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Oracle Fusion Middleware Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suite管理者ガイド
11g リリース1(11.1.1)
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28 Oracle User Messaging Serviceの監視

この章では、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlを使用してOracle User Messaging Serviceを監視する方法について説明します。

この章の内容は、次のとおりです。

28.1 Oracle User Messaging Serviceの監視

Oracle User Messaging Serviceのログとメトリックは、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlを使用して監視できます。この機能にアクセスする手順は、次のとおりです。

  1. SOAファームの「Enterprise Manager」ページに移動します。

    図28-1 SOAファームの管理

    図28-1の説明は次にあります。
    「図28-1 SOAファームの管理」の説明

  2. 「Fusion Middleware」→「SOA」→「ユーザー・メッセージング・サービス」の順に選択します。

  3. 目的のサーバーまたはドライバを選択します。

    ドライバを選択すると、そのドライバの状態とパフォーマンスを示すクイック統計が表示されます。

    サーバーを選択すると、クイック統計に加えて、関連ドライバのリストが表示されます。いずれかのドライバを選択してその統計を表示したり、「ドライバの構成」アイコンをクリックしてドライバを構成できます。ドライバの構成の詳細は、第27章「Oracle User Messaging Serviceの構成」を参照してください。

    図28-2 「ドライバの構成」アイコンの使用

    図28-2の説明は次にあります。
    「図28-2 「ドライバの構成」アイコンの使用」の説明

  4. ドライバを右クリックして、表示されたアクションを実行します。

    図28-3 使用可能なアクション

    図28-3の説明は次にあります。
    「図28-3 使用可能なアクション」の説明

    表28-1 ドライバのアクション

    選択項目 アクション

    ホーム

    「ホーム」ページに、選択したドライバのクイック統計が表示されます。

    コントロール

    ドライバを起動または停止します。

    ログ

    選択したドライバのメッセージ・ログを表示および構成します。

    パフォーマンス・サマリー

    カスタマイズ可能なメトリック・ページにパフォーマンス統計が表示されます。このページを使用して、このドライバの統計を表示します。このページをカスタマイズするには、「メトリック・パレット」を使用します。「メトリック・パレット」を使用すると、最も重要な情報のみが表示されるように、使用可能なすべてのメトリックの中から必要なメトリックを選択できます。

    メッセージ・ステータス

    送受信したメッセージの配信ステータスを確認し、選択したメッセージを再送信します。検索フィールドを追加して、必要な演算子と検索値を設定すると、検索をフィルタ処理できます。一部のフィールドは、各種の補足的な演算子やContains演算子とともに使用するために、複数回追加できます。

    メッセージング・クライアント・アプリケーション

    ユーザー・メッセージング・サービスに登録したメッセージング・クライアント・アプリケーションは、そのアプリケーションがアンデプロイされ、他のアプリケーションが使用できるようにする必要があるアクセス・ポイントに留まったままの場合は、手動で登録解除できます。

    サーバー・プロパティ

    メッセージ保管方法およびメッセージ・フィルタ作成用のビジネス条件を構成します。詳細は、第27章「Oracle User Messaging Serviceの構成」を参照してください。

    システムMBeanブラウザ

    「システムMBeanブラウザ」を選択すると、システムMBeanブラウザとその構成の設定が表示されます。

    一般情報

    「一般情報」には、選択したドライバの名前、バージョン、Oracleホームおよびホストが表示されます。

    ドライバの一般情報
    図版ns_geninfo.gifの説明

Oracle Enterprise Managerの詳細は、Oracle Enterprise Managerのマニュアルを参照してください。

28.1.1 メッセージ・ステータスの使用

送受信したメッセージの配信ステータスを確認し、選択したメッセージを再送信できます。メッセージ・ステータスを確認する手順は、次のとおりです。

  1. ナビゲーション・ツリーで、メッセージ・ステータスを表示するUMSターゲットを右クリックします。

  2. 「メッセージ・ステータス」を選択します。「メッセージ・ステータス」ページが表示されます。

  3. 「検索」をクリックして、デフォルトの基準を使用してメッセージを検索します。検索結果のメッセージのリストが返されます。

図28-4 メッセージ・ステータス

図28-4の説明は次にあります。
「図28-4 メッセージ・ステータス」の説明

検索フィールドを追加して、必要な演算子と検索値を設定すると、検索をカスタマイズできます。一部のフィールドは、各種の補足的な演算子やContains演算子とともに使用するために、複数回追加できます。検索をカスタマイズする手順は、次のとおりです。

  1. 「フィールドの追加」をクリックします。

  2. 検索対象のフィールドを選択します。

  3. 演算子を選択し、必要に応じて変数を指定します。

  4. 「検索」をクリックします。カスタマイズした検索が実行され、結果が返されます。

    図28-5 カスタム検索

    図28-5の説明は次にあります。
    「図28-5 カスタム検索」の説明

  5. メッセージを再送信する場合は、リストのメッセージを選択して「再送信」をクリックします。

28.1.2 メッセージング・クライアント・アプリケーションの登録解除

メッセージング・クライアント・アプリケーションがアンデプロイされ、他のアプリケーションが使用できるようにする必要があるアクセス・ポイントに留まったままの場合は、そのアプリケーションを手動で登録解除できます。メッセージング・クライアント・アプリケーションの登録を解除する手順は、次のとおりです。

  1. ナビゲーション・ツリーでターゲットを右クリックし、メッセージング・クライアントを選択します。「メッセージング・クライアント・アプリケーション」ページが表示されます。

  2. 登録解除するメッセージを選択します。

  3. 「登録解除」をクリックします。

    図28-6 「メッセージング・クライアント・アプリケーション」ページ

    図28-6の説明は次にあります。
    「図28-6 「メッセージング・クライアント・アプリケーション」ページ」の説明

    選択内容を確認する確認ボックスが表示されます。

  4. 選択内容を確認します。

28.1.3 「すべて」タブを使用したドライバの監視

「すべて」タブには、(存在するすべてのドライバではなく)ドメイン内で正常に登録されたドライバのみがリストされます。

ドライバはデフォルトでは構成されていないため、自分で構成しないかぎり登録されません。「v」タブにすべてのドライバを表示するには、SMPP、VoiceXMLおよびXMPPドライバを構成します(使用することを計画している場合)。構成すると、ドライバはエンジンに登録され、「すべて」タブに表示されます。

28.2 ログ・ファイル

ログ情報を表示するドライバを右クリックして、「ログ」→「ログ・ファイルの表示」の順に選択します。「ログ・メッセージ」ページが表示されます。

図28-7 ログの問合せ

図28-7の説明は次にあります。
「図28-7 ログの問合せ」の説明

このページを使用して、ドライバに関するログ情報を問い合せます。フィールドとリストを使用して問合せをカスタマイズします。検索基準の入力後、「ログ・ファイル」をクリックします。「ログ・ファイル」ページが表示されます。

図28-8 ログ検索結果

図28-8の説明は次にあります。
「図28-8 ログ検索結果」の説明

ログ情報を表示したり、ログをダウンロードできます。

28.2.1 ロギングの構成

ログ・レベルは、Enterprise Managerを使用して構成します。

図28-9 ログ・レベルの構成

図28-9の説明は次にあります。
「図28-9 ログ・レベルの構成」の説明

各ログ出力に対して、通知レベルを設定します。

図28-10 通知レベルの選択

図28-10の説明は次にあります。
「図28-10 通知レベルの選択」の説明

構成アクションの結果、指定に従って通知が表示されます。

図28-11 ログ・ファイルの表示

図28-11の説明は次にあります。
「図28-11 ログ・ファイルの表示」の説明

図28-12 エラー・メッセージ

図28-12の説明は次にあります。
「図28-12 エラー・メッセージ」の説明

28.3 メトリックおよび統計

アプリケーションのパフォーマンスは、メトリックと統計に反映されます。ドライバに対して「パフォーマンス・サマリー」を選択すると、「パフォーマンス・サマリー」ページが表示されます。

図28-13 UMSメトリック

図28-13の説明は次にあります。
「図28-13 UMSメトリック」の説明

多数のメトリックを取得して表示できますが、最も重点をおく重要な情報を取得するには、「メトリック・パレット」を使用します。「メトリック・パレットの表示」をクリックすると、「メトリック・パレット」が表示されます。最も関心のあるメトリックを選択します。パレットからメトリックを選択したり、選択を解除すると、メトリックの表示が自動的に更新されます。

図28-14 メトリック・パレット

図28-14の説明は次にあります。
「図28-14 メトリック・パレット」の説明