Oracle Assetsユーザー・ガイド リリース12 E06049-01

目次

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Oracle Assetsの資産組替API

この付録では、次のトピックについて説明します。

• はじめに
• 資産組替APIの摘要
• サンプル・スクリプト: 資産組替APIの使用

はじめに

Oracle Assetsの既存のインタフェースとの併用が困難なカスタム・インタフェースを設定している場合は、このAPIを使用できます。資産組替APIでは、FA_RECLASS_PUB.DO_RECLASS()プロシージャが使用されます。

Oracle Assetsでは、次の方法のいずれかを使用して資産を組み替えることもできます。

• 資産ワークベンチ: 個別資産を手動で組み替えるには、この資産ワークベンチを使用します。

• 一括変更: 1つ以上の範囲で選択された資産のグループを組み替えるには、この一括変更処理を使用します。

主な機能

資産組替APIには、次の機能が用意されています。

税務台帳

資産組替APIによって、資産組替が発生した会計用資産台帳に関連付けられているすべての税務台帳の資産が自動的に組み替えられます。

代替元帳通貨

代替元帳通貨を設定している場合は、Oracle Assets APIを使用して資産を追加または変更すると、その取引はAPIによって報告通貨に自動的にコピーされます。請求書端数処理の問題は、APIを使用して、元帳通貨と報告通貨の両方に対して代替元帳通貨会計処理を実行することで回避されます。

関連項目

資産組替APIの摘要

サンプル・スクリプト: 資産組替APIの使用

資産組替APIの摘要

資産組替APIプロシージャは、FA_RECLASS_PUB.DO_RECLASS()と呼ばれます。次の表に、FA_RECLASS_PUB.DO_RECLASS()プロシージャの各要素の引数、型、値および説明を示します。

各引数には、P、XまたはPXのプリフィクスが付加されます。それぞれの意味は、次のとおりです。

• P: In引数を示します。

• X: Out引数を示します。

• PX: InとOutの両方の引数を示します。

TRANS_REC_TYPE取引体系

TRANS_REC_TYPE取引体系には、取引ヘッダーIDや取引タイプ・コードなど、取引に関する情報が記載されています。次の表に、各引数の型と値の情報を示します。

ASSET_HDR_REC_TYPE資産体系

ASSET_HDR_REC_TYPE資産体系には、資産IDや台帳タイプ・コードなど、特定の資産に関する一意の識別情報が記載されています。次の表に、各引数の型と値の情報を示します。

ASSET_CAT_REC_NEW_TYPE資産体系

ASSET_CAT_REC_NEW_TYPE資産体系には、カテゴリIDやカテゴリ付加フレックスフィールドなど、資産カテゴリに関する情報が記載されています。次の表に、各引数の型と値の情報を示します。

RECLASS_OPTIONS_REC_TYPE資産組替体系

RECLASS_OPTIONS_REC_TYPE資産組替体系には、特定の資産に対する資産組替取引時に変更できる資産組替オプションが含まれています。次の表に、各引数の型と値の情報を示します。

サンプル・スクリプト: 資産組替APIの使用

次のテスト・スクリプトでは、FA_RECLASS_PUB.do_reclassのコール方法を示します。出力は、このテスト・スクリプトを実行するディレクトリのreclass.lstと呼ばれるファイルにスプールされます。

set serveroutput on;



declare



   l_trans_rec                FA_API_TYPES.trans_rec_type;

   l_asset_hdr_rec            FA_API_TYPES.asset_hdr_rec_type;

   l_asset_cat_rec_new        FA_API_TYPES.asset_cat_rec_type;

   l_recl_opt_rec             FA_API_TYPES.reclass_options_rec_type;



   l_return_status            VARCHAR2(1);

   l_mesg_count               number;

   l_mesg                     varchar2(512);



begin



   dbms_output.enable(1000000);



   FA_SRVR_MSG.Init_Server_Message;



   l_asset_hdr_rec.asset_id          := &asset_id

   l_asset_cat_rec_new.category_id   := &new_category_id

   l_recl_opt_rec.copy_cat_desc_flag := UPPER(substr('&copy_category_desc_YES_NO',1,3));

   l_recl_opt_rec.redefault_flag     := UPPER(substr('&redefault_deprn_rules_YES_NO',1,3));

  

   FA_RECLASS_PUB.do_reclass (

           -- std parameters

           p_api_version         => 1.0,

           p_init_msg_list       => FND_API.G_FALSE,

           p_commit              => FND_API.G_FALSE,

           p_validation_level    => FND_API.G_VALID_LEVEL_FULL,

           p_calling_fn          => NULL,

           x_return_status       => l_return_status,

           x_msg_count           => l_mesg_count,

           x_msg_data            => l_mesg,

           -- api parameters

           px_trans_rec          => l_trans_rec,

           px_asset_hdr_rec      => l_asset_hdr_rec,

           px_asset_cat_rec_new  => l_asset_cat_rec_new,

           p_recl_opt_rec        => l_recl_opt_rec );





   --dump messages

   l_mesg_count := fnd_msg_pub.count_msg;



   if l_mesg_count > 0 then



      l_mesg := chr(10) || substr(fnd_msg_pub.get

                                    (fnd_msg_pub.G_FIRST, fnd_api.G_FALSE),

                                     1, 250);

      dbms_output.put_line(l_mesg);



      for i in 1..(l_mesg_count - 1) loop

         l_mesg :=

                     substr(fnd_msg_pub.get

                            (fnd_msg_pub.G_NEXT,

                             fnd_api.G_FALSE), 1, 250);



         dbms_output.put_line(l_mesg);

      end loop;



      fnd_msg_pub.delete_msg();



   end if;



   if (l_return_status <> FND_API.G_RET_STS_SUCCESS) then

      dbms_output.put_line('FAILURE');

   else

      dbms_output.put_line('SUCCESS');

      dbms_output.put_line('THID' || to_char(l_trans_rec.transaction_header_id));

   end if;

 

end;

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