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Oracle Secure Backupリファレンス
リリース10.3
B56062-01
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lshost

用途

lshostコマンドは、1つ以上の構成済ホストの名前および属性を表示する場合に使用します。


関連項目:

関連コマンドについては、「ホスト用コマンド」を参照してください。

前提条件

lshostコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の表示(display administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

lshost::=

lshost [ --long/-l | --short/-s ] [ --inservice/-o | --notinservice/-O ]
[ --noroles/-R ] [ --roles/-r role[,role]... [ hostname ]...

意味

--long/-l

ホスト・データが長い形式で表示されます。すなわち、すべての属性がラベル付きで表示されます。デフォルトでは、これらの属性のサブセットが表形式で表示されます。

--short/-s

ホスト・データが短い形式で表示されます。すなわち、ホスト名のみが表示されます。

--inservice/-o

Oracle Secure Backupから論理的に使用可能なホストがリストされます。

--notinservice/-O

Oracle Secure Backupから論理的に使用不可能なホストがリストされます。

--noroles/-R

ロール情報の表示が抑止されます。

--roles/-r role

指定されたロールを持つホストがリストされます。roleプレースホルダの詳細は、「role」を参照してください。

hostname

データをリストする対象のホスト・コンピュータの名前を指定します。

出力

表2-10で、lshostコマンドの出力について説明します。

表2-10 lshostの出力

ラベル 意味

Access mode

設定はOBまたはNDMP

OBは、ホスト(UNIX、LinuxまたはWindowsコンピュータ)にOracle Secure Backupがインストールされており、ホストがOracle Secure Backupの内部通信プロトコルを使用して通信しているということを示します。

NDMPは、ホスト(ファイラ/ネットワーク接続ストレージ(NAS)デバイスなど)にOracle Secure Backupがインストールされておらず、ホストがネットワーク・データ管理プロトコル(NDMP)を使用して通信しているということを示します。

IP names

ホスト・コンピュータのIPアドレスを示す。

Algorithm

使用された暗号化アルゴリズムを示す。

Encryption policy

暗号が必須か、可能かを示す。requiredに設定すると、このホストに対するバックアップはすべて暗号化されます。allowedに設定すると、暗号化はグローバル暗号化ポリシーおよびバックアップ・ジョブ固有の暗号化設定によって決まります。デフォルトは、requiredです。

Rekey frequency

キーが生成される頻度を示す。

Key type

暗号化キーが生成される方法を示す。

In service

ホストの使用適格性。設定はyesまたはnoです。

Roles

ロールのタイプ。設定は、clientadminまたはmedia serverです。

Trusted host

トラステッド・ホストかどうかを指定する。

トラステッド・ホストの詳細は、『Oracle Secure Backupインストレーションおよび構成ガイド』を参照してください。

Any network

Oracle Secure Backupデーモンにより、任意のネットワーク・インタフェースからの接続がリスニングされ、受け入れられるかどうかを指定する。設定は、defaultyesまたはnoです。

Certificate key size

このホストのアイデンティティ証明書で使用する公開鍵/秘密鍵のペアのサイズをビット単位で指定する。

UUID

Oracle Secure Backupによって割り当てられたUniversal Unique Identifier。

NDMP port

NDMPサーバー上でNDMP用に使用されるTCPポート番号を指定する(「port」を参照)。

NDMP user name

NDMPサーバーに対するOracle Secure Backupの認証に使用される名前を指定する(「username」を参照)。

NDMP password

NDMPサーバーに対するOracle Secure Backupの認証に使用されるパスワードを指定する(「password」を参照)。

NDMP backup type

NDMPサーバーのデフォルトのバックアップ・タイプを指定する(「backuptype」を参照)。

NDMP protocol version

NDMPサーバーのNDMPプロトコルのバージョンを指定する(「protocolversion」を参照)。

NDMP auth type

Oracle Secure Backup NDMPクライアントがNDMPサーバーに対して自身を認証する手段を指定する(「authenticationtype」を参照)。


例2-57 ホスト情報の表示

この例では、短い形式ですべてのホストに関する情報を表示してから、長い形式でbrhost2およびbr_filerに関する情報を表示しています。

ob> lshost
brhost2          client                            (via OB)   in service
brhost3          mediaserver,client                (via OB)   in service
br_filer         client                            (via NDMP) in service
osbsvr1          admin,mediaserver,client          (via OB)   in service
ob> lshost --long brhost2 br_filer
brhost2:
    Access mode:            OB
    IP names:               192.0.2.1
    In service:             yes
    Roles:                  client
    Any network:            default
    UUID:                   641fca34-fb32-1027-b11e-000cf1d9be50br_filer:
    Access mode:            NDMP
    IP names:               192.0.2.250
    NDMP port:              (default)
    NDMP user name:         (default)
    NDMP password:          (set)
    NDMP backup type:       (default)
    NDMP protocol version:  (default)
    NDMP auth type:         (default)
    In service:             yes
    Roles:                  client
    Any network:            default
    UUID:                   1f80ef88-fb33-1027-b11e-000cf1d9be50