Oracle Rapid Planningインプリメンテーションおよびユーザー・ガイド リリース12.1 B70973-01 | ![]() 目次 | ![]() 前へ | ![]() 次へ |
各シミュレーション計画は、次のライフ・サイクルを通過します。
処理 | 計画の状態 |
---|---|
計画の作成 | 作成 |
計画の起動 | 正常に起動 |
計画のロード | メモリーにロード |
計画のクローズ | クローズ(メモリーになし) |
計画の保存 | メモリーからデータベースに保存 |
計画の削除 | メモリーおよびデータベースから計画を削除 |
各処理は、計画に対して実行するために使用します。処理へのリンクは、「計画入力」タブのナビゲータの「計画処理」セクションに表示されます。
各処理では、次の情報が提供されます。
リンク名
一般的に表示されるリージョン
使用目的および使用方法
すべての計画に対してすべての処理を実行できるわけではありません。次に例を示します。
作成したが起動したことのない計画はロード、保存またはクローズできません。
保存または再計画(再起動)している計画に対する処理は実行できません。
再計画に失敗した計画はロード、保存またはコピーできません。
この処理では、計画に加えたすべての計画担当の変更を表示します。
計画に対する変更ログ全体がポップアップ・ウィンドウに表示されます。
各変更ログ・エントリには、エンティティ、変更を加えたユーザー、変更を加えた時期、変更前と変更後のデータ値が表示されます。
この処理では、計画比較を実行した後に比較データを削除します。
すべての比較計画データが削除され、すべてのタブがベース計画データに戻されます。
この処理では、メモリーにロードした計画をクローズします。
この処理では、保存またはシミュレートする計画をコピーします。
「計画:自」に現計画が指定された状態で、計画のコピー・ポップアップ・ページがオープンします。コピーを確定すると、新しい計画が計画のリストに表示されます。
この処理では、計画を比較します。
すべての計画のリストがポップアップ表示されるため、1つの計画を選択します。
次のいずれかのタブをオープンしている場合、これらのタブには、ベース計画と比較計画間の比較が適用されます。
供給および需要
水平プラン(資材および生産資源)
KPI
例外
比較が適用されるタブは通常、次のようになります。
比較を表示するために自動的に再問合せが行われます。
計画名を表示するために追加の表示列が取得されます。
比較計画情報を編集またはドリルダウンすることはできません。
この処理では、計画を作成します。
計画定義とオプションのページが空の計画名とデフォルト値とともにポップアップ・ウィンドウにオープンします。作成した計画は、計画のリストに表示できます。
この処理では、計画を削除します。
この処理によって、計画がメモリーおよびデータベースからパージされ、元に戻せません。
コピーした計画を実行する場合は、そのベース計画がプランニング・ソルバーに必要です。ベース計画を削除すると、ベース計画からコピーしたすべての計画が無効になります。
このリンクでは、計画を再計画します。
計画の起動ページがポップアップ・ウィンドウにオープンします。
「計画」フィールドには現在選択している計画が表示され、かわりに別の計画を選択できます。
いずれの計画も選択していなかった場合、「計画」フィールドは空白で、いずれかの計画を選択できます。
選択肢は次のとおりです。
増分再計画: この計画で実行したシミュレーションの変更が新しい手動需要の追加である場合は、このオプションを選択します。他の内容、つまり予測、供給、品目などの他の参照データの変更をシミュレートした場合は使用しないでください。
計画の起動。スナップショットをリフレッシュしない: 完全な解決を実行する際に、最後に再計画してから収集データが変更されていない場合は、このオプションを選択します。
計画の起動。スナップショットをリフレッシュ: 完全な解決を実行する際に、収集データが変更されている場合または最後に再計画してからシミュレーション・セットで新たにシミュレーションが行われた場合は、このオプションを選択します。
プログレス・バーには、プランニング・ソルバーの進捗が表示されます。
Oracle Supply Chainシミュレーション・プランナでサイン・インしている場合は、将来のラピッド・プランニング計画をスケジュールできます。
将来のOracle Rapid Planning計画をスケジュールする手順は、次のとおりです。
Oracle Supply Chainシミュレーション・プランナ職責でサイン・インします。
「その他」ヘッダーで、「要求」をクリックします。
「要求の発行」フォーム・ポップアップ・ウィンドウが表示されます。
「名称」フィールドをクリックします。
コンカレント要求の名称「シミュレーション・プランナの起動」を選択できます。
「パラメータ」画面が表示されます。
表示された計画は、セキュリティ・モデルによって制御されます。計画レベルのセキュリティのみ適用されます。
コンカレント要求を介してスケジュールされた計画は、常にスナップショットのリフレッシュ・オプションで起動します。
「遅延制約の計算」には、「Yes」または「No」の値を使用できます。デフォルト値は「No」です。
保存オプション
保存オプションでは、次の使用可能な3つの値から1つを選択できます。
計画の保存およびクローズ。このオプションでは、定義したスケジュールで実行された実行済ラピッド・プランニング計画が保存されてクローズされます。これによって、更新された計画が他のダウンストリーム処理に対して使用可能になります。
これがデフォルト設定です。
計画の保存。このオプションは「計画の保存およびクローズ」オプションと同じですが、計画がクローズされません。計画がクローズされないため、管理対象サーバーの使用が継続されます。
何もしない。このオプションではスケジュール済のラピッド・プランニング計画が実行されますが、計画は保存されず、管理対象サーバーの使用が継続されます。
この処理では、計画をデータベースからメモリーにロードします。
計画を表示、更新またはシミュレートするには、事前に計画をロードする必要があります。
計画ステータス・ページがポップアップ・ウィンドウに表示されます。このページを使用して、ロードの各フェーズの進捗をモニターします。このページをクローズして他の作業を実行しながら、ロード処理の実行を継続できます。
この処理では、現在選択している計画でリリース、再計画および取消を実行します。
計画をメモリーにロードしていない場合は、計画をリリースできます。
計画のリリース・ページがポップアップ・ウィンドウにオープンし、リリースの確認が求められます。
確認すると、計画ステータス・ページがポップアップ・ウィンドウにオープンします。このページを使用して、リリースの各フェーズの進捗をモニターします。処理のコンカレント要求番号が表示されます。
オーダーにリリースのマークを設定する方法の詳細は、「ラピッド・プランニング・ワークベンチのビュー」の「供給および需要」の「リリース」を参照してください。
次のタイプのデータに変更を加えたシミュレーションをリリースした場合、リリース・プロセスによってオーダーはリリースされますが、構成部品または生産資源所要量の詳細はリリースされません。
部品構成表(構成部品の変更、有効性の変更など)
工順(新規工程など)
この処理では、計画をワークスペースからデータベースに保存します。
計画の保存ページがポップアップ・ウィンドウにオープンします。
「計画」フィールドには現在選択している計画が表示され、かわりに別の計画を選択できます。
「保存後オプション」フィールド>「リリース推奨」で値を選択します。
リリースしない
リリースにマークされた推奨をリリース: 保存の終了後に、リリースにマークされたオーダーがリリースされます。
すべての計画推奨を自動リリース: 計画担当がリリースにマークしているかどうかにかかわらず、保存の終了後に、計画が推奨するすべてのオーダーがリリースされます。
「保存後オプション」フィールド>「分析をAPCCに公開」で値を選択します。
公開しない
はい。APCCで前のバージョンをアーカイブしません: 保存の終了後に、Oracle Advanced Planning Command Centerにある計画分析が削除され、分析が再度送信されます。
はい。APCCで前のバージョンをアーカイブします: 保存の終了後に、Oracle Advanced Planning Command Centerにある現在のバージョンの計画分析がアーカイブされ、分析が再度送信されます。
確認すると、別の計画の保存ステータス・ページがポップアップ・ウィンドウにオープンします。処理のコンカレント要求番号が表示されます。
次に、複数の計画担当が同じ計画を操作する場合に、Oracle Rapid Planningでデータがどのように処理されるかを示します。
各自が保存した変更は相互に表示できます。
1人の計画担当による変更の保存または取消によって、すべての計画担当の変更が保存または取り消されます。
1人の計画担当によって再計画が実行されると、その計画が変更されないようにすべての計画担当がロック・アウトされます。
2人の計画担当が同じエンティティを変更している場合は、後の計画担当の変更が保留になります。
1人の計画担当が計画オーダーをリリースすると、その計画オーダー情報には、別の計画担当が加えた未保存の変更が含まれていない場合があります。たとえば、1人の計画担当が仕入先生産能力を一括編集し、その変更を保存していないとします。別の計画担当が計画オーダーをリリースすると、そのオーダーは以前の仕入先生産能力に基づいています。
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