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Oracle Applicationsシステム管理者ガイド - 構成
リリース11i(2005年6月)
部品番号: B15956-01
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Oracle Applications Managerの概要

Oracle Applications Managerの概要

管理者は、Oracle Applications Manager(OAM)を使用して、HTMLコンソールからOracle E-Business Suiteシステムを管理できます。Oracle Applications Managerの主な機能には、Oracle Workflowマネージャ、パッチ・ウィザードおよびサービス履行マネージャがあります。

Oracle Applications Managerを使用すると、システム管理者は、データベース、コンカレント・マネージャおよびその他のサービス、コンカレント要求、Oracle Workflowプロセスの各ステータスなど、一般的なシステム・アクティビティに関する情報を表示できます。OAMでは、構成の変更、インフラストラクチャの使用状況、パフォーマンス、必要な保守活動、セキュリティに関する潜在的な問題、ビジネス・フローのステータス、診断テストの結果などの要約が示されます。また、システム管理者は、ダウンタイムおよびパッチ適用処理を管理できます。サービスの起動と停止やコンカレント要求の発行もできます。

Oracle Workflowマネージャを使用すると、管理者は、バックグラウンド・エンジン、通知メーラー、エージェント・リスナー、キュー伝播機能、廃止されたワークフロー・データのパージなどのワークフロー・システム・サービスを制御できます。

追加情報は、次のドキュメントを参照してください。

機能セキュリティおよびOracle Applications Manager

Oracle Applications Managerは、Oracle Application Object Libraryの機能セキュリティ・モデルとともに使用します。カスタムの職責とメニューを作成して、特定のOAM機能へのアクセスを制御できます。したがって、これらの機能は、「E-Business Suite Home」ページから直接使用できます。

Oracle Applications Managerの設定

Oracle Applications Manager(OAM)では、特定のコンポーネントの監視方法およびメトリックの収集方法をカスタマイズできます。

ナビゲーション: 「Setup」(グローバル・アイコン)

OAM Dashboard Setup

「Dashboard Setup」には、メトリックおよびサービスのデータ収集の要約が表示されます。メトリックごとに、収集が使用可能かどうか、およびメトリックに対するアラートが使用可能かどうかを確認できます。アラートが使用可能な場合は、アラートを発生させるために一致する必要がある条件が表示されます。データ収集の設定を更新するには、「Dashboard Setup」ウィザードを使用します。

Metalink Credentials

このページでは、OracleMetaLinkのユーザー名、パスワードおよびEメール・アドレスを保守できます。これらの資格証明は、「Knowledge Base」リンクを介してOracleMetaLinkを問い合せるときに使用されます。また、次のプロファイル・オプションが、使用しているプロキシ・サーバーに対して適切に設定されていることを確認する必要があります。

Business Flows Setup

このページでは、ビジネス・フローの監視を保守します。

Dashboard Setup

このページには、メトリックおよびサービスのデータ収集の要約が表示されます。メトリックごとに、収集が使用可能かどうか、およびメトリックに対するアラートが使用可能かどうかを確認できます。アラートが使用可能な場合は、アラート発生のために一致させる必要のある条件が表示されます。

「Dashboard Setup」ウィザードを使用して、次の機能に関するメトリックを監視できます。

「System Alerts」では、次のタイプを使用できます。

最近24時間のシステム・スループットは、次のコンポーネントで使用できます。

次のサービスに対してアラートを発生させることができます。サービスが特定のステータスに達すると、アラートが発生します。

Webコンポーネントについては、OAMダッシュボードのデータを手動でリフレッシュすることで、ステータスが収集されることに注意してください。これらのWebコンポーネントには、次のものが含まれます。

概要

「Dashboard Setup」ウィザードを使用すると、OAMアプリケーション・ダッシュボード収集プログラムに関する情報を更新できます。

ナビゲーション: 「Setup」グローバル・リンク > 「Update」ボタン

Oracle Applications Managerは、多数のサービス、WebコンポーネントおよびOracle Applicationsインスタンスの他の機能に関するメトリックを収集します。Oracle Applications Managerでは、OAMアプリケーション・ダッシュボード収集プログラム(短縮名: FNDOAMCOL)を使用して、ダッシュボードに表示される情報を収集します。

ダッシュボード収集プログラムでは、様々なメトリックの監視の使用可能および使用不可を選択し、サービスが特定のステータスに達成したときに、そのサービスに対してアラートを発生させることができます。ダッシュボード収集プログラムはメトリックのデータを収集し、メトリックが特定のしきい値に達したときにアラートを発生させます。ほとんどのコンポーネントについて、次の2つの異なる方法で監視目的のためにデータを収集できます。(1)ダッシュボード収集プログラムの使用。(2)ダッシュボード・ページからの手動によるデータのリフレッシュ。

「Dashboard Setup」ウィザードを使用して構成できるメトリックを、次に示します。

Activity:

Configuration Changes (last 24 hours):

System Alerts:

最近24時間のシステム・スループットは、次のコンポーネントで使用できます。

「Dashboard Setup」ウィザード

「Dashboard Setup」ウィザードを使用すると、OAMアプリケーション・ダッシュボード収集プログラムに関する情報を更新できます。

ナビゲーション: 「Setup」グローバル・リンク > 「Update」ボタン

最初のページでは、「OAM Dashboard Collection Interval」を指定できます。デフォルトでは、10分ごとにデータを収集します。

WebコンポーネントのURLが有効になるかどうかを確認するための待機時間のタイム・アウトも指定できます。たとえば、「Web ping time out」を40秒に指定すると、システムでは、Webコンポーネントからの応答を40秒待機します。デフォルトのタイムアウト値は60秒です。

Update Dashboard Setup: Metrics

このページでは、メトリックの収集情報を更新できます。メトリックのデータを収集するかどうか、およびメトリックが指定した値を超えるか、または指定した値に達しない場合に、アラートを発生させるかどうかを指定します。

Update Dashboard Setup: Services

このページでは、監視するサービスを指定します。指定したサービスについて、データを収集するかどうか、そのサービスが指定したステータスになった場合にアラートを発生させるかどうかを指定できます。

Update Dashboard Setup: Review

このページには、ダッシュボード設定の要約が表示されます。

Site Map

「Site Map」には、Oracle Applications Managerで使用可能な機能とアプリケーションのリストが表示されます。機能は、「Administration」、「Monitoring」、「Maintenance」、「Diagnostics and Repair」カテゴリにグループ化されています。

Site Map: Administration

System Configuration

これらの機能では、システムの構成に関する詳細情報が提供されます。次のリンクからも多数の構成設定を更新できます。

Application Services

次のリンクを使用して、様々なタイプのアプリケーション・サービスの情報を表示します。

Workflow

次のリンクを使用して、Oracle Workflowマネージャにナビゲートします。

Concurrent Request

次のリンクを使用して、新規のコンカレント要求を発行するか、または既存の要求の詳細を表示します。

Service Fulfillment Manager

このリンクを使用して、サービス履行マネージャにアクセスします。サービス履行マネージャ(SFM)には、ステップごとの履行アクティビティを自動化し、マルチベンダー・アプリケーション・システム全体のすべてのサービスに関するビジネス・フローを統合するためのツール・セットが用意されています。

Others

Site Map: Monitoring

「Monitoring」セクションには、Oracle E-Business Suiteの監視に役立つ機能のリンクが表示されます。

Availability

次のリンクを使用して、各コンポーネントの可用性に関するページにナビゲートします。

Performance

次のリンクを使用して、各コンポーネントのパフォーマンスに関する情報を表示します。

Current Activity

次のリンクを使用して、各領域のアクティビティ情報を表示します。

Configuration Changes

「Overview」リンクから、「Configuration Overview」ページにナビゲートします。

Usage

各レポートを使用すると、アプリケーションの使用方法およびコンカレント処理について理解できます。

Custom Reporting Utilities

「SQL Extensions」ページを使用して、シード・スクリプトおよびカスタム・スクリプトを実行できます。

Site Map: Maintenance

これらの機能は、Oracle Applicationsインストールの保守に役立ちます。

主な機能の詳細は、『Oracle Applicationsメンテナンス・プロシージャ』および『Oracle Applicationsメンテナンス・ユーティリティ』を参照してください。

Patches and Utilities

Cloning

Purging

Site Map: Diagnostics and Repair

診断およびトラブルシューティングには、次の機能を使用します。

Diagnostics

Troubleshooting Wizards