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Oracle Rapid Planningインプリメンテーションおよびユーザー・ガイド
リリース12.2
E57804-01
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目次
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実装: アーキテクチャ

ステップ1: アーキテクチャ

集中型配置または非集中型配置を使用できます。 アーキテクチャおよび技術的なオプションを理解する必要があります。

技術的

ラピッド・プランニングの最初のリリースは、リリース12.1.1上のパッチでした。ラピッド・プランニングを含む最初の正式なE-Business Suiteのリリースは、12.1.3です。

Oracle Rapid Planningでは、次が使用されます。

連携するソースおよび宛先のリリースを確認するには、Oracle Rapid Planningリリース・ノートを参照してください。 Oracle E-Business Suite Documentation Web LibraryのRelease 12.1またはRelease 12.2にナビゲートします。「VCP」タブをクリックし、「Value Chain Planning Release Notes」リージョンにナビゲートします。

リリース・ノートに、ソース・システムおよび宛先システムの特定のバージョンと連携すると記載されている場合は、次のことを意味します。

この図は、ラピッド・プランニング・エンジンを示しています。

本文の説明内容に関するイメージ

Oracle WebLogic Server

WebLogicサーバーの2つのドメインにラピッド・プランニングを配置します。

ラピッド・プランニングでは、完了した計画はバイナリ・ファイルとしてWebLogicサーバーに格納されます。 計画をクローズする際、バイナリ・ファイルはそのまま保持されます。 計画を再オープンすると、データがユーザー・インタフェースにロードされます。

完了した計画をデータベースに保存するようにラピッド・プランニングに要求します。 「計画の保存」処理を使用します。

計画を保存すると、ラピッド・プランニングによって、レコードがデータベースに選択的にフラッシュされます。 たとえば、ビューに表示されている「需要/供給」ビューから表msc_suppliesにレコードがフラッシュされます。 ラピッド・プランニング・ソルバーのキャッシュ・マネージャによって、データベース内の重複は消去されます。

データベース設計

ラピッド・プランニングでは、アドバンスト・サプライ・チェーン計画と同じベース表が使用されます。

アドバンスト計画で使用されているすべての表が使用されるわけではありません。

一部の表には、製造可能や需要プルインで使用される列など、ラピッド・プランニング固有の列があります。

機能

シミュレーション・データ・フロー

ラピッド・プランニング・シミュレーションの実行中は、計画データはメモリーにあり、ベース表では使用できません。

ラピッド・プランニングUIで実行した更新、たとえば需要優先度や需要納期もメモリーに入れられます。

計画を保存すると、次のようになります。

再生可能計画

再生可能計画またはスナップショットを使用して実行される計画のデータ・フローは、アドバンスト・サプライ・チェーン計画と同じです。

計画IDは、どのデータがどの計画に属しているかを表す参照です。 計画の保存後、レコードに計画IDが設定されます。

アーキテクチャおよび配置の構成

Oracle Value Chain Planning収集インプリメンテーション・ガイドのアーキテクチャに関する項を参照してください。

パッチ、インストール手順およびアップグレード・マトリックスを確認するには、MyOracleSupportのノート746824.1: 『12.x - Latest Patches and Installation Requirements for Value Chain Planning (aka APS Advanced Planning & Scheduling)』を参照してください。

プロファイル・オプション

この表は、Oracle Rapid Planningのプロファイル・オプションを示しています。

プロファイル名デフォルト値摘要
MSC: ラピッド・プランニング需要区分のない需要予測の消込Null各バケット内、需要区分固有の予測の消込後、Nullこのプロファイル・オプションは、予測入力の一部に需要区分がある場合とない場合に、予測消込プロセスで予測入力を消し込むために使用するオーダーを指定します。 有効な値は次のとおりです。- 各バケット内: 受注日の予測入力を消し込みます。最初に一致する需要区分がある入力を消し込み、次に需要区分のない入力を消し込みます。 さらに、バックワード消込日数とフォワード消込日数内の予測入力を日ごとに消し込みますが、最初に一致する需要区分を使用し、次に需要区分なしを使用します。- 需要区分固有の予測の消込後: 予測消込プロセスは、最初に一致する需要区分がある受注日の予測入力のみを消し込みます。 次に、一致する需要区分があるバックワード消込日数とフォワード消込日数内の予測入力のみを消し込みます。 受注数量が残っている場合は、最初に需要区分のない受注日の予測入力に対して、次に需要区分のないバックワード消込日数とフォワード消込日数内の予測入力に対して処理を繰り返します。
MSC: ラピッド・プランニング・グループ計画オーダーなしなし、需要レベル、品目レベルプランニング・ソルバーで同じタイプの計画オーダーをグループ化するかどうかを決定します。
次のとおりです。
  • 計画オーダーの開始日と終了日が同一の場合は、計画オーダーの購買元と移動元をグループ化します。

  • 製造場所計画オーダーではグループ化しません。

  • オーダー・モディファイアを適用します。


有効な値は次のとおりです。
  • なし: 計画オーダーは結合されません。

  • 需要レベル: 単一品目需要の計画オーダーが結合されます。

  • 品目レベル: 品目のすべての計画オーダーが結合されます。

MSC: ソーシング差異許容範囲0.05正の数 <= 1このプロファイル・オプションは、分割ソーシング・ウィンドウのソーシング率と実績率間の許容範囲を指定するために使用します。 差異が許容範囲外の場合は、プランニング・ソルバーによって例外メッセージ「ソーシング分割率違反」が発行されます。
MSO: ソーシング割当ウィンドウ7正の整数このプロファイル・オプションは、計画範囲をウィンドウに分割するために使用します。 各ウィンドウで、プランニング・ソルバーによって分割ソーシング率を満たすように計画されます。
ラピッド・プランニングWebLogicサーバー・ホームNull例:
/slot/xyz/abc/WLS/11gNN/WLS_Home
Oracle Rapid Planning Weblogicサーバー・ホームのパス。
リリース済WIP製造オーダー: 製造可能での考慮NoYes/Noこのプロファイル・オプションは、リリース済のショップ型製造オーダーに対して製造可能の計算を実行するかどうかをプランニング・ソルバーに指示するために使用します。 有効な値は次のとおりです。
  • Yes: リリース済のショップ型製造オーダーに対して製造可能の計算を実行します。

  • No: リリース済のショップ型製造オーダーに対して製造可能の計算を実行しません。

安全在庫リード・タイム方法安全在庫比率安全在庫の計算をしない、安全在庫率の使用、安全在庫数量の使用安全在庫を数量で計算する場合に使用します。

注意: 「安全在庫計算方法」は「MRP計画比率」に設定されています。

Oracle Rapid Planningでは、「計画オプション」->「詳細」タブで設定したMSC:のプロファイル・オプションが使用されます。 「計画オプション」を参照してください。

プランニング・ソルバーでは、次の技術的なプロファイル・オプションが使用されます。 これらは、「計画オプション」->「詳細」タブに含まれません。

次に、プランニング・ソルバーで使用される他のプロファイル・オプションを示します。 『Oracle Advanced Supply Chain Planningインプリメンテーションおよびユーザーズ・ガイド』を参照してください。