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Oracle® JRockitインストレーションおよびアップグレード・ガイド
リリースR28
B61444-02
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5 インストール後の手順

製品のインストールが完了したら、すぐに使用を開始できます。また、製品をパスに追加して、簡単に実行できるようにします。

この章には、以下に関する情報があります。

5.1 JRockit Mission Control Clientの起動

次の手順に、Windowsの「スタート」メニューおよびコマンドラインでのJRockit Mission Control Clientの起動方法を示します。


注意:

JRockit Mission Control Clientは、Oracle JRockit Mission Controlが同梱されたOracle JRockit JDK製品をインストールした場合にのみ利用できます。


5.1.1 「スタート」メニューでのJRockit Mission Control Clientの起動

Windowsの「スタート」メニューでJRockit Mission Control Clientを起動するには、次の手順を実行します。

  1. 「スタート」「すべてのプログラム」の順にクリックします。

  2. 「public_product_name_version」「public_jrmc_name_version」の順に選択します。たとえば、「Oracle JRockit JDK R28.2 for Java SE 6 with JRMC 4.1.0 (32-bit)」「Oracle JRockit Mission Control 4.1.0」の順に選択します。

5.1.2 コマンドラインでのJRockit Mission Control Clientの起動

コマンドラインでのJRockit Mission Control Clientの起動は、WindowsおよびLinuxのどちらでも実行できます。

Windowsプラットフォーム用のコマンド:


注意:

この例では、Windowsコマンド・プロンプト(DOS)または互換コマンド・シェルを使用していることを前提としています。


product_install_dir\bin\jrmc.exe

LinuxおよびSolarisプラットフォーム用のコマンド:


注意:

この例では、UNIX bashシェルまたは互換コマンド・シェルを使用していることを前提としています。


product_install_dir/bin/jrmc

5.2 JRockitフライト・レコーダ・ファイルを開く

Oracle JRockit Mission Control 4.1以降、WindowsではJRockitフライト・レコーダ・ファイル(.jfrファイル)はデフォルトでJRockit Mission Control Client内に開きます。

他のプラットフォームでJRockitフライト・レコーダ・ファイルを開くには、次のコマンドを実行します。

product_install_dir/bin/jrmc -open recording.jfr

5.3 製品のパスへの追加

製品のインストールが完了したら、製品をパスに追加して、簡単に実行できるようにします。

Windowsプラットフォーム用のコマンド:


注意:

この例では、Windowsコマンド・プロンプト(DOS)または互換コマンド・シェルを使用していることを前提としています。


set PATH=product_install_dir\bin;%PATH%

LinuxおよびSolarisプラットフォーム用のコマンド:


注意:

この例では、UNIX bashシェルまたは互換コマンド・シェルを使用していることを前提としています。


set PATH=product_install_dir/bin:$PATH

5.4 Oracle Universal Installerとの統合

各製品インストール・ディレクトリは、Oracleホームとしても機能し、追加の製品をOracle Central Inventoryに登録できます。Central Inventoryには同一ホストにインストールされたすべてのOracle製品に関する情報が格納され、Oracle Universal Installerの実行により管理できます。


注意:

例の中のOracleホーム名は、同じホストにインストールされたすべてのOracle製品間で一意である必要があります。この名前は、製品のデフォルト・インストール・ディレクトリ名のダッシュをアンダースコアに置換し、製品バージョン番号のドットを削除し、アーキテクチャ名を追加することで取得されます。


次の例ではOracle Universal Installerがすでに別のOracle製品の一部として直接的または間接的にインストールされていることを前提としています。Oracle Universal Installerの起動方法の詳細は、以下を参照してください。

http://download.oracle.com/docs/cd/B28359_01/em.111/b31207/oui4_product_install.htm#i1005879

5.4.1 製品のCentral Inventoryへのアタッチ

製品のインストールが完了したら、Oracle Universal Installerを使用してCentral Inventoryにアタッチできます。

  • Windowsプラットフォーム用のコマンド:


    注意:

    この例では、Windowsコマンド・プロンプト(DOS)または互換コマンド・シェルを使用していることを前提としています。


    setup.exe -noconsole -attachHome
    ORACLE_HOME="
    product_install_dir"
    ORACLE_HOME_NAME="
    product_home_name"

  • LinuxおよびSolarisプラットフォーム用のコマンド:


    注意:

    この例では、UNIX bashシェルまたは互換コマンド・シェルを使用していることを前提としています。


    ./runInstaller -attachHome
    ORACLE_HOME="
    product_install_dir"
    ORACLE_HOME_NAME="
    product_home_name"

5.4.2 製品のCentral Inventoryからのデタッチ

製品をアンインストールする前に、Central Inventoryからデタッチする必要があります。

  • Windowsプラットフォーム用のコマンド:


    注意:

    この例では、Windowsコマンド・プロンプト(DOS)または互換コマンド・シェルを使用していることを前提としています。


    setup.exe -noconsole -detachHome
    ORACLE_HOME="
    product_install_dir"
    ORACLE_HOME_NAME="
    product_home_name"

  • LinuxおよびSolarisプラットフォーム用のコマンド:


    注意:

    この例では、UNIX bashシェルまたは互換コマンド・シェルを使用していることを前提としています。


    ./runInstaller -detachHome
    ORACLE_HOME="
    product_install_dir"
    ORACLE_HOME_NAME="
    product_home_name"