Oracle E-Business Suite Extensions for Oracle Endecaインテグレーションおよびシステム管理ガイド リリース12.2 V4 E51765-01 | ![]() 目次 | ![]() 前へ | ![]() 次へ |
この章では、次のトピックについて説明します。
Oracle Inventory Management Extensions for Oracle Endecaの品目マスター検索を使用すると、品目情報を検索、フィルタおよび比較できます。Oracle Endecaの「品目検索」ページを使用すると、キー・パフォーマンス・インディケータ(KPI)、パフォーマンス評価メトリック、チャート、グラフおよび表を使用して、データを表示および分析できます。
この章では、Oracle Inventory Management Extensions for Oracle Endecaアプリケーションを使用するために、Endeca Information Discovery (EID)をOracle E-Business Suiteリリース12.2.2.4に統合する際に必要な製品固有の詳細について説明します。これは、『Installing Oracle E-Business Suite Extensions for Oracle Endeca, Release 12.2 V4』(Doc ID: 1574273.1)で提供されている情報を補足するものです。インストールを開始する前に、このドキュメントをお読みになって要件を確認してください。
注意: Oracle Product Hubでは、Oracle Endecaの品目マスター検索はサポートされません。
Endecaの「品目検索」ページには、機能強化されたナビゲーションを備えた複数のリージョンおよびコンポーネントが表示されます。Endecaの「品目検索」ページの表示を次の図に示します。
品目マスターまたは在庫職責から、「品目マスター検索」ページにナビゲートします。
(N) 品目マネージャ職責→「品目カタログ」→「Endeca品目検索」
(N) 在庫職責→「品目」→「Endeca品目検索」
Endecaの「品目マスター検索」ページでは、品目情報を検索およびフィルタできます。データの分析、および品目のメトリック、チャート、グラフおよび表のレビューを行うことができます。Endecaの「品目検索」ページのリージョンおよびコンポーネントを次に示します。
リージョン | コンポーネント |
---|---|
ガイド付きナビゲーション | 「ガイド付きナビゲーション」コンポーネントを使用することで、属性グループを使用してデータをフィルタできます。属性グループの包括的なリストを拡張すると、属性名を表示および選択できます。 |
品目メトリック(メトリック・バー) |
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品目カタログのブラウズ(タグ・クラウド・コンポーネント) | 品目トップ10のタグ・クラウド・コンポーネント
注意: 「品目カタログのブラウズ」タグ・クラウド・コンポーネントには、発生頻度トップ10の品目が表示されます。 |
品目情報(タブ・コンポーネント・コンテナ) 概要(タブ) | 品目数(円グラフ)
品目数(棒グラフ)
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品目情報(タブ・コンポーネント・コンテナ) 属性(タブ) |
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品目情報(タブ・コンポーネント・コンテナ) 改訂(タブ) |
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品目情報(タブ・コンポーネント・コンテナ) 承認済仕入先(タブ) |
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品目情報(タブ・コンポーネント・コンテナ) 製造業者(タブ) |
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品目情報(タブ・コンポーネント・コンテナ) 関連品目(タブ) |
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品目情報(タブ・コンポーネント・コンテナ) 相互参照(タブ) |
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品目情報(タブ・コンポーネント・コンテナ) 分類(タブ) |
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品目情報(タブ・コンポーネント・コンテナ) 在庫(タブ) |
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比較 | 品目属性を横に並べた比較を表示するには、複数の品目を選択する必要があります。
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この項では、Oracle Inventory Management Extensions for Oracle Endecaアプリケーションを使用するために、Endeca Information Discovery (EID)をOracle E-Business Suiteリリース12.1.3.1に統合する際に必要な製品固有の詳細について説明します。これは、『Installing Oracle E-Business Suite Extensions for Oracle Endeca, Release 12.2 V4』(Doc ID: 1574273.1)で提供されている情報を補足するものです。インストールを開始する前に、このドキュメントをお読みになって要件を確認してください。
Oracle Inventory Management Extensions for Oracle Endecaを設定するには、次の手順を実行する必要があります。
UMXロールを割り当て、アクセス権限付与を更新して、アクセス管理を設定します。
Inventory Managementによって提供されているグラフを実行して品目マスター・データの設定およびロードをスケジュールします。
属性構成をロードします。
Endecaを構成するためにユーザーが構成可能な属性をアップロードします。
Oracle Item MasterアプリケーションのためのOracle E-Business SuiteとEIDの統合の一部として、次のUMXロールが提供されています。
ロール | 内部コード名 |
---|---|
INV Endeca品目Discoverer | UMX|INV_ENDECA_ITEM_DISCOVERER |
新しいUMXロール「INV Endeca品目Discoverer」(内部コード名: UMX|INV_ENDECA_ITEM_DISCOVERER)を追加して、Endecaメニューを品目マネージャ職責(または同じメニューを使用する他のカスタム職責)に対して有効にする必要があります。このUMXロールを職責に割り当てる必要があります。
Endecaメニューを有効にし、「在庫」または品目マネージャ以外の職責からアクセスできるようにするには、次の手順を実行します。
職責レベル・メニューで、「ITEM ENDECA MENU」にプロンプトのないメニュー・エントリを、「付与」チェック・ボックスは選択せずに追加します。
機能のプロンプトが「Endeca品目検索」に、そして「品目Endeca検索ページ」が設定された追加のメニュー・エントリを、「付与」チェック・ボックスは選択せずに追加します。
新しいUMXロール「INV Endeca品目Discoverer」(内部コード名: UMX|INV_ENDECA_ITEM_DISCOVERER)を追加して、Endecaメニューを同じメニューを使用するカスタム職責に対して有効にする必要があります。このUMXロールを職責に割り当てる必要があります。
EndecaからOAF品目概要ページにドリルダウンする必要がある場合は、「EGOユーザー品目ワークベンチ・メニュー」に対してプロンプトのなしのエントリが1つ追加で必要となります。ここでは、「付与」チェック・ボックスを選択する必要があります。
次の手順を実行して、Oracle E-Business Suite (EBS)のEndecaメニューを有効にする必要があります。
UMXロールを職責に割り当てます。
INV_ENDECA_ACCESS_GRANTの複製を作成し、この新しい付与を使用して職責にUMXロールを割り当てることをお薦めします。これは推奨される方法です。
注意: UMXロールおよび付与の割当てについては、『Installing Oracle E-Business Suite Extensions for Oracle Endeca, Release 12.2 V4』(Doc ID: 1574273.1)を参照してください。
Endeca検索の初期データのアップロードは、『Installing Oracle E-Business Suite Extensions for Oracle Endeca, Release 12.2 V4』(Doc ID: 1574273.1)で説明されているとおりにフル・グラフが実行されたときに完了します。完全リフレッシュを実行すると、Endecaからすべてのデータが削除され、E-Business Suiteシステムから抽出した全データが再移入されます。増分リフレッシュの場合は、組織の要件に応じて、E-Business SuiteからEndecaデータをリフレッシュする頻度を決定する必要があります。
IntegratorサーバーでETLをスケジュールするには、次の手順を実行します。
Cloverログインを使用してIntegratorサーバーにログインします。
「Scheduling」タブをクリックします。
「New Schedule」リンクを選択します。
スケジューラの説明を入力します。
「Type」として「Periodic」を選択します。
「Periodicity」として「by interval」を選択します。
「Not active before date/time」フィールドに開始日時を入力します。
「Not active after date/time」フィールドに終了日時を入力します。
「Interval (minutes)」フィールドに値を入力します。
「Fire misfired event as soon as possible」チェック・ボックスが選択されていることを確認します。
「Task Type」リストから「Start a graph」を選択します。
グラフ「inv-item」を選択します。
「Create」をクリックしてスケジューラを設定します。
Inventory Managementによって提供されている次のグラフを実行することにより、Item Masterデータ・ストアにデータをロードできます。
ItemMasterデータ・ストアにデータをロードするには、次の手順を実行します。
EID IntegratorサーバーのURLを使用し、サンドボックス・ページにナビゲートしてINVの下のグラフ・ノードを拡張します。
データをロードするグラフには次のものがあります。
FullLoadConfig.grf: このグラフは、Item Masterのすべてのデータをデータ・ストアにロードします。このグラフは、品目組織を制限するためにワークスペースのwhere句を変更した後に、品目データのロードの最初のグラフとして実行する必要があります。
注意: 初めてデータをロードする場合は、FullLoadConfig.grfのみを実行します。その他のグラフは要件に応じて実行できます。IncrementalLoadConfig.grfは定期的に実行します。このグラフは「Scheduling」タブから設定できます。
LoadAdditionalOrgItems.grf: このグラフは、データ量の多い顧客のために、フル・ロードおよび完全リフレッシュの分割ロード機能(組織別に分割)を提供します。
IncrementalLoadConfig.grf: このグラフは、最後のフル・ロード/増分ロード以降の変更(挿入/更新)を検出し、増分の変更データをEndecaデータ・ストアにロードします。
注意: EBS Inventory Managementで削除されたデータは、増分ロード・グラフを実行してもEndecaから削除されません。Endecaからすべてのデータを削除して、すべてを再ロードするには、FullLoadConfig.grfグラフを実行する必要があります。
LoadOnhandQtyConfig.grf: このグラフは、前のフル・ロード処理および増分ロード処理でEndecaデータ・ストアにロードされた、在庫保有可能なすべての品目の手持品目および予約可能品目をリフレッシュします。
『Installing Oracle E-Business Suite Extensions for Oracle Endeca, Release 12.2 V4』(Doc ID: 1574273.1)で説明されているとおりにフル・グラフを実行する前に、属性構成をロードして、すべてのシードされた属性、およびユーザーが構成したカスタム属性を含める必要があります。シードされた属性のEndeca属性構成は、inveidattrs.ldtファイル(属性定義)およびinveidgrps.ldtファイル(属性グループ定義)で提供されています。ユーザーが構成したカスタム属性の場合、ldtファイルを適切に変更し、FNDLOADを使用してアップロードする必要があります。
ユーザーが構成可能な属性には、次のものがあります。
「カタログ・グループ」および「摘要要素」
「カテゴリ・セット」および「カテゴリ」
「関連品目」 - 「関連タイプ」
品目相互参照タイプ
「Purchasing」カスタム・カテゴリをEndeca構成に追加するには、次の手順を実行します。
シードされているEndeca属性のinveidattrs.ldtファイルをテキスト・エディタで開きます。
inveidattrs.ldtと同様の構造に従って、ユーザーが構成可能な属性の追加のカスタムldtを作成します。たとえば、「inveidatts_cust」というldtを作成できます。定義しているカスタム属性が「Purchasing」である場合は、次のようなセクションを挿入します。
BEGIN FND_EID_PDR_ATTRS "11" "Purchasing"
ENDECA_DATATYPE = "mdex:string"
EID_ATTR_PROFILE_ID = "1"
EID_RELEASE_VERSION = "2.3"
ATTRIBUTE_SOURCE = "ORACLE"
MANAGED_ATTRIBUTE_FLAG = "N"
HIERARCHICAL_MGD_ATTR_FLAG = "N"
DIM_ENABLE_REFINEMENTS_FLAG = "N"
DIM_SEARCH_HIERARCHICAL_FLAG = "N"
REC_SEARCH_HIERARCHICAL_FLAG = "N"
MGD_ATTR_EID_RELEASE_VERSION = "N"
OBSOLETED_FLAG = "N"
OBSOLETED_EID_RELEASE_VERSION = "0"
DISPLAY_NAME = "Purchasing"
ATTRIBUTE_DESC = "Purchasing"
USER_DISPLAY_NAME = "Purchasing"
USER_ATTRIBUTE_DESC = "Purchasing"
LAST_UPDATE_DATE = "2012/07/10"
APPLICATION_SHORT_NAME = "INV"
OWNER = "ORACLE12.1.3"\u0009
END FND_EID_PDR_ATTRS
注意:
最初の行の「Purchasing」は、属性の内部名です。ここに使用できる文字はA〜Z、a〜zおよび0〜9のみです。
DISPLAY_NAME、ATTRIBUTE_DESC、USER_DISPLAY_NAMEおよびUSER_ATTRIBUTE_DESCの値は、使用するとおりに同じにできます。
EID_ATTR_PROFILE_ID = "1"は、Endeca検索での検索レベルを定義しています。値「1」を指定すると、レコードのカウント、値の検索、およびテキストの検索が有効になります。すべての属性にこの値を指定すると、Endeca検索のパフォーマンスが遅くなることがあります。値を評価して適切な値を割り当てます。詳細は、E-Business SuiteおよびEndeca Information Discoveryのドキュメントを参照してください。
LAST UPDATE DATEは、YYYY/MM/DDという形式になります。
シードされているEndeca属性のinveidattrs.ldtファイルが次のように表示されます。
保存して閉じます。
シードされているEndeca属性グループのinveidgrps.ldtファイルをテキスト・エディタで開きます。
次と同様の構造のファイルを作成し、「inveidgrps_custom」という名前を付けます。定義しているカスタム属性が「Purchasing」である場合は、次のようなセクションを挿入します。
BEGIN FND_EID_ATTR_GROUPS "11" "Categories" "Purchasing"
GROUP_ATTRIBUTE_SOURCE = "ORACLE"
EID_RELEASE_VERSION = "2.3"
OBSOLETED_FLAG = "N"
OBSOLETED_EID_RELEASE_VERSION = "0"
LAST_UPDATE_DATE = "2012/07/10"
APPLICATION_SHORT_NAME = "INV"
OWNER = "ORACLE12.1.3"
END FND_EID_ATTR_GROUPS
使用する必要があるシードされた属性グループには、次のものがあります。
「カタログ・グループ」および「摘要要素」(属性グループ: CatalogGroup)
「カテゴリ・セット」および「カテゴリ」(属性グループ: Categories)
「関連品目」 – 「関連タイプ」(属性グループ: ItemRelationships)
品目相互参照タイプ(属性グループ: ItemCrossReferences)
シードされているEndeca属性のinveidgrps.ldtファイルが次のように表示されます。
保存して閉じます。
FNDLOADを使用して、変更したldtファイルをアップロードします。
Oracle Item Master統合には、次の新しいユーザー・メニュー機能が含まれています。
ユーザー機能名 | 機能名 |
---|---|
ITEM ENDECA MENU | INV_ITEM_ENDECA_MENU |
INV Endeca品目検索ホーム・ページ | INV_ENDECA_ITEM_SEARCH_HOMEPG |
Oracle Item Master統合には、次の変更されたメニュー機能が含まれています。
ユーザー機能名 | 機能名 |
---|---|
EGO HTML品目マスター品目カタログ・メニュー | EGO_CMGR_ITEMS_MENU |
INV_ITEMS | INV_ITEMS |
Oracle Item MasterデータをEndecaデータ・ストアにロードするために、次のビューがEndecaのETLレイヤーで使用されます。
ビュー名 | 目的 |
---|---|
MTL_ITEM_ENDECA_GRAIN | mtl_system_items_b_kfvおよびその(以下に記載されているエンティティ以外の)子エンティティ詳細の非正規化ビュー。 |
MTL_ITEM_ENDECA_GRAIN_INCR_V | mtl_system_items_b_kfvおよびその(以下に記載されているエンティティ以外の)子エンティティ詳細の非正規化ビュー。(増分) |
MTL_ITEM_ENDECA_CROSS_REF_V | mtl_cross_references_vlおよびmtl_system_items_b_kfvを使用したビュー。 |
MTL_ITEM_ENDECA_CATEGORIES_V | mtl_category_sets、mtl_item_categoriesおよびmtl_system_items_b_kfvを使用したビュー。 |
MTL_ITEM_ENDECA_REL_ITEMS_V | mtl_related_items_viewおよびmtl_system_items_b_kfvを使用したビュー。 |
MTL_ITEM_ENDECA_REL_ITEMS_IV1 | mtl_related_itemsを使用したビュー(増分)。 |
MTL_ITEM_ENDECA_REL_ITEMS_IV2 | mtl_related_itemsを使用したビュー(増分)。 |
MTL_ITEM_ENDECA_DESC_ELEM_V | mtl_descr_element_values_vおよびmtl_system_items_b_kfvを使用したビュー。 |
MTL_ITEM_ENDECA_SUPPLIERS_V | mtl_system_items_b_kfvのitem-org行に関連付けられている仕入先サイトを取得するためのビュー。 |
このメトリック・コンポーネントは、次の品目のメトリックの合計数を集計および表示します。
組織
品目
製造品目
在庫保有可能品目
購買品目
顧客受注品目
出荷可能品目
サービス品目
資産品目
保留中の改訂
取引属性のブラウズ - 「概要」 - 「上位10組織別品目」円グラフには、上位10位の在庫組織の品目の合計数が表示されます。
取引属性のブラウズ - 「概要」 - 上位10カタログ・グループ別品目棒グラフには、上位10位のカタログ・グループの品目の数が表示されます。
「上位10品目改訂事由」タグ・クラウド・コンポーネントには、上位10位の品目機能が表示されます。
取引属性のブラウズ - 「属性」 - 「品目ステータス別品目数」クロス・タブ・チャート・コンポーネントには、品目機能および品目ステータス別にグループ化された品目数が表示されます。
「上位10品目改訂事由」タグ・クラウド・コンポーネントには、上位10位の品目改訂事由が表示されます。
「上位10承認済仕入先」タグ・クラウド・コンポーネントには、最も品目数が多い上位10位の承認済仕入先が表示されます。
「上位10組織別承認済仕入先数」クロス・タブ・チャートには、最も品目数が多い上位10位の組織の承認済仕入先の数が表示されます。
「上位10製造業者」タグ・クラウドには、最も品目数が多い上位10位の承認済製造業者が表示されます。
上位10組織別承認済製造業者数クロス・タブ・チャートには、最も品目数が多い上位10位の組織の承認済製造業者の数が表示されます。
「上位10品目関連タイプ」タグ・クラウド・コンポーネントには、上位10位の品目関連タイプが表示されます。
「上位10組織別関連品目数」クロス・タブ・チャートには、最も品目数が多い上位10位の組織の関連品目の数が表示されます。
「上位10品目相互参照タイプ」タグ・クラウド・コンポーネントには、上位10位の品目相互参照タイプが表示されます。
「上位10組織別品目相互参照数」クロス・タブ・チャートには、最も品目数が多い上位10位の組織の品目相互参照の数が表示されます。
「上位10在庫カテゴリ」タグ・クラウドには、上位10位の在庫カテゴリが表示されます。
「上位10組織別品目カテゴリ割当数」クロス・タブ・チャートには、最も品目数が多い上位10位の組織の品目カテゴリ割当の数が表示されます。
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