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Oracle Secure Backupリファレンス
リリース10.3
B56062-01
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ctldaemon

用途

ctldaemonコマンドは、Oracle Secure Backupデーモンの動作を制御する場合に使用します。


関連項目:

関連コマンドについては、「デーモン用コマンド」を参照してください。

前提条件

ctldaemonコマンドを実行するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文1

この構文は、スケジューリングを一時停止または再開する場合に使用します。

ctldaemon::=

ctldaemon --command/-c { suspend | resume }

構文2

この構文は、1つ以上のデーモンにコマンドを送信する場合に使用します。

ctldaemon::=

ctldaemon --command/-c { dump | reinitialize | debugon | debugoff }
[ --host/-h hostname[,hostname]... ] [ daemon-id ]...

意味

--command/-c

obscheduledデーモンを一時的に停止して後で再開できるようにします(構文1)。obscheduledは、トラブルシューティングの目的で一時停止できます。

--command/-c

Oracle Secure Backupデーモンに制御コマンドを送信できるようにします(構文2)。表2-2--command値をリストします。

表2-2 --commandの値

意味

dump

内部状態情報をログ・ファイルにダンプするようにデーモンに指示します。

reinitialize

構成データを再度読み込むようデーモンに指示します。

debugon

ログ・ファイルに追加デバッグ情報を生成するようにデーモンに指示します。

debugoff

デバッグ・モードを取り消します。これがデフォルトの状態です。


--host/-h hostname

デーモンが実行されているホストの名前を指定します。このオプションを省略した場合は、ローカル・ホストが想定されます。

daemon-id

プロセスID(PID)またはサービス名のいずれかとしてOracle Secure Backupデーモンを指定します。可能なサービス名は、observicedobscheduledobrobotdおよびobixdです。

例2-30 obscheduledデーモンの一時停止

この例では、obscheduledデーモンが通常の状態かどうかを判定してから一時停止します。

ob> lsdaemon obscheduled
Process  Daemon/                        Listen
     ID  Service      State               port  Qualifier
   9436  obscheduled  normal             42130
ob> ctldaemon --command suspend
ob> lsdaemon obscheduled
Process  Daemon/                        Listen
     ID  Service      State               port  Qualifier
   9436  obscheduled  suspended          42130