Oracle Human Resources Management Systems給与処理管理ガイド リリース12 E06009-01 | ![]() 目次 | ![]() 戻る | ![]() 次へ |
Oracle HRMSを使用すると、企業での支払方法、および支払分配の検証と処理に関するルールを定義できます。
企業の支払方法を定義し、それらの組織の支払方法の中で、作成した給与に対して有効なものを指定することにより、支払と分配を行います。これにより、個々の従業員に対して、単独の支払方法での支払や、有効な支払方法を組み合せた支払ができる、パターンに柔軟性のある支払を設定できます。
支払および分配を正しく設定するには、次の主要な概念を理解する必要があります。
関連項目: 『Oracle Human Resources Management Systems構成、レポートおよびシステム管理ガイド』のOracle HRMSでのレポートと処理に関する項
Oracle Payrollを使用して、全従業員の給与支払および分配を計算できます。
はい。Oracle PayrollはOracle Cash Managementと完全に統合されています。これによって、支払内容が現金化されたことをOracle Cash Managementを使用して検証できます。給与の小切手と第三者小切手には消込を適用できます。消し込まれた小切手と消し込まれた日付を識別できます。また、無効な小切手が現金化されたかどうかを示す消込レポートも表示できます。(日本仕様のOracle Payrollでは小切手は使用できません。)
はい、週次、月次など異なる支払頻度を設定できます。これによって、従業員グループごとに異なる頻度で給与を支給することができます。各給与に設定できる支払頻度は1つです。したがって、定義する支払頻度ごとに少なくとも1つの給与を設定する必要があります。
ビジネス・グループでの複数の給与計算
注意: 英国のOracle Payrollユーザーの場合、月2回は支払頻度として無効です。
従業員カテゴリや特定の事業所など、任意のワーク・ストラクチャに従業員を割り当てることができます。また、組織内で特別なグループを定義することもできます。たとえば、組合員を表示するグループを作成できます。
はい、複数アサイメントの支払前処理が可能なローカライズでは、「給与」ウィンドウに「複数アサイメント」チェック・ボックスが表示されます。この「複数アサイメント」チェック・ボックスを選択すると、この処理が有効になります(日本仕様では使用できません)。
銀行振込、現金による支払いなど、異なる給与支払方法が混在する給与を定義できます。給与を処理するときに、従業員への給与支払方法は次のいずれかに設定できます。
すべての従業員に、給与に設定された1つのデフォルトの支払方法で支給します。
給与に定義した複数の支払方法を組み合せた方法で給与を支給します。
給与に定義された複数の支払方法により支払う際の比率の個々の従業員に対する設定に基づいて支給します。
企業の支払方法は必要な数だけ定義できます。給与を作成するときは、その給与に割り当てられた従業員に対して、定義した方法の中から有効な方法を選択できます。1つの方法を給与のデフォルトとして選択します。それぞれの従業員に対して支払方法を選択するには、「個人支払方法」ウィンドウを使用します。個人支払方法を入力しない場合、その従業員の給与はデフォルトの方法で支払われます。
定義する支払方法は、会社がサポートする支払方法タイプの1つに属している必要があります。最も一般的な支払方法は次のとおりです。
給与振込
小切手(日本のユーザーは使用できません)
現金
企業で様々なタイプをサポートしている場合があります。さらに、地域によってそれぞれのタイプにバリエーションがある場合もあります。たとえば、振込タイプは米国ではNACHA、イギリスではBACS、オーストラリアではBECSです。
ただし、どの企業の場合でも、1つの支払方法タイプについて複数の支払方法を定義できます。
裁判所命令によるWage Attachmentなどの第三者支払についても支払方法を定義できます。第三者支払は常に小切手を使用するため、この支払方法には小切手タイプが必要です。
有効な支払方法とは、次のような支払方法です。
企業で承認を受けた支払方法タイプに属する支払方法
たとえば、企業によっては現金支払が許可されていない場合があります。
地域のバリエーションとして承認されている企業の支払方法
たとえば、米国の振込支払に使用できるのはNACHA送金のみで、BACSではありません。
支払方法を定義する場合、支払方法タイプについて必須情報を含める必要があります。
支払方法タイプ | 必須情報 |
---|---|
小切手 | 振出銀行口座の口座名と口座番号。 振出口座は、企業が支払を行う口座です。 受取人口座の詳細は受取人のみに通知されます。Oracle Payrollには、この詳細を記録しないでください。 |
振込 | 振出口座と入金先口座の詳細。 入金先口座は受取人の口座です。 支払は名義口座に直接送金されるため、Oracle Payrollでは、振出口座と入金先口座の詳細を指定した場合のみ振込が可能になります。 |
現金 | 貨幣分析。 企業で現金支払を行う場合、貨幣分析を使用して、従業員が支払を受け取る紙幣と貨幣の金額を指定します。 |
各従業員に少なくとも1つの有効な支払方法を持たせる必要がありますが、1人の従業員に複数の支払方法を使用することもできます。
複数の振出口座から従業員への支払を行う場合、各振出口座に個別の支払方法を持たせる必要があります。複数の異なる振出銀行口座では、1つの支払方法を共有できません。ただし、1つの振出銀行口座には複数の支払方法を作成できます。
支払方法を定義する場合は、次のガイドラインに従ってください。
それぞれの給与には、少なくとも1つの有効な支払方法が必要です。
それぞれの給与には、デフォルトの支払方法が必要です。
それぞれの従業員には、少なくとも1つの有効な支払方法が必要です。
それぞれの振出口座には、少なくとも1つの有効な支払方法が必要です。
支払方法の定義と給与への支払方法の添付は、次の順序で行います。
組織の支払方法を定義します。
関連項目: 支払方法の定義
組織の支払方法を給与にリンクします。
関連項目: 『Oracle Human Resources Management Systems給与処理管理ガイド』の給与の定義に関する項
Oracle Cash Managementは、企業の資金サイクルを管理および制御します。トランザクションが次の基準を満たす場合、Oracle Cash Managementの自動消込によってOracle Payrollと銀行取引明細書とが照合されます。(日本仕様では使用できません)
Oracle Payroll支払番号が明細書の支払番号に一致します。
Oracle Payroll支払金額が明細書の支払金額に一致します。
Oracle Cash Managementは、Oracle Payrollが生成した支払ビューにアクセスし、それを銀行取引明細書と比較します。このプロセスにより、一致しないトランザクションについて、エラー・メッセージが生成されます。
新規の支払方法が作成されるたびに、銀行詳細はOracle Accounts Payableに転送されます。支払方法を定義する際、Oracle Cash Managementで使用されるGL現預金勘定フィールドを入力する必要があります。
重要: 支払方法の詳細は、Oracle PayrollからOracle Accounts Payableに渡されるため、この情報が正確に入力されていることを必ず確認してください。誤って正しくない情報が入力されていると、後に消込で問題が発生する場合があります。
Oracle Cash Managementは、Oracle Payrollでの支払方法が小切手の場合にのみ使用可能です。電子送金(米国のNACHAなど)にはOracle Cash Managementを使用できません。
Oracle Cash Managementは、企業の資金サイクルを管理および制御します。トランザクションが次の基準を満たす場合、Oracle Cash Managementの自動消込プログラムによってOracle Payrollと銀行取引明細書とが照合されます。(日本仕様では使用できません)
重要: Oracle Cash Managmentを十分に活用するためには、製品間の相互依存性により、Oracle Accounts PayableおよびOracle Accounts Receivableをインストールする必要があります。すべての会計機能はOracle Accounts PayableおよびOracle Accounts Receivableで行われ、Oracle Cash Managementは消込および予測のエンジンを提供します。
「組織の支払方法」ウィンドウを使用して、企業の支払方法を定義します。
このウィンドウから、次のことができます。
支払方法の名称と開始日を指定します。
企業が支払を実施する振出銀行口座の詳細を入力します。
支払方法の消込およびエラー詳細を保持する一般会計(GL)勘定科目を指定します。
支払方法の原価計算を処理します。たとえば、原価をGLに転送するかどうかを指定したり、原価計算の適用対象(決済済支払のみ、未決済支払のみ、または決済済支払と未決済支払の組合せ)を指定できます。
Oracle Payrollの振出銀行口座が、Oracle Cash Managementでの支払の決済に使用している銀行口座と同じであることを確認します。これは、会計エラーが生じる口座の重複を確認するのではなく、一貫して1つの銀行口座で操作していることを確認します。
支払方法を定義する手順は、次のとおりです。
支払方法の名称および開始日の指定
この支払方法の使用開始日が反映されるように有効日を設定します。
支払方法の名称を入力し、支払方法のタイプを選択します。
第三者支払方法には、常に「小切手」タイプを選択します。ビジネス・グループのデフォルト通貨が自動的に表示されます。
支払方法に代替通貨がある場合は、その通貨を選択します。
この支払方法で福利厚生会社や差押え通告の受取人などの第三者への支払を管理する場合は、「第三者支払」ボックスを選択します。
支払方法の振出銀行詳細の入力
「振出銀行」タブにナビゲートします。振出銀行口座の「国」が自動的に表示されます。
「銀行詳細」フィールドに値を入力し、「銀行詳細」ウィンドウをオープンします。支払に使用する口座について情報を入力します。
Oracle Cash Managementを使用している場合は、次の情報を指定します。
アカウント名
口座番号
タイプ
銀行名: すでに存在する場合は、Accounts Payableに表示されるとおりの名称を正確に入力します。
支店: すでに存在する場合は、Accounts Payableに表示されるとおりの名称を正確に入力します。
企業に固有なその他の銀行詳細を入力します。たとえば、米国の支払方法に関する銀行詳細には、常にトランジット・コードが必要です。トランジット・コード(または転送番号)は金融機関を識別する9桁の番号です。トランジット・コードが正しくない場合、資金は口座に移動しません。
警告: Oracle Payrollで口座を定義する前に、Oracle Accounts Payableの口座設定を必ず確認してください。Oracle Payrollの口座詳細とOracle Accounts Payableの口座詳細は、正確に一致する必要があります。少しでも一致しない場合は、Oracle Accounts Payableで詳細がわずかに異なる口座が余分に作成されます。Oracle PayrollとOracle Accounts Payable間で支払を消込む際に、口座の重複によりエラーが発生します。
この支払方法の原価計算対象支払タイプの指定
「原価計算」タブにナビゲートします。各チェック・ボックスは特定の支払タイプを意味します。原価を計算する各支払タイプに対応するボックスを選択します。後で支払の原価計算プロセスを実行すると、ここで指定した各支払タイプについて原価が計算されます。個々のチェック・ボックスを指定することで、関連するチェック・ボックスが自動的に選択される場合があります。選択肢は次のとおりです。
原価支払: この支払方法の未決済支払のみを原価計算するには、このボックスを選択します。
支払決済支払: この支払方法の決済済支払のみを原価計算するには、このボックスを選択します。デフォルトでは、このボックスを選択すると「原価支払」ボックスも選択されます。
原価決済無効支払のみ: Oracle Cash Managementでの決済も完了した無効支払を原価計算するには、このボックスを選択します。デフォルトでは、このボックスを選択すると「原価支払」および「支払決済支払」ボックスも選択されます。
現金支払を除く: 原価計算から現金支払を除外するには、このボックスを選択します。これは、以前の支払を取り消すためにダミーの支払方法としてこの支払方法を使用する場合や、支払を現金で済ませている場合に便利です。デフォルトでは、このボックスを選択すると「原価支払」ボックスも選択されます。
GLへ転送: 原価計算済の支払をOracle General Ledgerに転送するには、このボックスを選択します。デフォルトでは、このボックスを選択すると「原価支払」ボックスも選択されます。
この支払方法のGL勘定科目の指定
「一般会計」タブにナビゲートします。
「会計帳簿」を選択して、Oracle Cash Managementを使用して支払を消込む場合に使用する元帳を指定します。
「勘定科目管理」を選択します。
「現預金勘定」を選択して、支払調整に使用する現預金勘定を指定します。
現預金勘定詳細にユーザーが入力した内容に応じて、デフォルトで「摘要」のエントリが自動的に表示されます。
「現預金清算勘定」を選択します。
「勘定科目エラー」を選択します。
銀行口座に対してGL勘定科目を初めて指定すると、同じ銀行口座を使用する他の支払方法についても、それらのGL勘定科目がデフォルトになります。このデフォルトのGL勘定科目は、その銀行口座を使用する新規支払方法すべてに適用されます。すでに同じ銀行口座を使用している既存の支払方法にも、このデフォルトが遡及して適用されます。ただし、これらのデフォルトGL勘定科目は、「一般会計」タブに優先GL勘定科目を入力することで上書きできます。
この時点で、Oracle Payrollの設定とOracle Cash Managementの設定が完全に統合されていることをチェックしてください。
Oracle Cash Managementで支払を消込みできることの確認
「資金管理」タブにナビゲートします。このタブの情報は変更できませんが、GL勘定科目が正しいかどうかを確認できます。
Oracle Cash Managementで使用されている口座がOracle Payrollで使用している振出銀行口座と同じであることを確認するには、チェック・ボックスに注目します。ボックスが選択されている場合は、この支払方法に対してOracle Cash Managementに銀行口座があるため、Oracle PayrollおよびOracle Cash Managementで同じ口座が使用されていることを認識した上で支払を消し込みできます。
一方、このボックスの選択が解除されている場合は、Oracle Payrollの口座詳細がOracle Cash Managementに存在しないことを意味します。この場合は、支払を消込む際に、重複口座が存在することを示す警告が発生する可能性があります。
支払方法のその他の情報の入力
その他の情報を入力し、この支払方法の処理方法を決定します。「他の情報」フィールドをクリックして、その他の一連の情報を表示します。
オラクル人事管理システムでは、オンライン支給明細を表示できます。支給明細に値を正しく表示できるように、次の各設定手順を完了しておく必要があります。
グローバル支給明細を設定する手順は、次のとおりです。
参照SOE_USER_CATEGORYを介してユーザー・カテゴリを作成します。
関連項目: 『Oracle Human Resources Management Systems構成、レポートおよびシステム管理ガイド』のユーザー・タイプおよびステータスの作成に関する項
作成したユーザー・カテゴリの値を、プロファイル「PAY: 支給明細ユーザー・カテゴリ」のプロファイル値として設定します。
関連項目: 『Oracle Human Resources Management Systems構成、レポートおよびシステム管理ガイド』のユーザー・プロファイルに関する項
支給明細情報のその他情報タイプに、支給項目と控除項目の事前定義エレメントをビジネス・グループ・レベルで追加します。
スウェーデンのユーザーのみ: エレメントでコードを表示可能にしていることを確認してください。そのためには、ビジネス・グループ・レベルで各エレメントのその他エレメント詳細を入力します。その他情報タイプを選択すると、さらにエレメント名を選択し、選択したエレメントのコードを指定できます。これにより、支給明細の「支給項目」、「控除項目」および「情報」の各リージョンにエレメント・コードが確実に表示されます。
関連項目: 『Oracle HRMS Enterprise and Workforce Management Guide』のビジネス・グループ: 支給明細情報の入力に関する項
支給明細の「情報」リージョンに表示されたエレメントから、表示する全エレメントを含むエレメント・セットを作成します。
南アフリカのみ: 「情報」リージョンは、「付加給付およびその他支払対象外」リージョンに名称変更されました。事前定義済の「ZA SOE付加給付およびその他支払対象外」エレメント・セットを使用して、対応するリージョンに情報を表示します。このエレメント・セットは、支給明細情報をビジネス・グループ・レベルで定義するときに「エレメント3」フィールドに入力します。
南アフリカのローカライズでは、バランス属性を使用しません。
ここでステップ8に従ってApacheサーバーを再起動する必要があります。
エレメント・セットにエレメントを追加して「支給明細詳細情報」のその他情報タイプを完了します。支給明細には、ビジネス・グループ・レベルのその他情報にバランスが表示されます。
関連項目: 『Oracle HRMS Enterprise and Workforce Management Guide』のビジネス・グループ: 支給明細詳細情報の入力に関する項
事前定義済の支給明細バランス属性をビジネス・グループにリンクします。属性名には、ローカライズ・コードの後に_SOE_BALANCE_ATTRIBUTESを付けた名称を使用します。
支給明細バランスの属性を定義します。
Apacheサーバーを再起動し、支給明細をチェックして、支給明細に選択した要件が表示されることを確認します。
このプロセスを使用して、支給明細の表示方法を決定します。フォーム・ベースの支給明細またはグローバル支給明細を選択できます。グローバル支給明細はフレームワーク・ベースで、カスタマイズできます。次のいずれかを実行できます。
フォーム・ベースのデフォルトを上書きする場合は、グローバル支給明細を使用可能にします。
古いフォーム・ベース形式を引き続き使用する場合は、グローバル支給明細を使用不可にします。
「グローバル支給明細の使用可能/使用不可」プロセスは「要求の発行」ウィンドウから実行します。
「グローバル支給明細の使用可能/使用不可」を実行する手順は、次のとおりです。
「名称」フィールドで「グローバル支給明細の使用可能/使用不可」プロセスを選択します。
「パラメータ」ウィンドウで、グローバル支給明細を使用可能にするか使用不可にするかを入力します。
「OK」をクリックして「発行」ボタンを選択します。
Oracle Payrollを使用すると、従業員の支給明細を給与明細レポートを実行せずに表示できます。
この処理は 「支給明細」ウィンドウを使用して実行します。
支給明細情報にアクセスするには、様々な方法があります。表示される情報は、支払前処理を実行したか、給与計算のみを実行したかに応じて異なる場合があります。
「支給明細」ウィンドウに表示される情報には、印刷される給料明細の情報が反映されます。
給与計算では、次の4タイプの支給明細(SOE)が生成されます。
各従業員の「マスター・アサイメント処理」支給明細が生成され、年累計集計バランスが表示されます。
各従業員の「定期給与計算」支給明細が生成され、期間累計バランスと年累計バランスが表示されます。
従業員のエレメントで「個別チェック」入力パラメータが「Yes」に設定されている場合にのみ、「個別チェック」支給明細が生成されます。
従業員のエレメントで次のいずれかの入力パラメータが設定されている場合は、「税個別実行」支給明細が生成されます。
「個別チェック」: 「Yes」に設定
「個別課税」: 「Yes」に設定
「控除計算」: 「全て」以外の値に設定
複数アサイメント支払を処理している場合、支払前処理支給明細に支給項目と控除項目の連結情報が表示されます。支給明細に表示されるヘッダー情報はプライマリ・アサイメントから取得されます。ただし、このアサイメントが処理されていない場合は、ヘッダー情報は支払前処理プロセスで処理された最初のアサイメントから取得されます。日本仕様ではサポートしていないため、使用できません。
支払前処理が実行済である最後の給与を表示する手順は、次のとおりです。
次のいずれかを実行します。
「表示」 > 「支給明細」を選択します。
「アサイメント」ウィンドウで「その他」を選択し、「支給明細」を選択します。
FastPathで「支給明細」ウィンドウを選択します。
直前に実行されたQuickPay結果を表示する手順は、次のとおりです。
「アサイメント」ウィンドウで「その他」を選択し、「QuickPay」を選択します。
「結果の表示」ウィンドウで「結果の表示」を選択し、「支給明細」を選択します。
支払前処理を実行せずに支給明細情報を表示する手順は、次のとおりです。
関連項目 アサイメントのアサイメント・プロセス結果の表示、給与アサイメントのアサイメント・プロセス結果の表示
給与明細バランスおよびエレメントを使用して、給与明細に表示する追加情報を識別する必要があります。アーカイブおよび表示する情報の識別後、通常の支払およびアーカイブ処理を実行し、オンラインで印刷または表示する給与明細を生成します。
給与明細を設定する手順は、次のとおりです。
給与明細に含める給与明細バランスおよびエレメントを選択します。
関連項目: 『Oracle HRMS Enterprise and Workforce Management Guide』の給与明細情報の入力に関する項
英国、オランダおよび南アフリカの場合: 次の方法でバランスおよびエレメント情報を入力します。
関連項目: 『Oracle HRMS Enterprise and Workforce Management Guide』の給与明細のバランスの識別に関する項と給与明細のエレメントの識別に関する項
アイルランドの場合: 「支給明細バランス」および「支給明細エレメント」ウィンドウにバランスおよびエレメント情報を入力します。
関連項目: 『Oracle HRMS Enterprise and Workforce Management Guide (Ireland)』の支給明細バランスの選択に関する項と支給明細エレメントの選択に関する項
オンライン給与明細の場合は、表示方法を示すセルフ・サービス作業環境情報を入力します。これらの設定は、組織、事業所および個人の各レベルで指定できます。
関連項目: 『Oracle HRMS Enterprise and Workforce Management Guide』のセルフ・サービス作業環境情報の入力に関する項と事業所のその他情報タイプに関する項、『Oracle Human Resources Management Systems要員の調達、配属およびタレント・マネジメント・ガイド』の個人のその他情報タイプに関する項
Oracle Self-Serviceを使用して表示するオンライン給与明細を構成します。
関連項目: 『Oracle HRMS Deploy Self-Service Capability Guide』のオンライン給与明細に関する項
メキシコおよびUAEのみ: Oracle Payrollでは、RTFテンプレートを使用し、XML Publisherを介してオンライン給与明細が生成されます。デフォルト・テンプレートを使用するか、独自テンプレートを作成できます。
関連項目: 『Oracle XML Publisherユーザーズ・ガイド』
アイルランドの場合: オンライン給与明細に給与期間の定期支払日を含めるには、「定期支払日」フィールドの「表示可能」プロパティを「Yes」に設定します。
メキシコおよびUAEのみ: Oracle Payrollには、従業員給与明細の内容をビジネス・ニーズにあわせてカスタマイズする機能が用意されています。ただし、変更を加える前に、デフォルトの内容をレビューして、必要な変更内容を適切に判断する必要があります。関連項目: 『Oracle HRMS Payroll Processing Management Guide (Mexico)』の給与明細リージョンの情報に関する項
給与明細に表示されるバランスを変更または追加する手順は、次のとおりです。
「総合報酬」メニューから「基本」、「バランス」を順番に選択します。
バランスを追加するエレメントを問い合せて「属性」をクリックします。
「属性」の下で新しい行をクリックし、表示する属性を値リストから選択します。これは、現行バランスが給与明細に表示される位置を表します。
値リストから累計期間を選択します。
エントリを削除するには、対象行を選択して「削除」をクリックします。
変更内容を保存します。
注意: これらの変更は、影響を受ける給与期間に対して「給与アーカイバ」プロセスを再実行するまで給与明細上で有効になりません。
給与明細の生成
給与明細を生成する前に、給与計算、支払前処理および支払処理が完了している必要があります。
アーカイブ・プロセスを実行し、最新の給与情報を収集します。
関連項目: 給与明細に表示する情報の抽出
Oracle Self-Serviceを使用して給与明細をオンライン表示できます。
通常の方法で給与明細を印刷します。オランダおよび中国のユーザーは、給与明細レポートを作成し、従業員に対して出力および送信できるように書式化されたレポートを作成します。
関連項目: 給与明細の印刷
給与明細アーカイブ・プロセスを実行して、従業員の給与明細に表示する関連情報を抽出または収集します。アーカイバでは、選択した日付の給与明細情報にアクセスし、情報を格納アーカイブ表にコピーします。ここでこの情報は選択および印刷されて、従業員に出力および配布するための書式、またはセルフ・サービス・アプリケーションを介してオンラインで表示するための書式に変換されます。
このプロセスを各給与期間の後に実行して、セルフ・サービスを有効化します。給与明細アーカイブ・プロセスを実行する前に、給与計算、支払前処理および支払処理を完了しておく必要があります。
オランダ、米国およびメキシコのみ: 書面レポートを生成する場合は、このプロセスを使用して現行の給与明細を表示します。
「要求の発行」ウィンドウで給与明細アーカイバを実行します。
給与明細アーカイバを実行する手順は、次のとおりです。
「名称」フィールドで自国の給与明細アーカイブ・プロセスを選択します。
カナダ、中国およびオランダ: 「給与明細アーカイバ」を選択します。
インド: 「給与レポート・アーカイブ(インド)」を選択します。
アイルランド: 「IE国別仕様レポート・ジェネレータ」を選択します。関連項目: 『Oracle HRMS Payroll Processing Management Guide (Ireland)』の国別仕様レポート・ジェネレータの実行に関する項
メキシコ: 「給与アーカイバ」を選択します。関連項目: 『Oracle HRMS Payroll Processing Management Guide (Mexico)』の給与アーカイバの管理に関する項
南アフリカ共和国: 関連項目: 『Oracle HRMS Payroll Processing Management Guide (South Africa)』の給料明細 - セルフ・サービス(南アフリカ)に関する項
英国: 関連項目: 『Oracle HRMS Payroll Processing Management Guide (UK)』の給与明細生成 - セルフ・サービスに関する項
米国: 関連項目:『Oracle Human Resources Management Systems給与処理管理ガイド』の給与アーカイブの管理に関する項
「パラメータ」ウィンドウで、給与明細ラベルおよび連結セットを選択します。これにより、レポートを作成する従業員が選択されます。給与を選択すると、デフォルトの連結セットが表示されます。
情報を抽出する期間の開始日および最終日を入力します。通常、このプロセスは、給与を計算する日と同じ日付で実行します。
「発行」を選択します。
このレポートは、給料明細レポートを作成する前に作成します。給与明細サンプルのプリンタ調整詳細が出力されます。
給料明細調整レポートは、「要求の発行」ウィンドウを使用して作成します。
給料明細調整レポートを作成する手順は、次のとおりです。
「名称」フィールドで、レポート名を選択します。
「発行」ボタンを選択します。
指定した給与と給与期間で、支払方法タイプおよび組織の支払方法別に集計された支払を確認する場合に、このレポートを作成します。組織の支払方法の勘定詳細一覧も出力されます。
「要求の発行」ウィンドウを使用してレポートを作成します。
支払要約レポートを作成する手順は、次のとおりです。
「名称」フィールドでレポート名を選択します。次に、「パラメータ」フィールドをクリックして「パラメータ」ウィンドウをオープンします。
情報を表示する給与と給与期間を選択します。
連結セットを使用して情報を制限する場合は、セットの名称を選択します。
「発行」ボタンを選択します。
指定した給与と期間について全従業員の給料明細を生成するには、このレポートを作成します。これは、カスタマイズ可能なサンプル・レポートです。給与の支払前処理が完了してから実行してください。給料明細を生成する前に印刷の位置合せを確認するには、給料明細調整レポートを作成します。
給料明細レポートは、「要求の発行」ウィンドウを使用して作成します。
給料明細レポートを作成する手順は、次のとおりです。
「名称」フィールドでレポート名を選択します。次に、「パラメータ」フィールドをクリックして「パラメータ」ウィンドウをオープンします。
給料明細を生成する給与を選択します。
給料明細を生成する期間と日付を入力します。
次のいずれかを実行します。
全従業員アサイメントの給料明細を生成する場合は、「アサイメント番号」フィールドをブランクにしておきます。
単一従業員アサイメントの単一の給料明細を生成する場合は、従業員アサイメント番号を入力します。
「発行」ボタンを選択します。
注意: このレポートは、「アサイメント処理結果」ウィンドからも表示できます。レポートを表示する個々のアサイメントと処理を選択してください。