用途
テープ・ボリュームをオフサイトの保管場所からリコールします。
前提条件
recallvol
コマンドを使用するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。
使用方法
Oracle Secure Backupボリューム・カタログ内の複数のボリュームに一致するボリュームIDを指定した場合、どのボリューム(1つまたは複数)をリコールしたいのかを尋ねられます。1つまたは複数のボリュームまたはそのすべてを選択するか、あるいはいずれも選択しないことも可能です。デフォルトの選択肢はすべてのボリュームです。
ボリュームIDを指定して、そのボリュームがボリューム・セットに属している場合、そのボリューム・セット内のすべてのボリュームがリストされます。そのすべてを選択することもできれば、すべてを選択しないことも可能ですが、ボリューム・セットの個々のメンバーを選択することはできません。デフォルトの選択肢はquit
です。つまり、いずれのボリュームも選択されません。
構文
recallvol::=
recallvol [ --immediate/-I ] [ --piece/-p piecename | vol-spec ] [ --tolocation/-t locationname ]
意味
メディア移動ジョブを即時作成します。
指定のバックアップ・ピースを含むボリュームをリコールします。--piece
とvol-spec
オプションは、相互排他的ではありません。
ボリュームのリコール先となる場所を指定します。recallvolumeコマンドに--tolocation
オプションを指定しない場合、ボリュームのリコールはオリジナルの場所に対して行われます。