Oracle Shop Floor Management ユーザー・ガイド リリース12.2 B72358-01 | ![]() 目次 | ![]() 前へ | ![]() 次へ |
この章のトピックは、次のとおりです。
「ロット基準製造オ-ダ-のクローズ (フォーム)」ウィンドウまたはロット基準製造オーダーのクローズ要求の発行(SRS)ウィンドウを使用して、ロット基準製造オーダーをクローズできます。選択肢は要件によって異なります。
「ロット基準製造オ-ダ-のクローズ (フォーム))」ウィンドウを使用して、次を実行できます。
ロット基準製造オーダーのクローズ要求の発行および処理
実績クローズ日の指定(これは取引日とは異なる場合があります)
クローズ前の保留取引要約の表示
要約フォームを使用した複数のロット基準製造オーダーのクローズ
ロット基準製造オーダーのクローズ要求の発行ウィンドウを使用して、次を実行できます。
ロット基準製造オーダーをクローズするコンカレント要求を発行します。要求オプションを使用するには、製造オーダー・セット、リリース日、製造オーダー・ステータスおよび実績クローズ日などの各種基準を使用してパラメータを指定する必要があります。これにより、複数のロット基準製造オーダーをクローズする機能を使用できるようになります。
フォームまたはレポートを使用してロット基準製造オーダーをクローズする場合のビジネス要件は同じです。保留資材、生産資源または移動取引がある製造オーダー(コンカレント・マネージャによって処理されていないものを含む)をクローズすることはできません。また、非原価資材取引がある製造オーダーをクローズすることもできません。ロット基準製造オーダーをクローズする前に、標準および非標準の資産製造オーダーがリストされる製造オーダー価額レポート、または非標準費用製造オーダーがリストされる費用製造オーダー価額レポートを使用して、製造オーダー価額情報をレビューできます。また、フォームを使用したロット基準製造オーダーの使用時に保留取引の要約を表示することもできます。
「ロット基準製造オーダーのクローズ」ウィンドウを使用してロット基準製造オーダーをクローズする手順
「ロット基準製造オーダーのクローズ」ウィンドウに移動します。
「ロット基準製造オーダーの検索」ウィンドウが表示されます。
基準を入力し、「検索」を選択します。
「ロット基準製造オーダー要約のクローズ」ウィンドウが表示されます。
1つまたは複数の製造オーダーを選択し、「オープン」を選択して、「ロット基準製造オーダーのクローズ」ウィンドウを表示します。
クローズできるのは、ステータスが「取消済」、「完了」、「完了 - チャージなし」、「失敗した構成表ロード」、「失敗したクローズ」、「失敗した工順ロード」、「保留中」、「リリース済」および「未リリース」である製造オーダーのみです。
「ツール」メニューから「取引要約」を選択し、保留取引をすべて表示します。
クローズできるのは、保留取引のない製造オーダーのみです。
「ツール」メニューから「クローズ」を選択し、「ロット基準製造オーダーのクローズ要求」ウィンドウを表示します。このウィンドウを使用して、クローズ・オプションを選択します。
レポート・タイプを選択します。
クローズ処理によって製造オーダーのクローズ差異が計算された後、指定した「レポート・タイプ」に応じてレポートが印刷されます。標準ロット基準製造オーダーおよび非標準資産製造オーダーがクローズされる場合、「ショップ型製造オーダー・レポート - 標準原価計算」が印刷されます。非標準費用製造オーダーがクローズされる場合、「経費製造オーダー価額レポート」が印刷されます。「レポート・タイプ」のオプションおよび形式は、次のとおりです。
要約: 各製造オーダーをリストします。これには、製造オーダー・ヘッダー、現在までの期間要約、および現在までの累計要約情報が含まれます。
計画開始数量を使用した詳細: 資材使用差異を計算するための製造オーダーの計画開始数量を使用して各製造オーダーをリストします。
実績完了数量を使用した詳細: 資材使用差異を計算するための製造オーダーの実績完了数量を使用して各製造オーダーをリストします。
レポートなし: レポートを印刷しません。
実績クローズ日を選択します。デフォルトはシステム日です。
発行日時を選択します。デフォルトはシステム日時です。
「OK」を選択し、この要求を発行します。
適切なステータスを持つ製造オーダーのみがクローズされます。クローズ中の製造オーダーのステータスは、クローズ処理が完了するまで「保留中クローズ」に変更されます。
要求の発行を使用してロット基準製造オーダーをクローズする手順:
「ロット基準製造オーダーのクローズ (SRS)」ウィンドウに移動します。「パラメータ」ウィンドウが開きます。
「区分タイプ」フィールドで会計区分を選択するか、「区分:自」および「区分:至」フィールドで会計区分の範囲を選択します。
オプションは、「標準ショップ型」、「非標準資産」または「非標準費用」です。区分タイプを選択しない場合、すべての区分タイプの製造オーダーがクローズされます。
区分タイプを選択する場合、その区分タイプの会計区分のみを選択できます。「区分:至」を選択しない場合、「区分:自」からの製造オーダーがすべてクローズされます。「区分:自」を選択しない場合、「区分:至」までの製造オーダーがすべてクローズされます。
クローズするロット基準製造オーダーの範囲を「製造オーダー:自」および「製造オーダー:至」フィールドで選択します。
このフィールドを空白のままにすると、クローズ要件を満たす製造オーダーがすべてクローズされます。
「自」および「至」の各フィールドで、製造オーダー・リリース日、製造オーダー開始日および製造オーダー完了日の範囲を選択できます。
製造オーダーの「ステータス」を選択します。
クローズできるのは、ステータスが「取消済」、「完了」、「完了 - チャージなし」、「失敗した構成表ロード」、「失敗したクローズ」、「失敗した工順ロード」、「保留中」、「リリース」または「未リリース」である製造オーダーのみです。
「予約済製造オーダーの除外」パラメータを使用すると、受注にリンクされた製造オーダーを処理から除外するか処理に含めるかを指定できます。
未完了製造オーダーの除外パラメータを使用すると、「完了」以外のステータスを持つ製造オーダーを処理から除外するか処理に含めるかを指定できます。
「保留中取引の製造オーダーの除外」フィールドに「Yes」を入力します。「Yes」を入力すると、保留取引がある製造オーダーが除外されます。
「レポート・タイプ」を選択します。
クローズ処理によって製造オーダーのクローズ差異が計算された後、指定した「レポート・タイプ」に応じてレポートが印刷されます。標準ロット基準製造オーダーおよび非標準資産製造オーダーがクローズされる場合、「ショップ型製造オーダー・レポート - 標準原価計算」が印刷されます。非標準費用製造オーダーがクローズされる場合、「経費製造オーダー価額レポート」が印刷されます。「レポート・タイプ」のオプションおよび形式は、次のとおりです。
要約: 各製造オーダーをリストします。これには、製造オーダー・ヘッダー、現在までの期間要約、および現在までの累計要約情報が含まれます。
計画開始数量を使用した詳細: 資材使用差異を計算するための製造オーダーの計画開始数量を使用して各製造オーダーをリストします。
実績完了数量を使用した詳細: 資材使用差異を計算するための製造オーダーの実績完了数量を使用して各製造オーダーをリストします。
レポートなし: レポートを印刷しません。
「OK」を選択し、この要求を発行します。
参照: Oracle E-Business Suite User's Guide、レポートおよびプログラムの実行に関する項。
関連トピック
Oracle E-Business Suite Security Guide、セキュリティ機能の概要に関する項。
Oracle Work In Process User's Guide、ショップ型製造オーダー価額レポートに関する項。
「ロット基準製造オーダーのクローズ解除」ウィンドウを使用して、クローズされた製造オーダーを再オープンできます。ステータスが「クローズ」ではない製造オーダーをクローズ解除することはできません。現在クローズされている会計期間で製造オーダーがクローズされた場合、この機能を使用することはできません。
製造オーダーがクローズされている場合、製造オーダーに関連付けられた情報は削除されません。クローズされたショップ型製造オーダーに関する情報を表示できます。ロット基準製造オーダー・レコードをパージすることはできません。また、クローズされた製造オーダーおよびクローズされた製造オーダー価額に関するレポートを印刷することもできます。参照: Oracle Work In Process User's Guide、ショップ型製造オーダー・データ・レポートに関する項。Oracle Work In Process User's Guide、ショップ型製造オーダー価額レポートに関する項。
注意: クローズ解除するのは、クローズ時にエラーが発生した製造オーダーのみにする必要があります。また、この作業はクローズの直後に行う必要があります。製造オーダーをクローズしてからクローズ解除するまでの期間に組立原価が積み上げられている場合、原価が正しくない可能性があります。これは、クローズ解除処理では製造オーダーが再評価されないためです。
ロット基準製造オーダーをクローズ解除する手順
「ロット基準製造オーダーのクローズ解除」ウィンドウに移動します。
「ロット基準製造オーダーの検索」ウィンドウが表示されます。
基準を入力し、「検索」を選択します。
「ロット基準製造オーダーのクローズ解除要約」ウィンドウが表示されます。
1つまたは複数の製造オーダーを選択し、「オープン」を選択して、「ロット基準製造オーダーのクローズ解除」ウィンドウを表示します。
「ツール」メニューから「取引要約」を選択し、保留取引をすべて表示します。
「ツール」メニューからクローズ解除を選択します。
この処理の続行に関する確認を求める「決定」ウィンドウが表示されます。
「Yes」を選択し、製造オーダーをクローズ解除します。
注意: 必要に応じてロット基準製造オーダーのクローズ解除機能を追加するには、システム管理者の職責が必要です。
ロット基準製造オーダーのパージ・コンカレント・プログラムを使用して、クローズされた会計期間の特定のパラメータに基づいて、履歴製造オーダーの移動取引に関するデータをパージできます。系統リンクは、分割やマージなどのWIPロット取引および各製造オーダーに関するすべてのヘッダー情報を保持することによって保存されます。
「期限日までの日数」は、OSFMパージ要求用として導入された新しいパラメータです。これを使用して、製造オーダーの選択を制限します。指定すると、「クローズ日」が(「期限日」-「期限日までの日数」)と「期限日」の間にある製造オーダーが考慮されます。このパラメータの値を指定しない場合(NULL)、「クローズ日」が「期限日」以前のすべての製造オーダーが考慮されます。
ロット基準製造オーダー取引をパージする手順
「ロット基準製造オーダーのパージ」の「パラメータ」ウィンドウに移動します。
「製造オーダー・タイプ」は「ロット基準製造オーダー」にデフォルト設定されています。
「処理タイプ」を入力します。
「製造オーダー:自」および「製造オーダー:至」フィールドを入力し、パージするロット基準製造オーダーの範囲を定義します。
「組立」を入力します。
クローズされた在庫会計期間の「期限日」を入力します。
パージ選択基準である「詳細」、「移動取引」および「生産資源取引」は、パージを表す「Yes」にデフォルト設定されています。
注意: ロット基準製造オーダーのヘッダー・データをパージすることはできません(ヘッダー情報がロット系統に必要であるためです)。
「レポート・タイプ」を入力します。
「OK」を選択します。「ロット基準製造オーダーのパージ」ウィンドウに要求の詳細が表示されます。
「発行」を選択し、この要求を実行します。
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