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Oracle iProcurementは、品目またはサービスについて次のソース文書を参照するように設定できます。
包括購買契約と見積の抽出については、「Oracle Purchasingからのカタログ・データの抽出」を参照してください。 たとえば、依頼者が包括購買契約から抽出された品目を発注すると、Oracle Purchasingでは(「発注文書の作成」ワークフローを使用して)包括購買契約に対するリリースが自動的に作成されます。 ソース文書を含む承認済仕入先リスト(ASL)エントリも抽出できます。
カート内のソース文書番号(表示される場合)

この図は、文書にソースされる品目のショッピング・カートでの関連付けを示しています。 (デフォルトでは、ソース文書番号はショッピング・カートに表示されませんが、Oracle Applications Frameworkパーソナライズを使用すると表示できます。 関連付けは、依頼者にフィールドを表示するかどうかに関係なく発生します。)
Oracle iProcurementでは、グローバル契約(グローバル包括購買契約とグローバル契約の両方)もサポートされます。 他の営業単位で作成されたグローバル契約でも、依頼者の営業単位で使用可能になっていれば、依頼者はこれらの契約から品目を発注できます。 グローバル契約上の購買サイトは、依頼者の営業単位で有効でない場合にも(たとえば、抽出されたグローバル包括購買契約の場合は検索結果に)表示されます 依頼者は、他の営業単位で作成された発注も追跡して品目を受け入れることができます。 グローバル契約の設定と作成の詳細は、『Oracle Purchasingユーザーズ・ガイド』を参照してください。
包括購買契約および見積を抽出しなくても、設定されている場合はOracle Purchasingでソーシングできます。 詳細は、『Oracle Purchasingユーザーズ・ガイド』を参照してください。
この章では、Oracle iProcurementでの購買契約ソースについて説明します。
Oracle iProcurementでは、購買依頼明細とOracle Purchasingで定義されている購買契約との関連付けがサポートされます。これにより、発注文書の作成ワークフローを介して標準発注を自動的に作成できます。 作成された標準発注の契約番号は、「発注」ウィンドウの「参照文書」タブ・リージョンの「契約」フィールドに格納されます。 Oracle Purchasingでは、発注明細の合計金額が購買契約のリリース済金額に加算されます。
購買依頼明細と購買契約との関連付けを実行するには、2つの基本的な方法があります。つまり、自動的に実行するか明示的に実行できます。
「発注文書の作成」ワークフローのオプション「契約は、文書の自動作成に使用されますか?」が「Yes」に設定されている場合、Oracle Purchasingでは発注の作成時に購買依頼で指定された仕入先と仕入先サイトについて、有効な購買契約の有無がチェックされます。 存在する場合は、その契約が使用されます。 仕入先と仕入先サイトについて複数の契約が存在する場合は、最後に作成された契約が使用されます。
自動契約ソースは、次のタイプの品目に使用できます。
*仕入先サイトが指定されている場合、アプリケーションではそのサイトとの契約が優先されます。 それ以外の場合、一致する必要があるのは仕入先のみです。アプリケーションでは、同じ通貨を使用する最後に作成された契約が選択され、その契約の仕入先サイトが使用されます。
自動ソースは、Oracle iProcurementでの購買依頼作成中に発生するか、その後Oracle Purchasingでの発注作成中に発生するように設定できます。 「契約ソースの設定」を参照してください。
カタログ内の品目に関する購買契約を明示的に入力することもできます。
明示的な自動契約ソースは、次のタイプの品目に使用できます。
品目について有効な特定の購買契約番号が指定されている場合は、仕入先について他に有効な購買契約が存在していても、「発注文書の作成」ワークフローでは指定の購買契約が発注上で参照されます。
「契約番号」記述子がデフォルト設定である「検索結果表示」のままの場合、品目の契約番号は(契約が明示的に参照される場合)次の図のように表示されます。
品目詳細の契約番号

品目の購買契約番号を明示的に指定すると、品目をお気に入りリストに追加するか、購買依頼上でコピー、変更、再発行するか、ショッピング・カートに保存しても、その番号は品目に割り当てられたままです。 ただし、その時点で契約が無効になると、Oracle iProcurementでは契約の参照が削除されます。 たとえば、依頼者が無効な契約を参照する購買依頼をコピーするとします。 この購買依頼をショッピング・カートにコピーすると、Oracle iProcurementでは契約が引き続き有効であるかどうかがチェックされます。 契約が無効な場合、品目はショッピング・カートに残りますが、契約との関連付けは削除されます。
次の情報は、グローバル契約と非グローバル契約の両方に適用されます。
契約ソースは、購買依頼の作成中、品目をカートに追加した時点またはその後の発注作成中に発生するように設定できます。 通常、次の場合には購買依頼の作成中に発生するように契約ソースを設定します。
注意: 購買依頼の作成中に発生するように自動契約ソースを設定している場合、依頼者による(抽出品目またはASLの)検索結果に契約参照は表示されません。 契約参照は、品目がカートに追加されるまで表示されません。
購買依頼で発生するソーシングの詳細は、『Oracle Purchasingユーザーズ・ガイド』を参照してください。
購買依頼作成中の契約ソースの実行
『Oracle Purchasingユーザーズ・ガイド』を参照してください。
注意: 購買依頼の作成中に基本契約ソースを適用すると、Oracle iProcurementではプロファイル・オプション「PO: 自動文書ソース」もチェックされます。
発注作成中の契約ソースの実行
発注作成まで基本契約ソースを発生させない場合は、「文書タイプ」ウィンドウで購買依頼の「自動ソースの基本契約の使用」オプションを選択しないでください。 かわりに、「契約は、文書の自動作成に使用されますか?」属性を使用して、発注の自動作成に契約を使用するかどうかを指定します。
詳細は、「ワークフローのカスタマイズ」の「発注文書の作成」を参照してください。 詳細は、『Oracle Workflowガイド』および『Oracle Purchasingユーザーズ・ガイド』も参照してください。
この項では、カタログ・ローダー、パンチアウトまたは透過パンチアウトを使用して品目を特定の購買契約に明示的に関連付ける方法について説明します。
カタログ・ローダーを使用した品目と購買契約の関連付け
カタログ・ファイルのアップロード時に、営業単位と購買契約を指定します(どちらも複数可)。
「オプションの指定」ページを使用した契約とカタログ・ロード・ファイルの関連付け

カタログ・ファイル内の全品目は、参照先の購買契約(複数可)に関連付けられています。
注意: 一部の品目を異なる契約に関連付ける必要がある場合は、データ・ファイルを複数のファイルに分割する操作が必要になることがあります。
サンプルXMLファイルとテキスト・ファイルを含め、カタログ・ローダーの使用の詳細は、このマニュアルの付録を参照してください。
パンチアウト品目および透過パンチアウト品目と購買契約の関連付け
仕入先へのパンチアウトまたは透過パンチアウトの場合は、仕入先が品目情報とともに契約番号を指定できます。 Oracle Exchangeマーケットプレイスへのパンチアウトまたは透過パンチアウトの場合は、購買担当がOracle Exchangeの価格表で契約番号を指定できます。 Oracle iProcurementでは、cXMLではなくXMLパンチアウトでのみ契約番号が認識されます。
パンチアウト品目および透過パンチアウト品目の購買契約を指定する方法の詳細は、『Oracle Procurement Buyer's Guide to Punchout and Transparent Punchout』を参照してください。
自動契約ソースの使用時に通貨換算を実行するには、「POR: 初期設定通貨換算レート・タイプ」を使用します。 後述の「通貨の検証」を参照してください。
アップロードを使用して品目の購買契約を指定すると、ファイルのアップロード元となるeContent Managerページへのアクセスは、POR_SSP_ECMANAGER機能により制御されます。 「iProcurementカタログ管理」職責を割り当てられているユーザーには、すでにこの機能へのアクセス権が付与されています。
「発注文書の作成」ワークフローでは、poxwfatc.wftワークフロー・ファイル内の次の属性を使用して、契約自動化について様々なサポート・レベルが提供されます。 Oracle Workflow Builderを使用し、これらの属性をビジネス慣行に従ってpoxwfatc.wftファイル内で設定し、更新したワークフロー・ファイルをデータベースにロードしてください。
詳細は、「ワークフローのカスタマイズ」の「発注文書の作成」を参照してください。
「PO: 自動文書ソース」プロファイル・オプションと「自動ソースの基本契約の使用」オプションは、ワークフロー属性とは別個に機能します。 前者により購買依頼作成中の文書ソースが制御され、後者により発注作成中の文書ソースが制御されます。 その結果、次のような状況が発生することがあります。
次の各項では、品目の購買契約を自動ソースまたは明示ソースで指定するときに規定されるビジネス・ルールについて説明します。
購買契約の参照を含むカタログ・ファイルで参照できる仕入先は1つのみで、契約がその仕入先について有効である必要があります。
パンチアウトまたは透過パンチアウトの場合は、仕入先について購買契約番号が有効である必要があります。 (仕入先サイトが指定されている場合、アプリケーションではそのサイトとの契約が優先されます。 それ以外の場合、一致する必要があるのは仕入先のみです。アプリケーションでは、同じ通貨を使用する最後に作成された契約が選択され、その契約の仕入先サイトが使用されます。)
参照できるのは、有効な基本契約のみです。有効な契約は、次のとおりです。
カタログ・ファイルでは、すべての価格およびすべての購買契約参照に同じ通貨が使用されている必要があり、その通貨は購買契約通貨と一致する必要があります。 一致しない場合は、アップロード時にファイル内の品目が拒否されます。
明示購買契約番号が指定されているパンチアウトまたは透過パンチアウトの場合は、品目通貨が契約通貨と一致する必要があります。 一致しない場合、発注は作成されません。
自動契約ソースでは、Oracle iProcurementにより同じ通貨建ての一致する購買契約が検索されます(前述の「仕入先の検証」を参照)。
購買契約は、品目の依頼元の営業単位で有効である必要があります。
カタログ・ファイルに契約番号を入力する場合、各営業単位について指定できる契約は1つのみです。 契約番号は、その営業単位で有効である必要があります。