- 仮想化ドメイン情報
virtinfo [ -acdpstu ]
virtinfo ユーティリティーは、libv12n(3LIB) により返される、現在のドメインに関する仮想化情報を提供します。オプションが指定されている場合、1 つ以上の仮想化ドメイン特性を表す記号が標準出力に書き出されます。オプションが指定されていない場合、virtinfo は仮想化ドメインの種類のみを示します。
virtinfo コマンドは次のオプションをサポートしています。
ドメインについて現在分かっている情報をすべて表示します。
制御ドメインのネットワークノード名を表示します。この名前は、制御ドメイン上で uname -n コマンドを実行することにより表示される文字列と同一です。
この仮想ドメインのドメイン名を表示します。
解析可能な形式で情報を表示します。
Logical Domains (LDoms) の解析可能な出力は次の形式になります。
VERSION 1.0 DOMAINROLE|impl=LDoms|control={true|false}| io={true|false}|service={true|false}| root={true|false} DOMAINNAME|name=domain-name DOMAINUUID|uuid=uuid DOMAINCONTROL|name=control-domain-nodename DOMAINCHASSIS|serialno=serial-no
プラットフォームシリアル番号を表示します。
ドメインの種類を表示します。
Logical Domains のドメインの種類は、次の空白文字で区切った値の 1 つまたは複数の文字列です。
LDoms 実装
制御ドメイン
ゲストドメイン
I/O ドメイン
サービスドメイン
ルート I/O ドメイン
control 値と guest 値は相互排他的です。
ドメインの汎用一意識別子 (Universally Unique Identifier、UUID) を表示します。libuuid(3LIB) マニュアルページを参照してください。
次の終了値が返されます。
正常に完了しました。
エラーが発生しました。
例 1 ドメインに関するデフォルト情報の表示
次の例は、ドメインに関するデフォルト情報を示しています。
$ virtinfo Domain role: LDoms control I/O service root The current domain is the control domain, which is also an I/O domain, the service domain and a root I/O domain.
例 2 ドメインに関するすべての情報の表示
次の例は、ドメインに関するすべての使用可能な情報を示しています。
$ virtinfo -a Domain role: LDoms control I/O service root Domain name: primary Domain UUID: 8e0d6ec5-cd55-e57f-ae9f-b4cc050999a4 Control domain: san-t2k-6 Chassis serial#: 0704RB0280
例 3 解析可能な形式によるドメインに関するすべての情報の表示
次の例は、解析可能な形式で、ドメインに関するすべての使用可能な情報を示しています。
$ virtinfo -ap VERSION 1.0 DOMAINROLE|impl=LDoms|control=true|io=true|service=true|root=true DOMAINNAME|name=primary DOMAINUUID|uuid=8e0d6ec5-cd55-e57f-ae9f-b4cc050999a4 DOMAINCONTROL|name=san-t2k-6 DOMAINCHASSIS|serialno=0704RB0280
次の属性の説明については、attributes(5) を参照してください。
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libuuid(3LIB)、libv12n(3LIB)