4 サイレント・モードでのインストール

サイレント・モードでは、インストールの構成を1回だけ設定し、その構成を使用して複数のマシンにインストールを複製できます。サイレント・モードでのインストール中に、インストールの開始前にユーザーが作成したXMLファイル(4.1「silent.xmlファイル」を参照)からインストール・オプションが読み取られます。インストールの実行中に、構成オプションは表示されません。サイレント・モードの詳細は、Oracle WebLogic Serverのインストレーション・ガイドのサイレント・モードでのインストールに関する項を参照してください。

http://download.oracle.com/docs/cd/E15523_01/doc.1111/e14142/silent.htm#i1084477

この章には、以下に関する情報があります。

• 4.1「silent.xmlファイル」

• 4.2「サイレント・モードでの製品のインストール」

• 4.3「サイレント・モードでの製品のアンインストール」

4.1 silent.xmlファイル

サイレント・モードのインストールが成功するには、silent.xmlファイルを作成し、コンピュータに保存する必要があります。このファイルには、セットアップに含める値、たとえば、パブリックJREをインストールするかどうかなどが保存されます。例4-1に、Oracle JRockit Mission Control 4.1.0がバンドルされたJava SE 6対応のOracle JRockit JDK R28.2のsilent.xmlファイルの例を示します。

例4-1 silent.xmlファイルのサンプル

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?> 
<domain-template-descriptor>
<!-- 
 
      The values in this example silent.xml file corresponds to a default installation
      of Oracle JRockit JDK R28.2 for Java SE 6 with Oracle JRockit Mission Control 4.1.0
      on Windows 32-bit x86.
    

--> 
<input-fields>
<!-- 
      Installation directory
        The full pathname for the directory where you want to install your product.
        This option is available on all platforms.
      

--> 
<data-value name="USER_INSTALL_DIR" value="c:\Program Files\Java\jrockit-jdk1.6.0_29-R28.2.0-4.1.0" /> 
<!-- 
      Optional installation of Demos and Samples
        Use "true", or "yes", to install this optional component.
        Use "false", or "no", to skip this optional component. The default is "false". 
        This option is available on all platforms.
      

--> 
<data-value name="INSTALL_DEMOS_AND_SAMPLES" value="false" /> 
<!-- 
      Optional installation of Source Code
        Use "true", or "yes", to install this optional component.
        Use "false", or "no", to skip this optional component. The default is "false". 
        This option is available on all platforms.
      

--> 
<data-value name="INSTALL_SOURCE_CODE" value="false" /> 
<!-- 
      Optional installation of Public JRE
        Use "true", or "yes", to install this optional component.
        Use "false", or "no", to skip this optional component. The default is "true". 
        This option is available for Oracle JRockit JDK installers on Windows
      

--> 
<data-value name="INSTALL_PUBLIC_JRE" value="true" /> 
<!-- 
      Optional override of default installation directory for Public JRE
        This option is available for Oracle JRockit JDK installers on Windows
      

--> 
<data-value name="PUBLIC_JRE_INSTALL_DIR" value="c:\Program Files\Java\jrockit-jre1.6.0_29-R28.2.0" /> 
</input-fields>
</domain-template-descriptor>

4.2 サイレント・モードでの製品のインストール

インストールを開始する前に、オペレーティング・システムに対応した適切な製品バージョンをダウンロードしたかどうかを確認します(表1-5を参照)。

1. ローカル・ドライブで、インストールする製品のバージョンに対応したインストーラを特定します。

   
   

   注意: LinuxまたはSolarisに製品をインストールする場合、1.5.1「インストーラが実行可能であることの確認」の重要な情報を参照してください。

   
   

2. コンピュータのコマンド・ウィンドウまたはコンソールを開きます。

3. 製品をインストールするディレクトリに移動します。

   
   

   注意: この手順では、製品インストーラと同じディレクトリにsilent.xmlが格納されていることを前提としています。

   
   

4. コマンドラインで、次のコマンドを入力します。

   product_installer -mode=silent -silent_xml="silent.xml"

   ファイルの抽出中であることを示すメッセージが表示され、それ以外の確認メッセージは表示されません。

   
   

   注意: インストール・ログを作成する場合は、コマンドの最後に-log="silent.log"オプションを追加します。

   
   

5. Windowsでインストールを確認する場合は、「スタート」、「すべてのプログラム」の順にクリックします。インストールが成功している場合、public_product_name_version、たとえば、Oracle JRockit JDK R28.2 for Java SE 6 with JRMC 4.1.0 (32-bit)などが表示されます。

4.3 サイレント・モードでの製品のアンインストール

Windowsバージョンをアンインストールするには、2.2.1「Windowsバージョンのアンインストール」および3.2.1「コマンド・ラインでのWindowsバージョンのアンインストール」で説明したいずれかの方法を使用します。

LinuxおよびSolarisバージョンをアンインストールするには、3.2.2「コマンドラインでのLinuxおよびSolarisバージョンのアンインストール」で説明した方法を使用してください。