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Oracle Applicationsリリース11iから12.1.1へのアップグレード・ガイド
リリース 12.1.1
B57077-01
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アップグレード後のタスク

この章の内容は次のとおりです。

アップグレード後のタスクの確認

この項では、アップグレードを終了するための必須タスクに関する全般的なチェックリストを示します。

タスク 参照先ページ
コンカレント・プログラムの完了の確認(推奨)
オンライン・ヘルプのインストール(推奨)
カスタム職責の更新/検証(条件付き)
カスタム開発から新規テクノロジへの移行(推奨)
CUSTOMライブラリの移行(条件付き)
変更されたスクリプトまたはレポートのコピーと再カスタマイズ(条件付き)
既存のカスタム起動スクリプトのコピー(条件付き)
ユーザー職責の割当の確認(推奨)
組織名とカスタム・アラート定義の関連付け(条件付き)
カスタマイズ用の営業単位モードの設定(条件付き)
要求グループへの「レポート・マネージャ・データ移行プログラム」の割当(必須)
「データ移行プログラム」の実行
既存スプレッドシートの再作成(条件付き)
ステータス・モニターURLの更新(必須)
製品ライセンスおよびワークフローBESライセンスのステータスの同期化(条件付き)
Customer Relationship Managementタスク
FinancialsおよびProcurementタスク
Human Resourcesタスク
Intelligenceタスク
Projectsタスク
Supply Chain Managementタスク
廃止になった製品ファイルの削除(推奨)
廃止になった列の削除(推奨)
新製品の登録(条件付き)
選択したユーザーの「Javaカラー・スキーム」プロファイル・オプションの更新(条件付き)
その他のタスク

Applications Technologyタスク

この項のタスクは、製品固有のタスクを完了する前に完了してください。

システム管理

これらのタスクは、システムで有効になっている製品に関係なく実行する必要があります。

手順1: コンカレント・プログラムの完了の確認(推奨)

アップグレード・プロセスでは、多数のコンカレント・プログラム要求が作成されます。アプリケーション層を起動すると、これらのプログラムが自動的に実行され、データのクリーン・アップや履歴データのアップグレードなどのタスクが完了します。このマニュアルの製品固有の項で特に指示がないかぎり、これらのプログラムはシステムの実行中でユーザーが有効になっている間にバックグラウンドで実行できます。

先に進む前に、アップグレードにより生成されたコンカレント・プログラムがすべて正常に実行されたことを確認します。アップグレード・プロセスに組み込まれている個別コンカレント・プログラムのリストは、『E-Business Suite Release 12 Upgrade Sizing and Best Practices』(Doc ID: 399362.1)の必須のアップグレード後作業に関する項を参照してください。ベスト・プラクティスに関する項には、これらのプログラム(およびすべての実行)を個別コンカレント・マネージャ・キューに分離して処理に使用する方法の推奨事項が記載されています。

手順2: オンライン・ヘルプのインストール(推奨)

適用対象の11iリリース・レベル: すべて

TUMSステップ・キー: N/A

アメリカ英語のオンライン・ヘルプをインストールするには、オンライン・ヘルプ・パッチ(u6746000.drv)のデータベース部分を実行します。このパッチは$AU_TOP/patch/115/driverディレクトリにあります。AutoPatchをoptions=hotpatch,nocopyportion,nogenerateportionに設定してください。

アメリカ英語以外の言語がシステムに登録されている場合は、オンライン・ヘルプのNLSバージョンが使用可能かどうかを確認します。使用可能な場合、有効な言語ごとにオンライン・ヘルプ・パッチのNLSバージョンをダウンロードして適用します。使用しているリリース・レベルの『Oracle Applications NLSリリース・ノート』のインストール後のタスクに関する項の指示に従ってください。

手順3: カスタム職責の更新/検証(条件付き)

すべてのカスタム職責で正しいメニューが使用されることを確認します。「システム管理者」職責で、「セキュリティ」->「職責」にナビゲートします。各カスタム職責を個別に問い合せて、必要に応じて更新します。

手順4: カスタム開発から新規テクノロジへの移行(推奨)

適用対象の11iリリース・レベル: すべて

TUMSステップ・キー: N/A

このリリースのOracle Applicationsは、特定の領域で新規テクノロジに移行しています。古いテクノロジに基づいてカスタム開発を実行した場合は、アップグレードの一環として新規テクノロジに移行する必要があります。

注意: 詳細は、『Preparing Custom Development for Next Oracle E-Business Suite Release』(Doc ID: 374398.1)を参照してください。

mod_plsql

mod_plsqlのカスタム開発を実行した場合は、WebページをOracle Application Frameworkに移行します。

注意: 詳細は、『Oracle Application Framework Documentation Resources, Release 12』(Doc ID: 391554.1)の『Oracle Application Framework Developer's Guide』を参照してください。

Oracle Reports Serverのレポート

Oracle Reports Serverを介して実行するレポートを使用したカスタム開発がある場合は、次の代替移行方法を利用できます。

新規テクノロジ メリットと考慮事項
Oracle XML Publisherへの変換 E-Business Suiteリリース12とOracle Fusion Applicationsの両方にあわせてアプリケーションを準備します。XML Publisherのメリットを利用できます。XML Publisherへの移行に役立つように自動化されたツールがいくつか用意されています。詳細は、『Oracle XML Publisher管理および開発者ガイド』を参照してください。
Oracle Application Frameworkへの変換 一部のレポート作成ニーズに適しています。ただし、自動化された移行ツールは使用できないことに注意してください。フレームワーク・チャート作成ツール(BIチャートBean)を使用して、チャートをリライトする必要があります。『Oracle Application Framework Documentation Resources, Release 12』(Doc ID: 391554.1)からアクセス可能な『Oracle Application Framework Developer's Guide』を参照してください。
コンカレント・マネージャを介した実行 コーディング標準に従っている場合、PL/SQLコードをコンカレント・マネージャの標準と一致するように変更する必要があります。特に、いくつかのユーザー・エグジットを使用する必要があります。Oracle Reportsのチャート作成ツール(BIチャートBean)を使用して、チャートをリライトします。詳細は、『Oracle Applications開発者ガイド』および『Oracle Reports: Building Reports』を参照してください。

Oracle GraphicsとOracle Formsの統合

Oracle Formsと統合されたOracle Graphics(チャート作成)を使用するカスタム開発がある場合は、次の代替策を使用できます。

新規テクノロジ メリットと考慮事項
フレームワークベース・アプリケーションへのフォームおよびチャート両方の変換 リリース12とOracle Fusion Applicationsの両方にあわせてアプリケーションを準備します。
Oracle Formsから起動できるフレームワークベース・ページへのチャートの変換 『Oracle Application Framework Documentation Resources, Release 12』(Doc ID: 391554.1)の『Oracle Application Framework Developer's Guide』を参照してください。

AKモード

手順5: CUSTOMライブラリの移行(条件付き)

CUSTOMライブラリ内のカスタム・コードを新規ディレクトリ構造にコピーする前に、以前に作成しておいたバックアップを参照して、カスタマイズがOracle Applicationsの新バージョンに有効であることを確認します。

カスタマイズが有効な場合、新規CUSTOMライブラリ(CUSTOM.pll)のコピーを安全な場所に配置します。このライブラリは$AU_TOP/resourceディレクトリ(UNIX)または%AU_TOP%\resourceディレクトリ(Windows)にあります。次に、古いOracle Forms CUSTOMライブラリのコピーを作成し、新規ディレクトリに配置します。このライブラリを再生成して、Oracle Forms Developer 10gにアップグレードします。または、既存のカスタム・コードを新規ライブラリにカット・アンド・ペーストしてから再生成できます。

注意: 『Oracle Applications開発者ガイド』のCUSTOMライブラリの使用に関する項を参照してください。

手順6: 変更されたスクリプトまたはレポートのコピーと再カスタマイズ(条件付き)

カスタム・シェル・スクリプトまたはレポートをカスタム・アプリケーション・ディレクトリにコピーし、そのコピーを必要に応じて再カスタマイズします。

注意: 『Oracle Applications開発者ガイド』の製品カスタマイズ標準に関する項を参照してください。

手順7: 既存のカスタム起動スクリプトのコピー(条件付き)

コンカレント・マネージャ起動スクリプト(startmgr)をカスタマイズした場合は、そのスクリプトを古い環境から新しい環境にコピーします。次に、カスタマイズが新しい環境に有効であることを確認します。

注意: UNIXでは、startmgrスクリプトのデフォルトの場所は$FND_TOP/binです。詳細は、『Oracle Applicationsシステム管理者ガイド - 構成』を参照してください。

手順8: ユーザー職責の割当の確認(推奨)

適用対象の11iリリース・レベル: すべて

TUMSステップ・キー: N/A

ユーザーおよび職責の割当はアップグレード中に保持されますが、シード済の職責、メニュー、機能およびレポート・セキュリティ・グループにより付与される有効な権限は変更されることがあります。「システム管理者」職責でフォームまたはセキュリティ・レポートの情報を参考にし、職責により付与される権限が、(必要以上の権限を付与せずに)引き続きジョブ・ロールの要件を満たしていることを確認します。

注意: 詳細は、『Oracle Applicationsシステム管理者ガイド - セキュリティ』の要求グループへのプログラム編成に関する項を参照してください。

Alerts

これらのタスクは、Oracle Alertsに適用されます。

手順1: 組織名とカスタム・アラート定義の関連付け(条件付き)

特定の組織に割り当てるカスタム・アラートを手動で更新します。

  1. 「アラート・マネージャ」として「アラート」フォーム(「Alert」->「定義」)にナビゲートし、定義を問い合せます。

  2. 「アラート詳細」を選択し、「アラート詳細」ウィンドウの「インストレーション」タブ・リージョンを表示します。

  3. このアラートの実行対象となるORACLE IDと組織名を入力します。

  4. 「使用可能」が選択されていることを確認してから、変更内容を保存します。

複数組織

これらのタスクは、Oracle Applicationsの複数組織に適用されます。

手順1: カスタマイズ用の営業単位モードの設定(条件付き)

このリリースで複数組織が導入されたことにより、アプリケーションの職責で複数の営業単位にアクセスできます。一部のコンカレント・プログラムは複数の営業単位を同時に処理できるように拡張されていますが、他のほとんどのコンカレント・プログラムの場合は実行時に営業単位を指定する必要があります。

この新機能をサポートするために、コンカレント・プログラムは営業単位モード「S」(単一営業単位の場合)または「M」(複数営業単位の場合)で定義されます。このモードは、アップグレード中に自動的に設定されます。

ただし、コンカレント・プログラムの定義を変更した場合、アップグレードでカスタマイズを保持するために営業単位モードが設定されることはありません。カスタマイズしたプログラムの実行方法によっては、営業単位モードの手動設定が必要になる場合があります。

単一営業単位用にコンカレント・プログラムを設定するには、次のSQLコマンドを実行します。

UPDATE FIND_CONCURRENT PROGRAMS
SET MULTI_ORG_CATEGORY=’S’
WHERE CONCURRENT_PROGRAM_NAME = '<your program name>'

複数営業単位の場合は、「S」のかわりに「M」を入力します。

特定のプログラムに適切な設定が不明な場合は、該当する.ldtファイル内の設定を確認できます。

注意: コンカレント・プログラム定義をカスタマイズした場合、この設定がプログラムの指定方法に適さない場合があります。

Report Manager

Report ManagerリリースFRM.Gでは、レポートとセキュリティ・ルールのデータベースの場所が変更されています。データを新しい場所に移行するには、この項で説明するタスクを実行します。

注意: これらのタスクが適用されるのは、データベースへの公開にクライアント・サーバーADIの要求センター機能を使用しており、公開されたレポートとセキュリティ・ルールの管理に新しいレポート・マネージャ・ツールを使用する場合のみです。レポート・マネージャを使用しない場合や、レポート・マネージャ・パッチセットG以降を使用している場合は、この項を省略できます。

手順1: 要求グループへの「レポート・マネージャ・データ移行プログラム」の割当(必須)

適用対象の11iリリース・レベル: すべて

TUMSステップ・キー: N/A

要求グループにコンカレント・プログラム「データ移行プログラム」(「アプリケーション: Report Manager」)を追加します。詳細は、『Oracle Applicationsシステム管理者ガイド - 構成』を参照してください。

手順2: 「データ移行プログラム」の実行

適用対象の11iリリース・レベル: すべて

TUMSステップ・キー: N/A

「データ移行プログラム」により、既存のユーザーが値セキュリティ・ルールに、公開済レポートが新規スキーマに移動します。また、既存のフォーム機能は新規レポートの場所を指すように更新されます。

Web ADI

これらのステップは、Web ADIと、スプレッドシートの生成にWeb ADIを使用する製品に適用されます。

手順1: 既存スプレッドシートの再作成(条件付き)

適用対象の11iリリース・レベル: すべて

TUMSステップ・キー: N/A

以前のバージョンのWeb ADIで作成されたスプレッドシートは、アップグレード後のOracle Applications製品と連携しません。既存のスプレッドシートは、新しいテクノロジ・スタックを使用して作成したスプレッドシートで置き換える必要があります。製品固有のマニュアルに記載されている手順に従って、新規スプレッドシートを作成します。

Workflow

この項のステップは、Oracle Workflowにのみ適用されます。

手順1: ステータス・モニターURLの更新(必須)

適用対象の11iリリース・レベル: すべて

TUMSステップ・キー: N/A

Oracle Workflowでは、リリース11iで使用していたPL/SQL Webエージェント経由ではなく、アプリケーション・フレームワーク・エージェントを介した「ステータス・モニター」へのURLアクセスが提供されます。「ワークフローPlsqlカートリッジ依存のデータからの削除」コンカレント・プログラムを実行して、既存のワークフロー属性値に表示されるステータス・モニターURLを新しいWebエージェント構造に更新します。このプログラムにより、有効なワークフロー・プロセスの項目属性値とオープン通知のメッセージ属性値が更新されます。

注意: メッセージ属性値の更新は、「ワークリスト」Webページを介してアクセスする通知にのみ適用されます。アップグレード前に送信または生成されたEメール通知内の「ステータス・モニター」リンクは、自動更新できません。アップグレード後に「ステータス・モニター」にアクセスするには、Oracle Applicationsに個別にログオンします。

手順2: 製品ライセンスおよびワークフローBESライセンスのステータスの同期化(条件付き)

適用対象の11iリリース・レベル: 11.5.8

TUMSステップ・キー: N/A

リリース11.5.9より前のOracle Applicationsからアップグレードする場合は、アップグレード後に「製品ライセンスおよびワークフローBESライセンスの同期化」(FNDWFLIC)コンカレント・プログラムを実行します。このプログラムにより、イベント・マネージャ内の既存のイベントおよびサブスクリプションのライセンス・ステータスが更新され、後で別の製品の使用を許諾する場合に、関連するイベントとサブスクリプションについてライセンス・ステータスがOracle Workflowにより自動的に更新されます。

Oracle E-Business Suiteの統合SOAゲートウェイ

Oracle E-Business Suiteリリース11iからOracle E-Business Suiteの統合SOAゲートウェイ・リリース12.1.1を有効にするには、My Oracle Support(Doc ID: 556540.1)に記載されているステップを完了してください。

Customer Relationship Managementタスク

この項のタスクは、ユーザーにOracle Customer Relationship Management(CRM)製品の使用を許可する前に完了してください。

Email Center

これらのタスクは、Oracle Email Centerにのみ適用されます。

手順1: Email Centerデータの移行(推奨)

適用対象の11iリリース・レベル: すべて

TUMSステップ・キー: IEM_PROD_CHK

Email Centerデータは、ライブ・メッセージとメッセージ履歴という2つのフェーズで新規アーキテクチャに移行できます。この移行に対応するために、このリリースのEmail Centerには一連の移行ツールが付属しており、「ダウンロード・プロセッサ」、コンカレント・プログラムおよび移行コンソールで構成されています。

構成とEメール・データの両方を含めてデータ移行を実行する場合は、これらのツールが役に立ちます。移行プロセスを起動する前に、次の手順を実行する必要があります。

SalesおよびTelesales

これらのタスクは、Oracle SalesおよびOracle Telesalesにのみ適用されます。ASN.Bからリリース12へのアップグレードについては、「ASN.Bからリリース12へのSalesのアップグレード」を参照してください。

手順1: コンカレント・プログラムの実行(必須)

適用対象の11iリリース・レベル: すべて

TUMSステップ・キー: AS_DENORM_CP_CHK

次のステップに従って、AS_ACCESSES_ALL表とAS_SALES_CREDITS_DENORM表を更新し、リフレッシュします。

手順2:商談販売方法論の移行(必須: アプリケーション専門家)

適用対象の11iリリース・レベル: すべて

TUMSステップ・キー: N/A

このステップは、ユーザーにログオンを許可する前に、SalesおよびTelesalesアプリケーション専門家が実行する必要があります。

このリリースでは、商談で営業ステージが指定されている場合に販売方法論を設定する必要があります。指定されている場合、他の販売方法論には変更できません。エラーおよび誤った移行を回避するために、アプリケーション専門家は、付録G「要求時アップグレード」「SalesおよびTelesales」「商談販売方法論の移行」の指示に従う必要があります。

手順3:営業実績の移行(必須: アプリケーション専門家)

適用対象の11iリリース・レベル: すべて

TUMSステップ・キー: N/A

このステップは、ユーザーにログオンを許可する前に、SalesおよびTelesalesアプリケーション専門家が実行する必要があります。

このリリースでは、商談明細ごとに1人の営業担当のみがその明細の収益実績全体を受け取ります。リリース11iのSalesでは、単一の商談明細の実績を複数の営業担当が受け取ることができましたが、この機能は廃止になりました。

アップグレード後のSalesおよびTelesales製品を使用する前に、アプリケーション専門家は付録G「要求時アップグレード」「SalesおよびTelesales」「営業実績の移行」の指示に従う必要があります。

ASN.Bからリリース12へのSalesのアップグレード

ASN.Bからリリース12へアップグレードする場合、顧客は次に示す2つのコンカレント要求を実行する必要がありますが、2回目のASN.B有効化のための全ステップを実行する必要はありません。

  1. 「ASN重複営業担当の移行メイン・プログラム」を実行します。

    このコンカレント要求により、重複営業チーム・メンバーが削除されます。このコンカレント要求は停止時間にアップグレード・プロセスの一環として実行する必要があります。

  2. 「ASNアップグレード後ログおよび顧客更新」を実行します。

    このコンカレント要求により、「販売実績」および「商談明細」の終了日ログ・フラグが更新され、商談営業チームの「顧客ID」と商談ヘッダー・データが同期化されます。この要求はアップグレード・プロセス後の動作可能時間に実行することができます。

Mobile Field Service

これらのタスクは、Oracle Mobile Field Serviceにのみ適用されます。

手順1:新しいMobile Field Serviceアプリケーションへの移行(条件付き)

適用対象の11iリリース・レベル: すべて

TUMSステップ・キー: CSM_SYNC_DATA_POST

Oracle Mobile Field Serviceは、このリリースに向けて再設計されました。この製品を使用する場合は、『Oracle Mobile Field Service Post-upgrade Instructions for Oracle Applications Release 12』(Doc ID: 386682.1)に記載されているステップを完了してください。

FinancialsおよびProcurementタスク

この項のタスクは、ユーザーにOracle FinancialsおよびProcurement製品へのログオンを許可する前に完了してください。

Financials for India

これらのタスクは、Oracle Financials for Indiaにのみ適用されます。

手順1: 「プロジェクト」機能のカスタム・ロジックの適用(条件付き)

適用対象の11iリリース・レベル: すべて

TUMSステップ・キー: JAI_CHECK_PA_CUST

このリリースでは、Oracle Financials for India(JAI)は、Projects Costing/Billingソリューションをサポートしています。Projects Costing/Billingソリューションには「プロジェクト」取引約定ビューのカスタム・バージョンが含まれ、購買受入の取引ソース定義に、事前処理済の拡張登録が作成されます。このカスタム・ロジックは、JAIによって提供されている「プロジェクト」機能を使用する顧客にのみ適用されるため、カスタマイズしたファイルはスタンドアロン・パッチ(7479204)としてリリースされます。

システムにこのパッチを適用するかどうかを決定するには、次の表を参照してください。

アクション リリース11iでJAIプロジェクトを使用するか? リリース12.1.1でJAIプロジェクトを使用するか? パッチを適用するか?
リリース11iからリリース12.1.1へのアップグレード No Yes Yes
リリース11iからリリース12.1.1へのアップグレード Yes Yes Yes
リリース11iからリリース12.1.1へのアップグレード No No No

注意: 詳細は、『Oracle Financials for India Implementation Guide』を参照してください。

Internet Expenses

これらのタスクは、Oracle Internet Expensesにのみ適用されます。

手順1:文書カテゴリに有効な連番が割り当てられていることの確認(条件)

適用対象の11iリリース・レベル: すべて

TUMSステップ・キー: OIE_DOC_SEQUENCE_CHECK

Internet Expensesでは、従業員請求書が文書カテゴリ「経費精算書請求書」(EXP REP INV)を使用して作成されます。この文書カテゴリに有効な連番が割り当てられていることを確認する必要があります。

また、Internet Expensesでは、クレジット・カード会社請求書の作成に文書カテゴリ「混合請求書」(MIX INV)が使用されなくなりました。かわりに、「支払要求」(PAY REQ INV)文書カテゴリが使用されます。「支払要求」(PAY REQ INV)文書カテゴリに有効な連番が割り当てられていることも確認する必要があります。

Payments

これらのタスクは、Oracle Payments(リリース11iのiPaymentsから名称変更)にのみ適用されます。

手順1: Payments用暗号化キーの入力(条件付き)

適用対象の11iリリース・レベル: すべて

TUMSステップ・キー: IBY_WALLET_SETUP

リリース11iでOracle Applicationsのクレジット・カード暗号化を使用していた場合は、Oracle Wallet Manager構成でシステム・セキュリティ・キー(秘密鍵)に使用していたのと同じ値を入力します。次に、「システム・セキュリティ・オプション・ページ」で暗号化設定を完了します。この設定を支払処理の開始前に完了しないと、新規取引に失敗します。

手順2: オランダの支払プロファイル・オプションの完了(条件付き)

適用対象の11iリリース・レベル: すべて

TUMSステップ・キー: IBY_PMT_FILE_FORMAT_NL

リリース11iで支払ファイルの書式設定の制御にグローバル付加フレックスフィールドを使用していた場合は、Oracle PaymentsのEFT支払書式テンプレートを編集して必要なEFT値を渡すか、またはOracle Paymentsの「支払処理プロファイル」で値を銀行指図として作成します。

このタスクは、請求書または支払処理を開始する前に完了する必要があります。完了していないと、取引の必須属性を追跡できません。

注意: 詳細は、「Financials製品のアップグレードの影響」を参照してください。

手順3: デンマーク支払手段およびチャネルの完了(条件付き)

適用対象の11iリリース・レベル: すべて

TUMSステップ・キー: IBY_PMT_MEANS_DK

リリース11iで支払手段およびチャネルの制御にグローバル付加フレックスフィールドを使用していた場合は、請求書または支払処理を開始する前に、Oracle Paymentsのデンマーク支払書式テンプレートを編集して、支払手段および支払チャネル情報を渡す必要があります。また、Oracle Paymentsで(支払カテゴリから移行した)支払方法ごとに必須の支払検証を入力します。

取引の必須属性を追跡する前に、このタスクを完了する必要があります。

注意: 詳細は、「Financials製品のアップグレードの影響」を参照してください。

手順4: イタリアの送金通知制御の完了(条件付き)

適用対象の11iリリース・レベル: すべて

TUMSステップ・キー: IBY_REMIT_ADV_CONTROL_IT

リリース11iでイタリアの送金通知制御(「会社詳細」のプロファイル・オプション)の制御にグローバル付加フレックスフィールドを使用していた場合は、Oracle PaymentsのEFT支払書式テンプレートを編集して、会社詳細を印刷するかどうかを制御します。

請求書または支払処理を開始する前にこのタスクを完了しないと、取引の必須属性を追跡できません。

注意: 詳細は、「Financials製品のアップグレードの影響」を参照してください。

Human Resourcesタスク

この項のタスクは、ユーザーにHuman Resources Management製品へのログオンを許可する前に完了してください。

Human Resources

重要: Oracle iRecruitmentを使用し、データベース11gR1バージョン11.1.0.7を実行している顧客は、データベース初期化ファイルに次の行を追加する必要があります。

event="31151 trace name context forever, level 0x100"

このイベントを設定することによって、バグ6952870で報告されている問題の修正が提供されます。

手順1: 最新のHRMS国別仕様更新の適用(必須)

適用対象の11iリリース・レベル: すべて

TUMSステップ・キー: PER_HRGLOBAL

必須の国別仕様への準拠を維持するには、すべての国別仕様データ更新を適用する必要があります。更新は、政府および国固有の法的必要条件にあわせて定期的に保守されます。システムが最新であることを確認する手順と方法の詳細は、最新の『HRMS (HR Global) Legislative Data Patch』(Doc ID: 145837.1)を参照してください。

注意: 他のOracle Applications製品と共有するためにOracle HR Sharedのみを使用している場合は、この国別仕様データを適用しないでください。

手順2: Labor Distributionの表の検証(条件付き)

適用対象の11iリリース・レベル: すべて

TUMSステップ・キー: PSP_TASKS

現在、Oracle Labor Distributionを使用しており、HRMSファミリ・パックH(以降)を適用したことがない場合は、Labor Distributionの表に無効なデータが含まれている可能性があります。「労務費分配スーパーユーザー」職責から「PSP: アップグレード後不正データ・レポート」コンカレント・プログラムを実行して、無効なデータが含まれているLabor Distribution表があるかどうかを判別します。

このレポートには、人事管理ビジネス・グループとGL会計帳簿を更新できないLabor Distribution表がリストされます。これらのレコードには、アプリケーションからはアクセスできません。レコードを識別しやすいように、レポート・プロセスでは更新できなかった各レコードが値「-999」で示されます。

指示された処理を実行し、処理メッセージが表示されなくなるまでレポートを再実行します。

注意: 詳細は、『Labor Distribution (PSP) Post Upgrade Bad Data Report』(Doc ID: 270447.1)を参照してください。

手順3: カスタム給与コンポーネントの再シード(条件付き)

適用対象の11iリリース・レベル: すべて

TUMSステップ・キー: PER_HRU_SAL_PROPOSALS

以前にカスタマイズした給与コンポーネント(『Oracle Human Resources Management Systems Implementation Guide』を参照)を作成した場合は、関連SQLスクリプトの再実行と、カスタム給与コンポーネントの再シードが必要になることがあります。リリース12版のインプリメンテーション・ガイドを参照し、給与コンポーネント領域でのカスタマイズが予想どおりに再実装されたことを確認すれば、この処理が必要かどうかを判断できます。

手順4: Training AdministrationからLearning Managementへの移行(条件付き)

適用対象の11iリリース・レベル: すべて

TUMSステップ・キー: OTA_DATA_MIG_REP

アップグレードによりOracle Training Administrationが自動的に更新され、新機能が有効化されて製品名がLearning Managementに変更されます。アップグレード中には、さらに処理が必要かどうかを判別するためにコンカレント要求が発行されています。詳細は、『Guide to the OTA Classic Upgrade Report』(Doc ID: 269571.1)を参照してください。

現在、OTAとOracle iLearningの統合を使用している場合は、『OTA-iLearning Integration Migration to Oracle Learning Management (OLM)』(Doc ID: 271719.1)の指示に従ってください。

手順5: HRMS構成ワークベンチの設定の完了(条件付き)

適用対象の11iリリース・レベル: すべて

TUMSステップ・キー: PER_RIW_WINRUNNER

現在、HRMS構成ワークベンチをWinrunnerとともに使用している場合は、追加パッチ(5441645)を適用する必要があります。このパッチには、このリリース用に更新されたWinrunnerファイルが含まれています。パッチのREADMEには、パッチの適用方法とパッチ適用後の検証チェック(必要な場合)の説明が記載されています。

手順6: Learning Managementのタイムゾーン変換の検証(必須)

適用対象の11iリリース・レベル: すべて

TUMSステップ・キー: OTA_TIMEZONE_CONV

OTA.J.Rollup.1およびリリース12には、Oracle Learning Managementアップグレード用のタイムゾーン変換が同梱されています。アップグレード・プロセス中に自動的に生成される「タイムゾーンの更新」コンカレント・マネージャ・ログ・ファイルを検査する必要があります。詳細情報が必要な場合、またはエラーが発生した場合は、『Guide to the Time Zone Update』(Doc ID: 371179.1)の指示に従ってください。

手順7: 停止時間短縮レポートのチェック(推奨)

適用対象の11iリリース・レベル: すべて

TUMSステップ・キー: PER_ R12_DTR

「システム管理者」としてログオンし、「データ更新プロセス・ステータス・レポート」コンカレント要求を発行します。多数のデータ更新タスクが識別され、操作を必要とするデータ量が大きい場合は所要時間が長くなる可能性があります。

注意: 詳細は、『Guide to the Data Update Status Report』(Doc ID: 315932.1)を参照してください。

アップグレード中に実行する(停止時間短縮レポートに示される)更新の例を、次に示します。

手順8: 格納されている名前の新しく改訂された書式への移行(必須)

適用対象の11iリリース・レベル: ファミリ・パックKより前

TUMSステップ・キー:

ファミリ・パックKにより、個人名の構造を定義するための個人名の標準書式の定義が提供されます。この機能を使用すると、次のことが可能です。

Oracle HRMSファミリ・パックKより前のOracle Applicationsリリースからアップグレードする場合、「個人名の更新」コンカレント・プログラムを実行して、指定された国別仕様またはすべてのビジネス・グループに格納されている個人名を更新する必要があります。プログラムを実行しない場合、HRMSにより格納されている個人名の移入または更新が行われません。その結果、名前はNULLになるか、予期せぬ書式で表示される可能性があります。

注意: 詳細は、『Oracle HRMS Workforce Sourcing, Deployment, and Talent Management Guide』を参照してください。

Approvals Management

これらのタスクは、Oracle Approvals Managementにのみ適用されます。

手順1: 既存のユーザーへのAME用新規職責の関連付け(条件付き)

適用対象の11iリリース・レベル: すべて

TUMSステップ・キー: AME_NEW_RESP

アップグレード後に、新規の職責を既存の承認管理エンジン(AME)ユーザーに移行する必要があります。「システム管理者」職責で「システム管理者レポート」要求グループに「承認管理: アップグレード後処理」コンカレント・プログラムを関連付けます。次に、このコンカレント・プログラムを実行して新規の職責を関連付けます。

注意: 以前に11i.AME.Bを適用した場合は、このステップを省略してください。

Payroll

これらのタスクは、Oracle Payrollにのみ適用されます。

手順1: Vertex for Payrollのインストールまたは更新(条件付き)

適用対象の11iリリース・レベル: すべて

TUMSステップ・キー: PAY_VERTEX

アメリカとカナダでは、Oracle PayrollでVertex Quantum Payroll Tax Seriesを使用します。このリリースのHRMSデータには、このサード・パーティ製品のバージョン2.7が含まれています。アメリカまたはカナダでOracle Payrollを実行する場合は、『Installing Quantum for Oracle Payroll』(Doc ID: 224273.1)の、Payrollで許可される拡張構成ステップとVertexソフトウェアのインストールまたは更新に関する情報を参照してください。

手順2: QuickPay除外データ・アップグレード・プロセスの実行(推奨)

適用対象の11iリリース・レベル: すべて

TUMSステップ・キー: PAY_QUICK_EXCL_UPG

以前にQuickPay除外データ・アップグレード・プロセスを実行していない場合は、このステップで実行する必要があります。「システム管理者」職責で、「プロセスおよびレポート」メニューから「一般アップグレード・メカニズム」コンカレント・プログラムを実行します。プログラムで受け入れるパラメータは1つです(実行するデータ更新プロセス名)。このパラメータを「QuickPay除外表アップグレード」に設定します。

手順3: 日本ローカライズ用の翻訳済データベース・アイテム名の作成(条件付き)

適用対象の11iリリース・レベル: すべて

TUMSステップ・キー: PAY_QUICK_EXCL_UPG_JP

Oracle PayrollをNLS環境で使用しているか、使用予定の場合は、連結hrglobal翻訳パッチを適用して、エレメント・タイプ、エレメント入力パラメータ、バランス・タイプ、バランス累計期間およびグローバル値の翻訳名を提供します。次に、「給与動的データベース・アイテム翻訳の生成」コンカレント・プログラムを実行して、ログ・ファイルでエラーの有無を確認します。

注意: 詳細は、『HRMS (HR Global) Legislative Data Patch』(Doc ID: 145837.1)を参照してください。

顧客のFormulaに新規データベース項目名と競合する名称の変数が含まれている場合は、顧客のFormulaがこのプログラムで無効化されます。無効化されたFormulaは、コンカレント・プログラムのログにリストされます。Formulaを使用する前に、訂正して再コンパイルする必要があります。シード済Formulaに新規データベース項目名と競合する名称の変数が含まれている場合、シード・データの整合性を維持するため、新規名称は適用されません。

コンカレント・プログラムの実行時に、パラメータ「エレメント・タイプ」、「エレメント入力パラメータ」および「バランス」に「Yes」を選択すると、対応する翻訳を使用して翻訳済のデータベース項目が作成されます。ローカライズされたデータベース項目翻訳コードを提供する国に対して給与計算を実行する場合にのみ、「ローカライズ」パラメータに「Yes」を選択します(各国向け「About Doc」の新規および変更されたコンポーネントに関する項を参照)。すべてのパラメータに「No」を選択すると、プログラムでは「グローバル値」翻訳済データベース項目についてのエラーが記録されます。

手順4: メッセージ生成後の日本語フレックスフィールドのコンパイル(必須)

適用対象の11iリリース・レベル: すべて

TUMSステップ・キー: PAY_COMPILE_FLEX_JP

多数の日本語フレックスフィールドの値セットには、一部のQuickPick列に関する翻訳済プロンプトがあります。フレックスフィールドを正常にコンパイルするには、これらの値をNLS言語でシードする必要があります。シード処理は、メッセージのコンパイル時に発生します。一部の日本語フレックスフィールドは、無効として表示される場合があります。この問題を解決するには、最初にAD Administrationを使用してメッセージを生成してから、正常にコンパイルされなかったフレックスフィールドを再生成します。

手順5: Subledger Accounting(SLA)の有効化(条件付き)

適用対象の11iリリース・レベル: すべて

TUMSステップ・キー: PAY_ENABLE_SLA

リリース12で最初に入手するバージョンのOracle HRMSにSubledger Accountingを使用可能にする場合は、手動アップグレード・シーケンスを実行してSLAへの転送をサポートする必要があります。手動シーケンスを構成するステップは次のとおりです。

  1. 仕訳明細定義の設定

  2. 「アプリケーション会計定義」の設定

  3. 各勘定科目体系の方法の設定

注意: 詳細は、『Performing a Manual Upgrade to Enable Subledger Accounting (SLA) for Oracle HRMS Release 12』(Doc ID: 399632.1)を参照してください。

この手動アップグレード・シーケンスが必須となるのは、現行のリリース12ソフトウェアの場合のみです。ただし、自動化されたバージョンが今後のリリースで計画されています。自動化バージョンが使用可能になった時点で、手動アップグレード・シーケンスは不要になります。

アップグレード・シーケンスを手動で実行するための必須リリースの詳細は、『Performing a Manual Upgrade to Enable Subledger Accounting (SLA) for Oracle HRMS Release 12』(Doc ID: 399632.1)を参照してください。

注意: オプションで、SLA機能が使用可能になる前にGLに転記済のSLAに履歴給与データを移行するには、給与システム・データの同期化のために、履歴給与データの補助元帳会計へのアップグレードコンカレント・プログラムを実行してください。

Intelligenceタスク

この項のタスクは、ユーザーがOracle Intelligence製品にログオンする前に完了してください。

Intelligence

手順1: Embedded Data Warehouseに関する追加ステップの実行(必須)

適用対象の11iリリース・レベル: すべて

TUMSステップ・キー: N/A

このリリースにはEmbedded Data Warehouse(EDW)リリース4.3が組み込まれており、その実装を完了するにはインストール後のステップが必要です。指示については、『Oracle Embedded Data Warehouse Install Guide』(A90299-05)を参照してください。

手順2: エンド・ユーザー・レイヤーに関する追加ステップの実行(条件付き)

適用対象の11iリリース・レベル: すべて

TUMSステップ・キー: N/A

このリリースは、Discoverer 10g(10.1.2.0.2)のエンド・ユーザー・レイヤー(EUL)の使用をサポートしています。次のいずれかの製品を使用している場合は、Discoverer EULを実装する必要があります。

短縮名 製品
ams Marketing
amw Internal Controls Manager
ap Payables
ben Advanced Benefits
bis Business Intelligence System
bix Interaction Center Intelligence
ce Cash Management
cn Sales Compensation
eni Product Development Intelligence
fem Enterprise Performance Foundation
fii Financials Intelligence
ftp Transfer pricing
hri Human Resources Intelligence
ibe iStore
isc Supply Chain Intelligence
msc Advanced Supply Chain Planning
oki Contracts Intelligence
opi Operations Intelligence
ota Learning Management
ozf Trade Management
pa Projects
pay Payroll
per Human Resources
pft Performance Analyzer
pfi Projects Intelligence
pjm Project Manufacturing
pmi Process Manufacturing Intelligence
poa Purchasing Intelligence
psb Public Sector Budgeting

Discoverer EULの使用経験がない場合は、実装ステップに進みます。既存のDiscoverer 4.1ユーザーの場合は、Discoverer 10gにアップグレードする必要があります。指示については、『Using Discoverer 10g with Oracle Applications R12』(Doc ID: 373634.1)を参照してください。

手順3: 追加のDaily Business Intelligenceステップの実行(必須)

適用対象の11iリリース・レベル: すべて

TUMSステップ・キー: N/A

このリリースにはDaily Business Intelligenceリリース8.0が組み込まれています。詳細は、『Oracle Daily Business Intelligenceインプリメンテーション・ガイド』を参照してください。

手順4: 追加のBalanced Scorecardステップの実行(必須)

適用対象の11iリリース・レベル: すべて

TUMSステップ・キー: N/A

このリリースにはBalanced Scorecardリリース5.0が組み込まれています。詳細は、『Oracle Balanced Scorecard Install Guide』を参照してください。

Daily Business Intelligence: Marketing

これらのタスクは、Oracle Daily Business Intelligence for Marketingにのみ適用されます。

手順1: 初期ロード、増分およびダッシュボード・レポートの検証(推奨)

適用対象の11iリリース・レベル: すべて

TUMSステップ・キー: N/A

アップグレード済データを検証するには、「初期ロード」および「増分」の要求セットをエラーなしで完了できることを確認します。また、すべての「ダッシュボード」レポートおよびリンクがアクセス可能である必要があります。

Daily Business Intelligence: Sales

これらのタスクは、Oracle Daily Business Intelligence for Salesにのみ適用されます。

手順1: 初期要求セットの実行(必須)

適用対象の11iリリース・レベル: すべて

TUMSステップ・キー: N/A

「BIL: Oracle Sales実装日(mm/dd/yyyy)」プロファイル・オプションを、Oracle Salesのインストール日に設定します。

次に、「Daily Business Intelligence管理者」職責で、画面の「データ要約」部分にある「要求セットの実行」をクリックします。ポップアップ・ウィンドウで「要求セット」を選択します。Sales初期要求セットを検索し、「発行」をクリックします。

この要求セットはエラーなしで実行される必要があります。

手順2: 初期ロード、増分およびダッシュボード・レポートの検証(推奨)

適用対象の11iリリース・レベル: すべて

TUMSステップ・キー: N/A

アップグレード後のデータを検証するには、「初期ロード」要求セットをエラーなしで完了できることを確認します。また、すべての「ダッシュボード」レポートおよびリンクがアクセス可能である必要があります。

Projectsタスク

この項のタスクは、ユーザーがOracle Projects製品にログオンする前に完了してください。

Property Manager

これらのタスクは、Oracle Property Managerにのみ適用されます。

手順1: 賃貸借契約の会計配分の作成(条件付き)

適用対象の11iリリース・レベル: すべて

TUMSステップ・キー: PN_CREATE_ACCT_DIST_LEASE

標準支払条件を伴う賃貸借契約に負債および見越負債勘定または標準請求条件が含まれていない場合は、会計配分を作成します。「表示」->「要求」->「新規要求の発行」->「会計配分の作成」にナビゲートして、次の情報を入力します。

Supply Chain Managementタスク

この項のタスクは、ユーザーがSupply Chain Management製品にログオンする前に完了してください。

Mobile Applications

これらのタスクは、Oracle Mobile Applicationsにのみ適用されます。

手順1: MWAサーバー管理タスクの変更の確認(必須)

適用対象の11iリリース・レベル: すべて

TUMSステップ・キー: MWA_SERV_ADMIN

Mobile Applications(MWA)サーバーの管理構成、コマンド・スクリプト、モバイル・サーバーの起動および停止サービスの管理に使用していたコマンド・スクリプトのセキュリティ拡張機能は、新しい場所にあります。また、MWAサービスはOracle Applications Manager(OAM)のAutoConfigユーティリティで管理できます。詳細は、『Oracle Mobile Wireless Application: Release 12 Server Procedure Changes』(Doc ID: 394495.1)を参照してください。

Process Manufacturing

これらのタスクは、Oracle Process Manufacturingにのみ適用されます。

手順1: OPMへの在庫収束の完了(条件付き)

適用対象の11iリリース・レベル: すべて

TUMSステップ・キー: GMA_INV_CONVERGENCE

システムでOPMが有効化されていない場合は、このステップを省略できます。

次のステップを順番に実行します。次のタスクに進む前に、すべてのステップを完了してください。

  1. 移行エラー・メッセージの確認と訂正(全リリース)

    OPMシステム管理で使用可能な「移行ログの表示」ユーザー・インタフェースを使用して、メッセージを表示します。次のステップに進む前に、すべてのエラーを訂正する必要があります。

  2. OPMデータの変換移行の実行(全リリース)

    リリース12.1のAPPL_TOPにパッチ6677049を適用します。このパッチにより次の移行が実行されます。

  3. OPM財務データの変換移行の実行(全リリース)

    リリース12.1.1のAPPL_TOPにパッチ4690072を適用します。このパッチにより次の移行が実行されます。

  4. OPM規制データの移行(全リリース)

    リリース12.1.1のAPPL_TOPにパッチ4688012を適用します(OPM規制情報管理を使用している場合)。

  5. オープン・バッチの再作成(全リリース)

    「プロセス実行移行再作成オープン・バッチ」コンカレント・プログラムを実行します(アップグレード前にスナップショットを取得した場合)。

  6. OPMテキスト編集から添付への移行(全リリース)

    「GMA: テキスト編集の移行」コンカレント・プログラムを実行して、組織、品目、ロット、等級および事由コードについてOPMテキスト編集を添付に移行します。

    注意: データ移行の詳細は、『Oracle Process Manufacturing Migration Reference Guide』を参照してください。また、『Oracle Process Manufacturing System Administrationユーザーズ・ガイド』も参照してください。

Service Contracts

これらのタスクは、Oracle Service Contractsにのみ適用されます。

手順1: 遅延アップグレード・タスクのモニター(条件付き)

適用対象の11iリリース・レベル: すべて

TUMSステップ・キー: OKS_VALIDATE_CONCURRENT_PROGS

アップグレード中に起動された一連のコンカレント・プログラムにより特定のタスクが開始されました。停止時間を短縮するために、各タスクの完了はシステムがオンライン化されるまで遅延されています。アップグレード後にコンカレント・マネージャが起動すると、各タスクが実行されます。

プログラムは次のとおりです。各タスクの完了をモニターし、エラーになったプログラムは再発行する必要があります。

Oracle Profitability Manager

共通計算エンジン・メッセージファイルをコンパイルします。マッピング計算を実行する際、このステップを完了して、コンカレント・マネージャ・ログの適切なメッセージを参照する必要があります。

共通計算エンジン・メッセージファイルをコンパイルするには、次の手順に従います。

  1. 「アプリケーション開発者」職責でE-Business Suiteにサインオンします。

  2. 職責メニューの右側のリージョンでその他: 要求リンクの下の「実行」を選択します。

  3. 単一の要求オプションを選択した後、値リスト(LOV)を選択して、コンカレント・ジョブ「メッセージの生成」を選択します。

  4. 次のパラメータを完了します。

  5. 「発行」をクリックして、プロセスを終了します。

  6. コンカレント要求が完了すると、アプリケーション・インスタンスがインストールされたファイル・システムの$FEM_TOP/MESGディレクトリにUS.msbファイルを設定する必要があります。

Oracle Enterprise Performance Foundation

「インポート/エクスポート」ユーザーにiSetup職責を追加します。

リリース12でiSetupを使用して「インポート/エクスポート」を有効にするには、My Oracle Support(Doc ID: 751290.1)のEnterprise Performance Foundation R12におけるルールの抽出およびロードの方法に関する項を参照してください。

システム保守タスク

システムと製品のアップグレードが完了したことを確認した後、この項で説明するクリーン・アップ・タスクを実行します。

システム保守

手順1: 廃止になった製品ファイルの削除(推奨)

適用対象の11iリリース・レベル: すべて

TUMSステップ・キー: N/A

以前のリリースの製品ファイルを削除します(まだ削除していない場合)。レポート出力ファイルやカスタマイズしたプログラムは保持できます。出力ファイルは、各製品の最上位ディレクトリの下、作成したlogおよびoutputディレクトリの下、または共通ディレクトリの下にある、古いlogおよびoutputサブディレクトリに格納されています。

旧リリース用の廃止になったファイルを削除するには、そのリリースの最上位ディレクトリに移動して次のコマンドを入力します。

UNIX:

                $ rm -rf <old APPL_TOP>

例:

                $ rm -rf /d01/appl/r10

Windows:

                C:\> del /s /q <old APPL_TOP>

例:

                C:\> del /s /q \APPL110

手順2: 廃止になった列の削除(推奨)

適用対象の11iリリース・レベル: すべて

TUMSステップ・キー: N/A

アップグレード・プロセス中に、使用されなくなったデータ・ディクショナリ内の列がOracle Applicationsによりマーク付けされます。これらの列は、このステップで安全に削除できます。

注意: 詳細は、『Oracle Database 管理者ガイド 10g リリース2(10.2)』または『Oracle Database管理者ガイド 11g リリース1(11.1)』を参照してください。

手順3: 新製品の登録(条件付き)

適用対象の11iリリース・レベル: すべて

TUMSステップ・キー: N/A

リリース11iの初期版(2000年5月)以降に追加された新製品は、データベースに自動登録されません。新製品を使用する場合は、ライセンス・マネージャを使用して登録します。指示については、『Oracle Applicationsシステム管理者ガイド - メンテナンス』を参照してください。

手順4: 選択したユーザーの「Javaカラー・スキーム」プロファイル・オプションの更新(条件付き)

適用対象の11iリリース・レベル: すべて

TUMSステップ・キー: N/A

最適なシステム応答時間を得るために、「Javaカラー・スキーム」プロファイル・オプションは全セッションについてデフォルトで「スワン」に設定されています。アップグレード・プロセスでは、全インスタンスの値がこのデフォルト値に設定されます。ただし、システムによっては、このプロファイル・オプションを別の値に設定する方がよい場合があります。詳細は、『Oracle Applicationsシステム管理者ガイド - メンテナンス』および『Oracle Applicationsユーザーズ・ガイド』を参照してください。

その他のタスク

この項では、必要になる可能性のある追加タスクと、その参照先ドキュメントを説明します。

システム更新の確認

Release Update Pack(RUP)は通常年4回または2回定期的にリリースされます。各RUPは累積的で、最新のRUPだけでなくそれ以前のすべてのRUPに対する、エラー修正およびシステム更新が提供されます。最新のRelease Update Pack(RUP)を適用することで、システムを最新のリリース・レベルで利用することができます。

注意: 『Oracle Applications Documentation Resources, Release 12.1』(Doc ID: 790942.1)を参照してください。このマニュアルのロードマップには、Oracle Applications 12.0の初期リリース以降利用可能なすべてのRelease Update Packについて記述されているREADMEへのリンクが含まれています。また、『Oracle Applications リリース・ノート』(Doc ID: 5493891.1)も参照してください。

Oracle Applications保守タスクの理解

『Oracle Applicationsシステム管理者ガイド』マニュアル・セットで提供される情報を完全に理解していることを確認します。また、『Oracle Applicationsメンテナンス・ユーティリティ』、『Oracle Applicationsメンテナンス・プロシージャ』および『Oracle Applicationsパッチ・プロシージャ』に記載されている情報も理解する必要があります。各マニュアルには、ADユーティリティに関する重要情報、システムへのパッチ適用方法および手動保守タスクの実行手順が記載されています。

既存のオブジェクトから新規表領域モデル(OATM)への移行

アップグレード中に、システムは新しいOracle Applications表領域モデル(OATM)に自動的に変換されています。このモデルは製品提携ではなくデータベース・オブジェクト・タイプに基づいているため、管理が容易になり、必要な表領域数とオペレーティング・システム・ファイル数も大幅に減少しています。

アップグレード・プロセスでは、全新製品についての表領域の作成、新規表領域モデルについてのデータベースの構成、および新規オブジェクトの作成が実行されます。ただし、既存のオブジェクトは自動移行されません。この移行をこの時点で実行することをお薦めします。移行の詳細は、『Oracle Applicationsシステム管理者ガイド - 構成』を参照してください。

新製品および国固有の機能の実装

新しい製品と機能の実装または設定手順については、システムのOracle Applications製品に関連付けられているインプリメンテーション・ガイドまたは設定ガイド(あるいは、ユーザーズ・ガイドの実装または設定に関する項)を参照してください。その他の製品固有の問題については、『Oracle Applications Documentation Resources, Release 12.1』(Doc ID: 790942.1)を参照してください。

データベースのサイズ変更

本番データベースのサイズは、ライセンスを取得した製品と、システムで構成した追加機能(複数言語や複数組織など)によって決まります。製品固有のマニュアルを参照してください。

Oracle Applicationsのバックアップ作成

オペレーティング・システム管理者には、Oracle Applications製品ファイル(COMMON_TOPおよびテクノロジ・コンポーネントなど)のバックアップを作成するように依頼します。データベース管理者には、Oracle ApplicationsデータベースとOracleホーム・コンポーネントのバックアップを作成するように依頼します。

セキュリティ対策の検討

『Best Practices for Securing Oracle E-Business Suite Release 12』(Doc ID: 403537.1)に記載されている推奨セキュリティ・プロセスを検討します。特に、AutoConfigで登録済のノード(OAMクライアントなど)ではないデータベースへの直接アクセスを必要とするコンピュータがある場合は、アクセス権を明示的に付与する必要があります。

リリース12.1.1へのアップグレード後は、利用可能な最新のCritical Patch Updateを適用することをお薦めします。

Oracle Applicationsへのログオン

Oracle Applicationsを起動して全Oracle Applications製品にアクセスするには、次のURLでOracle Applicationsの「ログイン」ページにアクセスします。

                http://<host name>,<domain name>,<<HTTP port>/OA_HTML/AppsLogin

例:

                http://oraapps1.oracle.com:8000/OA_HTML/AppsLogin

システム管理者は、初回ログオン時にはアプリケーションのインストール環境で事前に構成されているsysadminログオン・アカウントを使用する必要があります。「システム管理者」職責を使用してアプリケーション・フォーム・セッションを起動し、そこで必須の実装ステップを完了できます。

注意: 『Oracle Applicationsシステム管理者ガイド - セキュリティ』の付録Fを参照してください。また、『Oracle Applicationsユーザーズ・ガイド』も参照してください。