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Oracle Fusion Middleware Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suite管理者ガイド
11g リリース1(11.1.1)
B55916-02
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13 Oracle Mediatorのサービス・コンポーネントとエンジンの構成

この章では、Oracle Mediator(メディエータ)サービス・コンポーネントとサービス・エンジンの構成方法について説明します。

この章の内容は、次のとおりです。

13.1 Oracle Mediatorの構成の概要

メディエータ・サービス・エンジンのプロパティは、この章で説明するパラメータを設定することで構成できます。これらのパラメータは、次の方法で設定できます。


注意:

これらプロパティの変更では、サーバーを再起動する必要はありません。

13.2 監査レベル・フラグの構成

監査レベルに対してメディエータ固有のauditLevelフラグを構成できます。グローバルなSOAインフラストラクチャの監査レベル・フラグの値は、このフラグの値によって上書きされます。このフラグの可能な値は、次のとおりです。

このフラグのデフォルト値は、Inheritです。


注意:

監査レベルは、Oracle Application Server 10gリリースではインスタンス・トラッキング・レベルと呼ばれていました。

13.3 メトリック・レベル・フラグの構成

DMS(ダイナミック・モニタリング・サービス)メトリック・レベルを構成するために、メディエータ固有のフラグmetricsLevelを設定できます。DMSメトリックは、アプリケーション・コンポーネントのパフォーマンスを測定するために使用されます。このフラグの可能な値は、次のとおりです。

13.4 パラレル・インフラストラクチャのパラメータの構成

パラレル・インフラストラクチャは、次のパラメータを設定することで構成できます。

13.5 エラー/再試行インフラストラクチャのパラメータの構成

エラー/再試行インフラストラクチャは、次のパラメータを設定することで構成できます。

13.6 ハートビート・フレームワークのパラメータの構成

メディエータ・サービス・エンジンの一部であるハートビート・インフラストラクチャは、ノードの失敗または停止が原因でメディエータ・サービス・エンジン・インスタンスが存在しないことを検出するために使用されます。ハートビート・インフラストラクチャは、メディエータ・サービス・エンジンの各インスタンスに対して一意の識別子を作成し、メディエータ・サービス・エンジンが失敗した場合に、必要なハウスキーピング・タスクを実行します。ハートビート・インフラストラクチャは、ハートビート・スレッドで構成されています。このハートビート・スレッドは、各メディエータ・サービス・エンジンの一意の識別子に関連付けられているタイムスタンプを定期的に更新します。メディエータ・サービス・エンジンは、関連付けられているタイムスタンプを更新することで、その存在を他のメディエータ・サービス・エンジンに知らせます。ハートビート・スレッドは、特定の期間に更新されなかった一意の識別子が存在するかどうかも確認します。ハートビート・フレームワークは、次のパラメータを設定することで構成できます。

これらのパラメータを構成することで、メディエータ・サービス・エンジンの失敗を検出するためにハートビート・スレッドが使用する期間を指定できます。


注意:

  • ContainerIdLeaseRefreshパラメータのデフォルト値は60秒です。

  • 計画外停止の場合は、サーバーの再起動後に、ContainerIdLeaseRefresh間隔に指定されている時間を待機する必要があります。サーバーが実行状態のインスタンスを完了するには、この時間が必要です。