このドキュメントでは、以下の製品をスタンドアロン・アプリケーションとしてインストールおよびアンインストールする方法について説明します。
Oracle JRockit JDKとOracle JRockit Mission Control
Oracle JRockit JDK
Oracle JRockit JRE
Oracle JRockit JDKは、すべてのプラットフォームでOracle JRockit Mission Control Clientがオプションでバンドルされ、WindowsプラットフォームでOracle JRockit JREがオプションでバンドルされています。
製品をインストールする前に、以下の項で説明するインストール処理に関する重要な情報を理解しておいてください。
| 注意: Oracle JRockit JDKには、Oracle JRockit JREおよびOracle JRockit JVMが含まれています。Oracle JRockit JVMは、複数のOracle製品の一部としてインストールすることもできます。インストール指示については、これらの製品のマニュアルを参照します。 | 
Windows、LinuxおよびSolarisプラットフォームでは、以下のモードで製品をインストールおよびアンインストールできます。
グラフィカル・モード(第2章「グラフィカル・モードでのインストール」を参照)
コンソール・モード(第3章「コンソール・モードでのインストール」を参照)
サイレント・モード(第4章「サイレント・モードでのインストール」を参照)
サポートされる構成にOracle JRockitがデプロイされていることを確認します。
Oracle JRockitでサポートされるオペレーティング・システムおよびハードウェア・プラットフォームについては、「Oracle JRockit R28のシステム要件およびサポートされるプラットフォーム」を参照してください。
http://www.oracle.com/technology/software/products/ias/files/fusion_certification.html
このインストール・ガイドでは、いくつかの異なるプレースホルダ変数を使用してテキストの記述を簡略化しています。この項では、テキストで使用されているすべての変数が、その説明および例とともに記載されています。
表1-1に、プラットフォーム固有の変数を示します。
表1-1 プラットフォーム固有の変数
| 変数 | 説明 | 
|---|---|
| arch | インストーラのプラットフォーム・アーキテクチャの名前。archの値は、次のとおりです:  | 
| os | インストーラのプラットフォームのオペレーティング・システムの名前。osの値は、次のとおりです:  | 
| platform | インストーラ・プラットフォームの名前をos-archの形式で表します。platformの値は、次のとおりです:  | 
| ext | インストール・プラットフォームのファイル拡張子。extの値は、次のとおりです:  | 
表1-2に、製品名およびバージョン固有の変数を示します。
表1-2 製品名およびバージョンの変数
| 変数 | 説明 | 
|---|---|
| product_name | 製品名の短縮形。product_nameの値は、次のとおりです:  | 
| java_version | 詳細なJavaディベロッパ・バージョン番号。メジャー、マイナーおよびマイクロ・バージョン番号はドットで区切られ、オプションのアップデート・バージョン番号はアンダースコアで区切られています。例:  | 
| jrockit_version | 詳細なJRockitディベロッパ・バージョン番号。先頭の文字Rと、ドットで区切られたメジャー、マイナーおよびマイクロ・バージョン番号で構成されます。例:  | 
| jrmc_version | 詳細なJRockit Mission Control Clientディベロッパ・バージョン番号。ドットで区切られたメジャー、マイナーおよびマイクロ・バージョン番号で構成されます。例:  | 
| product_name_version | 製品名の短縮形の後に、Java、JRockitおよびオプションのJRockit Mission Control Clientの詳細なディベロッパ・バージョン番号がダッシュで区切られ、java_version-jrockit_version-jrmc_versionまたはjava_version-jrockit-versionという形式で続きます。例:  | 
product_installerは製品インストーラの名前を示すもので、product_name_version-platform.extという形式になります。たとえば、Windows 32-bit x86でのOracle JRockit Mission Control 4.1.0がバンドルされたJava SE 6対応のOracle JRockit JDK R28.2では、jrockit-jdk1.6.0_29-R28.2.0-4.1.0-windows-ia32.exeとなります。バージョンおよびプラットフォーム別のすべてのOracle JRockitインストーラのリストは、表1-5を参照してください。
表1-3に、製品インストーラの変数を示します。
表1-3 製品のインストール・ディレクトリおよびアンインストール・ディレクトリの変数
| 変数 | 説明 | 
|---|---|
| product_install_dir | 製品インストール・ディレクトリのフルパス。インストール時にユーザーが変更していなければ、製品およびプラットフォームに固有のデフォルト値が保持されます。デフォルトの最上位インストール・ディレクトリ名は、製品およびプラットフォームが異なっても同じです。ネーミング規則はproduct_name_versionです。デフォルトの製品インストール場所はプラットフォームに固有であり、Windowsプラットフォームでは | 
| product_uninstall_dir | Windowsプラットフォームで使用可能な製品アンインストール・ディレクトリのフルパス。最上位アンインストール・ディレクトリのネーミング規則はproduct_name_version-archであり、製品アンインストール場所は | 
product_home_name変数は、Oracle Universal Installerを使用してCentral Inventoryにインストールを登録する際に使用される名前です。この名前は、同じホストにインストールされたすべてのOracle製品で一意であり、たとえば、デフォルトの最上位インストール・ディレクトリ名のダッシュをアンダースコアに置き換え、バージョン番号のドットを削除して、末尾にアーキテクチャ名を付けます。たとえば、Windows 32-bit x86でのOracle JRockit Mission Control 4.1.0がバンドルされたJava SE 6対応のOracle JRockit JDKの場合、jrockit_jdk160_29_R2820_410_ia32となります。
表1-4に、Windowsの「スタート」メニューの変数を示します。
表1-4 「スタート」メニューの変数
| 変数 | 説明 | 
|---|---|
| public_product_name | パブリック製品名。たとえば、 | 
| public_product_name_jrmc | Oracle JRockit JDKにバンドルされたパブリックOracle JRockit Mission Control Clientの名前。例:  | 
| public_jrmc_name | パブリックOracle JRockit Mission Control Clientの名前。例:  | 
| public_jrockit_version | パブリックJRockitバージョン番号。マイクロ・バージョン番号が0に等しい場合、マイクロ・バージョンは省略されます。それ以外の場合は、詳細なJRockitディベロッパ・バージョン番号と同一です。例:  | 
| public_java_version | パブリックJavaプラットフォーム名およびバージョン。たとえば、 | 
| public_jrmc_version | パブリックJRockit Mission Control Clientのバージョン番号。マイクロ・バージョン番号が0に等しい場合、マイクロ・バージョンは省略されます。それ以外の場合は、詳細なJRockit Mission Control Clientディベロッパ・バージョン番号と同一です。例:  | 
| public_arch_bits | インストーラ・プラットフォーム・アーキテクチャのワード・サイズのビット数をカッコで囲んで示します。たとえば、Windows 32-bit x86の場合は | 
| public_product_name_version | インストール後にWindowsプラットフォームの「スタート」メニューに示されるパブリック製品の名前およびバージョン。Oracle JRockit Mission Control Clientが製品とバンドルされている場合、メニュー・エントリの形式はpublic_product_name public_jrockit_version for public_java_version with public_product_name_jrmc public_jrmc_version public_arch_bitsとなります。それ以外の場合、public_product_name public_jrockit_version for public_java_version public_arch_bitsという形式になります。たとえば、 | 
| public_jrmc_name_version | バンドルされている製品をインストールした後にWindowsプラットフォームの「スタート」メニューに示されるパブリックOracle JRockit Mission Control Clientの名前およびバージョン。エントリの形式はpublic_jrmc_name public_jrmc_versionです。たとえば、 | 
表1-5に、JRockitインストーラを示します。ファイル名がjrockit-jdkで始まるインストーラを使用すると、Oracle JRockit JDKがインストールされます。これに対し、Oracle JRockit Mission Control Clientをオプションでバンドルする場合は、-jrmc_versionを追加します。
表1-5 各プラットフォームのJRockitインストーラ
| プラットフォーム... | 次を使用します... | 
|---|---|
| Windows 32-bit x86 | product_name_version- | 
| Windows 64-bit Xeon/AMD64 | product_name_version- | 
| Linux 32-bit x86 | product_name_version- | 
| Linux 64-bit Xeon/AMD64 | product_name_version- | 
| Solaris 64-bit SPARC | product_name_version- | 
LinuxまたはSolarisのいずれかのマシンに製品をインストールする場合は、この項の情報に留意してください。
LinuxまたはSolarisで.binファイルを使用して製品をインストールする場合は、そのファイルが実行可能でなければなりません。chmod +x filenameを使用して、ファイルを実行可能にします。
LinuxまたはSolarisで製品を/usr/localなどの全システム規模の場所にインストールする場合、最初にrootユーザーとなって必要な権限を取得する必要があります。ルート・アクセス権がない場合は、書込み権限のあるディレクトリ(たとえば自分のホーム・ディレクトリ)に製品をインストールします。
LinuxおよびSolarisで製品をインストールする場合、デフォルトのシステム・プリファレンスの場所は、product_install_dir/jre/.systemPrefsです。ただし、ユーザーがrootの場合は、/etc/.java/.systemPrefsです。