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Oracle Fusion Middlewareリリース・ノート
11gリリース1(11.1.1) for Microsoft Windows(32-Bit)
B55923-02
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50 Oracle Universal Content Management

この章では、Oracle Universal Content Management(Oracle UCM)に関連する問題について説明します。内容は次のとおりです。

50.1 一般的な問題および回避方法

この項では、一般的な問題および回避方法について説明します。内容は次のとおりです。

50.1.1 Flashブラウザ・プラグインを使用する場合に長時間経過するとEnterprise Managerのページがクラッシュする

DMSページが長時間(最低35分)開いている場合、Enterprise Managerがクラッシュします。DMSページを開くには、UCMを選択してから「監視」→「パフォーマンス」を選択します。ブラウザ・プラグインとしてAdobe Flashがインストールされており、このページが35分以上開いた状態で、サーバー上で大量のサービスがコールされている場合に、クラッシュが発生します。

50.1.2 Windows 7のOracle Inbound Refineryスタンドアロン・アプリケーションの実行可能ファイル

Windows 7では、Oracle Inbound Refineryスタンドアロン・アプリケーションの実行可能ファイルは、binディレクトリ(Domain_Dir/ucm/ibr/bin)に自動的にコピーされません。スタンドアロン・アプリケーションを使用する必要がある場合は、Idc_Home/binから実行可能ファイルをコピーして名前を変更できます。たとえば、システム・プロパティを使用するには、Idc_Home/bin/Installer.exeをDomain_Dir/ucm/ibr/bin/SystemProperties.exeにコピーする必要があります。

Oracle Inbound Refineryは、Windows 7の開発環境のみでサポートされていることに留意してください。

50.1.3 コンテンツIDにマルチバイト・キャラクタが含まれるフォリオ項目はSafariで正しく表示されない

Safari Webブラウザを使用して簡易フォリオにコンテンツをダウンロードする際に、1つ以上のコンテンツIDにマルチバイト・キャラクタが含まれる場合は、マルチバイトのコンテンツIDが------として表示されます。これを回避するには、Internet ExplorerまたはFirefoxを使用するか、コンテンツIDにマルチバイト・キャラクタを使用しないでください。

50.1.4 Site StudioではサイトID、ディレクトリ名およびページ名のマルチバイト・キャラクタはサポートされていない

Oracle Site Studioでは、URLに使用されるすべての値(サイトID、ディレクトリ名およびページ名を含む)について、マルチバイト・キャラクタがサポートされていません。

50.1.5 Site Studio Publisherではマルチバイト・キャラクタはサポートされていない

Oracle Site Studio Publisherでは、マルチバイト・キャラクタはサポートされていません。

50.1.6 ログイン名にマルチバイト・キャラクタが含まれる場合にDesktop Integration SuiteユーザーがOracle Content Serverの操作を実行できない

Desktop Integration Suiteユーザーのログイン名にマルチバイト・キャラクタが含まれる場合、ユーザーがOracle Content Serverにログインする必要がある一部の操作がブロックされます。ログイン名がASCII文字のみで構成される場合は問題ありません。

50.1.7 サーバーのシステム・ロケールが一致しない場合にコンテンツ・サーバー間でのフォルダ・アーカイブの転送が失敗する

アーカイバ・ユーティリティを使用して、2つのOracle Content Serverインスタンス間でフォルダ・アーカイブを転送する際、これらのサーバーのシステム・ロケールが異なる場合は失敗します。ターゲット・サーバーでフォルダは作成されず、そのフォルダ内の項目はいずれもインポートされません。この問題を回避するには、両方のコンテンツ・サーバーのシステム・ロケールが一致することを確認します。

50.1.8 エクスポート時のユーザー・ロケールとサーバー・システム・ロケールが一致しない場合にフォルダ・アーカイブのインポートが失敗する

Oracle Content Serverの「フォルダ構成」ページからフォルダ・アーカイブをエクスポートする際に、エクスポート時のユーザー・ロケールがサーバー・システム・ロケールと一致しない場合は、同一または異なるコンテンツ・サーバーにフォルダ・アーカイブをインポートできません。これは、そのサーバーのユーザー・ロケールとシステム・ロケールが一致する場合でも同様です。これを回避するには、フォルダ・アーカイブのエクスポート時にユーザーとシステムのロケールが一致することを確認してください。

50.1.9 Dynamic Converterを使用してコンテンツIDにASCII以外の文字が含まれているファイルを変換する際の問題

Dynamic Converterを使用してコンテンツIDにASCII以外の文字が含まれているファイルを変換しようとすると、様々な問題が発生します。これらの問題を回避するには、コンテンツIDにASCII文字のみを使用します。

50.1.10 ユーザー・プロファイル・ページでアジアの一部のタイムゾーンを設定できない

Oracle Content Serverのユーザー・プロファイル・ページで、タイムゾーンをコルカタ(GMT +05.30)、カトマンズ(GMT +05.45)またはアルマトイ(GMT +06.00)に変更することはできません。

50.1.11 フランス語およびイタリア語では「新規フォリオ」ページが機能しない

フォリオおよびAppAdapterCoreの両機能が有効化されており、ユーザー言語がフランス語またはイタリア語のどちらかに設定されている場合は、「新規フォリオ」ページでテンプレートの選択および新規フォリオの作成を実行できません。

50.1.12 UCMサーバーおよびIPv6のサポート

UCMサーバーはIPv4/IPv6デュアルスタック・ホストでサポートされますが、IPv6のみのホストではサポートされません。サポートされているトポロジは次のとおりです。

  • Oracle Database(IPv4ホスト上)

  • Oracle UCM、Oracle URM、Oracle IBR(IPv4/IPv6デュアルスタック・ホスト上)

  • クライアント(ブラウザ)(IPv4またはIPv6ホスト上)

50.1.13 大きいファイルのチェックインによりタイムアウトが発生する

発生するI/Oの量が原因で、大きいファイルのチェックインがタイムアウトになることがよくあります。大きいファイルの書込み中はデータベースのロックが保持されるため、これによって後続のチェックインがブロックされます。IdcServerThreadQueryTimeout構成設定を使用して、チェックアウト時間を延ばすことができます。設定は秒数で表されます。タイムアウトを5分にするには、IdcServerThreadQueryTimeout=300と設定します。

50.1.14 中止されたContent Categorizerのトレース・ログ設定

Content Categorizer固有の実行トレース・ログ設定は中止されました。かわりに、コンテンツ・サーバー・システムの監査情報機能を使用してください。Content Categorizerの実行トレースを有効化するには、管理システム監査情報ページの「トレース・セクション情報」セクションで「アクティブなセクション」コントロールにcontentcategorizerを入力します。

50.1.15 シングル・サインオンでOAMサーバーとともにUCMを使用する

シングル・サインオン環境でOAMとともにUCMを使用する場合は、config.cfgファイルへのエントリに次の行を追加する必要があります。

LogoutServerUrl=http://OAMserveraddress:port/ngam/server/logout?end_url=<$HttpBrowserFullWebRoot$>
RedirectHostsFilter=OAMserveraddress

50.1.16 IE8でコントリビューション・フォルダを表示すると余分な行が表示される

デフォルト設定を使用してIE8でFoldersを使用すると、IE8によって余分な行が追加されます。これを解決するには、「互換表示設定」ダイアログを開いて「互換表示でイントラネット サイトを表示する」チェック・ボックスを選択解除します。

50.1.17 ログアウトまたは再起動後にWebDAV接続が失敗する

Windows 7およびWindows Vistaクライアントでは、ログアウトして再ログインした後、または再起動後に、WebDAV経由でのUCMへのアクセスに使用されるネットワーク・プレースが機能しなくなります。これは、接続を削除して再作成すると解決します。

50.2 構成の問題および回避方法

この項では、構成に関する問題およびその回避方法について説明します。内容は次のとおりです。

50.2.1 Oracle Text Searchコンポーネントに最低限必要なJDBCドライバのバージョン

Oracle UCM 11gR1に含まれているOracle Text Searchコンポーネントには、JDBCドライバのバージョン10.2.0.4以上が必要です。これより古いバージョンのJDBCドライバでは機能しません。

50.2.2 Oracle以外のデータベースでのスタンドアロン・アプリケーションの構成

スタンドアロン管理アプリケーションを機能させるには、システム・データベースのJDBC接続情報を指定する必要があります。この情報は、「データベース」タブの「システム・プロパティ」アプリケーションで入力すると最も簡単です。スタンドアロン・アプリケーションのJDBC情報の設定方法は、次のとおりです。

「データベース」タブの「システム・プロパティ」で適切なドライバを選択し、接続文字列、ユーザー名およびパスワードを入力します。クラスパスおよびドライバを入力する必要はありません。

DB2の場合は、「DataDirect DB2 JDBCドライバ」を選択して、接続文字列に次の書式を使用する必要があります。

jdbc:weblogic:db2://<database_hostname>:<database_port_number>;databaseName=<database_name>

MS SQLServerの場合は、「DataDirect SQL Server JDBCドライバ」を選択して、接続文字列に次の書式を使用する必要があります。

jdbc:weblogic:sqlserver://<database_hostname>:<database_port_number>;databaseName=<database_name>

50.2.3 Windows 7のOracle Inbound Refineryに対して8.3ファイル・ネーミングを手動で無効化する

WindowsプラットフォームでOracle Inbound Refineryを実行すると、次のアラートが表示されます。

「Webレイアウト・ディレクトリは8dot3セマンティクスでファイル・システム上に存在します。レガシー16ビットの8dot3ファイル名がリビジョン・ラベルと競合しているため、ファイルが失われます。Installer DisableNtfs8dot3を実行してからWindowsを再起動して、8dot3セマンティクスを無効にしてください。」

Windows 7の場合、Installer DisableNtfs8dot3を実行しても問題は解決しません。Windowsレジストリで構成の変更を手動で行う必要があります。

Windowsレジストリを変更するには、次のキーに移動します。

HKEY_LOCAL_MACHINE/SYSTEM/CurrentControlSet/Control/FileSystem

次に、NtfsDisable8dot3NameCreationキーの値を1に設定します。新しい設定を有効にするには、Windowsを再起動する必要があります。

Oracle Inbound Refineryは、Windows 7の開発環境のみでサポートされていることに留意してください。

50.3 ドキュメントの訂正箇所

この時点で既知の問題はありません。