Oracle Demantraユーザーズ・ガイド リリース7.1.1 E05935-01 | ![]() 目次 | ![]() 前へ | ![]() 次へ |
この章では、次のトピックについて説明します。
予測のプロセスは、次に示す実装固有のファクタによって異なります。
分析エンジンが実行され、予測シリーズを生成する頻度の設定
組織が使用するシリーズ
それらのシリーズにアクセスできるユーザー
ただし、一般的なプロセスの概要は次のとおりです。
エンジンの実行後、予測シリーズおよび関連のシリーズを含むワークシートを定期的に開きます。
実装用に作成された需要および予測シリーズを表示します。必要に応じて調整します。
分析エンジンの実行時、Oracle Demantraによりエンジン実行に関する情報が記録されます。
予測詳細を表示する手順
「Data」->「Forecast Detail」をクリックします。
Oracle Demantra Demand Managementにより、直前に作成した予測に関する詳細を含むポップアップ・ウィンドウが表示されます。ウィンドウの上部に、分析エンジンの最近の実行がリストされます。
この表には次の情報が含まれています。
分析エンジンが実行された日付
分析エンジンが実行された期間の長さの合計
エンジン実行の状態
予測の生成に使用された履歴の開始日および終了日
開始日、終了日、および予測内にある基準タイムバケットの数
ウィンドウの上部にある行をクリックします。
ウィンドウの下部には、選択した予測の詳細が表示されます。
通常は実装プロセスでOracle Demantraコンサルタントが、ユーザーのデータに対して最善の結果をもたらすように分析エンジンを調整します。ただし、特定の組合せに関して、それらの設定の調整が必要な場合があります。
注意: これらの変更は、上級ユーザーのみにお薦めします。
特定の組合せの分析詳細を表示する手順
品目と場所の組合せを含むワークシートを開きます。
「File」->「Open Analytics」をクリックします。または「Open Analytics」ボタンをクリックします。
ワークシートが完全に集計されている場合を除き、この新しいビューの上部には次の選択領域があります。
新しいワークシート・ビューが表示されます。その名前は、元のビューと同じ名前に“-Analytics”が付加されたものとなります。
これらのドロップダウン・リストを使用して、参照する品目と場所の組合せを指定します。ワークシート内にある任意の組合せを参照できます。次のいずれかを実行します。
「Combination」リストから特定の組合せを選択します。
他のドロップダウン・リストから特定の品目と場所を選択します。
ビューの残りは、選択した組合せの情報によって更新されます。
使用する予測モデルを選択する手順
「Models Choose」領域に、エンジンによって使用されるすべての数学モデルがリストされます。
チェック・ボックスにより、前回のエンジン実行時に分析エンジンによってこの組合せに対して使用されたモデルが示されます。
各モデルに対し、次を実行します。
分析エンジンがこの組合せに対してこのモデルを使用できるようにするには、「Active」チェック・ボックスをチェックします。これらのモデルの詳細は、『Oracle Demantra Implementation Guide』を参照してください。
他の2つの設定では、分析エンジンがこのモデルの使用を考慮するよう、組合せに必要なゼロ以外の観測の最小数および最大数を制御します。これらの値を指定するには、「Min Len」および「Max Len」フィールドに整数を入力します。
注意: 「Min Len」の値は、原因ファクタを使用しないHOLTまたはFCROSTモデルの場合を除き、予測内の原因ファクタの数と同じかまたはより大きい必要があります。
分析の構成を指定する手順
「All Parameters」領域には、すべてのエンジン・モデルに適用されるパラメータがリストされます。これらのパラメータは、その一般的な目的に従って、異なるタブ上にグループ化されます。
各タブには、各パラメータに関する次の情報が含まれています。
Value | 現在の値 |
Default Value | Oracle Demantraインストーラによって指定されたデフォルト値 |
System Value | 実装担当者によって指定されたデフォルト |
また、パラメータの説明が画面の下部に表示されます。
必要に応じて、これらのパラメータを編集します。詳細は、『Oracle Demantra Implementation Guide』を参照してください。
パラメータをデフォルト値に再設定するには、「Revert To Defaults」ボタンをクリックします。
終了したら、通常どおり、このビューをクローズします。
シミュレーションを実行して、現在のワークシートのみを基準とした概算予測を取得できます(反対に、分析エンジンを実行すると、システム内のすべてのデータが考慮されます)。
シミュレーションを実行する手順
エンジン・プロセスが、(「Simulation」モードで)サーバー上で実行されていることを確認します。以前に分析エンジンを実行したことがない場合は、エラーが発生する場合があることに注意してください。
ワークシートを実行します。
必要に応じて、予測に影響する可能性のある変更を行います。
「Data」->「Run Simulation」をクリックします。または「Simulation」ボタンをクリックします。
「Select Simulation Type」ページが表示されます。
注意: 「Select Engine Profile」オプションは、販促効果分析エンジンを使用している場合のみ使用します。
次のシミュレーション・タイプのいずれかを選択します。
オプション | シミュレーションの対象 | 注意事項 |
---|---|---|
Selected Page Item | メンバー・ブラウザまたはセレクタ・リストで現在選択している組合せ | レベルがワークシート軸にある場合、これらの2つのオプションは異なります。そうでない場合は、同じです。 |
Selected Combination | ワークシート表内で現在選択している組合せ | レベルがワークシート軸にある場合、これらの2つのオプションは異なります。そうでない場合は、同じです。 |
Whole Worksheet | ワークシート内のすべての組合せ | このオプションの実行には時間がかかります。 |
エンジンの設定を含むエンジン・プロファイルを選択して、このシミュレーションの実行に使用します。システムのエンジン・プロファイルの詳細は、Oracle実装担当者に問い合せてください。
次のいずれかを実行します。
「OK」をクリックして、シミュレーションを実行します。
「Cancel」をクリックして、シミュレーションを実行せずにページをクローズします。
シミュレーションが完了すると、メッセージが表示されます。
次のいずれかを実行します。
結果を受け入れる場合は、「Data」->「Accept Simulation」をクリックします。「Simulation」シリーズから他のユーザーも表示できる「Sales Forecast」シリーズにデータがコピーされます。
結果を拒否する場合は、「Data」->「Reject Simulation」をクリックします。「Simulation」シリーズからデータが消去されます。
シミュレーションを開始すると、Oracle Demantra Demand Managementによりシミュレーションは内部キューに追加され、内部キューによりすべてのシミュレーションはその発行順に処理されます。このキューは表示可能であり、発行済のシミュレーションを取り消すことができます。
シミュレーション・キューを確認する手順
「Data」->「Simulation Queue」をクリックします。
次のダイアログ・ボックスが表示されます。
「Status」フィールドには、各シミュレーション要求のステータスが表示されます。ステータスは、次のいずれかになります。
Requested | ユーザーによりこのシミュレーション要求が発行されていますが、まだ実行が開始しません。 |
Running | Oracle Demantraはこのシミュレーションを実行しています。 |
Completed | Oracle Demantraは、このシミュレーションを正常に完了しました。 |
Stopping | ユーザーによりこのシミュレーション要求の取消しが要求されましたが、Oracle Demantraはまだ完全に取り消していません。 |
Stopped | ユーザーによりこのシミュレーション要求は取り消され、Oracle Demantraはこれを完全に取り消しました。 |
Failed | Oracle Demantraはこのシミュレーションを試行しましたが、エラーが発生しました。 |
シミュレーションを取り消す手順
「Data」->「Simulation Queue」をクリックします。
「Simulation」をクリックし、「Cancel Simulation」をクリックします。