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Oracle Warehouse Managementユーザー・ガイド
リリース12.1
B70970-01
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労務管理

この章の内容は次のとおりです。

労務管理の概要

倉庫で使用される労務費は、倉庫営業費用の重要な部分を占めます。倉庫マネージャは、雇用するスタッフの量を定期的に最適化して、従業員が生産的であることを保証しようとします。倉庫マネージャは、従業員が多すぎて作業が十分にない場合、作業待ちの従業員に給与を支払う必要があります。作業が多すぎて、十分な従業員を使用できない場合は、顧客受注が期限内に出荷されないか、倉庫の精度が低下します。労務管理を使用すると、倉庫マネージャは各ユーザーが一連のタスクを完了するために要する時間を追跡できます。この情報は、特定のレベルおよび一般レベルで記録されます。また、タスク・タイプ、資材取引、および資材のソース事業所と搬送先事業所も記録されます。

労務管理では、情報が記録された後、生産資源計画および従業員評価のためにその情報が分析されます。システムでは、各タスクの完了に必要な時間および予測作業の量が認識されるため、倉庫内の作業を完了するために必要な時間またはスタッフの量を予測できます。

労務管理は従業員評価にも役立ちます。各従業員の時間パフォーマンスが同僚または労働生産性に対する設計基準に対して比較され、パフォーマンス・レベルで各従業員がレート付けされます。業績考課レートを使用すると、倉庫マネージャは、スタッフ、報酬、研修および作業割当に関する決定を行うことができます。

生産資源計画

生産資源計画は、一連のタスクを完了するために必要な予測時間またはスタッフの量を予測する機能です。生産資源所要量は、倉庫内の未処理作業を完了するために必要とする従業員数または時間数です。労務管理では、見積生産資源所要量が提供されます。これらの見積を使用すると、倉庫工程の効率を最適化するための決定を行うことができます。未処理作業を完了するために適切な量の従業員数を採用し、顧客に対して搬送時間の正確な見積を提供できます。

労働生産性

労務管理を使用すると従業員生産性の理解が向上します。これによって個別の従業員および倉庫の生産性に関する詳細情報が示されます。情報は、インバウンド、倉庫、アウトバウンドおよび製造の4つの機能領域に分類されます。生産性レベルを決定するために、各個人に対するスコアとレートが提供されます。この情報を使用すると、報酬、インセンティブ、スタッフおよび研修の決定を行うことができます。

労務管理定義

労働基準

労働基準は、特定の作業単位に対して設定する基準です。作業単位は、特定の様々なレベルで定義できます。ある労働基準は一般的なピッキング・タスクを表し、別の労働基準は、ローリング・カートを使用した数量15〜50個のCASE保管場所からSTAGING3一時保管場所へのピッキング・タスクを表す場合があります。労働基準には、取引時間、移動時間およびアイドル時間に対する予測時間が含まれます。

非標準取引

非標準取引は、システムによって既存の労働基準と照合できない取引です。

取引時間

取引時間は、ユーザーが適切なフィールドをスキャンし、作業を物理的に実行するために要する時間です。システムによって、ユーザーがモバイル・デバイス画面でタスクを最初に受信したときから、ユーザーが最後に取引ページで「<完了>」ボタンを押したときまでが測定されます。

移動時間

これは、取引時にユーザーがある場所から別の場所に移動するために要する時間です。システムによって、オペレータがタスクを完了した時間から2番目のタスクを開始する時間までの移動時間が移動時間しきい値まで測定されます。

アイドル時間

アイドル時間は、タスク間でユーザーが作業を実行していない時間です。システムでは、移動時間しきい値を使用して移動時間とアイドル時間が区別されます。ユーザーがタスクを完了した場合、ユーザーが別のタスクを開始するまでの時間は、移動時間(次のタスクへの移動)とアイドル時間(待機、トイレ休憩)の組合せの場合があります。各労働基準には移動時間しきい値が含まれ、その作業単位の場所に到着するまでに必要な最大移動時間が示されます。CASE保管場所からのタスクに対する移動時間しきい値が30秒であり、ユーザーが前のタスクの完了後にCASE保管場所からのタスクを開始するために45秒を要した場合は、移動時間が30秒、アイドル時間が15秒として計算されます。ユーザーがタスクを開始するために20秒を要した場合、ユーザーは移動時間しきい値を超えなかったため、移動時間が20秒でアイドル時間は0秒です。

レート・アルゴリズム

レート・アルゴリズムは、スコアおよびパフォーマンス・レベルを個人に割り当てるためにシステムで使用される等級付け規定です。倉庫内の各作業単位には、労務管理内で完了するために要する予測時間があります。レートの高、標準、低および許容外は、各活動を完了するために要する予測時間に対応します。オペレータが特定のスコアを達成するために、予測タスク完了時間にどの程度近づける必要があるかを決定する予測率を定義します。たとえば、80%を高として定義した場合、ユーザーは、高レートを与えられるには、タスクの完了に要する予測時間の80%以下でタスクを完了する必要があります。

予測率を決定するとき、予測率にスコアも割り当てます。80%を高として割り当てる場合は、ユーザーが高レートで完了したすべてのタスクに対してそのユーザーにスコア100を与えることができます。

労務管理の設定

労務管理を設定するには、最初に労務管理パラメータを設定する必要があります。組織パラメータ・ウィンドウで労務管理を有効にして、労務管理内のパラメータを設定します。労務管理パラメータの設定後、オプションで時間および移動の調査を実行できます。時間および移動の調査を使用して、労務管理で使用する労働基準を決定します。時間および移動の調査を実施しない場合は、一定期間通常の条件で運用した後で、労働基準として使用する既存の取引データを労務管理にインポートできます。正確なレポートを確実に作成するには、労働基準の調整を継続する必要があります。

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未追跡ユーザー

オプションで、システム内に未追跡ユーザーを設定できます。未追跡ユーザーは通常、システム内のタスクを実行する場合がある管理者またはその他の専門従業員です。

関連項目

Oracle Warehouse Management Implementation Guideの労務管理パラメータの設定に関する項

Oracle Warehouse Management Implementation Guideの未追跡ユーザーの管理に関する項

労務管理プロセス

労務管理では、ユーザーが労務管理パラメータを設定して、通常の倉庫操作を実行した後でデータの取得が開始されます。労務管理で情報を表示するには、予測生産資源所要量分析レポートと労働生産性分析レポートの2つの異なるレポートを実行する必要があります。生産資源レベルが固定されている場合は、予測生産資源所要量分析レポートを使用して、倉庫内の未処理作業を完了するために必要な時間を決定します。

労働生産性分析レポートの実行後、従業員および倉庫の生産性を評価できます。システムによって、労務管理内で設定された基準と生産性がどのように比較されるかを示すために、各従業員および倉庫にレートとスコアが割り当てられます。その評価に基づいて、スタッフ、報酬、インセンティブおよび作業割当に関する決定を行うことができます。また、より正確な基準を達成するために、従業員の評価に基づいて労働基準を調整することもできます。

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予測生産資源所要量

労務管理では、未処理作業をどの程度先の将来まで考慮するかを決定する設定パラメータに従って、組織内の未処理作業を生産資源所要量の基準とします。労務管理では、作業量が既存の労務管理基準と比較され、すべてのタスクを許容レベルで実行すると想定されます。この結果、未処理作業を実行するために必要な時間と作業の量に対する生産資源所要量が示されます。労務管理では、未処理作業が既存の労働基準と一致しない場合、その作業は分析に含まれません。

労働生産性分析

労務管理を使用すると、組織全体以外に個人の生産性を評価できます。完了したタスクの各個人のパフォーマンスが既存の労働基準に対して測定されて、各タスクの実行に要した時間が予測タスク完了時間と比較してどの程度であるかが決定されます。次に、レート・アルゴリズムに対してそのパフォーマンスがスコア化され、ユーザーに高、標準、低および許容外のスコアが割り当てられます。労務管理では次に、最近のすべての取引にわたるユーザーの平均レートがそのユーザーに対する全体スコアとともに割り当てられます。

労働基準の調整

労務管理の使用中に、労働基準の調整を継続できます。ユーザーが非標準取引を実行したときに新しい労働基準を追加でき、ユーザーが倉庫で実行しなくなった取引に対する労働基準を削除できます。労働基準の変更を継続すると、従業員生産性レポートが最新になり、倉庫内の労働生産性のより正確な状況を把握できます。

労働管理要約

「労働管理要約」ページは、すべての主要労務管理統計の簡潔なビューです。生産資源所要量情報、倉庫の労働生産性情報、未処理作業のリスト、および生産資源見積と労働生産性のグラフィック表現が含まれます。「労働管理要約」ページには、「分析」タブ上の同じ情報が含まれますが、それが単一のビューに圧縮されます。

生産資源所要量

「生産資源所要量」代替リージョンには、倉庫内の未処理作業を完了するために必要な生産資源数および時間数が表示されます。「可変時間」表には、一定の生産資源レベルで必要な時間が示されます。「可変生産資源」表には、未処理作業に対して特定の期間に必要な生産資源が示されます。

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可変時間

「可変時間」表では、倉庫内の未処理作業を完了するために必要な時間が分類されます。次の情報が含まれます。

可変生産資源

「可変生産資源」表には、未処理作業に対して特定の期間に必要な生産資源が表示されます。次の情報が含まれます。

倉庫の生産性

「倉庫の生産性」表には、組織全体の生産性パフォーマンスが表示されます。倉庫をクリックすると、活動領域別に生産性リストの詳細を表示できます。「レート・アルゴリズム」設定ページで定義したレート・アルゴリズムに基づいた、組織に対する平均レートおよびスコアが含まれます。使用可能なレートは、高、標準、低および許容外です。この表には次の情報が含まれます。

関連項目

労務管理定義

未処理作業

「未処理作業」表には、機能活動別に分類された、倉庫内のすべての未処理作業のリストが表示されます。未完了のタスク数が分類され、タスクに関する詳細が提供されます。次の活動とタスク・タイプが示されます。

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グラフィカル分析

「労働管理要約」ページの「倉庫の生産性」および「未処理作業」では、2つのグラフィカル・チャートを使用できます。「倉庫の生産性」棒グラフには、倉庫内の各機能活動の相対的なパフォーマンスが示され、「未処理作業」円グラフには、倉庫内の残りの作業が機能活動領域別に分割して示されます。

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倉庫の生産性の詳細

「労働生産性分析: 詳細」ページには、倉庫の詳細なタスク完了情報が表示されます。「生産性要約」代替リージョンには、組織の生産性レートおよびスコアが含まれます。各レートに対して関連付けられた全体、移動時間、取引時間、作業単位およびアイドル時間のスコアが表示されます。

「生産性詳細」セクションでは、生産性情報がタスクおよび工程別に分類されます。組織内の各工程タイプに対する平均レートとスコア、および各工程タイプに対する取引数が表示されます。

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労務管理分析

「労務管理分析」ページには、労務管理で使用される予測生産資源所要量分析レポートと労働生産性分析レポートの2つの主要な分析レポートが表示されます。これらのレポートはこれらのウィンドウからは実行できませんが、労務管理で、最終実行時間、最終実行ステータス、実行のために計画済、最終実行パラメータなど、これらのレポートに関する情報が表示されます。「予測生産資源所要量分析」リンクまたは「労働生産性分析」リンクをクリックすると、これらのレポートの前回実行時からの結果情報を表示できます。

これらのレポートは、標準のOracle Warehouse Managementレポート・ウィンドウから実行します。

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予測生産資源所要量の表示

労務管理では、予測生産資源所要量分析コンカレント要求を使用して、労務管理データが分析され、生産資源見積が作成されます。労務管理では、未処理作業をどの程度先の将来まで考慮するかを決定する設定パラメータに従って、組織内の未処理作業を生産資源所要量の基準とします。次に、未処理作業が既存の労務管理基準と比較され、許容レベルまでタスクを実行することが想定されます。この結果、未処理作業を完了するために必要な時間と作業の量が示されます。

予測生産資源所要量分析コンカレント要求の実行後、労務管理で予測生産資源所要量レポートを表示できます。コンカレント要求で定義した時間フレーム全体で一連の倉庫タスクの完了に必要な生産資源が示されます。ただし、一部の作業は既存の労働基準と一致しない場合があるため、このレポートにはすべての未処理作業が含まれない可能性があります。「時間フレーム」フィールドには、このレポートが有効な見積として使用される期間が表示されます。

このレポートでは、未処理作業が機能活動別に分類されます。「使用可能時間」列には、希望入手日前に作業を完了する必要がある使用可能時間が表示されます。「所要時間」列には、現行レベルの生産資源スタッフを変更しないことを前提として、必要な作業を実行するために必要な時間が表示されます。「超過ファクタ(%)」には、特定期間に未処理作業を完了するために必要な時間の率が表示されます。「使用可能生産資源」列には、使用可能生産資源が活動別にリストされます。「所要生産資源」列には、要求日までに未処理作業を完了するために必要な生産資源の数が表示されます。

非標準明細の数は、労務管理で既存の労働基準と照合できなかった取引を表します。非標準明細の数が大きいと、生産資源見積が不正確になります。生産資源見積および労働生産性分析の精度を高めるには、これらの取引に対する労働基準を作成する必要があります。

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関連項目

労働生産性分析

労働生産性分析

労務管理を使用すると、組織内の個人の生産性を評価できます。完了したタスクの各個人のパフォーマンスが評価され、そのパフォーマンスが既存の労働基準に対して測定されて、個人が予測時間と比較してどの程度であるかが決定されます。労務管理では次に、レート・アルゴリズムに対してパフォーマンスがスコア化され、各取引スコアに高、標準、低および許容外のレートが割り当てられます。労務管理ではその後、最近のすべての取引にわたる個人の平均レートと全体スコアが計算されます。

労働生産性分析レポートには、倉庫内の各ユーザーがその業績考課レートとともに表示されます。このレポートには、全体レートと、労務管理内の移動、取引、アイドルの3つの追跡時間それぞれに対するレートが表示されます。レートは、ユーザー、時間フレームまたは全体レートに基づいて検索できます。「時間フレーム」問合せパラメータを使用すると、現在の日付、今月またはすべての日付に対する各ユーザーの生産性データを表示できます。このデータは、レポートを最後に実行した日付に対してのみ正確です。このレポートには、選択した時間フレーム内の組織に対する非標準取引の数も示されます。

「非標準取引」をクリックすると、組織内で実行された、既存の労働基準と一致しない取引がリストされます。

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個々のユーザーをクリックすると、活動別に分類されたユーザーのパフォーマンスを表示できます。これは、ユーザーが様々な活動をどの程度実行しているかに基づいて、特定のユーザーにどのタスクを割り当てるかを決定するのに役立ちます。「生産性要約」代替リージョンには、ユーザーの全体パフォーマンスが表示されます。

非標準明細の標準化

「非標準取引」ページを使用すると、既存の取引をインポートして新しい労働基準を作成できます。このページには「生産性分析」ページからアクセスできます。このページにアクセスすると、労務管理によって非標準取引がリストされ、ユーザーは取引を新しい労働基準として受け入れるか、または取引を削除できます。取引を標準化することを選択した場合、労務管理では、取引に対して記録された実績時間に従って労働基準が作成されます。レコードを削除した場合、労務管理ではそのレコードが「非標準取引」リストから削除されます。在庫または他の将来の取引からは削除されません。

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「取引の選択」代替リージョンには、次の情報が表示されます。

労働基準を作成または削除する手順は、次のとおりです。

  1. 非標準取引を選択します。

  2. 分析タイプを選択して労働基準を作成します。使用可能な選択肢は次のとおりです。

  3. 「標準化」をクリックして新しい労働基準を作成するか、または「削除」をクリックして非標準取引を労務管理から削除します。

労働基準の表示

労務管理ワークベンチを使用すると、労働基準を表示、追加、更新または削除できます。労務管理では、各労働基準に順序が割り当てられ、特定の倉庫タスクとの照合に使用されます。順序を作成するとき、より一般的な労働基準の前により詳細な基準が存在する必要があります。この結果、一意の作業に対しては特定の基準、および他の作業に対しては一般的な基準を使用でき、倉庫内の様々なタイプの作業をそれぞれ定義する必要がありません。

労働基準を検索する手順は、次のとおりです。

  1. (オプション)次の問合せ情報を入力します。

  2. 「実行」をクリックして問合せを実行するか、または「消去」をクリックして検索基準を消去します。次の情報が表示されます。

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  3. 労働基準を選択し、「更新」をクリックして労働基準を変更するか、または「削除」をクリックして労働基準を削除します。労働基準の更新の詳細は、「非標準明細の標準化」およびOracle Warehouse Management Implementation Guideの労働基準の定義に関する項を参照してください。

労働基準の履歴

手動およびユーザー指示、手動およびシステム指示、個別およびシステム指示タスク実行モードに対する労働基準履歴を表示できます。

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コンカレント要求

労務管理システムには、7つのコンカレント要求があります。これらのコンカレント要求は、労働基準を定義するグループ、分析を実行するグループおよびデータをパージするグループの3つのグループに分類されます。

労働基準の定義

労働基準コンカレント要求を使用すると、労働基準を定義できます。

標準化明細

標準化明細コンカレント要求では、組織に対するすべての既存取引に基づいて新しい労務管理基準が作成されます。システムによって、各取引が労務管理標準に変換されます。フィルタを使用すると、特定の取引のみを標準化できます。

実績時間の平均の計算

実績時間の平均の計算コンカレント要求では、各労務管理基準行内の実績値が提供されます。これを使用すると、実績時間を予測時間と比較して、必要な調整を手動で実行できます。

実績時間を予測時間に標準化

実績時間を予測時間に標準化コンカレント要求では、すべての労務管理基準が自動的に更新されるため、予測時間は、取引に対する現在の実績記録済時間になります。

労務分析

労働分析コンカレント要求を使用すると、労務管理データを分析できます。

予測生産資源所要量分析

予測生産資源所要量分析コンカレント要求では、倉庫に対する未処理作業が計算されます。システムによって、その作業が既存の労務管理基準と比較され、すべての未処理作業を完了するために必要な生産資源、時間または両方が見積られます。

労働生産性

労働生産性分析コンカレント要求では、実績取引が既存の労務管理基準と比較されます。システムによって、各従業員および倉庫全体に対する生産性スコアとレートが計算されます。

コンカレント要求のパージ

コンカレント要求のパージを使用して、労務管理データをパージします。

労務設定履歴のパージ

労務設定履歴のパージ・コンカレント要求では、労務管理の労働基準表が消去されます。労務管理基準を変更すると、システムによって以前の基準の履歴レコードが作成されます。このコンカレント要求では、履歴レコードがすべてパージされ、現行の基準のみが保持されます。

労務取引のパージ

労務取引のパージ・コンカレント要求では、労務管理の取引表が消去されます。作業者が取引を実行すると、労務管理によって、対応するエントリが労務管理システムの表に作成されます。このコンカレント要求では、これらの表がパージされます。この要求によってパージされた期間に対しては、労務管理統計は使用できません。