Oracle Cash Managementユーザー・ガイド リリース12 E06075-01 | ![]() 目次 | ![]() 前へ | ![]() 次へ |
この付録では、どのCash Management機能が機能セキュリティにより制御されるかを示します。
この付録では、次のトピックについて説明します。
機能セキュリティを使って、特定のOracle Cash Management機能へのユーザーのアクセスを制御します。デフォルトでは、Oracle Cash Management機能へのアクセスは制限されていません。システム管理者に相談して、アクセスを制限するためにユーザーの職責をカスタマイズする必要があります。システム管理者は、「職責」ウィンドウで登録機能と機能メニューを含むか除外することにより、ユーザーのサイトで各職責をカスタマイズします。
次の例では、機能セキュリティの実行によって生じる一般的な結果を示します。
ウィンドウ(フォーム)またはメニューが「ナビゲータ」ウィンドウに非表示
注意: 一部のフォームおよびメニューは、それが職責から除外された場合に、複数のウィンドウまたは機能に影響を与える場合があります。たとえばシステム管理者は、「資金予測の表示」ウィンドウを含め、「資金予測」ウィンドウを含めないことにより、ユーザーが資金予測を表示することができてもそれらを更新できない職責を作成できます。
ボタンが非表示
注意: 一部のボタンで、複数のウィンドウまたは機能にアクセスする場合があります。たとえば、「銀行取引明細書調整」ウィンドウの「作成」ボタンにより、ユーザーは、ボタンの選択後に選択するための値リスト(「仕入先支払」、「顧客入金」、「その他」)を表示して、現金入金、定期支払、およびその他入金とその他支払を作成できます。「作成」ボタンは、すべての「作成」機能が無効の場合のみ、無効となります。
フィールドが更新できない
機能セキュリティを使用して、次の表で示すCash Management機能の使用を制御します。
ユーザー機能名 | 制限可能な操作 | 影響 |
---|---|---|
支払 | 定期支払の入力 | 「銀行取引明細書調整」ウィンドウでの「作成」ボタンの選択時、「支払」オプションを無効にします。 |
入金 | 現金入金の入力 | 「銀行取引明細書調整」ウィンドウでの「作成」ボタンの選択時、「入金」オプションを無効にします。 |
その他: 入力 | その他取引(入金および支払)の入力 | 「銀行取引明細書調整」ウィンドウでの「作成」ボタンの選択時、「その他」オプションを無効にします。 |
戻し処理: 標準 | 標準戻し処理の許可 | 「銀行取引明細書調整」ウィンドウの「戻し処理」ボタンを無効にします。 |
次の表に示す機能を、「銀行」ウィンドウから除外できます。
機能名 | 制限 |
---|---|
銀行:買掛/未払金オプション | 「銀行口座」ウィンドウの「APオプション」ウィンドウにアクセスして、Oracle Payablesの様々な属性を定義します。 |
銀行:支払文書 | 「支払文書」ウィンドウにアクセスして、新規の支払文書を入力します。 |
銀行:売掛/未収金オプション | 「銀行口座」ウィンドウの「ARオプション」リージョンおよび「売掛/未収金オプション追加」リージョンにアクセスして、GL勘定科目を定義します。 |
銀行:関連銀行 | 関連銀行を「手形交換所」に割当てます。 |
次の表に示す機能を、「銀行口座」ウィンドウから除外できます。
機能名 | 制限 |
---|---|
銀行口座アクセス: 顧客 | 顧客銀行口座へのアクセス |
銀行口座アクセス: 仕入先 | 仕入先銀行口座へのアクセス |
銀行口座アクセス: 当方 | 当方銀行口座へのアクセス |
関連項目
『Oracle Applicationsシステム管理者ガイド』の機能セキュリティの概要に関する項
『Oracle Applicationsシステム管理者ガイド』の機能セキュリティの動作方法に関する項
『Oracle Applicationsシステム管理者ガイド』の機能セキュリティの実装に関する項
『Oracle Applicationsシステム管理者ガイド』の新規メニュー体系の定義に関する項