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Oracle Advanced Pricingインプリメンテーション・マニュアル
リリース12
E05612-01
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はじめに

対象読者

『Oracle Advanced Pricingインプリメンテーション・マニュアル, リリース12』へようこそ。

このマニュアルは、次の実務上の知識があることを前提としています。

Oracle Applications製品情報の詳細は、その他の情報ソースを参照してください。

その他の情報ソース

マニュアル、研修およびサポート・サービスなど、様々な情報のソースから選択して、Oracle Advanced Pricingの知識と理解を深めることができます。

このマニュアルで他のOracle Applicationsマニュアルに言及している場合は、リリース12のマニュアルのみを使用してください。

Oracle Applications製品情報の詳細は、関連情報ソースを参照してください。

Oracleサポート・サービスへのTTYアクセス

アメリカ国内では、Oracleサポート・サービスへ24時間年中無休でテキスト電話(TTY)アクセスが提供されています。TTYサポートについては、(800)446-2398にお電話ください。

ドキュメントのアクセシビリティについて

オラクル社は、障害のあるお客様にもオラクル社の製品、サービスおよびサポート・ドキュメントを簡単にご利用いただけることを目標としています。オラクル社のドキュメントには、ユーザーが障害支援技術を使用して情報を利用できる機能が組み込まれています。HTML形式のドキュメントで用意されており、障害のあるお客様が簡単にアクセスできるようにマークアップされています。標準規格は改善されつつあります。オラクル社はドキュメントをすべてのお客様がご利用できるように、市場をリードする他の技術ベンダーと積極的に連携して技術的な問題に対応しています。オラクル社のアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/accessibility/を参照してください。

ドキュメント内のサンプル・コードのアクセシビリティについて

スクリーン・リーダーは、ドキュメント内のサンプル・コードを正確に読めない場合があります。コード表記規則では閉じ括弧だけを行に記述する必要があります。しかしスクリーン・リーダーは括弧だけの行を読まない場合があります。

外部Webサイトのドキュメントのアクセシビリティについて

このドキュメントにはオラクル社およびその関連会社が所有または管理しないWebサイトへのリンクが含まれている場合があります。オラクル社およびその関連会社は、それらのWebサイトのアクセシビリティに関しての評価や言及は行っておりません。

このマニュアルの構成

1  はじめに
2  実装の概要
3  実装方法
4  プロファイル・オプションおよび価格設定パラメータ
5  価格設定セキュリティ
6  価格設定データ・バルク・ローダー
7  価格表
8  価格台帳
9  モディファイア
10  価格設定エンティティのアーカイブおよびパージ
11  複数通貨価格表と基本契約
12  単位
13  複数組織
14  優先と最善価格
15  属性管理
16  カスタム価格の取得
17  イベントとフェーズ
18  「価格設定エンジン要求ビューワ」ウィンドウ
19  Oracle Advanced Pricingとの統合
20  最大数受注処理
21  技術的な考慮事項
22  診断およびトラブルシューティング
A  ウィンドウとナビゲータ・パス
B  属性のシード・データ
C  シード済算式
D  最適なパフォーマンス
E  事例: ハイテク産業での価格設定の使用例
F  事例: Healthy Fast Food 社におけるOracle Advanced Pricingの算式機能の使用
G  参照

関連情報ソース

Oracle Advanced Pricingは、他のOracle Applications製品とビジネス情報および設定情報を共有します。そのため、Oracle Advanced Pricingの設定および使用時には、他のマニュアルの参照が必要な場合があります。マニュアルをオンラインで参照するには、HTMLヘルプ・ウィンドウの展開可能メニューから「ライブラリ」を選択する方法、メディア・パックに同梱されているOracle Applications Document Library CDから参照する方法、システム管理者から提供されるURLをWebブラウザで使用する方法があります。Oracle製品ご購入の各種お問い合わせに関しては、日本オラクル正規代理店もしくはOracle Directにお問い合わせください。

全製品に関連するドキュメント

『Oracle Applications ユーザーズ・ガイド』

このマニュアルでは、GUIを使用したデータ入力、問合せ、レポートの実行およびナビゲーションの方法が説明されています。また、ユーザー・プロファイルの設定、レポートおよびコンカレント・プロセスの実行と検討に関する情報も記載されています。このユーザーズ・ガイドにオンラインでアクセスするには、いずれかのOracle Applicationsヘルプ・ファイルから「Oracle Applicationsのスタート・ガイド」を選択します。

『Oracle Applications開発者ガイド』

このユーザー・マニュアルを使用してOracle Applications開発スタッフが採用したコーディング規格を学習します。また、フォームをOracle Applicationsと統合できるように、カスタムのOracle Developerフォームを作成するための参考情報も記載されています。

『Oracle Applications User Interface Standards』

このマニュアルは、Oracle Applications開発スタッフが採用したユーザー・インタフェース(UI)標準を記載しています。Oracle Applications製品のUIとOracle Formsで作成したアプリケーションの設計へのUIの適用方法について説明しています。

この製品に関連するドキュメント

『Oracle Advanced Pricingユーザーズ・ガイド』

このユーザー・マニュアルを使用して、価格表、モディファイア、クオリファイア、算式、複数通貨価格表、基本契約、アーカイブおよびパージ・ツール、レポート、コンカレント・プログラムなどのOracle Advanced Pricingの機能を設定および使用する方法を学習します。

インストールおよびシステム管理

『Oracle Applications概要』

このマニュアルでは、Oracle Applicationsの概念、機能、テクノロジ・スタック、アーキテクチャおよび用語が紹介されています。Oracle Applicationsのインストール前に最初に参照しておくと役立ちます。また、このマニュアルでは、ビジネス・インテリジェンス(BIS)、言語とキャラクタ・セットおよびSelf Service Web Applicationsなど、Oracle Applications全体の機能の概要も紹介されています。

『Oracle Applications インストレーション・ガイド: Rapid Installの使用方法』

このマニュアルでは、Oracle Applications製品のインストールを管理する手順を説明しています。インストール・プロセスのほとんどは、Oracle Rapid Installを使用して処理されます。これにより、多数の必須ステップが自動化され、Oracle ApplicationsとOracleテクノロジ・スタックが最短時間でインストールされます。このマニュアルには、Oracle Rapid Installの使用手順と、インストールを完了するための必須タスクのリストが記載されています。このマニュアルは、各製品のユーザーズ・ガイドおよびインプリメンテーション・ガイドと併用してください。

『Oracle Applicationsのアップグレード』

Oracle Applications製品をアップグレードする場合は、このマニュアルを参照してください。このマニュアルには、アップグレード・プロセスの説明と、データベースおよび製品特有のアップグレード・タスクのリストが記載されています。

『Maintaining Oracle Applications Documentation Set』

Oracle Applications製品をアップグレードする場合は、このドキュメント・セットを参照してください。このドキュメント・セットには、アップグレード・プロセスの説明と、データベースおよび製品特有のアップグレード・タスクのリストが記載されています。

『Oracle Applicationsシステム管理者ガイド』

このマニュアルには、Oracle Applicationsのシステム管理者を対象とした計画およびリファレンス情報が記載されています。セキュリティの定義、メニューとオンライン・ヘルプのカスタマイズおよびコンカレント処理の管理の方法が説明されています。

『Oracle Alertユーザーズ・ガイド』

このマニュアルでは、Oracle Applicationsデータのステータスをモニターするために定期アラートとイベント・アラートを定義する方法が説明されています。

『Oracle Applicationsフォーム・ベース製品のユーザー・インタフェース標準』

このマニュアルには、Oracle Applicationsの開発スタッフが従っているユーザー・インターフェース(UI)標準が記載されています。Oracle Applications製品のUIと、このUIをOracle Formsでビルドされたアプリケーションの設計に適用する方法が説明されています。

その他のインプリメンテーション・ガイド

『Oracle Workflow管理者ガイド』

このマニュアルでは、ワークフロー対応プロセスを含むOracle Applications製品に必要な設定手順を完了する方法と、実行時ワークフロー・プロセスの進行をモニターする方法が説明されています。

『Oracle Workflow開発者ガイド』

このマニュアルでは、新規のワークフロー・ビジネス・プロセスを定義して、既存のOracle Applications埋込みワークフロー・プロセスをカスタマイズする方法が説明されています。また、ビジネス・イベントとイベント・サブスクリプションを定義およびカスタマイズする方法も説明されています。

『Oracle Workflowユーザーズ・ガイド』

このマニュアルでは、Oracle Applicationsユーザーがワークフロー通知を表示して応答する方法と、ワークフロー・プロセスの進行をモニターする方法が説明されています。

『Oracle Workflow APIリファレンス』

このマニュアルでは、開発者および管理者がOracle Workflowにアクセスするために用意されているAPIについて説明します。

『Oracle Applicationsフレックスフィールド・ガイド』

このマニュアルには、Oracle Advanced Pricingの実装チームおよびOracle Applications製品データの保守担当ユーザーを対象とした、フレックスフィールドの計画、設定およびリファレンス情報が記載されています。また、フレックスフィールド・データに関するカスタム・レポートを作成するための情報も記載されています。

Oracle eTechnical Reference Manuals

各Oracle eTechnical Reference Manual(eTRM)には、データベース・ダイアグラムと、特定のOracle Applications製品のデータベース表、フォーム、レポートおよびプログラムに関する詳細説明が記載されています。この情報は、既存のアプリケーションからのデータを変換する際、Oracle ApplicationsデータをOracle以外のアプリケーションと統合する際およびOracle Applications製品のカスタム・レポートを記述する際に役立ちます。Oracle eTRMは、OracleMetaLinkで入手できます。

統合リポジトリ

Oracle Integration Repositoryは、Oracle E-Business Suiteアプリケーションにより公開されるサービス・エンドポイントに関する情報をコンパイルしたものです。Oracle E-Business Suiteのビジネス・サービス・インタフェースの完全なカタログを提供します。このツールを使用すると、ユーザーは、システム、アプリケーションまたはビジネス・パートナとの統合に適したビジネス・サービス・インタフェースを容易に探してデプロイできます。

Oracle Integration Repositoryは、E-Business Suiteに付属しています。インスタンスにパッチを適用すると、環境内のインタフェースの正確なバージョンに適したコンテンツでリポジトリが自動的に更新されます。

データベース・ツールによるOracle Applicationsデータの変更の禁止

特に指示されている場合を除き、SQL*Plus、Oracle Data Browser、データベース・トリガーまたはその他のツールを使用して、Oracle Applicationsデータを変更しないことをお薦めします。

オラクル社では、Oracle Databaseへの情報の作成、記憶、変更、検索および保守に使用できる強力なツールを提供します。ただし、SQL*PlusのようなOracleツールを使用してOracle Applicationsデータを変更すると、データの整合性が損われたり、データの変更を監査できなくなるおそれがあります。

Oracle Applicationsの表は相互に関連付けられているので、Oracle Applicationsフォームを使用して表を変更すると、一度に多数の表が更新されます。しかし、Oracle Applicationsを使用せずにOracle Applicationsデータを変更すると、1つの表のある行を変更した場合に、関連する表で反映させる必要のある変更が行われないことがあります。各表を相互に同期させていないと、誤った情報を検索したり、Oracle Applicationsで予測できない結果が生じる可能性があります。

Oracle Applicationsを使用してデータを変更すると、その変更が有効であるかどうかがOracle Applicationsにより自動的にチェックされます。Oracle Applicationsは、情報を変更したユーザーを記録することもできます。データベース・ツールを使用してデータベース表に情報を入力すると、無効な情報が記憶されることがあります。また、SQL*Plusや他のデータベース・ツールを使用したときは、変更履歴が記録されないため、情報の変更者を追跡できなくなります。