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Oracle E-Business Suiteインストレーション・ガイド: Rapid Installの使用方法
リリース12.2 (12.2.0)
E51766-01
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はじめに

対象読者

『Oracle E-Business Suiteインストレーション・ガイド: Rapid Installの使用方法 リリース12.2 (12.2.0)』へようこそ。

このマニュアルは、次の実務上の知識を持っていることを前提としています。

Oracle E-Business Suiteの使用経験がない場合は、Oracle Universityの研修サービスで提供されているOracle E-Business Suiteの研修クラスに1つ以上出席することをお薦めします。

Oracle Applications 製品の詳細は、「関連情報のソース」を参照してください。

ドキュメントのアクセシビリティについて

オラクル社のアクセシビリティに対する対応については、Oracle Accessibility ProgramのWebサイト(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc)を参照してください。

Oracleサポートへのアクセス

オラクル社のお客様は、My Oracle Supportを介して電子サポートにアクセスできます。聴覚に障害があるお客様は、http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=infoまたはhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trsを参照してください。

このマニュアルの構成

1 「スタート・ガイド」

この章では、Rapid Installを使用したOracle E-Business Suiteシステムのインストールまたはアップグレードに関する基本情報、Rapid Wizardインタフェースの概要、およびインストールまたはアップグレードを開始する前に実行する必要がある設定ステップについて説明します。


2 「インストールの実行」

Rapid Installでは、新規インストールに対して2つのオプションが提供されます。1つは標準インストールで、システム固有の構成パラメータを使用して新規システムを作成します。もう1つは簡易インストールで、多数のパラメータのデフォルト値がRapid Installにより入力され、インストールを実行するユーザーが入力するパラメータは少数ですみます。


3 「アップグレードの実行」

Oracle E-Business Suiteリリース12.2.0にアップグレードする際に、アップグレード前およびアップグレード後の両方の処理にRapid Installが使用されます。この章では、アップグレード処理の概略と、Rapid Installに依存するアップグレード・ステップの詳細について説明します。


4 「終了タスク」

Oracle E-Business Suiteリリース12の新規インストール、アップグレードまたはテクノロジ・スタック・インストールを完了するには、特定のタスクが必要です。特定の機能を持つシステムについてのみ必要となる場合があるその他のタスクもあります。この章では、必須タスクおよび条件付きタスクについて説明します。


A 「構成の詳細」

この付録では、Rapid Installウィザードの様々な画面に表示されるフィールドの詳細を説明します。ここでは、サンプル・スクリーン・ショットで表示されていない構成値に特に留意しており、付加的なシステム要件についても説明しています。


関連情報のソース

このマニュアルは、リリース12.2のメディア・パックに同梱されているOracle E-Business Suite Documentation Libraryに収録されています。このマニュアルで他のOracle E-Business Suiteマニュアルに言及している場合は、最新のリリース12.2のマニュアルのみを使用してください。

関連マニュアル

次の関連マニュアルを入手する必要があります。特定のインストールの要件によっては、他のマニュアルやドキュメントが必要になる場合もあります。

Oracle E-Business Suite概要

このマニュアルは、Oracle E-Business Suiteリリース12.2の配置を計画中であるか構成の大幅変更を検討中の読者すべてを対象としています。Oracle E-Business Suiteのアーキテクチャとテクノロジ・スタックの説明に続いて、特定の目標を達成する上で必要な処理の概要と選択可能なインストールおよび構成オプションがトピック別に説明されています。

『Oracle E-Business Suiteセットアップ・ガイド』

このマニュアルには、インストール後またはシステムに大幅変更があったときに実行する、システム構成タスクに関する情報が記載されています。コンカレント・プログラムとマネージャの定義、Oracle Applications Managerの機能の有効化およびプリンタとオンライン・ヘルプの設定などの作業について説明しています。

『Oracle E-Business Suiteメンテナンス・ガイド』

このマニュアルには、Oracle E-Business Suiteシステムへのパッチ適用方法に関する情報が記載されています。adopパッチ適用ユーティリティについて説明し、一般的なパッチ適用操作の実行に関するガイドラインとヒントを示しています。システムの円滑な実行の維持に役立つメンテナンス戦略とツールについても説明しています。

Oracle E-Business Suiteセキュリティ・ガイド

このマニュアルには、アクセス制御、ユーザー管理、機能セキュリティ、データ・セキュリティ、監査など、広範囲なセキュリティ関連トピックに関する情報が記載されています。また、どのようにしてOracle E-Business Suiteをシングル・サインオン環境に統合できるかについても説明しています。

Oracle E-Business Suiteユーザーズ・ガイド

このマニュアルでは、Oracle E-Business Suiteのユーザー・インタフェース(UI)を使用したナビゲート、データの入力と問合せおよびコンカレント要求の実行の方法が説明されています。このマニュアルには、ユーザー・プロファイルの設定とUIのカスタマイズに関する情報も記載されています。

Oracle E-Business Suite開発者ガイド

このマニュアルには、Oracle E-Business Suiteの開発スタッフが従っているコーディング標準が記載されています。Oracle E-Business Suiteフォーム・ベース製品のユーザー・インタフェース標準に記載されているOracle E-Business Suiteユーザー・インタフェースの実装に必要なOracle Application Object Libraryコンポーネントについて説明されています。フォームをOracle E-Business Suiteと統合できるように、カスタムのOracle Forms Developerフォームを作成するための参考情報も記載されています。さらに、コンカレント・プログラム、フレックスフィールド、メッセージ、ロギング機能のカスタマイズに関する情報が記載されています。

『Oracle Workflow管理者ガイド』

このマニュアルでは、ワークフロー対応プロセスを含む製品に必要な設定ステップを完了する方法が説明されています。また、Oracle Applications Managerを使用してワークフロー・プロセスとビジネス・イベントを管理する方法、実行時ワークフロー・プロセスの進行をモニターする方法およびワークフロー・ユーザーに送信される通知を管理する方法も説明されています。

データベース・ツールを使用してOracle E-Business Suiteデータを変更しない

特に指示がないかぎり、SQL*Plus、Oracle Data Browser、データベース・トリガーまたは他の任意のツールを使用してOracle E-Business Suiteデータを変更しないことをお薦めします。

オラクル社では、Oracleデータベースへの情報の作成、格納、変更、検索および保守に使用できる強力なツールを提供します。しかし、SQL*PlusなどのOracleツールを使用してOracle E-Business Suiteデータを変更すると、データの整合性が損なわれる危険があり、データに対する変更を監査する機能が失われます。

Oracle E-Business Suiteの各表は相互に関連しているため、Oracle E-Business Suiteフォームを使用して行う変更により、多くの表が一度に更新される可能性があります。ただし、Oracle E-Business Suite以外を使用してOracle E-Business Suiteデータを変更すると、関連する表内で対応する変更を行わずに1つの表内の行を変更してしまう可能性があります。各表が互いに同期しなくなると、誤った情報を取得したり、Oracle E-Business Suite全体にわたって予期しない結果が発生する危険があります。

Oracle E-Business Suiteを使用してデータを変更すると、変更が有効であるかどうかが自動的に確認されます。また、情報を変更するユーザーも追跡されます。データベース・ツールを使用してデータベース表に情報を入力すると、無効な情報が記憶されることがあります。また、SQL*Plusや他のデータベース・ツールを使用したときは、変更履歴が記録されないため、情報の変更者を記録できなくなります。