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Oracle Fusion Middleware Oracle B2Bユーザーズ・ガイド
11g リリース1(11.1.1)
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17 B2Bメトリックの使用

Oracle B2Bメトリックは、B2Bランタイム・データのシステム・レベルおよびパートナ・レベルのステータスを提供します。これには、メッセージおよびエラーのステータス、メッセージ数、アクティブなドキュメント・タイプ、アクティブな取引パートナおよびエラー・メッセージがあります。

項目は次のとおりです。

17.1 B2Bメトリックの概要

「メトリック」タブを使用して、リポジトリ内の現在のランタイム・データを表示します。 「メトリック」タブには、ランタイム・リポジトリで発生した変更(ランタイム・インスタンス・データのパージなど)が反映されます。

図17-1に示すように、「メッセージおよびエラー」グラフおよび「メッセージ数」グラフに示すメトリック・データには、過去10時間または過去20時間のデータが表示されています。

図17-1 「メッセージおよびエラー」グラフと「メッセージ数」グラフ

図17-1の説明は次にあります。
「図17-1 「メッセージおよびエラー」グラフと「メッセージ数」グラフ」の説明

これらのメトリック表には、最初にメッセージを受信した時点からのすべてのデータが表示されています。 最新のデータを取得するには、「リフレッシュ」ボタンを使用します。 これに対して、Weblogic管理対象サーバー・ノードから収集したダイナミック・モニタリング・サービス(DMS)メトリックに基づいたOracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlでは、変更がすぐに反映されません。 また、Enterprise Managerでは表示する情報に制限があり(上位5つのパートナ、上位5つのドキュメント)、使用できるのは、サーバーを最後に再起動した以降のデータのみです。 詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suite管理者ガイド』を参照してください。

図17-2に示すように、「アクティブなドキュメント・タイプ」、「アクティブな取引パートナ」および「エラー」テーブル内のほとんどのフィールドは、昇順または降順にソートできます。

これは、最大平均メッセージ・サイズの確認や、すべての応答パートナ・エラー・メッセージのグループ化に役立ちます。 また、列のサイズを変更すると、表示が途中で切れているテキスト全体を表示できます。 エラー・テキストの場合は、マウスをテキスト上に置くと、メッセージ全体が表示されます。 「エラー」領域内のビジネス・メッセージIDは、図17-3に示すように、ビジネス・メッセージの詳細にリンクしています。

図17-3 ビジネス・メッセージの詳細

図17-3の説明は次にあります。
「図17-3 ビジネス・メッセージの詳細」の説明

17.2 B2Bシステム・メトリック

図17-4に、システム・メトリックのサマリー・データを示します。

図17-4 システム・メトリック

図17-4の説明は次にあります。
「図17-4 システム・メトリック」の説明

表17-1に、「システム」メトリック・タブに表示される情報を示します。

表17-1 B2Bシステム・メトリック

領域/フィールド 説明

サマリー

アクティブなパートナとは、少なくとも1つのアグリーメントがデプロイされているパートナです。 アクティブなアグリーメントとは、デプロイ済でアクティブな状態のアグリーメントです。 アクティブなドキュメント・タイプとは、デプロイ済でアクティブなアグリーメントに含まれているドキュメント・タイプです。

メッセージおよびエラー

処理済のメッセージ = 完了メッセージ + エラー・メッセージ

エラー・メッセージの詳細は、「エラー」の下に表示されます。

メッセージ数

アクティブ・メッセージが時系列で見たインバウンド・メッセージ数とアウトバウンド・メッセージ数の傾向で表示されます。

アクティブなドキュメント・タイプ

アクティブなドキュメント・タイプとは、アクティブなアグリーメントに含まれているドキュメント・タイプです。エラーの詳細は、「エラー」の下に表示されます。 処理済メッセージは、完了メッセージとエラー・メッセージの合計、つまり、アクティブ・メッセージに等しくなります。

名前

ドキュメント定義の名前。

処理済メッセージ数

ホストと取引パートナの間で交換されるドキュメント・メッセージの数が表示されます。 「アウトバウンド」はホストから取引パートナに送信されたメッセージを示し、「インバウンド」は取引パートナからホストに送信されたメッセージを示します。

平均処理時間(ミリ秒)

交換されたメッセージの平均ドキュメント処理時間がミリ秒単位で表示されます。 「アウトバウンド」はホストから取引パートナに送信されたメッセージを示し、「インバウンド」は取引パートナからホストに送信されたメッセージを示します。

平均メッセージ・サイズ(KB)

アウトバウンドおよびインバウンド・メッセージの平均ドキュメント・サイズがKB単位で表示されます。

エラー

ドキュメント・エラー件数が表示されます。

アクティブな取引パートナ

アクティブな取引パートナとは、アグリーメントがデプロイされてアクティブな状態の取引パートナです。このリストには、ホスト取引パートナが含まれます。 処理済メッセージは、完了メッセージとエラー・メッセージの合計、つまり、アクティブ・メッセージに等しくなります。

名前

取引パートナの名前。

処理済メッセージ数

指定した取引パートナが送信(「開始」列)および受信(「終了」列)したメッセージの数が表示されます。

平均処理時間(ミリ秒)

指定した取引パートナの平均ドキュメント処理時間がミリ秒単位で表示されます。

平均メッセージ・サイズ(KB)

指定した取引パートナの平均ドキュメント・サイズがKB単位で表示されます。

エラー

ドキュメント・エラー件数が表示されます。

エラー

エラー・メッセージ・テキストは、Javaリソース・バンドルから取得できます。 ビジネス・メッセージIDはビジネス・メッセージの詳細にリンクしています。


17.3 B2Bパートナ・メトリック

図17-5に、選択した取引パートナのメトリック・サマリー・データを示します。

図17-5 パートナ・メトリック

図17-5の説明は次にあります。
「図17-5 パートナ・メトリック」の説明

表17-2に、「パートナ」メトリック・タブに表示される情報を示します。 表示されるのは、「アクティブな取引パートナ」で選択した取引パートナに固有のデータです。

表17-2 B2Bパートナ・メトリック

領域/フィールド 説明

メッセージおよびエラー

処理済のメッセージ = 完了メッセージ + エラー・メッセージ

エラー・メッセージの詳細は、「エラー」の下に表示されます。

メッセージ数

アクティブ・メッセージが時系列で見たインバウンド・メッセージ数とアウトバウンド・メッセージ数の傾向で表示されます。

サマリー

選択した取引パートナについて、処理済メッセージ数、平均処理時間、平均メッセージ・サイズおよびエラー件数が要約して表示されます。

処理済メッセージ数

指定した取引パートナが送信(「開始」列)および受信(「終了」列)したメッセージの数が表示されます。

平均処理時間(ミリ秒)

指定した取引パートナの平均ドキュメント処理時間がミリ秒単位で表示されます。

平均メッセージ・サイズ(KB)

指定した取引パートナの平均ドキュメント・サイズがKB単位で表示されます。

エラー

ドキュメント・エラー件数が表示されます。

アクティブなドキュメント・タイプ

アクティブなドキュメント・タイプとは、アクティブなアグリーメントに含まれているドキュメント・タイプです。エラーの詳細は、「エラー」の下に表示されます。 処理済メッセージは、完了メッセージとエラー・メッセージの合計、つまり、アクティブ・メッセージに等しくなります。

名前

ドキュメント定義の名前。

処理済メッセージ数

ホストと取引パートナの間で交換されるドキュメント・メッセージの数が表示されます。 「アウトバウンド」はホストから取引パートナに送信されたメッセージを示し、「インバウンド」は取引パートナからホストに送信されたメッセージを示します。

平均処理時間(ミリ秒)

交換されたメッセージの平均ドキュメント処理時間がミリ秒単位で表示されます。 「アウトバウンド」はホストから取引パートナに送信されたメッセージを示し、「インバウンド」は取引パートナからホストに送信されたメッセージを示します。

平均メッセージ・サイズ(KB)

アウトバウンドおよびインバウンド・メッセージの平均ドキュメント・サイズがKB単位で表示されます。

エラー

ドキュメント・エラー件数が表示されます。

エラー

エラー・メッセージ・テキストは、Javaリソース・バンドルから取得できます。 ビジネス・メッセージIDはビジネス・メッセージの詳細にリンクしています。