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Oracle Web Applications Desktop Integratorインプリメンテーションおよび管理ガイド
リリース12.2
部品番号: E60827-01
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Oracle Web Applications Desktop Integratorの実装

この付録では、次のトピックを取り上げます。

概要

この項では、Oracle Web Applications Desktop Integratorを実装する方法について説明します。 これは、「文書の作成」ページ・フローを使用するすべてのインテグレータに適用されます。 Oracle Web Applications Desktop Integratorの「文書の作成」ページ・フローをコールするためのフォーム機能を設定する方法について説明します。 設定後、ユーザーはスプレッドシートを作成して、データを特定の製品にダウンロードおよびアップロードできます。 この付録は、製品固有のドキュメントとあわせて使用します。

プロファイル・オプションの設定

次のプロファイル・オプションを設定すると、システム内の特定のOracle Web Applications Desktop Integrator機能を制御できます。 プロファイル・オプションの詳細は、『Oracle E-Business Suiteセットアップ・ガイド』のユーザー・プロファイルの設定の概要に関する項を参照してください。

BNEセキュリティ・ルールなしの許可

Oracle E-Business Suiteの製品版インスタンスでは、このプロファイル・オプションが「No」に設定されている必要があります。

デフォルト値は「No」です。

BNEパラメータ設定の許可

有効な値は「Yes」および「No」です。このプロファイル・オプションが「No」に設定されている場合、ユーザーはアップロード・パラメータ・ウィンドウにアクセスできなくなります。

BNE使用不可

有効な値は「Yes」および「No」です。「Yes」に設定した場合、Oracle Web Applications Desktop Integratorのすべての機能が使用不可になります。 これは、サイト、アプリケーション、職責およびユーザーの各レベルで設定できます。

BNE文書ライフタイム

Oracle Web Applications Desktop Integratorによって作成されたスプレッドシートは、Oracle E-Business Suiteと対話するために後で再び保存し、開いて使用できます。 作成日から特定の時間が経過した後、スプレッドシートがデータベースに接続できないようにするには、このオプションを使用します。 時間、日、月または年の範囲から選択します。

BNEデジタル署名使用可能

このプロファイル・オプションを使用すると、Oracle Web Applications Desktop Integratorでは、ユーザーが作成するスプレッドシートにデジタル署名を添え、信頼できるソースに属していることを識別できます。 その後、これらのスプレッドシートを使用するときにデジタル署名を必要とするマクロ・セキュリティ・レベルをMicrosoft Excelで設定できます。 「Microsoft Excelでのマクロのセキュリティ設定の選択」を参照してください。

デフォルト値は「No」です。

注意: Oracle Report Managerでは、Oracle Web Applications Desktop IntegratorのMicrosoft Excelとの統合を使用して、財務レポート・テンプレート・エディタ用、および財務諸表生成プログラム・レポートのMicrosoft Excel出力用のスプレッドシートを生成します。 したがって、これらのOracle Report Manager機能を使用する場合、このプロファイル・オプションはそのスプレッドシートのデジタル署名の使用も制御します。 詳細は、Oracle Report Managerユーザーズ・ガイドの設定の概要に関する項を参照してください。

BNE: アップロード圧縮使用可能

Oracle Web Applications Desktop Integratorで、スプレッドシートからOracle E-Business Suiteにアップロードするデータを圧縮できるようにするには、このプロファイル・オプションを「Yes」に設定します。 圧縮により、一度にアップロードできるレコード数が増えます。 圧縮アプリケーションとしてWinZipまたは7Zipを使用できます。 「アップロードするデータの圧縮」を参照してください。

デフォルト値は「No」です。

BNEパラメータ値の強制

必須パラメータが無効、またはOracle Web Applications Desktop Integratorサービスをコールするフォーム機能によって送信されていない場合、文書の作成プロセスを完了できるように、必須パラメータの入力ページがユーザーに表示されます。 このプロファイル・オプションが「Yes」に設定されている場合、ユーザーはパラメータ値を入力できなくなり、フォーム機能の編集と問題の修正をシステム管理者に依頼するように通知するエラーが表示されます。

BNE Excelワークシート最大数

Oracle Web Applications Desktop Integratorが1つのワークブック内に作成できるワークシートの最大数を設定します。 これは、デフォルトでは無制限です。

注意: スプレッドシートに追加できるワークシートの数は、使用可能なメモリー・リソースによってのみ制限されます。 このオプションを設定すると、メモリー・リソースを管理し、リソースが不十分な古いクライアントで作業するユーザーの潜在的なクラッシュを回避できます。

BNEオフライン値リスト制限

このプロファイル・オプションでは、値セットに基づいたフィールドおよび依存セグメントの値リストにダウンロードして表示される値の最大数を指定します。 ここで設定する最大数より多くの使用可能な値が存在する場合、スプレッドシートには、リストの最初の値(指定された制限を超えない数)のみが表示されます。

BNEサーバー・ログ・ファイル名(「BNEデバッグ・ログ・ファイル名」ともいう)

中間層のOracle Web Applications Desktop Integratorログ・ファイルの名前を変更するには、このプロファイル・オプションを使用します。 このプロファイル・オプションが設定されていない場合、bne.logが使用されます。

デフォルト値はbne.logです。 このプロファイル・オプションは、サイト・レベルでのみ設定する必要があります。

BNEサーバー・ログ・レベル(「BNEデバッグ・ログ・レベル」ともいう)

このプロファイル・オプションでは、Oracle Web Applications Desktop Integratorログ・ファイルに記録される詳細のレベルを決定します。 有効な値を次に示します。 ログ・ファイルに記録される情報の粒度のレベルおよび量は、リストの下に移動すると増加します。

デフォルト値はINFORMATIONです。 このプロファイル・オプションは、サイト・レベルでのみ設定する必要があります。

BNEサーバー・ログ・パス(BNEデバッグ・ログ・ディレクトリともいう)

このプロファイル・オプションを使用すると、アプリケーション・サーバー上のOracle Web Applications Desktop Integratorログ・ファイルのディレクトリを設定できます。 このディレクトリは、非エディション化ファイル・システムに存在する必要があります。 このプロファイル・オプションが設定されていない場合、FND_TOP/logディレクトリが使用されます。

デフォルト値はFND_TOP/logです。 このプロファイル・オプションは、サイト・レベルでのみ設定する必要があります。

非エディション化システムの詳細は、Oracle E-Business Suite概要のファイルシステム構造に関する項を参照してください。

BNEアップロード・バッチ・サイズ

スプレッドシート内の行はすべて、クライアント・マシンから中間層へ同時にアップロードされます。アップロード・バッチ・サイズによって、中間層から同時にデータベースに送信されるレコード数が決定されます。 デフォルトは100です。システム管理者は、使用している環境のアップロード時間を最適化するバッチ・サイズを確認するためにこの設定を調整できます。 この設定を5より小さくしたり、200より大きくしないでください。クライアントからアップロードされるネットワーク・パケット・サイズ、待ち時間および行数は、この値の最適な設定に影響します。 中間層とデータベースが離れている場合、ネットワーク上のトリップ数を減らすためにバッチ・サイズを増やすこともできます。 バッチで送信されるデータ量が、ユーザーがアップロードする平均行数を使用してネットワーク上のパケットのサイズを最大限に利用していることを確認することもできます。 このプロファイル・オプションは、サイト・レベルでのみ設定する必要があります。

BNEアップロード再試行件数

このプロファイル・オプションでは、Oracle Web Applications Desktop Integratorがアップロードのコンカレント要求ステータスを確認する必要がある件数を指定します。 このプロファイル・オプションは、同期インポートにのみ適用されます。 最大確認件数に達した後もコンカレント要求が完了していない場合、アップロードは失敗します。

デフォルト値は50です。このプロファイル・オプションは、サイト・レベルでのみ設定する必要があります。

BNEアップロード・スリープ秒数

このプロファイル・オプションでは、再確認の前にアップロードのコンカレント要求ステータスを確認した後のスリープ秒数を指定します。

デフォルト値は3です。このプロファイル・オプションは、サイト・レベルでのみ設定する必要があります。

BNEアップロード・ステージ・ディレクトリ

このプロファイル・オプションでは、アップロードされたデータが最初にXMLストリーム・ファイルとして格納されるファイル・システム・ディレクトリを指定します。 このディレクトリは、非エディション化ファイル・システムに存在する必要があります。

デフォルト値はBNE_TOP/uploadです。 このプロファイル・オプションは、サイト・レベルでのみ設定する必要があります。

非エディション化システムの詳細は、Oracle E-Business Suite概要のファイルシステム構造に関する項を参照してください。

BNEアップロード・テキスト・ディレクトリ

このプロファイル・オプションでは、最初にテキスト・ファイルからデータを移入される文書の作成時に使用するファイル・システム・ディレクトリを指定します。 コンテンツ・ファイルは、このディレクトリにXMLファイルとして一時的に格納されます。 このディレクトリは、非エディション化ファイル・システムに存在する必要があります。

デフォルト値はBNE_TOP/uploadです。 このプロファイル・オプションは、サイト・レベルでのみ設定する必要があります。

非エディション化システムの詳細は、Oracle E-Business Suite概要のファイルシステム構造に関する項を参照してください。

BNEビューワでイメージを表示

Oracle Web Applications Desktop Integratorスプレッドシートにブランド・イメージを含める場合、このプロファイル・オプションをnullまたは「Yes」に設定します。 イメージは、レイアウト・レベル、スタイル・シート・レベル、または「Oracle Applicationsの企業ブランド・イメージ」プロファイル・オプションを通じて指定できます。 スプレッドシートにイメージを表示しない場合は、「BNEビューワでイメージを表示」プロファイル・オプションを「No」に設定します。「ブランド・イメージの実装」を参照してください。

BNE XML応答圧縮

nullまたは「Yes」に設定した場合、スプレッドシートにデータをダウンロードするときにXML圧縮が使用されます。 一部のブラウザではこのXML圧縮がサポートされていないため、一部のユーザーがエラーを回避できるようにこのオプションを「No」に設定する必要があります。

その他のプロファイル・オプション

次のプロファイル・オプションは、Oracle Web Applications Desktop Integrator内でのみ使用されます。 これらのプロファイル・オプションの設定をデフォルト値から変更しないでください。

次のプロファイル・オプションは使用されなくなりました。 特に指定のないかぎり、これらのプロファイル・オプションの設定をデフォルト値から変更しないでください。

フォーム機能、メニューおよび職責の設定

Oracle Web Applications Desktop Integratorをインストールすると、フォーム機能、メニューおよび職責が自動的に作成されます。

フォーム機能

次の表に、自動的に作成されるフォーム機能を示します。 インテグレータは、Oracle Web Applications Desktop Integratorではなく関連製品にインストールされることに注意してください。

フォーム機能
フォーム機能説明
BNE_ADI_CREATE_DOCUMENT「GL - 仕訳」インテグレータの「文書の作成」ページ・フローへのユーザー・アクセスを許可します。 これは、デスクトップ上に書式設定済のスプレッドシートを生成する方法を決定するパラメータをユーザーに要求する一連のページです。
BNE_ADI_DEFINE_LAYOUTレイアウトを定義するユーザー・インタフェースへのユーザー・アクセスを許可します。 ユーザーは、「文書の作成」ページ・フローのレイアウトを要求されます。 レイアウトは、スプレッドシートに含まれるフィールド、フィールドの配置、およびフィールドにデフォルト値があるかどうかを決定します。
BNE_ADI_DEFINE_MAPPINGマッピングを定義するインタフェースへのユーザー・アクセスを許可します。 マッピングは、スプレッドシートへの情報のインポートに使用されます。 ユーザーは「文書の作成」ページ・フローで内容を選択し、テキスト・ファイルまたはOracle E-Business Suite表から情報をスプレッドシートにインポートできます。 マッピングは、内容に含まれるデータをスプレッドシート内のフィールドに関連付けます。
BNE_ADI_DEFINE_STYLESHEET「スタイル・シートの定義」ユーザー・インタフェースへのユーザー・アクセスを許可します。 スタイル・シートでは、スプレッドシートで使用されるカラーおよびフォント・スタイルを設定します。
BNE_ADI_LOB_MANAGEMENTHuman Resourcesアプリケーションに固有です。 ユーザーがOracle HRMSのメール・マージ機能を使用していないかぎり、このフォーム機能へのアクセス権を付与する必要はありません。 HRMS機能の詳細は、My Oracle Support Knowledge Document 394265.1を参照してください。
BNE_ADI_SETUP_OPTIONSシステム管理者による、キー・フレックスフィールドの右揃えおよび0埋込み書式マスクの定義を許可します。 この設定は、フレックスフィールド値セットの定義を上書きします。

メニュー

「デスクトップ統合」メニューは、次のプロンプトで作成されます。

職責

デスクトップ統合職責は、「デスクトップ統合」メニューで作成されます。

ユーザーへの文書の作成機能の提供

次の項は、「文書の作成」ページ・フローを通じてアクセスするインテグレータに適用されます。 次のトピックを取り上げます。

シード済フォーム機能、メニューおよび職責の使用

「デスクトップ統合」メニューには、「文書の作成」、「レイアウトの定義」および「マッピングの定義」フォーム機能が含まれています。 他のすべての製品の場合、これらの機能へのアクセスの詳細は、製品のドキュメントを参照してください。

使用可能なフォーム機能へのアクセスを制限するために、他の職責およびメニューを作成することもできます。 一部のユーザーは文書の作成のみを必要としますが、他のユーザーはマッピングおよびレイアウトの作成を担当します。

「文書の作成」ページ・フローを使用したフォーム機能の作成

「文書の作成」ページ・フローの手順を実行してすべてのパラメータを選択した後、そのパラメータをフォーム機能に保存できます。

スキップされるページのパラメータの指定

ページがスキップされる場合、そのページのすべてのパラメータをフォーム機能で指定する必要があります。 指定されたパラメータ値を使用してフォーム機能を作成するには、次のステップに従います。

  1. Oracle E-Business Suiteにログインし、「文書の作成」機能を選択します(このユーザーにはシステム管理者職責があることを確認します)。

  2. ページ・フローに保存するパラメータ値を選択します。

  3. 「レビュー」ページで「保存」をクリックします。 「ショートカットの選択」ウィンドウが開きます。

  4. 「ショートカット名」フィールドにフォーム機能の名前を入力します。 Oracle E-Business Suiteで検索する場合、この名前にはプリフィクスBNE_が付きます。

  5. 「フォーム機能に保存」を選択します。

  6. フォーム機能に保存するパラメータを選択し、「レビュー」ページを表示するかどうかを決定します。

    すべてのパラメータが保存され、「レビュー」ページを表示しない場合は、ユーザーがフォーム機能を選択するとただちに文書が作成されます。 一部のパラメータを保存しない場合、ユーザーは文書の作成時にパラメータを手動で選択する必要があります。

    注意: 「ビューワ」および「レポーティング」がユーザーに表示されない場合、これらを保存する必要があります。 英語でアップロード用の文書を作成するために別のバージョンを使用するユーザーがいる場合、ビューワごとに個別のフォーム機能を作成することもできます。

  7. システム管理者職責を使用してOracle Formsにログインし、メニューにフォーム機能を添付します。 「アプリケーション」で「メニュー」を選択し、BNE_ (ステップ4で入力した名前)を検索します。 インテグレータにアクセス権を付与するフォーム機能を含む同じメニューに機能を添付する必要があります。

Oracle Formsでのフォーム機能の作成および編集

システム管理者は、「文書の作成」ページ・フローを通じて使用されるインテグレータの次のステップを使用して、フォーム機能を作成できます。ただし、インテグレータにアクセスするために同じメニュー構造に配置する必要があるフォーム機能については、製品のドキュメントを参照してください。

独自のフォーム機能を作成する手順は、次のとおりです。

文書の作成フォーム機能でのパラメータ値の追加

ユーザーが文書を作成するときに、スプレッドシートの作成方法を決定する多数のパラメータの入力を要求されます。 これらのパラメータをフォーム機能内で指定すると、パラメータ値を保護し、ユーザーに特定の値を使用するように強制できます。 ユーザーが「文書の作成」ページ・フローにアクセスしても、フォーム機能で指定された値の入力をユーザーに要求するページは表示されません。これにより、ユーザーが文書を作成するために実行する必要があるステップの数が少なくなります。

次の表に、ページ・フローを決定する各パラメータの説明を示します。

ページ・フローのパラメータ
ページパラメータ必須/オプション説明
ビューワBne:viewer必須スプレッドシートの表示に使用されるデスクトップ・プログラム。
ビューワBne:reporting必須選択した場合、作成されるスプレッドシートではデータのアップロードは許可されません。
インテグレータBne:integrator必須Oracle E-Business Suiteタスク・ユーザーがデスクトップを使用することを示します。
レイアウトBne:layout必須「レイアウト」は、スプレッドシート内のフィールド、フィールドの配置およびデフォルト値を決定します。 有効な値は、選択するインテグレータによって異なります。
内容Bne:contentオプションスプレッドシートにインポートされる情報を示します。 有効な値は、選択するインテグレータによって異なります。
マップBne:map必須(「内容」が選択されている場合)内容内のデータとスプレッドシート内のフィールドの関係を示します。 有効な値は、選択するインテグレータによって異なります。

ユーザーへの保護された値リストの提供

複数のパラメータ値へのアクセス権を付与できます。 フォーム機能にこれらのパラメータ値をハードコーディングするには、ユーザーに付与するすべてのパラメータについて「セルフサービス」を作成する必要があります。 ユーザーが制限付きのパラメータ値リストから選択できるようにすることで、この問題に対処できます。

たとえば、インテグレータに対して20個のレイアウトを定義できる場合、ユーザーが10個のみ表示できるフォーム機能を作成できます。 これを実行するには、フォーム機能定義でbne:layoutパラメータに複数の値を定義します。

  1. システム管理者職責を使用してOracle E-Business Suiteにログインします。

  2. 「フォーム機能」画面にナビゲートし、「文書の作成」ページ・フローをコールするフォーム機能を参照します。

  3. 「パラメータ」フィールドに移動し、カンマ区切りの有効な値リストを保護して追加するパラメータ、または複数のパラメータ値を返すワイルド・カードを含む部分的な値を探します。

    パラメータ値は、内部キー名またはユーザーが表示可能な値で参照できます。

    次の項では、内部キーの入力、ユーザー値の入力、およびワイルド・カードの使用方法について説明します。

内部キーの入力

  1. パラメータ値は、アプリケーション短縮名:キーの書式で保存されます。たとえば、bne:integrator=

    BNE:JOURNALS_120&bne:layout = BNE:FUNCT_ACT_SINGLE_120のようになります。

    ユーザーにレイアウトの2つのオプションを提供するには、bne:layout=

    BNE:FUNCT_ACT_SINGLE_120,BNE:FUNCT_ACT_MULTIPLE_120と入力します。

  2. Journals Integratorのみを使用している場合、すべてのパラメータ値はBNEアプリケーション短縮名を使用します。

    パラメータに有効な値が入力されていることを確認するには、「文書の作成」ページ・フローを実行してユーザーに付与するレイアウトを選択し、「レビュー」ページの「保存」をクリックしてフォーム機能を作成します。 その後、システム管理者としてログインし、フォーム機能を参照して、レイアウトに対して保存されたキーを確認します。

ユーザー値の入力

レイアウトのキー値がわからない場合、フォーム機能は「文書の作成」ページ・フローに表示されるレイアウトの名前を参照します。

  1. 「レイアウトの選択」ページにナビゲートし、ユーザーがアクセスできるようにするレイアウトを選択します。 レイアウトは、「機能通貨実績 - 単一」および「機能通貨実績 - 複数」になります。

  2. システム管理者としてログインし、フォーム機能を参照します。

  3. パラメータ・フィールドに移動し、次の書式を使用してレイアウト名のカンマ区切りリストを入力します。

    parameter name=USER_NAME:user name,USER_NAME:user name

    この例では、bne:layout=USER_NAME:Functional Actuals - Single, USER_NAME:Functional Actuals - Multipleと入力します。

    注意: フォーム機能に入力するユーザー名は、「文書の作成」ページ・フローに表示される名前と一致する必要があります。

ワイルド・カードの使用

ワイルド・カード(%)を含むbne:layoutパラメータに値を入力することで、制限付きリストを作成できます。 ワイルド・カード文字(%)は「25」でエスケープする必要があります。 この例では、リストを「機能通貨実績 - 単一」および「機能通貨実績 - 複数」に制限するには、bne:layout=USER_NAME:Fu%25と入力します。 これは、名前が「Fu」で始まるレイアウトのみであるため、ユーザーに表示されるレイアウトになります。

診断テストの実行

Oracle Diagnosticsフレームワークには、重要な設定要件を確認するための事前定義済テストを提供することで、Oracle E-Business Suiteのサポート可能性を高め、より堅牢にするメカニズムが用意されています。 Oracle Web Applications Desktop Integratorには、Oracle Web Applications Desktop Integratorの設定を確認し、トラブルシューティング情報をレビューするために使用できるOracle Diagnosticsフレームワークを通じたテストが用意されています。 これらのテストは、Web Applications Desktop IntegratorアプリケーションのOracle Diagnosticsフレームワークで使用できます。 Oracle Diagnosticsフレームワークでのテストの実行の詳細は、Oracle Diagnostics Frameworkユーザーズ・ガイドを参照してください。

WebADI診断

WebADI診断グループでは次のテストを使用できます。

WebADIモジュールのバージョンおよびプロファイル値

このテストは、Oracle E-Business SuiteインスタンスにインストールされているOracle Web Applications Desktop Integratorとそのコンポーネントのバージョン、およびOracle Web Applications Desktop Integratorプロファイル・オプションの値セットに関する詳細を報告します。 この情報を使用すると、実装を検証したり、エラーを診断できます。

このテストを実行するときに使用する職責IDを選択します。

レポートには、リリースまたはパッチのバージョン、および次の選択した構成の詳細が表示されます。

Oracle Web Applications Desktop Integratorプロファイル・オプションごとに、レポートには現在の値とデフォルト値が表示され、現在の値のソースがOracleシード済設定か、データベースに入力されたカスタム設定かを示します。 職責およびユーザー・レベルで設定できるプロファイル・オプションの場合、レポートには選択した職責またはユーザーIDの値が必要に応じて表示されます。

次に、oracle.apps.bne階層の下のOracle Web Applications Desktop Integrator Javaクラス、PL/SQLパッケージおよびサーブレットのバージョンの詳細が表示されます。 Oracle Web Applications Desktop Integratorの無効なデータベース・オブジェクトに関する情報も表示されます。

最後に、関連するMy Oracle Support Knowledge Documentsへのリンク、およびWebADIモジュールのバージョンとプロファイル値のテスト自体のXMLファイル詳細が表示されます。

WebADIインテグレータのメタデータ

このテストは、特定のインテグレータに対して定義されているメタデータに関する詳細を報告します。 この情報を使用すると、インテグレータ定義を検証したり、エラーを診断できます。

このテストを実行する職責IDおよびインテグレータを選択します。

レポートには、リリースまたはパッチのバージョン、および次の選択した構成の詳細が表示されます。

次に、インテグレータ定義を構成する様々なタイプのメタデータが表示されます。 メタデータの取得に使用されるSQL問合せを表示するには、SQLの参照リンクを選択します。 レポートには次のものが含まれます。

最後に、レポートには、メタデータ詳細で使用されるいくつかの略語へのキー、関連するMy Oracle Support Knowledge Documentsへのリンク、およびWebADI Integratorメタデータ・テスト自体のXMLファイル詳細が表示されます。

インテグレータの定義および各メタデータ・タイプの使用方法の詳細は、『Oracle E-Business Suite Desktop Integration Framework開発者ガイド』のインテグレータの定義に関する項、「レイアウトの定義」および「マッピングの定義」を参照してください。