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Oracle Secure Backupリファレンス
リリース10.3
B56062-01
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mkrot

用途

ローテーション・ポリシーを作成します。

前提条件

mkrotコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。

構文

mkrot::=

mkrot [ --comment/-c commentstring | --inputcomment/-i commentstring ]
--rule/-u rotationrule[,rotationrule]...
policyname. ..

意味

--comment/-c commentstring

lsrotの使用時に表示される説明的なコメント。--commentまたは--inputcommentのいずれかを指定できますが、両方を指定することはできません。

--inputcomment/-i

コメントの入力(オプション)を可能にします。mkrot --inputcommentを実行すると、コメントの入力を要求するプロンプトが表示されます。コメントを終了するには、その行にピリオド(.)を付けます。--commentまたは--inputcommentのいずれかを指定できますが、両方を指定することはできません。

--rule/-u rotationrule

ローテーション・ポリシーに適用される一連のローテーション・ルールを指定します。

rotationrule引数の書式はlocationname[:event[:duration]]です。

  • locationname: 既存の場所オブジェクトの名前またはワイルドカード(*)。

    既存の場所オブジェクトがローテーション・ルールの最初のlocationnameとして指定されている場合、ローテーション・ルールはその場所に制限されます。ワイルドカード(*)がローテーション・ルールの最初の場所として指定されている場合、ローテーション・ルールはすべてのアクティブな場所に適用できます。ワイルドカードは、ローテーション・ルールの最初のlocationnameにのみ使用できます。

    場所は、ローテーション・ポリシー内で1回しか指定できません。ローテーション・ポリシーの場所/期間のタプル・セット全体で場所を2回以上指定しようとすると、エラー・メッセージが表示され、コマンドは失敗します。

  • event: このタプルで指定される期間のカウントが開始される時点でトリガーされるボリューム固有のイベント。イベントの値は次のいずれかです。

    • firstwrite

      ボリュームへの最初の書込みが行われる時点です。この値は、アクティブな場所に対してのみ有効です。

    • lastwrite

      ボリュームへの最後の書込みが行われる時点です。この値は、アクティブな場所に対してのみ有効です。

    • windowclosed

      書込みウィンドウが閉じる時点です。この値は、アクティブな場所に対してのみ有効です。

    • nonwritable

      書込みウィンドウが閉じてしまったか、ボリュームがいっぱいであるために、ボリュームに書き込むことができなくなる時点です。この値は、アクティブな場所に対してのみ有効です。

    • arrival

      ボリュームがこの場所に到着した時点です。この値は、保管場所に対してのみ有効です。

    • expiration

      ボリュームが期限切れになった時点です。この値は、保管場所に対してのみ有効です。

  • duration

    メディアがこのタプルに指定された場所にとどまる期間です。Oracle Secure Backupの標準の期間構文で表します。

    期間の値は、一時保管場所を除いたすべての場所に対して指定する必要があります。期間の値は、整数nにseconds、minutes、hours、days、weeks、monthsまたはyearsを続けて表します。有効な値の例は、14days3weeks2monthsです。

    期間の値としてDISABLEDを指定した場合、ボリュームは割り当てられた場所に無期限にとどまります。DISABLED値は、ローテーション・ポリシーの最終場所についてのみ許されます。

policyname

ローテーション・ポリシーの名前を1〜31文字で指定します。