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Oracle® Real User Experience Insightインストレーション・ガイド
リリース6.5.1 for Linux x86-64
B61011-01
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5 RUEI 6.5.1へのアップグレード

この章では、既存のRUEI 5.xまたは6.xインストールをリリース6.5.1にアップグレードする手順について説明します。インストール後の構成手順については、第6章「RUEIの構成」で説明しています。.

DVDが自動的にマウントされない場合は、次のコマンドを使用してマウントしてください。

mkdir -p /mnt/dvd
mount /dev/dvd /mnt/dvd

注意:

この章の残りの部分では、RUEI DVDが/mnt/dvdにマウントされていると想定しています。

この後説明するアップグレード手順は、別の指示がないかぎり、rootユーザーとして実行する必要があります。

RUEI 5.xから6.5.1へのアップグレード

この項では、既存のRUEI 5.xインストールをリリース6.5.1にアップグレードするための手順について説明します。


重要:

アップグレードを進める前に、構成のバックアップを作成します。ConfigurationSystemMaintenanceBackup and restoreの順に選択します。ロールバックの場合には、構成のバックアップが必要です。さらに、データベースのバックアップを作成することを強くお薦めします。データベースのバックアップ手順に関する情報は、https://support.oracle.com/CSP/ui/flash.htmlで入手できます。

アクセラレータ・パッケージのアップグレード

リリース6.5.1では、サポートされているアクセラレータはすべて、レポータのインストール手順の一部として自動的にインストールされます。アクセラレータの一部には、使用するために追加のOracle製品ライセンスが必要になるものがあります。製品に基づいてスイートを構成する前に、その製品を使用するライセンスを取得していることを確認する必要があります。詳細は、Oracle社の担当者にお問合せください。

レポータ・システムのアップグレード

次のようにします。

  1. RUEIディストリビューション・パック(Vxxx.zip)をレポータ・システムの/rootディレクトリにコピーし、解凍します。次のコマンドを発行します。

    cd /root
    unzip Vxxx.zip
    
  2. 次のコマンドを発行して、XML::Twigモジュールをインストールします。

    cd /mnt/dvd/Server
    rpm -Uhv perl-XML-Twig-3.26-*.fc6.noarch.rpm \
    perl-XML-Parser-2.34-*.x86_64.rpm
    
  3. Java Runtime Environment(JRE)をインストールします。RUEI 5.1からアップグレードする場合、この手順は省略してかまいません。次のコマンドを発行します。

    cd /root/RUEI/Java
    chmod +x ./jre-1_5_0_22-linux-amd64-rpm.bin
    ./jre-1_5_0_22-linux-amd64-rpm.bin
    ln -s /usr/java/jre1.5.0_22 /usr/java/jre
    

    Javaの使用許諾契約に同意するように要求されます。同意しなければ、先に進めません。

    このコマンドにより、データベースに組み込まれているものではなく、RUEIディストリビューション・セットにバンドルされているスタンドアロン・パッケージからJREがインストールされます。

  4. 次のコマンドを発行して、すべての処理を一時的に停止します。

    cd /root/RUEI/extra
    chmod +x ruei-upgrade-5.x-6.5.sh
    ./ruei-upgrade-5.x-6.5.sh stop_ruei
    
  5. 次のコマンドを発行して、新しいOracle Instantクライアントをインストールします。

    cd /root/RUEI/IC
    rpm -Uhv oracle-instantclient11.2-*
    
  6. 次のコマンドを発行して、新しいPHP OCIモジュールをインストールします。

    cd /root/RUEI/PHP
    rpm -Uhv php-oci8-11gR2-*  
    
  7. 次のコマンドを発行して、論理リンクを更新します。

    ln -sf /usr/lib64/oracle/11.2/php-oci8/oci8.ini /etc/php.d/oci8.ini
    ln -sf /usr/lib64/oracle/11.2/php-oci8/oci8.so /usr/lib64/php/modules/oci8.so
    

    force-f)オプションの使用に注意してください。

  8. コレクタ・システムごとに、次のコマンドを発行します。

    cd /root/RUEI/extra
    ./ruei-upgrade-5.x-6.5.sh stop_collector Collector-IP-address
    

    Collector-IP-addressは、コレクタ・システムのIPアドレスです。このコマンドは、ローカル・コレクタ(localhost)についても発行する必要があります。

  9. RUEI 5.1からアップグレードする場合、この手順は省略してかまいません。次のコマンドを発行して、/etc/ruei.confファイルを更新します。

    cp /etc/ruei.conf /etc/ruei.conf.50
    cp /root/RUEI/extra/ruei.conf.upgrade /etc/ruei.conf
    chmod 644 /etc/ruei.conf
    source /etc/ruei.conf
    chown $RUEI_USER:$RUEI_GROUP /etc/ruei.conf
    
  10. 次のコマンドを発行して、RUEIデータベース・インスタンスを更新します。

    cd /root/RUEI/65
    cp ruei-prepare-db.sh /home/oracle
    cp ruei-check.sh /home/oracle
    chmod +x /home/oracle/ruei-*.sh
    su - oracle
    export ORACLE_HOME=/u01/app/oracle/product/11.1.0/db_1
    ./ruei-prepare-db.sh
    exit
    

    完了すると、再びrootユーザーになります。

  11. 次のコマンドを発行して、RUEIレポータRPMをアップグレードします。

    cd /root/RUEI/extra
    ./ruei-upgrade-5.x-6.5.sh rpm_pre_install
    cd /root/RUEI/65
    chmod u+x ./ruei-install.sh
    ./ruei-install.sh *.rpm
    cd /root/RUEI/extra
    ./ruei-upgrade-5.x-6.5.sh rpm_post_install
    

    注意:

    ローカル・コレクタにリプレイ・データがほとんど、またはまったくないレポータ・システムをアップグレードすると、*LTS?*エラーが発生する可能性があります。これらは無視しても問題ありません。

  12. 重要: この手順で説明されているアクションを実行しないと、現在定義されているError Page Replay (EPR)設定およびFull Session Replay (FSR)設定が、監視対象のアプリケーションに適用されます。監視対象アプリケーションの数や、以前の設定によっては、必須ディスク領域の量が大幅に増える可能性があります。たとえば、データ保存が50GBに設定され、コレクタによって5つのアプリケーションが監視されている場合、リリース6.5へのアップグレードと同時に、コレクタではアプリケーション当たり50GBまでデータが保存されます(つまり、コレクタの合計ディスク領域は250GB)。

    必要なディスク領域が多すぎて、コレクタ・システムに確保できない場合、次のコマンドを発行して、合計予約ディスク領域を現在定義されている設定に制限できます。

    ./ruei-upgrade-5.x-6.5.sh resize_replay_store
    

    この場合、合計予約ディスク領域は、現在定義されているアプリケーション間で同様に共有されます。たとえば、現行のデータ保存設定が100GBで、監視対象アプリケーションが10個ある場合、アプリケーションごとに10GBのディスク領域が使用可能になります。前述のコマンドを使用すると、既存の(最も古い)リプレイ・データが失われる可能性があります。

  13. RUEI 5.1からアップグレードする場合、この手順は省略してかまいません。PDF生成用の追加フォントを有効にします。PDFの生成にはJavaライブラリを使用するため、これらをJavaで使用可能にする必要があります。RUEIに含まれているフォントを適切なJavaディレクトリにコピー(または移動)します。次に例を示します。

    cp /opt/ruei/gui/include/bi_publisher/fonts/* \
    /usr/java/jre/lib/fonts/
    
  14. RUEI 5.1からアップグレードする場合、この手順は省略してかまいません。レポートのエクスポート機能を.htaccessファイルでカスタマイズした場合(『Oracle Real User Experience Insightユーザーズ・ガイド』で説明)、RUEI構成ファイルを新しい場所に移動する必要があります。次に例を示します。

    mv /var/www/ruei/.htaccess /opt/ruei/gui
    
  15. 次のコマンドを発行して、Apache Webサーバーを再起動します。

    /sbin/service httpd restart
    

    重要:

    手順16に進むに、この時点でコレクタのアップグレード手順を完了する必要があります。

  16. 次のコマンドを発行して、すべてのコレクタ・システムをアップグレードしたで、処理を再開します。

    cd /root/RUEI/extra
    ./ruei-upgrade-5.x-6.5.sh start_ruei
    

レポータ・システムのアップグレード手順が完了しました。

重要:

アップグレード手順の完了後、次のことに特に注意を払ってください。

  • デフォルトのURL接頭辞マスキング・アクションがNo replayに設定されていること。この設定を調べ(『Oracle Real User Experience Insightユーザーズ・ガイド』で説明)、操作要件に合っているかどうかを確認します。

  • アップグレード中またはその後で、イベント・ログ( SystemStatusEvent logの順に選択)にエラーまたは情報メッセージが出現したら、アップグレード手順の完了後に既読としてマークし、新しいメッセージが報告されているかどうかを監視。エラー・メッセージが再び生じた場合、Oracleサポート・サービスにご連絡ください。

  • コレクタ・システムごとに、そのデータ保存ポリシーを確認(ConfigurationGeneralAdvanced settingsCollector data retention policyの順に選択)。

コレクタ・システムのアップグレード

手順1〜4は、RUEIリリース5.0からアップグレードする場合にのみ必要です。RUEIリリース5.1からアップグレードする場合、すぐに手順5に進んでください。

次のようにします。

  1. 次のコマンドを発行して、/home/oracle/bin/ruei-clean.shのエントリを含む行をOracleのcrontabファイルから削除します。

    su - oracle
    crontab -e
    exit
    
  2. 次のコマンドを発行して、Oracleデータベースを停止し、再起動後にデータベースが再び起動されないように、インストール・スクリプトを削除します。

    service oracledb stop
    chkconfig --del oracledb
    

    Oracleデータベース・サービスの停止に長時間かかりそうな場合、別の端末を開き、rsynclogdirdという実行プロセスを停止する必要があります。

  3. 次のコマンドを発行して、Apache Webサーバーを停止します。

    service httpd stop
    chkconfig --del httpd
    
  4. 次のコマンドを発行して、すべてのRUEI RPM(ux-collectorを除く)を削除します。

    rpm -qa | grep ^ux-.*-5.0 | grep -v ^ux-collector | xargs rpm -e
    
  5. RUEIディストリビューション・パック(Vxxx.zip)をコレクタ・システムの/rootディレクトリにコピーし、解凍します。次のコマンドを発行します。

    cd /root
    unzip Vxxx.zip
    cd /root/RUEI/65
    
  6. Java Runtime Environment(JRE)をインストールします。RUEI 5.1からアップグレードする場合、この手順は省略してかまいません。次のコマンドを発行します。

    cd /root/RUEI/Java
    chmod +x ./jre-1_5_0_22-linux-amd64-rpm.bin
    ./jre-1_5_0_22-linux-amd64-rpm.bin
    ln -s /usr/java/jre1.5.0_22 /usr/java/jre
    

    Javaの使用許諾契約に同意するように要求されます。同意しなければ、先に進めません。

    このコマンドにより、データベースに組み込まれているものではなく、RUEIディストリビューション・セットにバンドルされているスタンドアロン・パッケージからJREがインストールされます。

  7. RUEI 5.1からアップグレードする場合、この手順は省略してかまいません。次のコマンドを発行して、/etc/ruei.confファイルを更新します。

    cp /etc/ruei.conf /etc/ruei.conf.50
    cp /root/RUEI/extra/ruei.conf.upgrade /etc/ruei.conf
    chmod 644 /etc/ruei.conf
    source /etc/ruei.conf
    chown $RUEI_USER:$RUEI_GROUP /etc/ruei.conf
    
  8. 次のコマンドを発行して、リプレイ・ストアを変換し、RUEIコレクタRPMをアップグレードします。

    cd /root/RUEI/extra
    chmod +x ruei-upgrade-5.x-6.5.sh
    ./ruei-upgrade-5.x-6.5.sh convert_replay_store
    cd /root/RUEI/65
    chmod +x ruei-install.sh
    ./ruei-install.sh collector
    cd /root/RUEI/extra
    ./ruei-upgrade-5.x-6.5.sh convert_replay_store2
    

RUEIインフラストラクチャ内のコレクタ・システムごとに、これまでの手順を繰り返します。

手順1〜4は、RUEIリリース5.0からアップグレードする場合にのみ必要です。RUEIリリース5.1からアップグレードする場合、すぐに手順5に進んでください。

この時点で、レポータ・システムのアップグレード手順の手順13に戻ります。

RUEI 6.xから6.5.1へのアップグレード

この項では、既存のRUEI 6.xインストールをリリース6.5.1にアップグレードするための手順について説明します。


重要:

アップグレードを進める前に、構成のバックアップを作成します。ConfigurationSystemMaintenanceBackup and restoreの順に選択します。ロールバックの場合には、構成のバックアップが必要です。

アクセラレータ・パッケージのアップグレード

リリース6.5.1では、サポートされているアクセラレータはすべて、レポータのインストール手順の一部として自動的にインストールされます。アクセラレータの一部には、使用するために追加のOracle製品ライセンスが必要になるものがあります。製品に基づいてスイートを構成する前に、その製品を使用するライセンスを取得していることを確認する必要があります。詳細は、Oracle社の担当者にお問合せください。

レポータ・システムのアップグレード

この項で説明するレポータのアップグレード手順は、専用のレポータ・システムばかりでなく、単一サーバーのインストールにも適用できます。

次のようにします。

  1. レポータにrootとしてログインします。/rootディレクトリ内でRUEI zipファイルを解凍し、アプリケーション・ファイルが格納されているディレクトリに移動します。次のコマンドを使用します。

    cd /root
    unzip Vxxxx.zip
    
  2. 次のコマンドを使用して、レポータ・システムおよびコレクタ・システム上のすべての処理を停止します。

    cd /root/RUEI/extra
    chmod +x ruei-upgrade-6.x-6.5.1.sh
    ./ruei-upgrade-6.x-6.5.1.sh stop_ruei
    
  3. 次のコマンドを発行して、新しいOracle Instantクライアントをインストールします。

    cd /root/RUEI/IC
    rpm -Uhv oracle-instantclient11.2-*
    
  4. 次のコマンドを発行して、新しいPHP OCIモジュールをインストールします。

    cd /root/RUEI/PHP
    rpm -Uhv php-oci8-11gR2-*  
    
  5. 次のコマンドを発行して、論理リンクを更新します。

    ln -sf /usr/lib64/oracle/11.2/php-oci8/oci8.ini /etc/php.d/oci8.ini
    ln -sf /usr/lib64/oracle/11.2/php-oci8/oci8.so /usr/lib64/php/modules/oci8.so
    

    force-f)オプションの使用に注意してください。

  6. /etc/ruei.conf構成ファイルを、新しいOracle Instantクライアントが使用されるように更新します。次の行

    export INSTANTCLIENT_DIR=/usr/lib/oracle/11.1/client64
    

    を次の行に置き換えます。

    export INSTANTCLIENT_DIR=/usr/lib/oracle/11.2/client64
    
  7. 次のコマンドを発行して、Apache Webサーバーを再起動します。

    service httpd restart
    
  8. データベースが常駐するシステムで、次のコマンドを発行して、RUEIデータベース・インスタンスを更新します。

    cd /root/RUEI/65
    cp ruei-prepare-db.sh /home/oracle
    cp ruei-check.sh /home/oracle
    chmod +x /home/oracle/ruei-*.sh
    su - oracle
    export ORACLE_HOME=/u01/app/oracle/product/11.1.0/db_1
    ./ruei-prepare-db.sh
    exit
    

    完了すると、再びrootユーザーになります。

  9. 必要なコレクタ・システムごとに、次の項で示す手順を実行します。完了したら、手順10に進みます。

  10. 次のコマンドを使用して、新しいリリースのRPMをインストールします。

    cd /root/RUEI/65
    chmod +x ruei-install.sh
    ./ruei-install.sh *.rpm
    
  11. 次のコマンドを実行して、必要なアップグレード・アクションを実行します。

    cd /root/RUEI/extra
    ./ruei-upgrade-6.x-6.5.1.sh rpm_post_install
    
  12. この手順は、RUEIリリース6.0.xからのアップグレードの場合にのみ実行します。それ以外の場合は省略してください。

    重要: この手順で説明されているアクションを実行しないと、現在定義されているError Page Replay (EPR)設定およびFull Session Replay (FSR)設定が、監視対象のアプリケーションに適用されます。監視対象アプリケーションの数や、以前の設定によっては、必須ディスク領域の量が大幅に増える可能性があります。たとえば、データ保存が50GBに設定され、コレクタによって5つのアプリケーションが監視されている場合、リリース6.5へのアップグレードと同時に、コレクタではアプリケーション当たり50GBまでデータが保存されます(つまり、コレクタの合計ディスク領域は250GB)。

    必要なディスク領域が多すぎて、コレクタ・システムに確保できない場合、次のコマンドを発行して、合計予約ディスク領域を現在定義されている設定に制限できます。

    ./ruei-upgrade-6.x-6.5.1.sh resize_replay_store
    

    この場合、アプリケーションごとの合計予約ディスク領域は、現在のアプリケーション数で割った現行設定になります。たとえば、現行のデータ保存設定が100GBで、監視対象アプリケーションが現在10個ある場合、アプリケーションごとに10GBのディスク領域が使用可能になります。前述のコマンドを使用すると、既存の(最も古い)リプレイ・データが失われる可能性があります。

  13. 次のコマンドを使用して、処理を再起動します。

    cd /root/RUEI/extra
    ./ruei-upgrade-6.x-6.5.1.sh start_ruei
    

注意:

アップグレード中またはその後で、イベント・ログ( SystemStatusEvent logの順に選択)にエラーまたは情報メッセージが出現したら、アップグレード手順の完了後に既読としてマークし、新しいメッセージが報告されているかどうかを監視。エラー・メッセージが再び生じた場合、Oracleサポート・サービスにご連絡ください。

リモート・コレクタ・システムのアップグレード

必要なコレクタ・システムごとに、rootとしてログインします。/rootディレクトリ内でRUEI zipファイルを解凍し、アプリケーション・ファイルが格納されているディレクトリに移動して、新しいリリースのPRMをインストールします。次のようにします。

  1. 次のコマンドを使用して、RUEIディストリビューション・パッケージを解凍します。

    cd /root
    unzip Vxxxx.zip
    
  2. 次のコマンドを使用して、コレクタRPMをアップグレードします。

    cd /root/RUEI/65
    chmod +x ruei-install.sh
    ./ruei-install.sh collector
    
  3. この手順は、RUEIリリース6.0.xからのアップグレードの場合にのみ実行します。それ以外の場合は省略してください。

    次のコマンドを発行して、リプレイ・ストアを変換します。

    cd /root/RUEI/extra
    chmod +x ruei-upgrade-6.x-6.5.1.sh
    ./ruei-upgrade-6.x-6.5.1.sh convert_replay_store
    

    注意:

    システム上にリプレイ・データがない場合、またはスクリプトを2回実行した場合、スクリプトが失敗する可能性があります。

リリース6.5.0へのロールバック

この項では、リリース6.5.1へのアップグレード後に、リリース6.5.0にロールバックする手順を説明します。レポータのインストールに含まれているコレクタは、説明されている手順の実行中に自動的にロールバックされます。ただし、リモート・コレクタ・システムは、個々にロールバックする必要があります。この手順については、この項で後ほど説明します。


重要:

アップグレード前の状態に、厳密にシステムをリストアできない場合があることに注意してください。アップグレードをロールバックする前に、Oracleサポート・サービスに問い合せることを強くお薦めします。

  1. レポータ・システムにrootとしてログインします。/rootディレクトリ内でRUEI 6.5.0ディストリビューションzipファイルを解凍し、アプリケーション・ファイルが格納されているディレクトリに移動します。次のコマンドを使用します。

    cd /root
    unzip Vxxx.zip
    

    重要:

    6.5.0ディストリビューション・パックが格納されているディレクトリが、6.5.1リリースと競合しないことを確認してください。さらに、RUEIインストールでアクセラレータ・パッケージ(Oracle E-Business SuiteまたはSiebelなど)を使用する場合、すでにインストールされているすべてのアクセラレータ・パッケージに対して解凍を繰り返してください。

  2. 次のコマンドを発行して、レポータ・システム上のすべての処理を停止します。

    cd /root/RUEI/extra
    ./ruei-rollback-6.5.1-6.5.0.sh stop_ruei
    
  3. 使用されていないアクセラレータ・パッケージをすべて削除します。次のコマンドを使用して、インストール済のすべてのアクセラレータを表示します。

    rpm -qa | grep ^ux-suites
    

    次のコマンドを使用して、該当するアクセラレータを削除します。

    rpm -e ux-suites-name
    

    nameは、該当するアクセラレータです。

  4. 次のコマンドを発行して、RPMのインストール前のフェーズを実行します。

    ./ruei-rollback-6.5.1-6.5.0.sh rpm_pre_install
    
  5. 次のコマンドを発行して、前のRPMをリストアします。

    cd /root/RUEI/65
    chmod +x ruei-install.sh
    ./ruei-install.sh *.rpm
    
  6. 必要なリモート・コレクタをすべてロールバックします(次の項で説明する手順を使用)。完了したら、手順7に進みます。インストールでリモート・コレクタを使用しない場合は、すぐに手順7に進んでください。

  7. ConfigurationSystemMaintenanceBackup and restoreRestore system from fileの順に選択して、アップグレード前に作成したRUEI構成のバックアップをリストアします。

  8. 次のコマンドを発行して、処理を再起動します。

    cd /root/RUEI/extra
    ./ruei-rollback-6.5.1-6.5.0.sh start_ruei
    

リモート・コレクタ・システムのロールバック

次のようにします。

  1. リモート・コレクタ・システムにrootとしてログインします。/rootディレクトリ内でRUEI 6.0ディストリビューションzipファイルを解凍し、アプリケーション・ファイルが格納されているディレクトリに移動します。次のコマンドを発行します。

    cd /root
    unzip Vxxx.zip
    

    重要:

    6.5.0ディストリビューション・パックが格納されているディレクトリが、6.5.1リリースと競合しないことを確認してください。

  2. 次のコマンドを発行して、前のRPMをリストアします。

    cd /root/RUEI/extra
    chmod +x ruei-rollback-6.5.1-6.5.0.sh
    cd /root/RUEI/65
    chmod +x ruei-install.sh
    ./ruei-install.sh ux-collector-*.rpm
    

必要なコレクタすべてについてロールバックが完了したら、前述の手順7に戻ります。

リリース6.0.xへのロールバック

この項では、リリース6.5.1へのアップグレード後に、リリース6.0.xにロールバックする手順を説明します。レポータのインストールに含まれているコレクタは、説明されている手順の実行中に自動的にロールバックされます。ただし、リモート・コレクタ・システムは、個々にロールバックする必要があります。この手順については、この項で後ほど説明します。


重要:

アップグレード前の状態に、厳密にシステムをリストアできない場合があることに注意してください。アップグレードをロールバックする前に、Oracleサポート・サービスに問い合せることを強くお薦めします。

  1. レポータ・システムにrootとしてログインします。/rootディレクトリ内でRUEI 6.0.xディストリビューションzipファイルを解凍し、アプリケーション・ファイルが格納されているディレクトリに移動します。次のコマンドを使用します。

    cd /root
    unzip Vxxx.zip
    

    重要:

    6.0.xディストリビューション・パックが格納されているディレクトリが、6.5.1リリースと競合しないことを確認してください。さらに、RUEIインストールでアクセラレータ・パッケージ(Oracle E-Business SuiteまたはSiebelなど)を使用する場合、すでにインストールされているすべてのアクセラレータ・パッケージに対して解凍を繰り返してください。

  2. 次のコマンドを発行して、レポータ・システム上のすべての処理を停止します。

    cd /root/RUEI/extra
    ./ruei-rollback-6.5.1-6.0.x.sh stop_ruei
    chmod +x ruei-rollback-6.5.1-6.0.x.sh
    ./ruei-rollback-6.5.1-6.0.x.sh convert_replay_store 
    
  3. 使用されていないアクセラレータ・パッケージをすべて削除します。次のコマンドを使用して、インストール済のすべてのアクセラレータを表示します。

    rpm -qa | grep ^ux-suites
    

    次のコマンドを使用して、該当するアクセラレータを削除します。

    rpm -e ux-suites-name
    

    nameは、該当するアクセラレータです。

  4. 次のコマンドを発行して、前のRPMをリストアします。

    cd /root/RUEI/60
    rpm -e ux-lang-zh_cn
    chmod +x ruei-install.sh
    ./ruei-install.sh *.rpm
    
  5. 必要なリモート・コレクタをすべてロールバックします(次の項で説明する手順を使用)。完了したら、手順6に進みます。インストールでリモート・コレクタを使用しない場合は、すぐに手順6に進んでください。

  6. ConfigurationSystemMaintenanceBackup and restoreRestore system from fileの順に選択して、アップグレード前に作成したRUEI構成のバックアップをリストアします。

  7. 次のコマンドを発行して、処理を再起動します。

    cd /root/RUEI/extra
    ./ruei-rollback-6.5.1-6.0.x.sh start_ruei
    

リモート・コレクタ・システムのロールバック

次のようにします。

  1. リモート・コレクタ・システムにrootとしてログインします。/rootディレクトリ内でRUEI 6.0.xディストリビューションzipファイルを解凍し、アプリケーション・ファイルが格納されているディレクトリに移動します。次のコマンドを発行します。

    cd /root
    unzip Vxxx.zip
    

    重要:

    6.0.xディストリビューション・パックが格納されているディレクトリが、6.5.1リリースと競合しないことを確認してください。

  2. 次のコマンドを発行して、前のRPMをリストアします。

    cd /root/RUEI/extra
    chmod +x ruei-rollback-6.5.1-6.0.x.sh
    ./ruei-rollback-6.5.1-6.0.x.sh convert_replay_store 
    cd /root/RUEI/60
    chmod +x ruei-install.sh
    ./ruei-install.sh ux-collector-*.rpm
    

必要なコレクタすべてについてロールバックが完了したら、前述の手順6に戻ります。

リリース5.1.xへのロールバック

この項では、リリース6.5.1へのアップグレード後に、リリース5.1.xにロールバックする手順を説明します。レポータのインストールに含まれているコレクタは、説明されている手順の実行中に自動的にロールバックされます。ただし、リモート・コレクタ・システムは、個々にロールバックする必要があります。この手順については、この項で後ほど説明します。


重要:

アップグレード前の状態に、厳密にシステムをリストアできない場合があることに注意してください。アップグレードをロールバックする前に、Oracleサポート・サービスに問い合せることを強くお薦めします。

さらに、説明されているロールバック手順を実行するためには、5.1.xおよび6.5.1ディストリビューション・パッケージと同様、5.1.xインストールの構成バックアップが必要になります。


次のようにします。

  1. レポータ・システムにrootとしてログインします。/rootディレクトリ内で前の5.1.xディストリビューション・パッケージを解凍し、アプリケーション・ファイルが格納されているディレクトリに移動します。次のコマンドを発行します。

    mkdir /root/rollback51
    cd /root/rollback51
    unzip Vxxx.zip
    

    重要:

    RUEIインストールでアクセラレータ・パッケージ(Oracle E-Business SuiteまたはSiebelなど)を使用する場合、すでにインストールされているすべてのアクセラレータ・パッケージに対して解凍を繰り返してください。

  2. 次のコマンドを発行して、すべてのRUEI処理を停止します。

    cd /root/RUEI/extra
    chmod +x ./ruei-rollback-6.5.1-5.x.sh
    ./ruei-rollback-6.5.1-5.x.sh stop_ruei
    
  3. 次のコマンドを発行して、RPMのインストール前のフェーズを実行します。

    ./ruei-rollback-6.5.1-5.x.sh rpm_pre_install
    
  4. 使用されていないアクセラレータ・パッケージをすべて削除します。次のコマンドを使用して、インストール済のすべてのアクセラレータを表示します。

    rpm -qa | grep ^ux-suites
    

    次のコマンドを使用して、該当するアクセラレータを削除します。

    rpm -e ux-suites-name
    

    nameは、該当するアクセラレータです。

  5. 次のコマンドを発行して、ADF RPMを削除し、既存のレポータRPMをダウングレードします。

    rpm -e ux-adf
    cd /root/RUEI/65
    ./ruei-install.sh /root/roolback51/RUEI/51/*.rpm
    
  6. 次のコマンドを発行して、RPMのインストール後のフェーズを実行します。

    cd/ root/RUEI/extra
    ./ruei-rollback-6.5.1-5.x.sh rpm_post_install
    
  7. 次のコマンドを発行して、Apache Webサーバーを再起動します。

    service httpd restart
    

    この時点で、すべてのリモート・コレクタ・システムをロールバックする必要があります(次の項で説明する手順を使用)。すべてのリモート・コレクタ・システムをロールバックした、手順8に進みます。インストールでリモート・コレクタ・システムを使用しない場合は、すぐに手順8に進んでください。

  8. 次のコマンドを使用して、RUEI処理を再起動します。

    cd /root/RUEI/extra
    chmod +x ./ruei-rollback-6.5.1-5.x.sh
    ./ruei-rollback-6.5.1-5.x.sh start_ruei
    

    このフェーズにはかなりの時間がかかる可能性があることに注意してください。

  9. ConfigurationSystemMaintenanceBackup and restoreRestore system from fileの順に選択して、アップグレード前に作成したRUEI構成のバックアップをリストアします。

ロールバックの問題のトラブルシューティング

ロールバック・スクリプトruei-rollback-6.5.1-5.x.shでは、そのアクションが/tmp/ruei-rollback-6.5.1-5.x.logファイルに記録されます。ロールバック中に問題が発生した場合は、このファイルをOracleサポート・サービスへのリクエストに添付してください。

リモート・コレクタ・システムのロールバック

この項では、リリース6.5.1へのアップグレード後に、リモート・コレクタ・システムをリリース5.1.xにロールバックする手順について説明します。

次のようにします。

  1. リモート・コレクタ・システムにrootとしてログインします。/rootディレクトリ内で前の5.1.xディストリビューション・パッケージを解凍し、アプリケーション・ファイルが格納されているディレクトリに移動します。次のコマンドを発行します。

    mkdir /root/rollback51
    cd /root/rollback51
    unzip Vxxx.zip
    
  2. 次のコマンドを発行して、コレクタ・リプレイ・ストアをリストアします。

    cd /root/RUEI/extra
    ./ruei-rollback-6.5.1-5.x.sh convert_replay_store
    
  3. 次のコマンドを発行して、前のコレクタRPMをリストアします。

    cd /root/RUEI/65
    ./ruei-install.sh /root/rollback51/RUEI/51/ux-collector-*.rpm
    

必要なリモート・コレクタ・システムごとにこの手順を繰り返します。準備ができたら、レポータのロールバック手順に戻ります。

リリース5.0.xへのロールバック

この項では、リリース6.5.1へのアップグレード後に、リリース5.0.xにロールバックする手順を説明します。レポータのインストールに含まれているコレクタは、説明されている手順の実行中に自動的にロールバックされます。ただし、リモート・コレクタ・システムは、個々にロールバックする必要があります。この手順については、この項で後ほど説明します。


重要:

アップグレード前の状態に、厳密にシステムをリストアできない場合があることに注意してください。アップグレードをロールバックする前に、Oracleサポート・サービスに問い合せることを強くお薦めします。

さらに、説明されているロールバック手順を実行するためには、5.0.xおよび6.5.1ディストリビューション・パッケージと同様、5.0.xインストールの構成バックアップが必要になります。


次のようにします。

  1. レポータ・システムにrootとしてログインします。/rootディレクトリ内で前の5.0.xディストリビューション・パッケージを解凍し、アプリケーション・ファイルが格納されているディレクトリに移動します。次のコマンドを発行します。

    mkdir /root/rollback50
    cd /root/rollback50
    unzip Vxxx.zip
    

    重要:

    RUEIインストールでアクセラレータ・パッケージ(Oracle E-Business SuiteまたはSiebelなど)を使用する場合、すでにインストールされているすべてのアクセラレータ・パッケージに対して解凍を繰り返してください。

  2. 次のコマンドを発行して、すべてのRUEI処理を停止します。

    cd /root/RUEI/extra/
    chmod +x ./ruei-rollback-6.5.1-5.x.sh
    ./ruei-rollback-6.5.1-5.x.sh stop_ruei
    
  3. 次のコマンドを発行して、RPMのインストール前のフェーズを実行します。

    /ruei-rollback-6.5.1-5.x.sh rpm_pre_install
    
  4. 使用されていないアクセラレータ・パッケージをすべて削除します。次のコマンドを使用して、インストール済のすべてのアクセラレータを表示します。

    rpm -qa | grep ^ux-suites
    

    次のコマンドを使用して、該当するアクセラレータを削除します。

    rpm -e ux-suites-name
    

    nameは、該当するアクセラレータです。

  5. 次のコマンドを発行して、前のRPMをリストアします。

    rpm -e ux-wlp
    rpm -e ux-adf
    cd /root/rollback50/RUEI/50
    rpm -Uhv --oldpackage ux-*
    
  6. 次のコマンドを発行して、RPMのインストール後のフェーズを実行します。

    cd /root/RUEI/extra/
    ./ruei-rollback-6.5.1-5.x.sh rpm_post_install
    

    この時点で、すべてのリモート・コレクタ・システムをロールバックする必要があります(「リモート・コレクタ・システムのロールバック」で説明する手順を使用)。すべてのリモート・コレクタ・システムをロールバックした、手順7に進みます。インストールでリモート・コレクタ・システムを使用しない場合は、すぐに手順7に進んでください。

  7. 次のコマンドを発行して、Apache Webサーバーを再起動します。

    service httpd restart
    
  8. 次のコマンドを使用して、RUEI処理を再起動します。

    ./ruei-rollback-6.5.1-5.x.sh start_ruei
    
  9. 次のコマンドを発行して、アップグレード手順の最初に作成した/etc/ruei.confファイルのバックアップをrootユーザーとしてリストアします。

    mv /etc/ruei.conf /etc/ruei.conf.65.backup
    cp /etc/ruei.conf.50 /etc/ruei.conf
    
  10. ConfigurationSystemMaintenanceBackup and restoreRestore system from fileの順に選択して、アップグレード前に作成したRUEI構成のバックアップをリストアします。

リモート・コレクタ・システムのロールバック

この項では、リリース6.5.1へのアップグレード後に、リモート・コレクタ・システムをリリース5.0.xにロールバックする手順について説明します。

次のようにします。

  1. リモート・コレクタ・システムにrootとしてログインします。/rootディレクトリ内で前の5.0.xディストリビューション・パッケージを解凍し、アプリケーション・ファイルが格納されているディレクトリに移動します。次のコマンドを発行します。

    mkdir /root/rollback50
    cd /root/rollback50
    unzip Vxxx.zip
    
  2. 次のコマンドを発行して、コレクタ・リプレイ・ストアをリストアします。

    cd /root/RUEI/extra
    ./ruei-rollback-6.5.1-5.x.sh stop_collector
    ./ruei-rollback-6.5.1-5.x.sh convert_replay_store
    
  3. 次のコマンドを発行して、前のコレクタRPMをリストアします。

    cd /root/RUEI/65
    ./ruei-install.sh /root/rollback50/RUEI/50/ux-collector-*.rpm
    

必要なリモート・コレクタ・システムごとにこの手順を繰り返します。準備ができたら、レポータのロールバック手順に戻ります。