Oracle Shop Floor Management ユーザー・ガイド リリース12.2 B72358-01 | ![]() 目次 | ![]() 前へ | ![]() 次へ |
Oracle Shop Floor Managementには、各種取引を実行および表示し、工場の製造現場における商品製造の進捗を追跡する機能があります。製造現場で、次の2種類の役割に求められる要件に対応します。
製造現場オペレータ: 特定のマシンを操作し、それについて進捗をレポートすることを主なタスクとしている人員。
製造現場監督者: 製造その他に関する所定の目標を達成するために、製造現場を監督し、製造現場におけるマシンや人員に関連する問題を解決することを主なタスクとしています。
工場の製造現場で実行するタスクの一部を、上にあげた役割のいずれかに明確に割り当てることもできますが、両方の役割に含めることのできるタスクもあります。製造現場の実行システムでは、ユーザーの役割に従って画面を実際に設定できます。
Oracle Shop Floor Managementには、製造現場オペレータが使用する一連の新画面や新機能と、製造現場監督者が使用する一連の追加画面や機能も用意されています。製造現場オペレータ用の画面を使用すると、オペレータは論理的な画面フローの枠内で統一的に、しかも容易に自身の職務を遂行できます。また製造現場監督者は、組織の業務習慣をめぐる管理性が向上するような構成を設定し、製造現場のオペレータにとって使いやすいUIを提供できるようになります。
製造現場モデル作成では、構成機能が向上します。次のような特徴によって製造現場の管理が改善されます。
オペレータと監督者にとって粒度の高いアクセス管理
製造工程における情報の可用性の向上
各工程の管理性の改善
リアルタイム情報の可用性
所定の標準工程に廃棄コードが定義されている場合、「廃棄 コード の表示」フラグで廃棄コードが示され、「持出」の際に廃棄コードごとの廃棄数量を入力できます。
「製造現場マネージャ: 工順: 廃棄コード」ウィンドウに移動します。
表示される「製造: 廃棄コード参照」ウィンドウで、コードの「コード」、「内容」および「摘要」を入力します。
注意: 「コード」フィールドには、数値を入力します。
「製造現場マネージャ: 工順: ボーナス・コード」ウィンドウに移動します。
表示される「製造: ボーナス・コード参照」ウィンドウで、コードの「コード」、「内容」および「摘要」を入力します。
注意: 「コード」フィールドには、数値を入力します。
「製造現場マネージャ: 工順: 生産資源ダウン・コード」ウィンドウに移動します。
表示される「製造: 生産資源ダウン・コード参照」ウィンドウで、コードの「コード」、「内容」および「摘要」を入力します。
注意: 「コード」フィールドには、数値を入力します。
特定の標準工程について最低許容歩留を定義すると、製造オーダーを保留にできます。
「標準工程」ウィンドウに移動します。
「製造現場取引」タブを選択します。
「コード」を選択して、「最低 許容 歩留」を入力します。
製造現場モデル作成の構成機能を使用すると、ユーザーの職責を問い合せ、それに応じて取引設定を構成できます。
「MES監督者ワークベンチ」に移動します。
「構成」タブを選択します。
「職責設定の作成」を選択します。
「職責」領域に、ユーザーの職責を入力します。
このユーザーが実行する取引を選択します。
「適用」をクリックします。
製造現場モデル作成の職責除外では、特定の標準工程で取引の実行を許可されない職責をリストできます。
「標準工程」ウィンドウに移動します。
「メイン」タブをクリックし、工程を選択します。
「コードおよび除外」をクリックします。
「コードおよび除外」ウィンドウが開いたら、「職責除外」タブを選択します。
除外する職責のリストを選択します。
製造現場モデル作成の構成機能を使用すると、オペレータが製造現場の特定の連番で表示および実行する一連の製造オーダーまたは作業指示をリストできます。
「製造現場マネージャ: 監督者ワークベンチ」に移動します。
「構成」タブを選択します。
「ユーザー作業手配リスト」領域で、「ユーザー作業手配リストの作成」を選択します。
ユーザーを入力します。
各ユーザーについて、作業手配リストの詳細を入力します。
「適用」をクリックします。
在庫品目ごとに、または在庫品目カテゴリごとに、「ロット伝票」テンプレートを関連付けることができます。ロット基準製造オーダーを作成するとき、ロット伝票を表示、保存、印刷するオプションがあります。これは、品目または品目カテゴリと、格納されているテンプレートとの間の参照です。これを使用して、ロット伝票を生成できます。
「ロット伝票テンプレート」ウィンドウに移動し、在庫品目または品目カテゴリに「ロット伝票テンプレート」を割り当てます。
生産資源をコンテキストとして構成すると、「アップ」、「ダウン」、「ダウンの確認」など、生産資源についてステータスの取得と表示が可能です。
注意: あるコンテキストから別のコンテキストに変更すると、既存のコンテキスト定義はすべて削除されます。
「製造現場マネージャ: 監督者ワークベンチ」に移動します。
「組織」を入力します。
「コンテキスト・タイプ」として「生産資源ベース」を選択します。
「コンテキスト詳細の追加」をクリックします。
「部門」、「生産資源」および「インスタンス」の詳細を入力します。
「適用」をクリックします。
ステップ4から6を繰り返して、必要な数の部門、生産資源、インスタンスを追加します。
「OK」をクリックします。
工程をコンテキストとして構成すると、「アップ」、「ダウン」、「ダウンの確認」など、生産資源についてステータスの取得と表示が可能になる他、その工程に定義されているすべての生産資源について詳細を確認できるようになります。
「製造現場マネージャ: 監督者ワークベンチ」に移動します。
「組織」を入力します。
「コンテキスト・タイプ」として「工程ベース」を選択します。
「コンテキスト詳細の追加」をクリックします。
「部門」と「工程」の詳細を入力します。
「適用」をクリックします。
ステップ4から6を繰り返して、必要な数の部門と工程を追加します。
「OK」をクリックします。
製造現場の工程は、「持込」(キューからロットを取得し、作業を開始すること)、「持出」(作業を完了し、結果をレポートすること)、および「次工程に移動」(ロットを次の工程に進めること)の各プロセスによって動いています。
「持出」は、完了した作業の結果をレポートする必須の手順です。「持込」と「次工程に移動」の追跡について「Yes」か「No」を選択できます。
組織レベルでは、「持込」と「次工程に移動」を「常時」に設定している場合、オペレータごとに必須のステップとなります。ただし、これらの設定は、組織設定フラグを使用すれば標準工程レベルで上書きできます。「持込」が「オプション」の場合、オペレータは「持込」を実行するか「持出」取引を直接実行するかを選択できます。「持込」が「なし」の場合、オペレータは常に「持出」取引を直接実行します。
同様に、「次工程に移動」が「オプション」の場合、「持出」中にオペレータは現在の工程にとどまるか(別途、「次工程に移動」取引を続ける必要があります)、次の工程に直接移動するかを選択できます。
「持込」と「次工程に移動」は、標準工程レベルでも同じく制御が可能です。「標準工程」設定フォームで「組織 設定の 使用」のチェック・ボックスを選択しない場合、標準工程レベルでの設定が、組織レベルでの設定より優先されます。
「持込」、「持出」および「次工程に移動」は開始とターゲットの工程内ステップ間での移動に対応しているので、標準工程レベルの制御は、既存の「必須工程内ステップ」設定にマージされます。「持込」取引を必須のステップとして「常時」に設定する場合は、監督者が標準工程の「実行」または持込必須工程内ステップ・チェック・ボックスを選択する必要があります。選択しないままにすると、組織設定の使用のフラグを選択しない場合にのみ「オプション」になります。同様に、「次工程に移動」を「常時」に設定する場合は、監督者が「移動待」または「次工程に移動」チェック・ボックスを選択する必要があり、「オプション」にする場合は選択を解除します。
「持込」と「次工程に移動」の設定(「常時」、「オプション」、「なし」)は、「オプション」(チェックあり)と「なし」(チェックなし)に対応する「WIPパラメータ」の「工程内ステップ」設定に一致している必要があり、それに基づいて特定の工程の工程内ステップ間の移動には、次のようなケースが想定されます。
組織レベルまたは標準工程レベルで「持込」を「常時」に設定
組織レベルまたは標準工程レベルで「次工程に移動」を「常時」に設定
組織の「WIPパラメータ」の「工程内ステップ」で、「実行」と「移動待」を選択
組織レベルまたは標準工程レベルで「持込」を「常時」に設定
組織レベルまたは標準工程レベルで「次工程に移動」を「なし」に設定
組織の「WIPパラメータ」の「工程内ステップ」で、「実行」を選択し、「移動待」を選択しない
組織レベルまたは標準工程レベルで「持込」を「常時」に設定
組織レベルまたは標準工程レベルで「次工程に移動」を「オプション」に設定
組織の「WIPパラメータ」の「工程内ステップ」で、「実行」と「移動待」を選択
組織レベルまたは標準工程レベルで「持込」を「なし」に設定
組織レベルまたは標準工程レベルで「次工程に移動」を「常時」に設定
組織の「WIPパラメータ」の「工程内ステップ」で、「実行」を選択せず、「移動待」を選択
組織レベルまたは標準工程レベルで「持込」を「なし」に設定
組織レベルまたは標準工程レベルで「次工程に移動」を「なし」に設定
組織の「WIPパラメータ」の「工程内ステップ」で、「実行」と「移動待」を選択しない
組織レベルまたは標準工程レベルで「持込」を「なし」に設定
組織レベルまたは標準工程レベルで「次工程に移動」を「オプション」に設定
組織の「WIPパラメータ」の「工程内ステップ」で、「実行」を選択せず、「移動待」を選択
組織レベルまたは標準工程レベルで「持込」を「オプション」に設定
「次工程に移動」を「常時」に設定
組織の「WIPパラメータ」の「工程内ステップ」で、「実行」と「移動待」を選択
組織レベルまたは標準工程レベルで「持込」を「オプション」に設定
「次工程に移動」を「なし」に設定
組織の「WIPパラメータ」の「工程内ステップ」で、「実行」を選択し、「移動待」を選択しない
組織レベルまたは標準工程レベルで「持込」を「オプション」に設定
組織レベルまたは標準工程レベルで「次工程に移動」を「オプション」に設定
組織の「WIPパラメータ」の「工程内ステップ」で、「実行」と「移動待」を選択
持込
持込: ロットを「キュー」から工程内「実行」に移動する処理を取得します。これは、マシンが製造オーダーの処理を実際に開始するときの処理です。「持込」取引の所要量制御には3つのオプションがあります。特定の工程について、オペレータは自身の製造オーダー・キューからロットを選択し、マシンをロードして、製造オーダーの処理を開始します。
持出
持出: ロットを工程内「実行」から工程内「移動待」に移動する処理を取得します。これは、マシンが製造オーダーの処理を完了するときの処理です。この設定に基づいて、デフォルトでは次の工程の「キュー」工程内ステップに移動するか、この工程の「移動待」工程内ステップにとどまることができます。この選択は、「持出」取引を実行するときに上書きできます。特定の工程について、オペレータは現在の製造オーダーの処理を完了し、結果があれば記録します。
次工程に移動
次工程に移動: ロットを工程内「移動待」から、次の工程の「キュー」に移動する処理を取得します。前の工程の完了後に、製造オーダーを次の工程に移動する処理です。「持出」取引の一部として次の工程に製造オーダーを移動する際には、「常時」、「なし」、または「オプション」の3つのオプションがあります。「なし」の場合、これとは別に「次工程に移動」取引を実行する必要があります。「オプション」の場合、「持出」での選択に基づいて、別に「次工程に移動」取引を実行できます。
Oracle Shop Floor Managementでは、製造現場の実行機能が強化されており、製造工程について今までより包括的で有用なレポートを生成できます。Oracle Advanced Supply Chain Planningと統合されているため、製造現場に関する情報をリアルタイムで生成することが可能です。
生産資源コンテキスト定義、職責、作業手配リスト、製造現場取引の実行、ロット伝票などについて、新しいHTML UIが用意されています。
注意: 新しいHTML UIを、Oracle Shop Floor Managementの製造実行システムとも言います。
この機能を使用して、製造現場の監督者は次の処理を実行できます。
生産資源、生産資源インスタンスのステータスを表示
検索基準を使用して製造オーダーを検索
職責設定と作業手配リストを構成
作業手配リストとは、製造現場において特定の順序で表示と実行が可能な、製造オーダーまたは作業指示のリストです。処理は、職責の構成に基づいて実行されます。
生産資源またはインスタンスに基づいて作業手配リストを検索することもできます。
「MES監督者現行生産資源ステータス」に移動します。「現行の生産資源ステータス」ページが開きます。
「製造現場取引」を選択します。「製造オーダー工程」UIウィンドウが開きます。
「製造オーダー工程タイプ」をリストから選択します。
「組織」を入力します。
部門名を入力します。
「工程」または「生産資源」を入力します。
「生産資源」の場合、オプションで特定の「生産資源インスタンス」を入力します。
「製造オーダー工程タイプ」が「現行および計画済」の場合、計画済の工程の開始日と終了日に基づく検索も可能です。その範囲の各日付について、予定工程時間と「期間」の各フィールドを選択して、開始時刻およびシフトを指定します。完成した製造オーダー工程のタイプには、実際の日付を使用します。
監督者は、オペレータ職責が自身の作業手配リストを定義するアクセス権を持つかどうか、職責レベルで選択できます。これを制御するのが、監督者「構成」ページの「職責設定」にある「作業手配リストの構成」フラグです。このフラグが「No」の場合、オペレータは自身の作業手配リストを構成できません。その場合は、監督者が各オペレータの作業手配リストを構成します。フラグが「Yes」の場合、オペレータは「作業手配リスト」の「作業手配リスト・オプションの変更」ボタンをクリックして、自身の作業手配リストを構成できます。
職責設定の作成: 職責ごとの製造オーダーに対して実行する各種処理へのアクセス権をここで設定します。
作業手配リスト構成: 「作業手配リスト検索基準」をユーザー(特にオペレータ)に対して構成します。
生産資源の停止時間を記録することによって、製造現場の生産資源を管理できます。生産資源のステータスを更新し、「ダウン・コード」を指定して、オペレータの詳細を入力します。
「MES監督者現行生産資源ステータス」に移動します。
「現行の生産資源ステータス」ページから、生産資源を選択します。
生産資源の「ステータスの更新」を選択します。
「生産資源ステータス」を更新します。
「適用」を選択します。
「特定」または「全て」の「生産資源ステータス」について、または選択した期間について、イベント・ログを表示できます。
「MES監督者現行生産資源ステータス」に移動します。
生産資源を選択します。
「イベント・ログ」を選択します。
「イベントの表示」を選択し、候補から値を選択します。
カレンダ・アイコンから「自」の日付を選択します。
「レポート日:至」を変更します。デフォルトは現在の日付です。
「進む」を選択します。
オペレータ作業手配リストの機能を使用すると、監督者が構成した作業手配リストを表示できます。オペレータは、その職責(たとえば「製造現場オペレータ」)に対して有効になっている作業手配リストを構成できます。
オペレータは、製造オーダーを選択し、職責設定で構成されている各種の処理を実行できます。
製造オーダーを工程に、つまり「キュー」から「実行」に移動できます。また、生産資源インスタンスの詳細、工程の開始日時と予定完了日時、そのインスタンスを処理するオペレータなどのデータも取得します。
生産資源インスタンス詳細: 製造オーダーが実行される実際のマシンと、その取引の実行で使用される生産資源の実績開始日および予定完了日を取得します。
注意: 実績完了日は、「持出」取引の際に記録されます。
工程の開始日時と予定完了日時: 製造オーダーの各工程について、実績開始日と予定完了日を取得します。
オペレータ詳細: 工程を実行した人の名前と、取引データを取得した人の名前を取得します。
注意: この段階で入力したデータは、「持出」取引の際に更新できます。
「作業手配リスト」で、製造オーダーを選択します。
「持込」リンクをクリックします。選択した製造オーダーの「持込」ページが開き、「生産資源使用量」と取引の詳細が表示されます。
詳細を入力して「適用」を選択します。
製造オーダーを工程から、つまり「実行」から「移動待」へ移動できます。次の内容の取得も可能です。
工程の開始日時と完了日時: 製造オーダーの各工程について、実績開始日と完了日を取得します。
オペレータ詳細: 取引データを取得した人の名前を取得します。
製造オーダー数量 - ボーナス: 移動取引を実行する際に、製造オーダー数量の増加を取得し、「ボーナス・コード」ごとにボーナス数量を指定します。
製造オーダー数量 - 廃棄: 廃棄コードごとに廃棄数量を指定します。
「作業手配リスト」で、製造オーダーを選択します。
「持出」リンクをクリックします。選択した製造オーダーの「持出」ページが開き、組立数量、廃棄、ボーナスおよび取引の詳細が表示されます。
詳細を入力して「続行」を選択します。
持出中に歩留が低いとき警告: 歩留が、標準工程に設定されている「最低 許容 歩留」を下回る場合に、製造オーダーを保留にします。問合せを実行すると、「ロット基準製造オーダー」ウィンドウのステータスに「保留中」と表示されます。
「使用数」タブを選択し、ロット管理/シリアル管理されるバックフラッシュ構成部品を出庫します。
「次の工程」タブを選択し、ネットワーク工順連番ごとに工程を確認します。定義に応じて、プライマリ・パスとセカンダリ・パスの工程を選択できます。
「ロット属性」タブを選択し、ロットを入力または更新します。
製造オーダーを次の工程に、つまり「移動待」から、次の工程の「キュー」に移動できます。取引の詳細と、次の工程の詳細を取得できます。
「作業手配リスト」で、製造オーダーを選択します。
「次工程に移動」をクリックします。「次工程に移動」ページが開き、取引と次の工程の詳細が表示されます。
詳細を入力して「適用」を選択します。
「移動を元に戻す」取引によって、製造オーダーを前の工程に戻すことができます。オペレータ詳細と、現在の工程および以前の工程の詳細を表示します。「移動を元に戻す」を実行して、取引時刻とオペレータの名前を取得できます。
注意: HTML UIで実行した移動取引は、「移動を元に戻す」取引を使用しないと元に戻せません。
取引を元に戻せるのは、製造オーダー移動の取引のみです。WIPロット取引の実行後には、すぐに元に戻すことはできません。完了した製造オーダーに対して「移動を元に戻す」を実行すると、組立は在庫からWIPに戻ります。
「作業手配リスト」で、製造オーダーを選択します。
製造オーダーの処理として「移動を元に戻す」を選択します。
「進む」をクリックします。「元に戻す」ページが開き、現在の工程および以前の工程と、取引の詳細が表示されます。
取引の詳細を入力して「適用」を選択します。
「工程にジャンプ」を使用すると、ネットワーク工順で定義されている順序のうえで次の工程ではない工程に移動できます。オペレータの名前、ジャンプのタイプ、工順の内部か外部か、およびターゲット工程の詳細を取得できます。
「作業手配リスト」で、製造オーダーを選択します。
製造オーダーの処理として「工程にジャンプ」を選択します。
「進む」を選択します。「工程にジャンプ」ページが開きます。
必要な工程の変更を入力し、「適用」を選択します。
Oracle Shop Floor Managementには、HTML UIを使用して、分割、マージ、更新数量、更新組立、更新工順および更新ロット名称のWIPロット取引を実行する機能があります。
オペレータ・ワークステーションに移動します。
「作業手配リスト」で、製造オーダーを選択します。
「処理」として「製造オーダーの分割」を選択し、WIP分割取引を実行します。
「進む」をクリックします。
「分割」のHTMLページが開きます。
開始製造オーダーを、必要な数の結果製造オーダーに分割します。
数量の詳細を入力します。
結果製造オーダーの組立を更新することもできます。
「適用」をクリックします。
分割した製造オーダーは、作業手配リストで確認できます。
オペレータ・ワークステーションに移動します。
「作業手配リスト」で、製造オーダーを選択します。
製造オーダーの処理として「製造オーダーのマージ」を選択し、WIPマージ取引を実行します。
「進む」をクリックします。
「マージ」のHTMLページが開きます。
必要な製造オーダーを1つの製造オーダーにマージします。
「適用」をクリックします。
マージした製造オーダーは、作業手配リストで確認できます。そのうちいずれかを、代表製造オーダーに指定することもできます。
オペレータ・ワークステーションに移動します。
「作業手配リスト」で、製造オーダーを選択します。
製造オーダーの処理として「更新数量」を選択します。
「進む」をクリックします。
「数量」フィールドで、製造オーダーの数量を更新します。
「適用」をクリックします。
数量を更新した製造オーダーは、「作業手配リスト」で確認できます。
オペレータ・ワークステーションに移動します。
「作業手配リスト」で、製造オーダーを選択します。
製造オーダーの処理として「更新組立」を選択します。
「進む」をクリックします。
「組立」フィールドで、製造オーダーの組立を更新します。
「適用」をクリックします。
組立を更新した製造オーダーは、「作業手配リスト」で確認できます。
注意: 組立を更新した製造オーダーが「作業手配リスト」に表示されるのは、ターゲット工程が、部門、工程または生産資源の作業手配リスト構成に一致する場合のみです。
オペレータ・ワークステーションに移動します。
「作業手配リスト」で、製造オーダーを選択します。
製造オーダーの処理として「更新工順」を選択します。
「進む」をクリックします。
「取引詳細」領域で、製造オーダーの「工順代替」を入力します。
「適用」をクリックします。
オペレータ・ワークステーションに移動します。
「作業手配リスト」で、製造オーダーを選択します。
製造オーダーの処理として「更新ロット名称」を選択します。
「進む」をクリックします。
「製造オーダー名」フィールドで、製造オーダー名を更新します。
「適用」をクリックします。
製造オーダー名を更新した製造オーダーは、「作業手配リスト」で確認できます。
HTML UIで、資材を取引できます。「出庫」、「返品」、「マイナス出庫」、「マイナス戻入」の各取引を実行できます。
バックフラッシュ: 「持出」中に構成部品を出庫します。ロットおよびシリアル管理の構成部品をバックフラッシュできます。
資材出庫: ロットおよびシリアル管理の構成部品を出庫できます。「ロット作成」はウィンドウでのみ実行でき、HTML UIでは実行できません。
オペレータ・ワークステーションに移動します。
作業手配リストで、製造オーダーを選択します。
選択した製造オーダーに対して「持出」を実行します。
「持出」のHTMLページが開きます。
「使用数」タブを選択します。
製造オーダーに出庫する構成部品を選択します。
オペレータ・ワークステーションに移動します。
作業手配リストで、製造オーダーを選択します。
製造オーダーの処理として「資材の取引」を選択します。
「進む」をクリックします。
「資材取引」のHTMLページが開きます。
この製造オーダーに出庫する構成部品を選択します。
これらの資材取引は、「製造オーダー工程」のHTMLページから、「使用」タブの「構成部品」領域で表示できます。
資材の返品、マイナス出庫、マイナス戻入などの取引を実行することも、取引される構成部品の複数のロットおよびシリアルの詳細を入力することもできます。
Oracle Shop Floor Managementには、製造オーダー工程の詳細情報が表示されます。ロットおよびシリアル管理の組立のシリアル番号と事由コードの詳細、製造オーダー数量の詳細、構成部品および生産資源の使用量と所要量の詳細、ロット属性の詳細、製造オーダーの添付をHTML UIページで表示できます。
製造オーダー工程の生産資源所要量: 作業手配リストから製造オーダーを選択するとき、または手動で問い合せるとき、工程に必要な生産資源の完全なリストを表示できます。
製造オーダー工程の構成部品所要量: 選択した基準を使用して、作業手配リストの各品目または選択したロットの構成部品所要量を表示し、構成部品の可用性を表示できます。
製造オーダー工程進捗: 特定の製造オーダーについて、完了した内容をレポートできます。
「添付」: また、製造オーダーの添付ファイルも表示できます。添付ファイルはテキスト、ダイアグラム、作業指示または仕様で、オペレータが製造現場に関する参照として使用できます。
オペレータ・ワークステーションに移動します。
作業手配リストで、製造オーダーを選択します。
製造オーダーの処理として「製造オーダー工程の表示」を選択します。
「製造オーダー工程」のHTMLページが開きます。
「数量」タブを選択し、製造オーダー数量の詳細を表示します。
「使用」タブを選択し、構成部品と生産資源の使用詳細を表示します。
「所要量」タブを選択し、構成部品と生産資源の所要量詳細を表示します。
製造オーダー計画詳細ページでは、製造オーダーの推奨パス、工順工程の詳細、生産資源の詳細、構成部品の詳細を表示できます。
オペレータ・ワークステーションに移動します。
作業手配リストで、製造オーダーを選択します。
「製造オーダー計画詳細の起動」を選択し、計画の詳細を表示します。
「計画詳細」のHTMLページが開きます。
「推奨パスの更新」を選択し、「推奨」フィールドで推奨パスを更新します。
「詳細」をクリックし、必要な工順工程連番の工順工程詳細を表示します。
選択した工程のHTMLページが開きます。
「生産資源」タブを選択し、工順工程の生産資源詳細を表示します。
「構成部品」タブを選択し、工順工程の構成部品詳細を表示し、構成部品を入れ替えて所要数量を変更します。
注意: 組立当りの数量がマイナスの構成部品の所要数量は、その構成部品を必要とする工程の歩留を考慮して計算されます。
参照: 「組立当り数量がマイナスである構成部品の所要数量の計算」
品質モジュールでは、収集計画の定義、「持出」工程での計画の呼出し、要素に対する品質データの指定、工程中の品質データの更新または削除が可能です。
「持出」取引を実行します。
「持出」ページが開いたら、数量を更新します。
「続行」をクリックします。
「子データの追加」列のリンクをクリックします。
「データの追加」ページが開いたら、データ要素の品質データを指定します。
「リリース済」、実行中、「完了済」の製造オーダーについて、ロット伝票と空白ロット伝票を生成できます。
ロット伝票は、製造オーダーの進捗に関する製造データのスナップショットです。ロットが処理された工程、数量、開始日および完了日などの詳細について、完全なデータが示されます。
ロット伝票は、ウィンドウからでもHTMLインタフェースからでも表示できます。
「作業手配リスト」から、製造オーダーを選択します。
製造オーダーの処理として「ロット伝票の表示」を選択します。
空白テンプレートには空白伝票の表示を選択します。
「ロット伝票」に、製造オーダーの詳細と、製造オーダーで処理されたすべての取引が表示されます。
「ロット基準製造オーダー」ウィンドウに移動し、製造オーダーを開きます。
「ツール」メニューから、「ロット伝票の表示」を選択します。
空白テンプレートには空白伝票の表示を選択します。
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