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Oracle Service Parts Planningインプリメンテーションおよびユーザー・ガイド
リリース12.1
B70972-01
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コラボレーション計画

サプライ・チェーンの他のメンバーとのやり取り

Oracle Collaborative Planningでは、SPPプランナは予想される障害品または返品部品の予測を修理仕入先と共有できます。これにより、仕入先はその需要に対応するための体制をあらかじめ準備し、必要に応じて例外にフラグを指示できます。その結果、プランナは仕入先の対処に合わせて計画に変更を加えることができます。

この図は、サプライ・チェーンのどの関連でCollaborative Planningの機能が使用されるのかを示します。

ドキュメントのテキストで図を説明しています。

Collaborative Planningの使用による修理仕入先とのやり取り

次の例では、OEMが障害品品目を修理仕入先に送って良品品目に修理させるシナリオについて説明します。

特定の期間の返品予測は150個であり、これらの部品について予想される修理歩留は50パーセントです。サービス組織は、修理仕入先から75個の修理ユニットを受領することを見込んでおり、この数は計画に初回入力されます。

このシナリオの最初の段階では、SPPプランナはオーダー予測とともに返品予測情報を修理仕入先に対して発行し、確認(供給確定)を返すことを要求します。

サービス組織

  1. システムにログインします。

    ドキュメントのテキストで図を説明しています。

  2. 「サービス・サプライ・チェーン・プランナ」職責を選択します。

    ドキュメントのテキストで図を説明しています。

  3. 「サービス・サプライ・チェーン・プランナ」職責から、「ワークベンチ」を選択します。

    ドキュメントのテキストで図を説明しています。

  4. サービス計画ワークベンチ - 需要/供給分析ページを開きます。

    ドキュメントのテキストで図を説明しています。

    サービス計画が生成されて、修理と新規購買分析を実行してから、修理仕入先を推奨します。分析は返品予測とサプライ・チェーンの障害品品目数に基づきます。

  5. SPPプランナは計画を確認し、オーダーをリリースし、オーダーと返品予測をCollaborative Planningに公開します。それには、メニュー品目「処理」→「オーダー/返品予測の公開」の順に選択します。修理仕入先に予測が公開されます。

    ドキュメントのテキストで図を説明しています。

    ドキュメントのテキストで図を説明しています。

注意

修理仕入先

このシナリオの第2段階では、修理仕入先は、新しいオーダー予測が投稿されたことを知らせる通知/予想を受領し、次の手順を完了することで応答します。

  1. システムにログインします。

    ドキュメントのテキストで図を説明しています。

  2. 「サプライ・チェーン・コラボレーション・プランナ」職責を選択します。

    ドキュメントのテキストで図を説明しています。

  3. プランナによって公開されたオーダー予測と返品予測を確認します。

    ドキュメントのテキストで図を説明しています。

  4. 返品予測ストリームを確認し、オーダー予測を確定します。修理仕入先は、搬入される供給が150個で、オーダー予測にある商品ユニットが75個であることを確認します。ただし、この部品の最近の平均歩留は50パーセントではなく、40パーセントのみであるため、修理仕入先は75個の生産を確定できません。60個に対してのみ確定が行われます。

    ドキュメントのテキストで図を説明しています。

    Collaborative Planningは例外を発行し、サービス組織プランナはこの仕入先からオーダー確定についてEメールで通知されます。

サービス組織

このシナリオの第3段階では、SPPプランナは例外のアラートを受け、計画を次のように変更します。

  1. システムにログインします。

    ドキュメントのテキストで図を説明しています。

  2. 「サービス・サプライ・チェーン・プランナ」職責を選択します。

    ドキュメントのテキストで図を説明しています。

  3. 2008年7月の確定数量が少なかったため、Collaborative Planningは例外を発行しました。例外をチェックして、理由を確認してください。確定中の修理先の注釈は、歩留の問題を指しています。

  4. プランナは品目シミュレーション・セットで変更を行い、計画を再計算します。歩留数が減り、計画が再起動されます。

    ドキュメントのテキストで図を説明しています。

  5. プランナは品目プランナ/マネージャおよびバイヤーとともに、品目属性の変更を完全に行ったことをチェックします。

この場合、これ以上の障害品品目を修理に利用できないということを前提に、このSPP計画実行から公開されたオーダー予測が変更されます。

メッセージ・フロー

ドキュメントのテキストで図を説明しています。

修理仕入先とのコラボレーションは、新しい仕入先とのコラボレーションと似ていますが、より多くのデータと文書を共有する必要があります。前の図は、サービス組織と修理仕入先間の前のシナリオでのメッセージのフローを示します。

次の表は、前のコラボレーションの主な文書について説明します。

文書 説明
オーダー予測 修理の需要明細
供給確定 供給明細。オーダー予測への応答
発注(PO) 修理品目と条件を指定する発注
受注 発注への任意の応答
返品予測 予測、出荷、および移動中の資材を含めた、修理仕入先への将来の予想返品数を指定する明細
障害品アウトバウンド出荷(DOS) 短期出荷を含めたオプションのストリーム(出荷予定の資材、出荷済みの資材、および移動中の資材)。(このデータは情報目的のためであり、オープンISOに基づきます)