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Oracle Human Resources Management Systems給与処理管理ガイド
リリース12
E06009-01
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給与

給与の概要

Oracle HRMSを使用して給与を設定することにより、すべての従業員に対して、正確に日付を誤ることなく給与を支給できます。

Oracle HRMSの給与

給与とは、週次、月次のように同一の頻度で給与処理をする従業員の集合のことです。企業の支払方針に合せて必要十分な数の給与を定義できます。従業員を給与に含めるには、従業員を給与に割り当てます。

従業員を給与以外の従業員グループに割り当てることも可能です。たとえば、組合員を示すグループや、雇用に基づくスポーツ・クラブ会員を示すグループに割り当てることができます。

主要概念

給与を正しく設定するには、次の主要な概念を理解する必要があります。

給与に関するレポート

『Oracle Human Resources Management Systems構成、レポートおよびシステム管理ガイド』のOracle HRMSでのレポートと処理に関する項を参照してください。

給与

Oracle Payrollを使用して、組織のニーズに最適な給与または給与範囲を定義できます。

複数のアサイメントを持つ従業員への給与を1回で支払うことができますか?

はい。Oracle Payrollを使用すると、組織内で複数のアサイメントを持つ従業員への給与を1回で支払うことができます。「給与計算の定義」ウィンドウの「複数アサイメント」チェック・ボックスを選択すると、この支払を行うことができます(日本仕様では使用できません)。

給与計算処理とレポート作成を多言語で実行できますか?

給与計算とレポート処理はローカル言語でのみ実行されます。つまり、米国および英国の給与計算レポートは英語で、カナダの給与計算レポートは英語またはフランス語(カナダ)で作成することができます。

給与明細と公式支払日はどのように同期しますか?

「給与計算の定義」ウィンドウの給与明細オフセットを使用して、給与計算処理完了から従業員給与明細が使用可能になるまでの日数を指定します。

給与定義

連結セット

連結セットは、後の処理のために給与計算処理を分類するものです。これにより、1つの処理で複数の給与計算からの結果を処理することが可能です。いくつかの給与計算には支払方法につき1つのテープ、セット全体には1セットのレポートおよび1セットの原価計算を作成することも可能です。

追加実行を計画する場合は、この処理に従います。たとえば、離任者への支払など、通常の給与計算実行に追加される実行です。追加実行を通常の実行と連結するか、または特別セットに変更するかを決定できます。

連結セットは、給与処理で使用する際、アサイメント・セットへラベル付けするためにも使用されます。給与処理と同一の選択肢がアサイメント・セットにも適用されます。「要求の発行」ウィンドウに実行パラメータをセットする場合、デフォルトの連結セットまたは新規セットを選択できます。また「連結セット変更」ウィンドウでの実行後に、連結セットを変更することもできます。

連結セットへの変更

連結セットを使用すると、異なる給与計算でPost-Run処理を選択できます。たとえば、1つの連結セットで3つの給与計算を処理した後に、1つのみ緊急にPost-Run処理を行うことが必要な場合があります。これを実行するには、1つのみ新しい連結セットに変更してください。

また、ステータスが「完了」になっている別の給与計算の支払前処理をする一方で、1つの給与計算のみ再実行する場合もあります。これも、1つの給与計算に対する連結セットの変更により可能です。

関連項目: アサイメント・セット

期間タイプとカレンダ

各給与に設定できる支払頻度は1つのみです。したがって、使用する支払頻度ごとに少なくとも1つの給与を設定する必要があります。次の表は、支払頻度として有効な期間タイプを示したものです。

期間タイプおよび支払頻度表:

給与期間タイプ年間の期間数
2回/年2
四半期4
隔月6
カレンダ月12
太陰月13
2回/月(英国のユーザーは使用不可)24
隔週26
52

注意: スウェーデンのユーザーが使用できる給与期間タイプは、「隔月」、「カレンダ月」、「隔週」、および「週」のみです。

スペインのユーザーが使用できる給与期間タイプは、「カレンダ月」のみです。

換算レート

外貨換算で使用する日次換算レートを保守できます。また、特定のレートについて日付範囲を指定することもできます。日次レートは、Oracle General Ledgerで保守します。

関連項目: 『Oracle General Ledgerユーザーズ・ガイド』の日次レートの入力に関する項

「直物」や「社内」などの事前定義のレート・タイプを使用して、日次レートを換算レート・タイプに関連付けることができます。これは、外貨換算の実行時にはレート・タイプに関連付けられている換算レートが自動的に使用されることを意味します。「直物」や「社内」などのレート・タイプは事前定義されています。Oracle General Ledgerを使用して、独自に追加のレート・タイプを定義することもできます。

関連項目: 『Oracle General Ledgerユーザーズ・ガイド』の換算レート・タイプの定義に関する項

ビジネス・グループの作成時には、HRMS Intelligence(BIS)およびコアHRMS(人事管理システム・レポートおよび給与処理)に対して「社内」通貨タイプが事前定義されています。ただし、HRMSユーザー表を変更すると、次のそれぞれについて、デフォルト値の「社内」を上書きできます。

関連項目: ビジネス・グループの換算レート・タイプの選択

アサイメント・セット

Oracle HRMSのアサイメント・セットには、次の3種類の用途があります。

セットを定義する方法には、次の3つがあります。

ビジネス・グループの換算レート・タイプの選択

BIS、人事管理システム・レポートまたは給与処理のビジネス・グループを作成すると、換算レート・タイプが「社内」として事前定義されます。これは、ビジネス・グループの有効日から有効になります。

ただし、ビジネス・グループごとに異なる通貨タイプを設定できます。たとえば、次のように選択できます。

「表数値」ウィンドウで、異なる換算レート・タイプを定義できます。

ビジネス・グループの換算レート・タイプを選択する手順は、次のとおりです。

  1. EXCHANGE_RATE_TYPES表を問い合せます。

  2. 「照合値」フィールドで、値リストからBIS、HRMSまたはPAYを選択します。

  3. 換算レート・タイプに新規値を入力します。通常、値は「社内」(デフォルト)または「直物」になりますが、事前に定義されている他のGL換算レート・タイプを選択することが必要な場合もあります。

  4. このレート・タイプの有効日を変更するか、デフォルトを使用します。

    使用可能なレート・タイプの詳細は、『Oracle General Ledgerユーザーズ・ガイド』の換算レート・タイプの定義に関する項を参照してください。

アサイメントおよび連結セットの保守

連結セットの定義

給与計算を実行する前に、必ず連結セットを選択する必要があります。連結セットによって、各給与に必須のラベルが付けられます。1つの給与または1つのアサイメント・セットだけを実行する場合も同じです。

定義した連結セットは、給与計算の開始時に選択できます。

「連結セット」ウィンドウで連結セットを定義します。

連結セットを定義する手順は、次のとおりです。

  1. 新しい連結セットの名称を入力し、保存します。

連結セットを削除する手順は、次のとおりです。

  1. 連結セットを問い合せます。

  2. 「編集」を選択し、「レコードの削除」を選択します。

    連結セットを削除できるのは、その連結セットが給与のデフォルト・セットではではなく、どの給与処理にも関連付けられていない場合だけです。

連結セットの変更

「連結セット変更」ウィンドウを使用して、給与の連結セットを変更します。

注意: このウィンドウで行った変更は、選択した給与処理にだけ適用されます。その後の給与計算には、デフォルトの連結セットおよび給与明細情報が引き続き適用されます。

給与の連結セットを変更する手順は、次のとおりです。

  1. 連結セットを変更する給与を問い合せます。

    ヒント: 必要に応じて、「期間:自」と「期間:至」の日付をそれぞれ指定して、連結セットを変更する期間を選択します。期間を指定しない場合、この給与の全給与期間が更新処理で適用されます。

    給与計算情報は、最後に完了したものから順に表示されます。「設定」リージョンには、給与がエレメント・セットに対して実行されたのか、アサイメント・セットに対して実行されたのかが表示されます。

    注意: このウィンドウでは、表示された給与計算のステータスとは無関係に、連結セットおよび給与明細情報を更新できます。

  2. 新しい連結セットを入力します。

  3. 必要な場合は、給与明細出力日およびメッセージ情報を更新します。

    給与明細出力日およびメッセージのフィールドは参考情報です。

Formula基準を使用したアサイメント・セットの定義

「アサイメント・セット」ウィンドウを使用して、セットを定義します。

Formulaの基準を使用してアサイメント・セットを定義する手順は、次のとおりです。

  1. セットに一意の名称を入力します。

  2. 次のいずれかを行います。

  3. 新規のセットを保存し、「基準」をクリックします。

  4. 「アサイメント基準」ウィンドウで、行ごとに1つずつ基準を入力し、「条件」フィールドでANDまたはORを使用して基準を結合します。

    フィールドの詳細は、次のとおりです。

    フィールド 説明
    番号ルールの各条件に付けられた連番。連番に10の倍数を使用すると、新しい条件を後で簡単に挿入できます。
    条件最初の行は空白のままにします。2行目以降には、ANDまたはORを入力します。
    データベース・アイテム定義の変数としてデータベース・アイテムを選択します。すべてのデータベース・アイテムは、先頭にアンパサンド(&)が付きます。
    演算子演算子を選択して、データベース・アイテム間または値間の関連を決定します。詳細は、次の表を参照してください。
    値/データベース・アイテム第2変数のデータベース・アイテムを選択します。あるいは、データベース・アイテムと同じタイプの固定値を入力することもできます。

    演算子の詳細は、次のとおりです。

    演算子記号意味
    等しい= 両方の式がまったく同じ値の場合、条件がTRUEになります。テキストの場合は、式の大文字小文字が一致する必要があります。
    たとえば、"Smith"と "SMITH"は等しくありません。
    等しくない!= 最初の式の結果が2番目の式の結果と同じ値ではない場合、条件がTRUEになります。
    より大きい> 最初の式が2番目の式よりアルファベット順で後か、大きな数字か、または遅い日付の場合、条件がTRUEになります。
    より小さい< 最初の式が2番目の式よりアルファベット順で前か、小さな数字か、または早い日付の場合、条件がTRUEになります。
    以上>= 演算子に対して「より大きい」または「等しい」のいずれかでTRUE結果が返された場合、条件がTRUEになります。
    以下<= 演算子に対して「より小さい」または「等しい」のいずれかでTRUE結果が返された場合、条件がTRUEになります。

    例: 次に、給与が16,000から24,000の間にある従業員のアサイメント・セット定義を示します。

    番号条件データベー・アイテム演算子値/データベース・アイテム
    10   &SALARY_PAY_VALUE_ENTRY_VALUE >= 16000
    20 AND &SALARY_PAY_VALUE_ENTRY_VALUE <= 24000
  5. 基準を保存し、「生成」をクリックしてFormulaを生成します。

    Formulaは、「Formula」ウィンドウで表示および編集できます。Formulaの名称は、アサイメント・セットの名称と同じです。

  6. 指定した基準で定義したセットに個々のアサイメントを追加または除外する場合は、「修正」ボタンを選択します。セットに追加または除外するアサイメントを選択します。

    注意: このウィンドウに表示されるアサイメントのリストは、ビジネス・グループ内の全アサイメントか、あるいは給与を選択した場合は、その給与の全アサイメントになります。これらはFormulaの実行のたびに動的に識別されるため、ここでは基準に一致するアサイメントは表示されません。

  7. セットを保存します。

アサイメントの追加または除外によるアサイメント・セットの定義

「アサイメント・セット」ウィンドウを使用して、セットを定義します。

アサイメントを追加または除外してセットを定義する手順は、次のとおりです。

  1. セットに一意の名称を入力します。

  2. 給与処理のセットを定義する場合は、「給与」を選択します。

  3. 新しいセットを保存します。

  4. 「修正」をクリックします。

  5. 次のいずれかを実行します。

    基準の入力とFormulaの生成を実行しなかった場合は、追加と除外が混在する行を作成しないでください。

  6. アサイメント・セットを保存します。

給与の定義

「給与」ウィンドウを使用して、給与計算、給与カレンダおよび有効な支払方法を併せて定義します。

新しい給与を定義する手順は、次のとおりです。

  1. 有効日は、入力する履歴情報すべてを処理できる余裕を考慮した日付に設定します。有効日は、給与カレンダの初回の開始日またはそれ以前の日付に設定する必要があります。

  2. 給与計算の名称を入力し、リストから期間タイプを選択します。

  3. 初回の給与期間の最終日を入力します。また、システムが最初に給与カレンダを生成する年数も入力します。後でこの年数を増やしてカレンダを延長できます。

    注意: 場合によっては、カレンダを将来まで延長する必要があります。たとえば、有給休暇繰越処理では、新しい有給休暇期間の終了まで給与期間を延長する必要があります。

    初回最終日を入力するときは、対応する初回の給与期間の開始日が給与計算の有効開始日より後になっていることを確認してください。

  4. 「実行日」リージョンで、期間最終日の前後の日数を、デフォルト値「ゼロ」から正または負の値に変更できます。たとえば、支払期間が月2回の給与計算の場合、締め日は期間最終日から3日前(-3)まで設定可能です。また、実行予定日は期間最終日の5日後まで、小切手振出予定日は期間最終日の7日後まで設定できます。また、給与明細オフセットを設定して、従業員が給与明細情報を表示できる期間を確定することもできます。

    これらのオフセットはカレンダのデフォルトとして設定されます。オフセット日が週末や休日になるような場合は、「給与カレンダ」を選択してカレンダの日付を手動で変更できます。

  5. 個人支払方法が設定されていない従業員に対しては、デフォルトの支払方法を選択します。磁気テープを使用する方法は、従業員の銀行口座に関する情報が必要となるため選択できません。

  6. 給与計算に対応するデフォルトの連結セットを選択します。ビジネス・グループを定義すると自動的に1つの連結セットが作成されます。Oracle Payrollのユーザーは、給与計算用に別の連結セットを作成できます。

  7. 「原価計算」リージョンに、当該給与計算の原価計算情報を保持する元帳や仮勘定の情報を入力できます。

    ここで入力する情報は、「原価割当」キー・フレックスフィールドの設定によって異なります。

    関連項目: 『Oracle HRMS Enterprise and Workforce Management Guide』の原価割当キー・フレックスフィールドの設定に関する項

  8. 支払前処理にマイナス支給を含める場合は、「マイナス支給項目許可」チェック・ボックスを選択します。このチェック・ボックスの選択を解除すると、支払前処理にマイナス支給は含まれません。

  9. 組織内で実行される複数アサイメントに対して従業員が1回の支払で給与を受け取る場合は、「複数アサイメント」チェック・ボックスを選択します。ただし、処理の有効日より前に実行する支払前処理がすでに存在している場合は、「複数アサイメント」チェック・ボックスは変更できません。このボックスは、この機能がローカライズで使用可能な場合に表示されます。

    注意: 「複数アサイメント」チェック・ボックスを選択した場合は、給与処理全体でこのボックスが選択されていることを確認してください。一部の給与処理が複数アサイメント処理をサポートし、一部がサポートしていない場合は、Oracle Payrollによりエラーが報告されます。日本仕様では、複数アサイメントをサポートしていないため、使用できません。

  10. Oracle Payrollユーザーの場合は、「法定情報」フィールドをクリックして、「法定情報」ウィンドウをオープンします。

    オラクル社のローカライズ・チームによって、このウィンドウにフィールドが作成されている場合もあります。

    注意: 「法定情報」フィールドは、「HR: ユーザー・タイプ」プロファイル・オプションを「人事システム・ユーザー」に設定している場合は表示されません。

  11. 作業内容を保存します。

  12. 「給与カレンダ」ボタンを選択し、給与に対して生成されたカレンダを表示します。「給与カレンダ」ウィンドウでは、次の処理ができます。

    重要: この機能を使用する場合は注意が必要です。Oracle HRMSで特定の重要タスクを実行すると、エレメント・エントリが自動的に作成または削除される場合があります。これらのタスクには、従業員の採用や退職、アサイメントの更新などが含まれます。これらのタスクが実行されないように、クローズ済給与期間にまたがるエレメント・エントリは一切変更できないようになっています。

  13. 「有効な支払方法」ボタンを選択して、この給与計算に有効な支払方法を追加します。

    「有効な支払方法」ウィンドウには、デフォルトの給与支払方法が自動的に表示されます。その他の方法も追加できます。最初に、有効日をその支払方法が有効になる日付に設定します。

    注意: この給与計算に割り当てられている従業員は、ここで入力した支払方法の中から任意の数の支払方法を選択できます。

    関連項目: 『Oracle HRMSユーザーズ・ガイド(日本仕様)』の「従業員アサイメントの支払方法の入力」

給与の削除

有効な従業員アサイメントまたはリンクしたエレメントがない場合は、給与を削除できます。ただし、給与計算をすでに実行した後は、給与の削除はできません。必要に応じて、新しい給与を定義して、前の給与の使用は中止してください。

給与を削除する手順は、次のとおりです。

  1. 給与のエレメント・リンクまたは従業員アサイメントをすべて削除します。

  2. 「給与」ウィンドウで給与を問い合せ、「レコードの削除」を選択し、「保存」を選択します。

給与担当者情報の設定

  1. 「情報タイプ・セキュリティ」フォームを使用して、職責に給与担当者のその他情報タイプ(EIT)を追加します。

    関連項目: 『Oracle Human Resources Management Systems構成、レポートおよびシステム管理ガイド』の職責に関する項

  2. 従業員に対する給与担当者の割当基準を指定するFormulaを記述します。

    関連項目: 『Oracle HRMS FastFormula User Guide』の給与担当者用Formulaサンプルに関する項

  3. 「給与担当者の割当」コンカレント・プログラムを実行します。このプログラムに対して、担当者が有効になる日付と、割当ルールを含むFormulaを指定します。このプログラムは、ビジネス・グループ内の全アサイメントに対してバッチ・プロセスとして実行されます。

    関連項目: 給与担当者の割当

給与担当者の割当

給与担当者の割当コンカレント・プログラムを使用して、従業員の給与担当者情報を生成します。企業では、給与担当者の割当方法を複数格納できます。たとえば、給与担当者を次のように導出できます。

これらの別々の割当基準を別々のFormulaに格納し、給与担当者の割当コンカレント・プログラムを使用して、希望の基準が含まれているFormulaを選択します。

給与担当者を割り当てる手順は、次のとおりです。

  1. 有効日を入力します。指定する日付によって、給与担当者が割り当てられるアサイメントが決まります。たとえば、「18-MAY-2005」と入力すると、この有効日が設定されていて、Formulaで指定された基準と一致するすべてのアサイメントに対して割当が適用されます。

  2. 割当基準が含まれているFormulaを選択します。「給与担当者」タイプのFormulaを選択できます。値リストに表示されるFormulaタイプはこのタイプのみです。

  3. 「OK」をクリックします。

    別の方法で給与担当者を割り当てることもできます。「その他のアサイメント情報」ウィンドウにナビゲートして、「給与担当者」情報タイプを選択し、「詳細」付加フレックスフィールドで給与担当者の詳細を変更します。

バランスの調整

バランスの調整

バランス調整は、ユーザー・バランスおよびアサイメント・レベルの事前定義バランスに対して実行できます。任意の単位タイプのバランスを調整でき、バランスの調整時に、追加処理を実行する必要はありません。ただし、Oracle Payrollでは、必要に応じて従業員に調整額を簡単に支払うことができるように、金額バランス調整の結果が処理されます。

調整を保存すると、エントリが1つのみの給与計算と同様に処理され、入力した値が処理実行結果になります。調整に対して連結セットを選択すると、給与計算やQuickPay実行の結果にラベルが付けられるのと同様の方法で、支払前処理用に実行結果にラベルが付けられます。

バランスの調整には「バランス調整」ウィンドウを使用します。

バランスを調整する手順は、次のとおりです。

  1. バランスを調整するアサイメントを問い合せます。

  2. バランスを調整する日付を有効日に設定します。

    ウィンドウには現在の有効日が表示されます。給与に対するアサイメントの場合、対応する給与処理期間も表示されます。

  3. 結果値または入力パラメータを変更するエレメントを選択し、必要に応じて入力値を更新します。

  4. 連結セットを選択して、追加のPost-Run処理を制御します。

    デフォルトの連結セットが自動的に表示されますが、別のセットを選択できます。このフィールドは、追加のPost-Run処理が必要ないバランス調整の場合も必須です。

  5. バランス調整の原価を計算する場合は、「原価」チェック・ボックスを選択し、「原価計算」フィールドを選択します。この結果、「原価割当」キー・フレックスフィールドを使用して原価計算詳細を入力できます。

  6. 変更内容を保存します。

    Oracle Payrollでは、入力した調整値に対応する処理済実行項目が作成され、調整が適用されます。オプション・ボタンに、調整の処理の進捗が表示されます。

    注意: トランザクションで最終的にエラーが表示された場合は、入力値の単位が正しいことを確認してください。正しい場合は、システム管理者に連絡してください。