Oracle Enterprise Performance Foundationユーザーズ・ガイド リリース11i B25757-01 | ![]() 目次 | ![]() 戻る | ![]() 次へ |
この章のトピックは、次のとおりです。
条件とは、ビジネス・ルールへの入力となるデータの選択に使用されるオブジェクトです。
データ選択を定義するために、条件には次の一方または両方を含める必要があります。
1つ以上のディメンション・コンポーネント
1つ以上のデータ・コンポーネント
条件ではバージョンを使用して、開始日と終了日のセットごとに異なる選択特性を提供します。各条件には1つ以上のバージョンがあり、条件ごとに複数のバージョンを使用できます。
「条件」ページを起点として、条件とバージョンを表示、作成、更新および削除できます。
詳細は、次のトピックを参照してください。
「条件」ページで、既存の条件およびバージョンを表示、複製、更新および削除できます。
詳細は、次のトピックを参照してください。
「条件」ページで既存の条件およびバージョンを検索して表示する手順は、次のとおりです。
「フォルダ」ボックスで、条件およびバージョンを検索するフォルダを選択します。
注意: 以前に作成した階層や他のコンポーネントを使用できるのは、選択したフォルダに作成した場合のみです。他のフォルダに作成した階層や他のコンポーネントは使用できません。
検索基準を名称で絞り込む場合は、条件名の一部または全体を指定します。
検索基準を日付で絞り込む場合は、日付ピッカーを使用して「有効日」ボックスで日付を指定します。
「実行」ボタンをクリックして、検索基準と一致する条件とバージョンのリストを表示します。
リスト内で条件またはバージョンの名称をクリックすると、その条件またはバージョンの情報を表示できます。
名称と摘要を変更して条件を更新できます。条件を更新する手順は、次のとおりです。
「条件」ページで、更新する条件を表示します。
条件の「更新」アイコンをクリックします。
条件の更新ページが表示されます。
必要に応じて名称と摘要を変更します。
「適用」ボタンをクリックします。
条件のバージョンを更新するには、名称、摘要、開始日と終了日および任意のディメンション・コンポーネントとデータ・コンポーネントを変更します。処理ロックされているバージョン(データ生成のための計算に使用されるバージョン)の場合、有効日以外は更新できないことに注意してください。バージョンを更新する手順は、次のとおりです。
「条件」ページで、更新するバージョンを表示します。
バージョンの「更新」アイコンをクリックします。
「条件定義」ページで、必要に応じて次のいずれかの操作を実行します。
必要に応じて名称、開始日、終了日および摘要を変更します。
ディメンション・コンポーネントを変更するには、「ディメンション・コンポーネント」ボタンをクリックします。詳細は、「ディメンション・コンポーネントの処理」を参照してください。
データ・コンポーネントを変更するには、「データ・コンポーネント」ボタンをクリックします。詳細は、「データ・コンポーネントの処理」を参照してください。
条件が表すSQLを表示する場合は、「SQLの表示」ボタンをクリックし、SQLテキストを表示するコンカレント・プロセスを発行します。このコンカレント・プロセスの出力を表示して、条件により生成されたSQLを確認できます。
「適用」ボタンをクリックします。
条件バージョンを複製して、新規条件のバージョンとともに新規条件ルールを作成できます。手順は次のとおりです。
「条件」ページで、複製するバージョンを表示します。
バージョンの「複製」アイコンをクリックします。
「ステップ1: 複製オプション」ページで「ルールおよびバージョン」を選択します。
「ステップ2: ルールおよびバージョンの複製」ページで次の操作を実行します。
新規の条件およびバージョンを作成するフォルダを選択します。
条件とバージョンの新規名称を指定します。
日付ピッカーを使用して新規バージョンの有効開始日と有効終了日を指定します。
バージョンについて摘要テキストを提供する場合は、「摘要」ボックスに摘要を入力します。
「終了」ボタンをクリックします。
「条件」ページに新規の条件およびバージョンが表示されます。
条件バージョンを複製して、既存条件の新バージョンを作成できます。手順は次のとおりです。
「条件」ページで、複製するバージョンを表示します。
バージョンの「複製」アイコンをクリックします。
「ステップ1: 複製オプション」ページで「バージョン」を選択します。
「ステップ2: バージョンの複製」ページで次の操作を実行します。
新規バージョンの名称を指定します。
日付ピッカーを使用して新規バージョンの有効開始日と有効終了日を指定します。
新規バージョンについて摘要テキストを提供する場合は、「摘要」ボックスに摘要を入力します。
「終了」ボタンをクリックして新規バージョンを作成します。
「条件」ページに新規バージョンが表示されます。
条件バージョンを明示的に削除できます。条件を削除するには、その条件のバージョンをすべて削除する必要があります。ルール定義の一部として指定されている条件は削除できないことに注意してください。
条件バージョンを削除する手順は、次のとおりです。
「条件」ページで、削除するバージョンの「削除」アイコンをクリックします。
バージョンの削除プロンプトに対して「Yes」をクリックします。
条件を作成する手順は、次のとおりです。
「条件」ページで「作成」ボタンをクリックします。
「ステップ1: 条件ルール詳細」ページで次の操作を実行します。
「フォルダ」ボックスで、条件を保存するフォルダを選択します。
「条件名」ボックスで条件名を指定します。
条件について摘要テキストを提供する場合は、「摘要」ボックスに摘要を入力します。
条件に対するアクセス権限を指定します。自分以外のユーザー全員に対して、条件を表示できるが更新や削除はできないように読取り専用アクセス権限を付与する場合は、「読取り」を選択します。他のユーザー全員に対して、条件を表示、更新および削除できるように読取りおよび書込みアクセス権限を付与する場合は、「読取り/書込み」を選択します。
「続行」ボタンをクリックして「ステップ2: 条件定義」ページを表示します。
「ステップ2: 条件定義」ページで次の操作を実行します。
「バージョン詳細」セクションで、このバージョンの条件の名称、開始日、終了日および摘要テキスト(オプション)を指定します。
ディメンション・コンポーネントを指定する場合は、「ディメンション・コンポーネント」ボタンをクリックします。
詳細は、「ディメンション・コンポーネントの処理」を参照してください。
データ・コンポーネントを指定する場合は、「データ・コンポーネント」ボタンをクリックします。
詳細は、「データ・コンポーネントの処理」を参照してください。
「終了」をクリックして条件またはバージョンを作成します。
ディメンション・コンポーネントでは、ディメンション・メンバーを指定して条件のデータを選択します。1つの条件について1つ以上のディメンション・コンポーネントを指定できます。
ディメンション・コンポーネントでディメンション・メンバーを指定するには、次の3つの方法があります。
特定のディメンション・メンバーを直接指定できます。たとえば、ディメンション・コンポーネントで、明細項目ディメンションの「建物および修繕」メンバーのデータを選択するように指定できます。
コンポーネント定義を介し、属性値に基づいてメンバーを指定できます。たとえば、ディメンション・コンポーネントでは、「拡張勘定タイプ」が「費用」の明細項目ディメンションの全メンバーを指定できます。
コンポーネント定義を介し、階層関連に基づいて指定できます。たとえば、ディメンション・コンポーネントでは、明細項目ディメンションの「回収 - 一般引当金」ノードの下位をすべて指定できます。
条件に使用するディメンション・コンポーネントは「ディメンション・コンポーネント定義」ページで指定します。「ディメンション・コンポーネント定義」ページにアクセスするには、「ステップ2: 条件定義」ページで「ディメンション・コンポーネント」ボタンをクリックします。
詳細は、次のトピックを参照してください。
ディメンション・コンポーネントを指定する手順は、次のとおりです。
「ディメンション・コンポーネント定義」ページで「ディメンション・コンポーネントの追加」ボタンをクリックします。
「ディメンション・コンポーネント定義」ページに新規の行が表示されます。
新規行の「ディメンション列」フィールドで、ディメンション・コンポーネントを関連付けるディメンションを選択します。
次のいずれかの操作を実行します。
「値」フィールドで特定のディメンション・メンバーを選択します。
「コンポーネント定義」フィールドで既存のコンポーネント定義を選択します。
後で「コンポーネント定義」フィールドで選択できるように新規のコンポーネント定義を作成します。詳細は、「属性値を使用するコンポーネント定義の作成」および「階層関連を使用するコンポーネント定義の作成」を参照してください。
指定するディメンション・コンポーネントごとに、前述の手順に従ってディメンション・コンポーネントを追加指定できます。
「ディメンション・コンポーネント定義」ページで作業を完了した後に「適用」ボタンをクリックし、指定したディメンション・コンポーネントを定義します。
特定のディメンションのメンバーを属性値で指定するコンポーネント定義を作成できます。手順は次のとおりです。
「ディメンション・コンポーネント定義」ページで、必要なディメンション・コンポーネントの行の「定義の作成」アイコンをクリックします。「定義の作成」をクリックした行の「ディメンション」フィールドで指定したディメンションに関するコンポーネント定義が作成されることに注意してください。
「ステップ1: コンポーネント定義タイプ」ページが表示されます。
「コンポーネント名」フィールドでコンポーネント定義名を指定します。
コンポーネント定義について摘要テキストを提供する場合は、「摘要」ボックスに摘要を入力します。
「コンポーネント・タイプ」で「属性」を選択します。
「続行」ボタンをクリックします。
「ステップ2: ディメンション属性」ページが表示されます。
表示される1つ以上の属性の属性値を指定します。
「適用」ボタンをクリックしてコンポーネント定義を作成します。
特定のディメンションのメンバーを階層関連で指定するコンポーネント定義を作成できます。手順は次のとおりです。
「ディメンション・コンポーネント定義」ページで、必要なディメンション・コンポーネントの行の「定義の作成」アイコンをクリックします。「定義の作成」をクリックした行の「ディメンション」フィールドで指定したディメンションに関するコンポーネント定義が作成されることに注意してください。
「ステップ1: コンポーネント定義タイプ」ページが表示されます。
「コンポーネント名」フィールドでコンポーネント定義名を指定します。
コンポーネント定義について摘要テキストを提供する場合は、「摘要」ボックスに摘要を入力します。
「コンポーネント・タイプ」の下で「階層」を選択します。
「階層バージョン詳細」で、使用する階層とバージョンを選択します。
「続行」ボタンをクリックします。
「ステップ2: 関連」ページが表示されます。
コンポーネント定義に使用するノードを1つ以上選択し、選択した各ノードの階層関連を「関連」フィールドで指定します。指定できる関連タイプは次のとおりです。
下位: 選択したノードよりも下位のノードすべて。
最終下位: 選択したノードよりも下位で階層の最下位レベルにあるノードのみ。
ノードのみ: 選択したノードのみ。
ノードおよび下位: 選択したノードと下位ノードすべて。
「ステップ2: 関連」ページで「適用」ボタンをクリックしてコンポーネント定義を作成します。
コンポーネント定義を使用してメンバーを指定するディメンション・コンポーネントを更新できます。「値」フィールドで特定のディメンション・メンバーを指定するディメンション・コンポーネントは更新できません。
ディメンション・コンポーネントを更新する手順は、次のとおりです。
「ディメンション・コンポーネント定義」ページで、更新するディメンション・コンポーネントの「定義の更新」アイコンをクリックします。
ディメンション・コンポーネントのコンポーネント定義に属性値を使用するか階層関連を使用するかに応じて、次のいずれかの操作を実行します。
コンポーネント定義で属性値を使用する場合は、必要に応じて「ステップ2: ディメンション属性」ページで指定した属性値を変更し、「適用」ボタンをクリックします。
コンポーネント定義で階層関連を使用する場合は、必要に応じてステップ2: 関連ページで指定した関連を変更し、「適用」ボタンをクリックします。
ディメンション・コンポーネントを削除する手順は、次のとおりです。
「ディメンション・コンポーネント定義」ページで、削除するディメンション・コンポーネントの「削除」アイコンをクリックします。
ディメンション・コンポーネントの削除プロンプトに対して「Yes」をクリックします。
データ・コンポーネントでは、日付、数値などの値に基づいて条件のデータを選択します。1つの条件についてデータ・コンポーネントを1つ以上指定できます。
データ・コンポーネントでは、表の1つ以上の列と次のいずれか1つとの関連を定義して値を指定できます(各列はディメンションを表します)。
他の列の値
値の範囲
特定の値
条件に使用するデータ・コンポーネントは「データ・コンポーネント定義」ページで指定します。「データ・コンポーネント定義」ページにアクセスするには、「ステップ2: 条件定義」ページで「データ・コンポーネント」ボタンをクリックします。
詳細は、次のトピックを参照してください。
データ・コンポーネントを指定する手順は、次のとおりです。
「データ・コンポーネント定義」ページで「データ・コンポーネントの追加」ボタンをクリックします。
「データ・コンポーネント定義」ページに新規の行が表示されます。
新規行の「データ・コンポーネント」フィールドでデータ・コンポーネントを選択します。
指定するデータ・コンポーネントごとに、前述の手順に従ってデータ・コンポーネントを追加指定できます。
「データ・コンポーネント定義」ページで作業を完了した後に「適用」ボタンをクリックし、指定したデータ・コンポーネントを定義します。
データ・コンポーネントを作成する手順は、次のとおりです。
「データ・コンポーネント定義」ページで「データ・コンポーネントの作成」ボタンをクリックします。
「ステップ1: 表列選択」ページで次の操作を実行します。
「コンポーネント名」ボックスでデータ・コンポーネント名を指定します。
データ・コンポーネントについて摘要テキストを提供する場合は、「摘要」ボックスに摘要を入力します。
「検索」セクションを使用して、「結果」セクションに表示する表を指定します。
検索を名称で絞り込む場合は、「表名」フィールドに表名を1文字以上入力してからパーセント記号(%)を入力し、「実行」ボタンをクリックします。「表リスト」ボックスのリストから特定の表を選択することもできます。表の検索に「表名」ボックスまたは「表リスト」ボックスを使用しなければ、「結果」セクションには使用可能な表がすべて表示されます。
「結果」セクションで表を1つ以上選択します。
選択した表ごとに列を1つ以上選択します。表の列を表示するには、表名の左横にあるアイコンをクリックして表の表示を拡張します。
「続行」ボタンをクリックします。
「ステップ2: 列ステップ定義」ページで、表(「ステップ列」フィールドに表示)の「ステップの作成」アイコンをクリックして「ステップ1: ステップ・タイプ」ページを表示します。
「ステップ1: ステップ・タイプ」ページで、定義する関連のタイプに応じて次のいずれかを選択します。
別の列
範囲値
特定の値
「続行」ボタンをクリックします。
「ステップ1: ステップ・タイプ」ページでの選択内容に応じて、次のいずれかの操作を実行します。
「別の列」を選択した場合は、「ステップ2: 別の列」ページで列、演算子および値を1つずつ指定して「適用」ボタンをクリックします。
「範囲値」を選択した場合は、「ステップ2: 範囲値」ページで列と演算子を1つと値を2つ指定して「適用」ボタンをクリックします。
「特定の値」を選択した場合は、「ステップ2: 特定の値」ページで列、演算子および値を1つずつ指定して「適用」ボタンをクリックします。
「ステップ2: 列ステップ定義」ページの「ステップ列」フィールドに表示される表ごとに、手順3〜6を繰り返します。「ステップ列」フィールドに表示される表ごとに、ステップを1つ以上作成する必要があります。
「ステップ列」フィールドに表示される表ごとにステップを1つ以上作成した後、「ステップ2: 列ステップ定義」ページで「終了」ボタンをクリックしてデータ・コンポーネントを作成します。
データ・コンポーネントを更新する手順は、次のとおりです。
「データ・コンポーネント定義」ページで、更新するデータ・コンポーネントの「コンポーネントの更新」アイコンをクリックします。
「ステップ1: 表列選択」ページで、必要に応じて名称、摘要および表列の選択を変更し、「続行」ボタンをクリックします。
「ステップ2: 列ステップ定義」ページで、必要に応じて変更を行って「終了」ボタンをクリックします。
データ・コンポーネントを削除する手順は、次のとおりです。
「データ・コンポーネント定義」ページで、削除するデータ・コンポーネントの「コンポーネントの削除」アイコンをクリックします。
データ・コンポーネントの削除プロンプトに対して「Yes」をクリックします。