値: none |
ElementsCountLimit |
キャッシュ・ファイルのリライト前にキャッシュされる変更リストの数。 デフォルト値は50です。51番目に受け取った変更リストは、1番目の変更リストを置換してキャッシュされます。 デフォルト値: 50 |
ElementsSizeLimit |
このプロパティは、Oracle BAMの内部でのみ使用されます。このプロパティは、Oracleサポート・サービスによる指示がないかぎり変更しないでください。 デフォルト値: 500 |
EmailIDForSender |
イベント・エンジンが送信した通知の「From」ヘッダーに表示される電子メール・アドレス。詳細は、第24.3.7項「電子メール・アカウントのアウトバウンドの構成」を参照してください。 デフォルト値: |
EMSConnectionRecoveryDuration |
このプロパティは、Oracle BAMの内部でのみ使用されます。このプロパティは、Oracleサポート・サービスによる指示がないかぎり変更しないでください。 |
EnableADCDatasetLockTimeout |
このプロパティは、Oracle BAMの内部でのみ使用されます。このプロパティは、Oracleサポート・サービスによる指示がないかぎり変更しないでください。 データ・セットのロックのタイムアウトを有効にするかどうかを指定します。 デフォルト値: false |
EnableDataTruncationMsg |
データ切捨てメッセージを有効にするかどうかを指定します。 デフォルト値: false |
EnableGetAllViewsInOneRoundTrip |
1回のラウンド・トリップですべてのビューを取得できます。 デフォルト値: true |
EventEngine.Action.ThreadPool.CoreSize |
アイドル状態の場合にイベント・エンジンのAction ThreadPoolに保持するスレッド数を指定します。 デフォルト値: 4 |
EventEngine.Action.ThreadPool.KeepAliveTimeInSec |
イベント・エンジンのAction ThreadPoolにアイドル状態のスレッドを保持する時間(秒単位)。 デフォルト値: 20 |
EventEngine.Action.ThreadPool.MaxSize |
イベント・エンジンのAction ThreadPool内の最大スレッド数。 デフォルト値: 100 |
EventEngine.Action.ThreadPool.QueueSize |
イベント・エンジンのAction ThreadPoolにキューできる最大メッセージ数。 デフォルト値: 4 |
EventEngine.AlertHistory.ThreadPool.CoreSize |
アイドル状態の場合にイベント・エンジンのAlertHistory ThreadPoolに保持するスレッド数を指定します。 デフォルト値: 4 |
EventEngine.AlertHistory.ThreadPool.KeepAliveTimeInSecs |
イベント・エンジンのAction ThreadPoolにアイドル状態のスレッドを保持する時間(秒単位)。 デフォルト値: 20 |
EventEngine.AlertHistory.ThreadPool.MaxSize |
イベント・エンジンのAlertHistory ThreadPool内の最大スレッド数。 デフォルト値: 100 |
EventEngine.AlertHistory.ThreadPool.QueueSize |
イベント・エンジンのRuleFire ThreadPoolにキューできる最大メッセージ数。 デフォルト値: 10 |
EventEngineAlertHistoryEventLogging |
このプロパティは、Oracle BAMの内部でのみ使用されます。このプロパティは、Oracleサポート・サービスによる指示がないかぎり変更しないでください。 デフォルト値: false |
EventEngineAlertHistoryRecordsPerWrite |
このプロパティは、Oracle BAMの内部でのみ使用されます。このプロパティは、Oracleサポート・サービスによる指示がないかぎり変更しないでください。 デフォルト値: 10 |
EventEngine.RuleFire.ThreadPool.CoreSize |
アイドル状態の場合にイベント・エンジンのRuleFire ThreadPoolに保持するスレッド数を指定します。 デフォルト値: 4 |
EventEngine.RuleFire.ThreadPool.KeepAliveTimeInSecs |
イベント・エンジンのRuleFire ThreadPoolにアイドル状態のスレッドを保持する時間(秒単位)。 デフォルト値: 20 |
EventEngine.RuleFire.ThreadPool.MaxSize |
イベント・エンジンのRuleFire ThreadPool内の最大スレッド数。 デフォルト値: 100 |
EventEngine.RuleFire.ThreadPool.QueueSize |
イベント・エンジンのRuleFire ThreadPoolにキューできる最大メッセージ数。 デフォルト値: 4 |
EventEngineCheckADCIntervalSecs |
このプロパティは、Oracle BAMの内部でのみ使用されます。このプロパティは、Oracleサポート・サービスによる指示がないかぎり変更しないでください。 デフォルト値: 5 |
EventEngineMaxConnections |
このプロパティは、Oracle BAMの内部でのみ使用されます。このプロパティは、Oracleサポート・サービスによる指示がないかぎり変更しないでください。 デフォルト値: 25 |
EventEngineMaxShutdownWaitInterval |
このプロパティは、Oracle BAMの内部でのみ使用されます。このプロパティは、Oracleサポート・サービスによる指示がないかぎり変更しないでください。 デフォルト値: 10 |
EventEngineSaveLastFireIntervalSecs |
このプロパティは、Oracle BAMの内部でのみ使用されます。このプロパティは、Oracleサポート・サービスによる指示がないかぎり変更しないでください。 デフォルト値: 10 |
FileHandleCacheSize |
ファイル・ベースの永続性を使用する際にキャッシュで使用するファイルのファイル・ハンドルをキャッシュするために、Oracle BAMレポート・キャッシュで使用します(永続性の管理については、第24.3.5項「レポート・キャッシュ永続性マネージャの構成」を参照してください)。 ハンドルをキャッシュすると、アクティブなデータとスナップショットの読み書きが速くなります。各ビューセットには2つのファイル・ハンドルがあり、1つはスナップショット用で、もう1つはアクティブなデータ用です。 このプロパティの値によって、デフォルトでキャッシュするファイル・ハンドルの数が設定されます。 ファイル・ハンドルのキャッシュを無効にするには、このプロパティの値をゼロ(0)に設定します。 ファイル・ハンドルをキャッシュするコストは、キャッシュされたすべてのファイル・ハンドルを開いたままにするコストです。このため、a)開いている少数の同時ファイル・ハンドル用に構成されたサーバー、およびb)開いているファイル・ハンドル数が最大値に達している重負荷のサーバーでは、問題が発生する可能性があります。このような場合は、 デフォルト値: 100 |
GenericSatelliteChannelName |
このプロパティは、Oracle BAMの内部でのみ使用されます。このプロパティは、Oracleサポート・サービスによる指示がないかぎり変更しないでください。 デフォルト値: |
GenericSatelliteSystemObjectNames |
このプロパティは、Oracle BAMの内部でのみ使用されます。このプロパティは、Oracleサポート・サービスによる指示がないかぎり変更しないでください。 デフォルト値:
|
HelpAppLocation |
このプロパティは、Oracle BAMではすでに使用されていません。 |
iActiveDataCloseReportsTimeout |
レポートを閉じる際のタイムアウト。 デフォルト値: 500 |
iActiveDataMaxDiffCounter |
iActiveDataの最大差分カウンタ。 デフォルト値: 10 |
iActiveDataMinIntervalsToWait |
iActiveDataを待機する際の最小間隔。 デフォルト値: 5 |
iActiveDataReloadOnSecsBehindThreshold |
iActiveDataを再ロードする場合のしきい値。 デフォルト値: 10 |
iActiveDataRestartInterval |
iActiveDataの再起動間隔。 デフォルト値: 3000 |
iActiveDataRestartTimeout |
iActiveDataの再起動タイムアウト値。 デフォルト値: 10000 |
iActiveDataScriptsCleanupFactor |
アクティブなデータが速いペースでダッシュボードに到達している場合に、ブラウザを定期的にリフレッシュすることによって、Microsoft Internet Explorerのメモリー・リークに対応するプロパティ。アクティブなデータが毎秒25イベント以上の間隔でダッシュボードに到達している場合は、この値を大きくできます。Microsoft Internet Explorerのメモリー消費量を監視して、適切な値を決定できます。 デフォルト値: 1048576 |
ICommand_Default_User_Name |
ICommand操作を実行するためのデフォルトのセキュリティ資格証明を指定します。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suite管理者ガイド』を参照してください。 |
ICommand_Default_Password |
ICommand操作を実行するためのデフォルトのセキュリティ資格証明を指定します。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suite管理者ガイド』を参照してください。 |
Import_BatchSize |
デフォルト値: 50 |
Import_MaxRowsAtOnce |
デフォルト値: 100 |
Import_MaxSize |
デフォルト値: -1 |
InsertsActiveDataSize |
デフォルト値: 50 |
ListenPort |
SSLの場合: 第24.9.3項「Secure Socket Layerの構成」を参照してください。 デフォルト値: |
MaxDBNodeFailoverRetries |
Oracle RACの高可用性の構成で使用します。Oracle RACフェイルオーバーの場合にOracle BAMサーバーが実行する再試行の回数を指定します。 デフォルト値: 5 |
MTTimerThreadPoolSize |
Oracle BAMには、スレッド・プールを使用してタイマー・イベントをディスパッチするタイマー実装があります。これによって、複数のタイマー・イベントをパラレルに処理できます。このプロパティは、このタイマー実装のスレッド・プール・サイズを指定します。 デフォルト値: 5 |
ODIAgentHost |
Oracle Data Integratorエージェントが稼働しているサーバーのIPアドレスまたはホスト名。詳細は、第24.3.6項「Oracle Data Integratorの統合プロパティの構成」を参照してください。 デフォルト値: localhost |
ODIAgentPort |
Oracle Data IntegratorエージェントがリスニングしているTCPポート。詳細は、第24.3.6項「Oracle Data Integratorの統合プロパティの構成」を参照してください。 デフォルト値: 20910 |
ODIPassword |
Oracle Data Integratorのエンコードされたパスワード。詳細は、第24.3.6項「Oracle Data Integratorの統合プロパティの構成」を参照してください。 デフォルト値: SUNOPSIS |
ODIUser |
Oracle Data Integratorでシナリオを実行するユーザー。詳細は、第24.3.6項「Oracle Data Integratorの統合プロパティの構成」を参照してください。 デフォルト値: SUPERVISOR |
ODIWorkRepositoryName |
Oracle Data Integratorの作業リポジトリ・データベースの名前。詳細は、第24.3.6項「Oracle Data Integratorの統合プロパティの構成」を参照してください。 デフォルト値: WORK_DEV |
oracle.bam.common.messaging.util. MessageConsumerRegistryQueuedPusher_CorePoolSize |
アイドル状態の場合にメッセージ・レジストリThreadPoolに保持するスレッド数を指定します。 デフォルト値: 20 |
oracle.bam.common.messaging.util. MessageConsumerRegistryQueuedPusher_KeepAliveTime |
メッセージ・レジストリThreadPoolにアイドル状態のスレッドを保持する時間(秒単位)。 デフォルト値: 60 |
oracle.bam.common.messaging.util. MessageConsumerRegistryQueuedPusher_MaximumPoolSize |
メッセージ・レジストリThreadPool内の最大スレッド数。 デフォルト値: 100 |
oracle.bam.common.messaging.util. MessageConsumerRegistryQueuedPusher_MaximumQueueSize |
メッセージ・レジストリThreadPoolにキューできる最大メッセージ数。 デフォルト値: 30 |
RecordsLimitForEmail |
電子メール・アタッチメントで使用するリスト・ビューまたはコラム・レポートで許容される行数。これを超えると制限エラーが表示されます。レポートを含むアタッチメントは、Oracle BAMサーバーでレポートやデータにアクセスするレポート・リンクに比べて多くのデータが含まれるため、サイズが大きくなる可能性があります。 デフォルト値: 1000 |
RecordsLimitForSaveOffline |
このプロパティは、Oracle BAMの内部でのみ使用されます。このプロパティは、Oracleサポート・サービスによる指示がないかぎり変更しないでください。 デフォルト値: 0 |
RecordsLimitForValueBrowser |
フィルタ式を作成するために値ブラウザに表示される値の数。 デフォルト値: 50 |
ReportCache.ViewSets.ThreadPool.CoreSize |
アイドル状態の場合にレポート・キャッシュThreadPoolに保持するスレッド数。 デフォルト値: 5 |
ReportCache.ViewSets.ThreadPool.KeepAliveTimeInSecs |
レポート・キャッシュThreadPoolにアイドル状態のスレッドを保持する時間(秒単位)。 デフォルト値: 20 |
ReportCache.ViewSets.ThreadPool.MaxSize |
レポート・キャッシュThreadPool内の最大スレッド数。 デフォルト値: 100 |
ReportCache.ViewSets.ThreadPool.QueueSize |
レポート・キャッシュThreadPoolにキューできる最大メッセージ数。 デフォルト値: 30 |
ReportCacheChannelName |
このプロパティは、Oracle BAMの内部でのみ使用されます。このプロパティは、Oracleサポート・サービスによる指示がないかぎり変更しないでください。 デフォルト値: |
ReportCacheMaxConnections |
レポート・キャッシュからそのクライアントへの最大接続数。 デフォルト値: 25 |
ReportCacheMaxShutdownWaitInterval |
このプロパティは、Oracle BAMの内部でのみ使用されます。このプロパティは、Oracleサポート・サービスによる指示がないかぎり変更しないでください。 デフォルト値: 10 |
ReportCachePersistenceManager |
詳細は、第24.3.5項「レポート・キャッシュ永続性マネージャの構成」を参照してください。 デフォルト値: |
ReportLoadingSetting |
有効にするレポート・ロード・インジケータ。詳細は、第24.2.3項「レポート・ロード・インジケータの構成」を参照してください。 デフォルト値: オン |
SensorFactory |
このプロパティは、Oracle BAMの内部でのみ使用されます。このプロパティは、Oracleサポート・サービスによる指示がないかぎり変更しないでください。 デフォルト値: |
ServerName |
Oracle BAMサーバーのホスト名。詳細は、第24.2.4項「サーバー名の構成」を参照してください。 デフォルト値: localhost |
UpdatesActiveDataSize |
デフォルト値: 50 |
UpsertsActiveDataSize |
デフォルト値: 50 |
UseDBFailover |
このプロパティは、Oracle BAMの内部でのみ使用されます。このプロパティは、Oracleサポート・サービスによる指示がないかぎり変更しないでください。 デフォルト値: true |
ViewSetExpiryTimeout |
このプロパティは、Oracle BAMの内部でのみ使用されます。このプロパティは、Oracleサポート・サービスによる指示がないかぎり変更しないでください。 デフォルト値: 120 |
ViewSetSharing |
詳細は、第24.3.4項「ビューセットの共有の構成」を参照してください。 デフォルト値: true |