Oracle Enterprise Performance Foundationユーザーズ・ガイド リリース11i B25757-01 | ![]() 目次 | ![]() 戻る | ![]() 次へ |
この章のトピックは、次のとおりです。
クライアント・アプリケーションでデータを正しく表すには、ディメンションと階層の管理機能を介して、ディメンション、階層、レベル、属性および他の構造のメタデータ(実際のデータ値を含まないデータ構造)を定義する必要があります。
詳細は、次のトピックを参照してください。
ディメンション定義は「ディメンション定義」ページで処理できます。
「ディメンション定義」ページには、現在ビューに表示されているディメンションについて、ディメンション摘要とメンバー、階層およびロード・メンバーの関連デフォルト値が表示されます。別のディメンションに切り替えるには、「ディメンションの切替」ボックスで必要なディメンションを選択して「実行」ボタンをクリックします。
詳細は、次のトピックを参照してください。
メンバー、階層およびロード・メンバーのデフォルト値は、次のように、データ・インポートに使用するステージング表のロード時にデフォルト値が必要な場合に使用される値です。
デフォルト・メンバーとは、ユーザーがユーザー・インタフェースを介してメンバーを指定しない場合にアプリケーションで使用されるメンバーです。
デフォルト階層とは、関連ディメンションのデフォルト階層としてアプリケーションで使用される階層です。
デフォルト・ロード・メンバーは、データのロード時にローダー表の列の値を指定するために使用されます。
デフォルト値は参照のみで、Enterprise Performance Foundationのユーザー・インタフェース・ページやコンカレント・プログラムでは使用されません。ステージング表をロードする独自プロセスを記述する場合は、必要に応じて独自プログラムでこれらのデフォルトを参照できます。
ディメンションの定義とデフォルト値を変更する手順は、次のとおりです。
定義またはデフォルト値の変更対象であるディメンションが「ディメンション定義」ページに表示されていない場合は、「ディメンションの切替」ボックスで必要なディメンションを選択して「実行」ボタンをクリックします。
次のように、ディメンションの定義とデフォルト値を指定します。
摘要を変更する場合は、「摘要」フィールドで既存の摘要を変更するか新規の摘要を入力します。
別のデフォルト・メンバーを指定する場合は、「デフォルト・メンバー」フィールドにメンバー名を入力するか、検索アイコンをクリックして必要なメンバーを検索します。
別のデフォルト階層を指定する場合は、「デフォルト階層」フィールドに階層名を入力するか、検索アイコンをクリックして必要な階層を検索します。
別のデフォルト・ロード・メンバーを指定する場合は、「デフォルト・ロード・メンバー」フィールドにロード・メンバー名を入力するか、検索アイコンをクリックして必要なロード・メンバーを検索します。
完了後に「適用」をクリックし、指定した定義を適用します。
ディメンション属性は「ディメンション属性」ページで処理できます。
「ディメンション属性」ページには、ビューに表示されているディメンションの属性が表示されます。別のディメンションに切り替えるには、「ディメンションの切替」ボックスで必要なディメンションを選択して「実行」ボタンをクリックします。
属性の詳細を表示するには、「コード」列で属性のコードをクリックします。
注意: 特定のディメンションのメンバーには、事前定義済の必須属性が関連付けられています。この種の属性は更新も削除もできません。
詳細は、次のトピックを参照してください。
属性のデフォルト・バージョンを指定する手順は、次のとおりです。
「ディメンション属性」ページの「コード」列で、属性のコードをクリックします。
「ディメンション属性の表示」ページで、デフォルトとして設定するバージョンを選択します。
「更新」ボタンをクリックして属性のデフォルト・バージョンを更新します。
属性を作成する手順は、次のとおりです。
属性の作成対象であるディメンションが「ディメンション属性」ページに表示されていない場合は、「ディメンションの切替」ボックスで必要なディメンションを選択して「実行」ボタンをクリックします。
「ディメンション属性」ページで「作成」ボタンをクリックします。
「ディメンション属性の作成」ページが表示されます。
「コード」ボックスで、属性を表す短い識別子を指定します。
「名称」ボックスで、属性を表すわかりやすい名称を指定します。
属性についてテキスト摘要を提供する場合は、「摘要」フィールドに入力します。
「順序タイプ」ボックスで、次の中から属性の順序タイプを選択します。
基数: 属性値には定義済の順序がありますが、アルファベット順または数値順に基づいていません。この順序タイプを使用する属性は、値がS、M、Lであるシャツ・サイズなどです。
名目: 属性値に順序がないことを意味します。
序数: 属性値の順序付けは、値自体に基づきます。この順序タイプを使用する属性は、値が1、2、3、4、5であるランクなどです。
「データ型」ボックスで、次の中から属性のデータ型を選択します。
日付: 属性のドメインは任意の有効日です。
ディメンション: 属性のドメインは任意のディメンションです。
ディメンションデータ型を選択すると「ディメンション」フィールドが表示され、属性のドメイン・ソースとしてディメンションを選択できます。
数値: 属性のドメインは任意の有効な数値です。
VARCHAR2: 属性のドメインは任意の英数字文字列です。
次の中から必要なオプションを選択します。
複数割当の許可: 属性を1つのディメンションに2回以上割り当てることができます。たとえば、事業所属性を使用して出荷事業所と受入事業所を指定する場合は、地域ディメンションに対して事業所属性を2回割り当てることができます。
必須属性: 属性はシード・データに関連付けられています。エンド・ユーザーは必須属性を作成、更新または削除できません。
複数バージョンの許可: 属性のバージョンを複数作成できます。これにより、1つの属性を使用していても、その属性のバージョン間で区別できます。必ずデフォルト属性バージョンを選択する必要があります。
注意: 特定のアプリケーションでは他のオプションを使用できることがあります。この種のオプションについては、該当する製品のマニュアルを参照してください。
「属性バージョン」セクションで、デフォルトとして使用するバージョンを選択して「バージョンの追加」ボタンをクリックします。
「ディメンション属性の作成」ページで「適用」ボタンをクリックして属性を作成します。
属性を更新する手順は、次のとおりです。
属性の更新対象であるディメンションが「ディメンション属性」ページに表示されていない場合は、「ディメンションの切替」ボックスで必要なディメンションを選択して「実行」ボタンをクリックします。
「ディメンション属性」ページで、更新する属性の「更新」アイコンをクリックします。
「ディメンション属性の更新」ページが表示されます。
属性の設定を必要に応じて変更します。「ディメンション属性の更新」ページに表示される属性設定は、「ディメンション属性の作成」ページに表示される内容と同じです。これらの設定の詳細は、「属性の作成」を参照してください。
注意: 現在、属性がいずれかのメンバーで使用されている場合、その属性のデータ型は更新できません。また、「ディメンション」フィールドで別の値を指定することもできません(属性のデータ型は「ディメンション」になっています)。
「適用」ボタンをクリックして更新内容を属性に適用します。
属性を削除できるのは、ディメンションに割り当てられておらず、値がない場合のみです。
属性を削除する手順は、次のとおりです。
属性の削除対象であるディメンションが「ディメンション属性」ページに表示されていない場合は、「ディメンションの切替」ボックスで必要なディメンションを選択して「実行」ボタンをクリックします。
「ディメンション属性」ページで、削除する属性の「削除」アイコンをクリックし、確認プロンプトに対して「Yes」を選択します。
ディメンション・レベルは「ディメンション・レベル」ページで処理できます。
「ディメンション・レベル」ページには、ビューに表示されているディメンションのレベルが表示されます。別のディメンションに切り替えるには、「ディメンションの切替」ボックスで必要なディメンションを選択して「実行」ボタンをクリックします。
レベルの詳細を表示するには、「名称」列でレベル名をクリックします。
詳細は、次のトピックを参照してください。
レベルを順序変更できるのは、対象となるレベルが階層で使用されていない場合のみです。
レベルを順序変更する手順は、次のとおりです。
レベルの順序変更対象であるディメンションが「ディメンション・レベル」ページに表示されていない場合は、「ディメンションの切替」ボックスで必要なディメンションを選択して「実行」ボタンをクリックします。
「ディメンション・レベル」ページで順序変更ボタンをクリックします。
「ディメンション・レベルの順序変更:」ページが表示されます。このページには、ディメンション・レベルが順番に表示されます。
順序を変更するレベルを選択します。
矢印ボタンを使用して、選択したレベルの順序を変更します。
順序を変更する他のレベルについて手順3および4を繰り返します。
レベルの順序変更を完了した後、「適用」ボタンをクリックして変更内容を適用し、「ディメンション・レベル」ページに戻ります。
レベルを作成する手順は、次のとおりです。
レベルの作成対象であるディメンションが「ディメンション・レベル」ページに表示されていない場合は、「ディメンションの切替」ボックスで必要なディメンションを選択して「実行」ボタンをクリックします。
「ディメンション・レベル」ページで作成ボタンをクリックします。
「ステップ1: ディメンション・レベルの作成:」ページが表示されます。
次の情報を指定します。
「名称」フィールド: レベル名
「摘要」フィールド: レベルに関する摘要テキスト
「レベル表示コード」フィールド: レベルを表す短い識別子
レベルをユーザーが選択できるようにする場合は、「有効化フラグ」オプションを選択します。このオプションを選択しなければ、そのレベルはユーザーが使用できません。
必要な1つ以上の属性を「使用可能属性」ボックスから「選択属性」ボックスに移動して、レベルに関連付ける属性を選択します。
注意: 必須属性は、各レベルに必要です。
ディメンション・レベルの作成時に、特定のレベルにユーザー定義属性を割り当てることができます。この属性割当は、ユーザーがレベル・ベース階層を作成するときに利用され、該当する属性がそのレベルに割り当てられていない場合に、メンバーの属性の組込みが制限されます。たとえば、地域ディメンションに郡市区レベルがあり、首長というユーザー定義属性があるとします。首長の割当先が郡市区のみであれば、首長属性を郡市区レベルで定義されたディメンション・メンバーに使用可能にするのが論理的です。
「続行」ボタンをクリックします。
「ステップ2: ディメンション・レベルの順序変更:」ページが表示されます。このページには、ディメンション・レベルが順番に表示されます。
レベルの順序を変更する場合は、レベルを選択して矢印ボタンで順序を変更します。この操作を必要な回数行って、レベルを必要な順序に並べ替えます。
「終了」ボタンをクリックしてレベルを作成し、「ディメンション・レベル」ページに戻ります。
レベルを更新する手順は、次のとおりです。
レベルの更新対象であるディメンションが「ディメンション・レベル」ページに表示されていない場合は、「ディメンションの切替」ボックスで必要なディメンションを選択して「実行」ボタンをクリックします。
「ディメンション・レベル」ページで、更新するレベルの「更新」アイコンをクリックします。
「ディメンション・レベルの更新:」ページが表示されます。
レベルの設定を必要に応じて変更します。「ディメンション・レベルの更新:」ページに表示される設定は、ディメンション・レベルの作成ページに表示される内容と同じです。これらの設定の詳細は、「レベルの作成」を参照してください。
注意: 「ディメンション・レベルの更新:」ページの「レベル表示コード」の設定は変更できません。
「適用」ボタンをクリックして更新内容をレベルに適用します。
レベルを削除できるのは、そのレベルが階層で使用されていない場合のみです。レベルを削除する手順は、次のとおりです。
レベルの削除対象であるディメンションが「ディメンション・レベル」ページに表示されていない場合は、「ディメンションの切替」ボックスで必要なディメンションを選択して「実行」ボタンをクリックします。
「ディメンション・レベル」ページで、削除するレベルの「削除」アイコンをクリックし、確認プロンプトに対して「Yes」を選択します。
ディメンション・メンバーは「ディメンション・メンバー」ページで処理できます。
「ディメンション・メンバー」ページには、ビューに表示されているディメンションのメンバーが表示されます。別のディメンションに切り替えるには、「ディメンションの切替」ボックスで必要なディメンションを選択して「実行」ボタンをクリックします。
メンバーの詳細を表示するには、「コード」列でメンバーのコードをクリックします。
既存のメンバーは、更新できますが削除できません。ただし、メンバーを使用不可にすることはできます。これにより、使用不可にしたメンバーのデータは計算時に書き込まれなくなります。
注意: 特定のディメンションのメンバーには、事前定義済の必須属性が関連付けられています。この種の属性は更新も削除もできません。
詳細は、次のトピックを参照してください。
「ディメンション・メンバー」ページでメンバーを検索できます。「ディメンション・メンバー」ページには、単純検索および拡張検索という2種類の検索機能が用意されています。
これはデフォルトの検索機能です。単純検索機能を使用して検索を実行する手順は、次のとおりです。
「名称」ボックスに、検索するメンバーの名称を入力します。
注意: カレンダ期間ディメンションの場合は、「カレンダ」ボックスでカレンダを選択します。オプションで、カレンダ期間ディメンションの検索基準として名称を指定することもできます。
「実行」ボタンをクリックして、検索基準と一致するメンバーのリストを表示します。
この検索機能を使用するには、「拡張検索」ボタンをクリックして「拡張検索」ページを表示し、次の手順を実行します。
「拡張検索」ページで必要な検索パラメータを指定します。
「実行」ボタンをクリックして、検索基準と一致するメンバーのリストを表示します。
メンバーを作成する手順は、次のとおりです。
メンバーの作成対象であるディメンションが「ディメンション・メンバー」ページに表示されていない場合は、「ディメンションの切替」ボックスで必要なディメンションを選択して「実行」ボタンをクリックします。
「ディメンション・メンバー」ページで作成ボタンをクリックします。
「ステップ1: ディメンション・メンバーの作成」ページが表示されます。
次の操作を実行します。
「コード」フィールドでメンバーを表す短い識別子を指定します。
「名称」フィールドでメンバー名を指定します。
メンバーについて摘要テキストを提供する場合は、「摘要」フィールドに入力します。
メンバーをレベル・ベース階層に含める場合は、そのメンバーのレベルを「レベル」ボックスのリストから選択します。
メンバーを出力に含める場合は、「有効化フラグ」オプションを選択します。このオプションを選択しなければ、そのメンバーは出力に含まれません。
他のメンバーから属性割当をコピーする場合は、「属性割当のコピー元」ボックスの「検索」アイコンをクリックし、属性のコピー元メンバーを選択します。
「続行」ボタンをクリックします。
「ステップ2: 属性の入力」ページが表示されます。
属性値を指定します。「値」フィールドの横に検索アイコンまたは日付ピッカー・アイコンが表示される場合は、そのアイコンをクリックして値を検索できます。
属性リストに必須属性が表示される場合があることに注意してください。必須属性は、削除できないことで他の属性と区別できます。
さらに属性を追加する場合は、「追加」ボックスで属性を選択して「実行」ボタンをクリックし、追加する各属性のバージョンと値を指定します。
「終了」ボタンをクリックしてメンバーを作成し、「ディメンション・メンバー」ページに戻ります。
メンバーを更新する手順は、次のとおりです。
メンバーの更新対象であるディメンションが「ディメンション・メンバー」ページに表示されていない場合は、「ディメンションの切替」ボックスで必要なディメンションを選択して「実行」ボタンをクリックします。
「ディメンション・メンバー」ページで、更新するメンバーの「更新」アイコンをクリックします。
「ディメンション・メンバーの更新:」ページが表示されます。
メンバーの設定を変更します。「ディメンション・メンバーの更新:」ページ上の設定は、「ディメンション・メンバーの作成」ページ上の設定と同じです。ただし、メンバーの更新には次の2つの制限が適用されます。
「ディメンション・メンバーの更新:」ページでは「コード」の設定を変更できません。
メンバーがレベル・ベース階層で使用されている場合、「ディメンション・メンバーの更新:」ページではレベルの設定を変更できません。
「ディメンション・メンバーの作成」ページの設定の詳細は、「メンバーの作成」を参照してください。
「適用」ボタンをクリックして更新内容をメンバーに適用します。
階層は「階層」ページで処理できます。
「階層」ページには、ビューに表示されているディメンションの階層が表示されます。別のディメンションに切り替えるには、「ディメンションの切替」ボックスで必要なディメンションを選択して「実行」ボタンをクリックします。
階層のバージョンを表示するには、階層名の左横にある「拡張」アイコンをクリックします。「階層」ページには、バージョンごとにステータス、開始日および終了日が表示されます。
階層またはバージョンの詳細情報を表示するには、「名称」列で階層名またはバージョン名をクリックします。
詳細は、次のトピックを参照してください。
「階層」ページで階層を検索できます。このページには、単純検索および拡張検索という2種類の検索機能が用意されています。検索する値の名前がわからない場合は、検索値としてパーセント(%)記号を指定します。
これはデフォルトの検索機能です。単純検索機能を使用して検索を実行する手順は、次のとおりです。
「フォルダ」ボックスで検索対象のフォルダを選択します。フォルダを選択しなければ、アクセス権限のあるフォルダがすべて検索されます。
「階層名」ボックスに、検索する階層の名称を入力します。
「実行」ボタンをクリックして、検索基準と一致する階層のリストを表示します。
この検索機能を使用するには、「拡張検索」ボタンをクリックして「拡張検索」ページを表示し、次の手順を実行します。
「拡張検索」ページの「フォルダ」ボックスで、検索対象のフォルダを選択します。フォルダを選択しなければ、アクセス権限のあるフォルダがすべて検索されます。
必要な検索パラメータを指定します。
「実行」ボタンをクリックして、検索基準と一致する階層のリストを表示します。
「階層の作成」ウィザードで階層を作成できます。「階層」ページで「階層の作成」ボタンをクリックして「階層の作成」ウィザードを開きます。
「階層の作成」ウィザードは、次のステップで構成されています。
「階層の作成」ウィザードの最初のステップは「定義の作成」で、階層の定義を作成できます。このステップで実行する手順は、次のとおりです。
「フォルダ」ボックスで、階層を作成するフォルダを選択します。
「名称」ボックスで階層名を指定します。
「摘要」ボックスで、階層の摘要テキストを指定します(オプション)。
「レベル使用コード」ボックスで次の中から1つ選択します。
レベルなし: この階層には定義済のレベルの順序を強制しないように指定します。これは、ユーザーが定義したファミリ関連にレベル関連の制限がないことを意味します。
連番強制: この階層には定義済のレベルの順序を強制し、レベルをスキップできないように指定します。たとえば、定義済の階層が都道府県->郡->郡市区であれば、ファミリ関連を定義するユーザーも都道府県->郡->郡市区を使用する必要があります。
連番強制 - スキップ・レベル: この階層には定義済のレベルの順序を強制するが、レベルをスキップできるように指定します。たとえば、定義済の階層が都道府県->郡->郡市区の場合、ユーザーが郡市区->都道府県という関連を定義することはできませんが、都道府県->郡市区というファミリ関連は許可されます。
「階層タイプ」ボックスで次の中から1つ選択します。
オープン: これは標準の階層タイプです。特別な機能や制限は関連付けられていません。
消込: RECON_LEAF_NODE_FLAGがYに設定されているメンバーとともに消込階層が使用されます。この種の階層では、メンバーがリーフとして定義されているノードの下には子を追加できません。通常、このような階層タイプは、すべてのリーフ・メンバーを特定の階層に確実に含めるために使用します。
「階層使用コード」ボックスで、階層の使用方法を指定する設定を選択します。「階層使用コード」の値は、あくまでも階層の目的を示すために使用される参照用プロパティです。
カレンダ期間ディメンション階層の場合は、「カレンダ」ボックスで階層用カレンダを選択します。他のディメンションの場合、「カレンダ」ボックスは表示されません。
次の中から必要なオプションを選択します。
読取り専用または読取りおよび書込み: 一方のオプションを選択して、階層に対するユーザーのアクセス権限を指定します。
複数上位の許可: 階層に複数のトップレベルの親値を許可する場合は、このオプションを選択します。
複数値セットの許可: Financial Consolidation Hub用に作成された階層の場合は、このオプションを選択します。
標準および水平化された書式に保存: 階層の保存方法を指定します。このオプションを指定するとパフォーマンスを向上させることができますが、データ記憶域の所要量が大きくなります。
「次へ」ボタンをクリックします。
「階層の作成」ウィザードのステップ2は「レベルの選択」で、階層に含めるレベルを選択できます。
注意: 「定義の作成」ステップで「レベル使用コード」に「レベルなし」を選択した場合、「階層の作成」ウィザードでは「レベルの選択」ステップが省略されます。
「レベルの選択」ステップでは、次の手順を実行します。
階層に含めるレベルを選択します。
「次へ」ボタンをクリックします。
「階層の作成」ウィザードのステップ3は「値セットの選択」で、階層に使用する値セットを選択できます。
注意: 「定義の作成」ステップで「複数値セットの許可」オプションを選択した場合、「階層の作成」ウィザードでは「値セットの選択」ステップが省略されます。
「値セットの選択」ステップでは、次の手順を実行します。
階層に使用する値セットを選択します。
「次へ」ボタンをクリックします。
「階層の作成」ウィザードのステップ4は「バージョンの作成」で、階層のバージョンを定義できます。このステップでは、次の手順を実行します。
「バージョン」ボックスでバージョン名を指定します。
「摘要」ボックスで、バージョンの摘要テキストを指定します(オプション)。
「開始日」ボックスで、日付ピッカー・アイコンをクリックしてバージョンの開始日を選択するか、開始日を手動で入力します。プロファイル・オプション「FEM: デフォルト有効開始日」が(E-Business Suiteユーザー・インタフェースを介して)入力されている場合は、その値が「開始日」ボックスで使用されます。
「終了日」ボックスで、日付ピッカー・アイコンをクリックしてバージョンの終了日を選択するか、終了日を手動で入力します。プロファイル・オプション「FEM: デフォルト有効終了日」が(E-Business Suiteユーザー・インタフェースを介して)入力されている場合は、その値が「終了日」ボックスで使用されます。
「次へ」ボタンをクリックします。
「階層の作成」ウィザードのステップ5は「ルート・ノードの選択」です。このステップでは、次のように1つ以上のルート・ノード(トップレベル・メンバー)を選択できます。
「定義の作成」ステップで「複数上位の許可」オプションを選択した場合は、複数のルート・ノードを指定できます。
「定義の作成」ステップで「複数上位の許可」オプションを選択しなかった場合は、ルート・ノードを1つのみ指定する必要があります。
このステップでは、次の手順を実行します。
次のいずれかの操作を実行します。
「使用可能メンバー」ボックスで、「定義の作成」ステップで「複数上位の許可」オプションを選択したかどうかに応じて、ルート・ノードとして定義するメンバーを1つ以上選択します。
メンバー名の長いリストから不要なメンバーを除外して特定のメンバーを検索しやすくするには、「フィルタ」ボックスで検索するメンバーの名称を指定して「実行」ボタンをクリックします。
「使用可能メンバー」ボックスでメンバーを選択した場合は、「移動」をクリックして、そのメンバーを「選択メンバー」ボックスに移動します。
全て移動をクリックすると、「使用可能メンバー」ボックスに表示された全メンバーがルート・ノードとして選択されます。
「選択メンバー」ボックスに表示されるメンバーを順序変更する場合は、メンバーを1つ以上選択し、「選択メンバー」ボックスの移動アイコンを使用してメンバーを順番に移動します。
「次へ」ボタンをクリックします。
「階層の作成」ウィザードの最終ステップは「定義のレビュー」です。このステップでは、階層作成プロセスを完了する前に階層の定義をレビューできます。このステップで実行する手順は、次のとおりです。
階層定義をレビューします。定義を変更する場合は、「戻る」ボタンを使用して変更するステップに戻ります。
階層定義が適切であることを確認した後、「終了」ボタンをクリックして階層を作成します。
階層定義を更新する手順は、次のとおりです。
階層定義の更新対象であるディメンションが「階層」ページに表示されていない場合は、「ディメンションの切替」ボックスで必要なディメンションを選択して「実行」ボタンをクリックします。
「階層」ページで、定義を更新する階層の「更新」アイコンをクリックします。
「階層定義の更新」ページで、階層定義の名称と摘要を必要に応じて変更します。次のように、階層定義の他の部分も変更できる場合があります。
階層定義を最初に作成したユーザーは、ユーザー・アクセス権限を「読取り専用」から「読取りおよび書込み」に、または「読取りおよび書込み」から「読取り専用」に変更できます。アクセス権限を変更できるのは、階層を最初に作成したユーザーのみです。
「標準および水平化された書式に保存」オプションを選択しなかった場合に、階層を標準および水平化された書式で保存する必要があれば、この時点で選択できます。このオプションを指定するとパフォーマンスを向上させることはできますが、データ記憶域の所要量が大きくなります。この時点でこのオプションを選択すると、階層をこの書式で保存するプロセスを起動するためのコンカレント要求が生成されますが、プロセスの実行中は階層の全バージョンが「保留中」ステータスとして表示されます。
「適用」ボタンをクリックして変更内容を保存します。
階層バージョン定義を更新する手順は、次のとおりです。
階層バージョンの更新対象であるディメンションが「階層」ページに表示されていない場合は、「ディメンションの切替」ボックスで必要なディメンションを選択して「実行」ボタンをクリックします。
「階層」ページで、階層の「拡張」アイコンをクリックして、バージョンの更新対象である階層のバージョンを表示します。
更新するバージョンの「更新」アイコンをクリックします。
「階層バージョン定義」ページで、必要に応じてバージョンの摘要、開始日および終了日を変更します(定義に対する他の変更はできません)。
「続行」ボタンをクリックします。
「ルート・ノードの選択」ページで、選択したルート・ノードのメンバーを必要に応じて変更します。ルート・ノードの追加先は複数上位階層のみで、階層タイプからはルート・ノードを削除できないことに注意してください。
「終了」ボタンをクリックします。
「バージョン詳細」ページでは、階層バージョンに関連する各種のタスクを実行できます。
必要な階層バージョンの「バージョン詳細」ページを表示する手順は、次のとおりです。
階層のバージョン詳細の更新対象であるディメンションが「階層」ページに表示されていない場合は、「ディメンションの切替」ボックスで必要なディメンションを選択して「実行」ボタンをクリックします。
「階層」ページで、階層の「拡張」アイコンをクリックして、バージョン詳細の更新対象である階層のバージョンを表示します。
更新するバージョンの「詳細」アイコンをクリックして、階層バージョンの「バージョン詳細」ページを表示します。
「バージョン詳細」ページでは、「拡張」アイコンを使用してすべての子ノードを表示できます。「フォーカス」アイコンを使用して特定のノード(および子ノード)にフォーカスを置くこともできます。
詳細は、次のトピックを参照してください。
バージョン詳細を表示するノードを検索する手順は、次のとおりです。
「バージョン詳細」ページで「ノードの検索」ボタンをクリックします。
「ノードの検索」ページで次のいずれかの操作を実行します。
標準検索機能を使用して、バージョン詳細を表示する1つ以上のノードの名称を検索します。
「拡張検索」ボタンをクリックして拡張検索機能を使用します。拡張検索では、検索基準を追加してノードを検索できます。
バージョン詳細を表示するノードの「子の表示」アイコンをクリックします。
「バージョン詳細」ページの印刷用に書式設定されたバージョンを印刷する手順は、次のとおりです。
「バージョン詳細」ページで「印刷可能ページ」ボタンをクリックします。
ブラウザの印刷機能を使用してバージョン詳細を印刷します。
ブラウザの「戻る」ボタンを使用して「バージョン詳細」ページに戻ります。
ノードに子ノードを追加する手順は、次のとおりです。
子ノードを追加するノードの「追加」アイコンをクリックします。
「ノードの追加」ページで次のいずれかの操作を実行します。
標準検索機能を使用して、追加するノードの名称を検索します。
「拡張検索」ボタンをクリックして拡張検索機能を使用します。拡張検索では、検索基準を追加してノードを検索できます。
追加するノードを選択します。
「適用」ボタンをクリックして、選択したノードを追加します。
ノードの子ノードを順序変更する手順は、次のとおりです。
子ノードを順序変更するノードの「順序変更」アイコンをクリックします。
「子の順序変更」ページで次のいずれかの操作を実行します。
標準順序変更機能の「移動」アイコンを使用し、子ノードについて新規の順序を指定します。「ソート・キー」ボックスで「昇順」または「降順」を選択して「実行」ボタンをクリックすると、ノードの表示順序を変更できます。
「拡張順序変更」ボタンをクリックして、拡張順序変更機能を使用します。ここでは、連番を手動で入力できます。順序変更するノードが多数存在する場合は、この方が容易に順序変更できます。
拡張順序変更機能を使用するには、「メンバー」ボックスでメンバーを指定し、「実行」ボタンをクリックしてメンバーまたはメンバー・グループを検索します。次に、必要な連番を入力して「適用」ボタンをクリックします。
「適用」ボタンをクリックして、子ノードを順序変更します。
ノードを移動する手順は、次のとおりです。
移動するノードの「移動」アイコンをクリックします。
「ノードの移動」ページが表示されます。
次のいずれかの手順で移動先ノード(手順1で「移動」アイコンをクリックしたノードの移動先ノード)を検索します。
標準検索機能を使用して移動先ノードの名称を検索します。
「拡張検索」ボタンをクリックして拡張検索機能を使用します。拡張検索では、様々な検索基準に基づいて移動先ノードを検索できます。
「実行」ボタンをクリックして、移動先ノードの候補リストを表示します。
必要な移動先ノードを選択します。
「適用」ボタンをクリックして、選択したノードを移動します。
ノードを削除するには、削除するノードの「削除」アイコンをクリックし、確認プロンプトに対して「Yes」を選択します。
次のいずれかの複製を作成できます。
階層およびバージョン
バージョンのみ
複製を作成し、それを変更すると、既存の階層とバージョンに基づいて、新規の階層とバージョンまたは既存階層の新規バージョンの作成手順を簡素化できます。
詳細は、次のトピックを参照してください。
階層およびバージョンの複製を作成する手順は、次のとおりです。
「階層」ページで、複製の作成元となるバージョンの「複製」アイコンをクリックします。
「ステップ1 複製オプション」ページで「階層およびバージョン」オプションを選択します。
「続行」ボタンをクリックして「ステップ2 新規階層およびバージョンの複製」ページを表示します。
「フォルダ」ボックスで、階層およびバージョンの複製を作成するフォルダを選択します。
「階層名」ボックスで階層の複製名を指定します。
「階層摘要」ボックスで、階層の複製の摘要テキストを指定します(オプション)。
「バージョン名」ボックスで複製バージョンの名称を指定します。
「バージョン摘要」ボックスで、複製バージョンの摘要テキストを指定します(オプション)。
「有効開始日」および「有効終了日」ボックスで、日付ピッカー・アイコンを使用して複製バージョンの開始日と終了日を選択するか、手動でdd-MMM-yy形式の開始日と終了日を入力します。
「適用」ボタンをクリックして階層およびバージョンの複製を作成します。
バージョンの複製のみを作成する手順は、次のとおりです。
「階層」ページで、複製の作成元となるバージョンの「複製」アイコンをクリックします。
「ステップ1 複製オプション」ページで「バージョン」オプションを選択します。
「続行」ボタンをクリックして「ステップ2 バージョンの複製」ページを表示します。
「バージョン名」ボックスで複製バージョンの名称を指定します。
「開始日」および「終了日」ボックスで、日付ピッカー・アイコンを使用して複製バージョンの開始日と終了日を選択するか、手動で開始日と終了日を入力します。
注意: 同じ階層の既存バージョンとオーバーラップしない開始日と終了日を指定する必要があります。
「摘要」ボックスで、複製バージョンの摘要テキストを指定します(オプション)。
「適用」ボタンをクリックして複製バージョンを作成します。
階層または階層バージョンを削除できるのは、階層に対するアクセス権限が「読取りおよび書込み」の場合のみです。アクセス権限が「読取り専用」となっている階層は削除できません。
階層または階層バージョンを削除する手順は、次のとおりです。
階層または階層バージョンの削除対象であるディメンションが「階層」ページに表示されていない場合は、「ディメンションの切替」ボックスで必要なディメンションを選択して「実行」ボタンをクリックします。
「階層」ページで、削除する階層または階層バージョンの「削除」アイコンをクリックし、確認プロンプトに対して「Yes」を選択します。
階層またはバージョンを削除すると、操作を実行するためのコンカレント・プロセスが起動します。階層またはバージョンは、削除プロセスが完了するまで階層リストに残っています。
注意: 階層ルールを介してOracle General Ledgerから転送された階層の削除には、前述の手順は使用できません。この種の階層の削除については、「階層の削除」を参照してください。
「メンバー・デフォルトのロード」ページで、表にロードされた元帳データのディメンションに割り当てられているデフォルト値を参照できます。
「メンバー・デフォルトのロード」ページに表のデフォルト値を表示する手順は、次のとおりです。
「表」ボックスで、デフォルト値を表示する表の表示名を指定します。
「元帳」ボックスで必要な元帳を選択します。
「実行」ボタンをクリックして、指定した表と元帳のデフォルト値を表示します。