ヘッダーをスキップ

Oracle Enterprise Asset Managementユーザーズ・ガイド
リリース12.1
B66926-01
目次へ
目次
前のページへ
前へ
次のページへ
次へ

はじめに

対象読者

このマニュアルは、Oracle Enterprise Asset Managementアプリケーションのユーザーおよび管理者を対象としています。 Oracle Enterprise Asset Management製品で用いられる特定のアプリケーション知識とともに、該当するビジネス領域における原理・原則、慣習といった知識を持っていることを前提としています。

Oracle E-Business Suite製品情報の詳細は、「関連情報のソース」を参照してください。

聴覚に障害があるお客様のOracleサポート・サービスへのアクセス

Oracleサポート・サービスに連絡するには、テレコミュニケーション・リレー・サービス(TRS)を使用してOracleサポート(+1-800-223-1711)までお電話ください。 Oracleサポート・サービスの技術者が、Oracleサービス・リクエストのプロセスに従って、技術的な問題を処理し、お客様へのサポートを提供します。 TRSの詳細は、http://www.fcc.gov/cgb/consumerfacts/trs.htmlを参照してください。電話番号の一覧は、http://www.fcc.gov/cgb/dro/trsphonebk.htmlを参照してください。

ドキュメントのアクセシビリティについて

オラクル社は、障害のあるお客様にもオラクル社の製品、サービスおよびサポート・ドキュメントを簡単にご利用いただけることを目標としています。 オラクル社のドキュメントには、ユーザーが障害支援技術を使用して情報を利用できる機能が組み込まれています。 HTML形式のドキュメントで用意されており、障害のあるお客様が簡単にアクセスできるようにマークアップされています。 標準規格は改善されつつあります。オラクル社はドキュメントをすべてのお客様がご利用できるように、市場をリードする他の技術ベンダーと積極的に連携して技術的な問題に対応しています。 オラクル社のアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/accessibility/を参照してください。

ドキュメント内のサンプル・コードのアクセシビリティについて

スクリーンキリーダーによっては、このドキュメント内のサンプルキコードを正しく読み取ることができないかもしれません。 コード表記規則では閉じ括弧だけを行に記述する必要がありますが、一部のスクリーンキリーダーは括弧だけの行を読まない場合があります。

外部Webサイトのドキュメントのアクセシビリティについて

このドキュメントにはオラクル社およびその関連会社が所有または管理しないWebサイトへのリンクが含まれている場合があります。 オラクル社およびその関連会社は、それらのWebサイトのアクセシビリティに関しての評価や言及は行っておりません。

このマニュアルの構成

1  Oracle Enterprise Asset Managementの概要

この章では、Oracle Enterprise Asset Managementアプリケーションのハイレベルな概要を示します。


2  設定

この章では、エンタープライズ資産管理の管理者に必要な設定情報について説明します。 APIやプロファイル・オプションなどの追加情報については、Oracle Enterprise Asset Management Implementation Guideも参照してください。


3  eAM作業管理
4  予防保守
5  eAM計画およびスケジューリング
6  eAM原価管理
7  eAM作業指示に対する直接品目調達
8  契約者サービス
9  eAM不動産管理
10  プロセス型およびショップ型製造との統合
11  eAMプロジェクト製造
12  Oracle Time and Laborとの統合
13  eAM品質
14  作業指示請求
15  Oracle Serviceとの統合
16  資産ライフサイクル管理用セキュリティ保護エンタープライズ検索
17  セルフサービス作業要求
18  保守ユーザー・ワークベンチ
19  ワイヤレス保守ユーザー・ワークベンチ

保守ユーザーは、モバイル・デバイスにログオンし、自分に割り当てられているすべての作業を表示できます。 今日の作業指示、期限超過作業、および今後自分に割り当てられる作業指示を表示できます。


20  保守スーパーユーザー
21  Googleマップとの統合
22  ESRIとの統合
23  GISとの統合: カスタム・マップ・ビューワ
24  倉庫
25  安全性管理
26  故障分析
27  レポートおよびプロセス
A  ウィンドウおよびナビゲータ・パス
用語集

関連情報のソース

『Oracle Assetsユーザーズ・ガイド』

このマニュアルには、資産の定義、各資産に対してOracle Assetsで保存されるキー情報の説明、およびそれらの情報の定義方法の説明が記載されています。 資産の保守および除・売却に関する概念とタスクの詳細の他に、減価償却、減価償却見積計算、What-If減価償却、および減価償却取引のアーカイブ・パージ機能に関する情報も記載されています。 資産会計と税金会計の機能、および資産購買予算編成についても詳しく説明されています。

『Oracle Bills of Materialユーザーズ・ガイド』

このマニュアルには、最も高度な製造環境または保守環境(あるいはその両方)の効率の最大化、品質の向上およびコストの削減を目的として様々な部品構成表を作成する方法が記載されています。 このマニュアルに従って統合された製品構成と工程、柔軟な製品定義と工程定義および構成管理を詳細に定義することで、単一の製造サイト内や複数の製造サイト間で製品詳細を管理できます。

『Oracle Cost Managementユーザーズ・ガイド』

このマニュアルには、Oracle Cost Managementおよびその他のアプリケーションの設定に関する情報が記載されています。 このマニュアルでは、品目原価情報の定義、表示およびパージ方法、および標準原価計算と平均原価計算の両方に共通するプロセスが説明されています。 標準、平均、FIFOおよびプロジェクト製造の原価計算方法が、取引の原価計上方法も含めて詳しく説明されています。 フロー製造、期間原価計算および期間クローズの各機能についてもすべて詳細に説明されています。

Oracle Enterprise Asset Management Implementation Guide

このマニュアルには、Enterprise Asset Management(eAM)内の主なビジネス・フローと、eAM、APIおよびユーザー・インタフェースの設定方法が記載されています。

『Oracle HRMSユーザーズ・ガイド(日本仕様)』

このユーザーズ・ガイドには、Oracle HRMSを企業に正しく実装するために必要な設定手順が記載されています。

Oracle Internet Procurementインプリメンテーション・ガイド

このマニュアルには、インターネット・ユーザーが単独で内部および外部のカタログから品目をオーダーできるようにするための追加指示が記載されています。

『Oracle Inventoryユーザーズ・ガイド』

このマニュアルには、品目と品目情報の定義、受入取引と在庫取引の実行、原価管理の保守、品目の計画、循環棚卸と実地棚卸の実行およびOracle Inventoryの設定を行う方法が記載されています。

『Oracle Work In Processユーザーズ・ガイド』

このマニュアルには、Oracle Work in Processにより完全な製造管理システムがどのように提供されるかが記載されています。 特に、ショップ型、ライン型、受注組立型、プロジェクト、フロー、及びハイブリッド生産での環境がどのようにサポートされているかが記載されています。

Integration Repository

Oracle Integration Repositoryは、Oracle E-Business Suiteアプリケーションにより公開されるサービスエンドポイントに関する情報を編集したものです。 Oracle E-Business Suiteのビジネス・サービス・インタフェースの完全なカタログが提供されています。 このツールを使用すると、ユーザーはシステム、アプリケーションまたはビジネス・パートナとの統合に適したビジネス・サービス・インタフェースを容易に検索して利用することができます。

Oracle Integration RepositoryはE-Business Suiteに付属しています。 インスタンスにパッチを適用すると、使用環境のインタフェースの改訂に適応してリポジトリが自動的に更新されます。

データベース・ツールによるOracle E-Business Suiteデータの変更の禁止

特に指示されている場合を除き、SQL*Plus、Oracle Data Browser、データベース・トリガーまたはその他のツールを使用して、Oracle E-Business Suiteのデータを変更しないでください。

オラクル社では、Oracleデータベースへの情報の作成、記憶、変更、検索および保守に使用できる強力なツールを提供します。 ただし、SQL*PlusのようなOracleツールを使用してOracle E-Business Suiteデータを変更すると、データの整合性が損われたり、データの変更を監査できなくなるおそれがあります。

Oracle E-Business Suiteの表は相互に関連付けられているので、Oracle E-Business Suiteを使用して表を変更すると、一度に多数の表が更新されます。 しかし、Oracle E-Business Suiteを使用せずにOracle E-Business Suiteデータを変更すると、1つの表のある行を変更した場合に、関連する表で反映させる必要のある変更が行われないことがあります。 各表を相互に同期させていないと、誤った情報を検索したり、Oracle E-Business Suiteで予測できない結果が生じる可能性があります。

Oracle E-Business Suiteを使用してデータを変更すると、その変更が有効であるかどうかが自動的にチェックされ、 情報を変更したユーザーを記録することができます。 データベース・ツールを使用してデータベース表に情報を入力すると、無効な情報が記憶されることがあります。 また、SQL*Plusや他のデータベース・ツールを使用したときは、変更履歴が記録されないため、情報の変更者をトレースできなくなります。