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Oracle® Business Intelligence Applications新機能ガイド
リリース7.9.6.2
B61365-01
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1 OracleのJD Edwards EnterpriseOne用のOracle Supply Chain and Order Management Analyticsの構成

この章では、Oracle Supply Chain and Order Management AnalyticsをOracleのJD Edwards EnterpriseOne用に構成するための情報について説明します。

この章の内容は次のとおりです。

1.1 前提作業

この章の構成手順を実行する前に、Oracle Business Intelligence Applications Informatica PowerCenterユーザーのための構成ガイドに記載されている次の章の説明に従って、ソースに依存しない構成手順を実行します。

1.2 完全ロード前に必要な構成

この項では、JD Edwards EnterpriseOneに適用するデータの完全ロードを実行する前に必要な構成手順について説明します。

1.2.1 JD Edwards EnterpriseOne Supply Chain and Order Management Analytics用のドメイン値とCSVワークシート・ファイルの構成について

表1-1に、$PMServer\LkpFilesディレクトリ(\PowerCenter8.6.x\server\infa_shared\LkpFilesなど)にあるOracle Supply Chain and Order Management Analytics用のCSVワークシート・ファイルとドメイン値を示します。

表1-1 JD Edwards EnterpriseOne用のOracle Supply Chain and Order Management Analyticsのドメイン値とCSVワークシート・ファイル

ワークシート・ファイル 説明 セッション

file_udc_category_mapping_jde.csv

このファイルは、W_CODE_D表に移入されるJD Edwards EnterpriseOneのユーザー定義コードを指定するために使用します。

SDE_JDE_Code_Category_Map_Load

domainvalues_Movement_Types_jde.csv

このファイルは、特定の移動タイプの説明に関するオーバーライド情報を指定するために使用します。

SDE_JDE_MvmntTypeDimension

domainvalues_xact_type_codes_scom_jde_sales_ivclns.csv

このファイルは、販売請求書明細に適用可能な販売注文トランザクション・タイプ・コードを指定するために使用します。

SDE_JDE_XactTypeDimension_SalesInvoiceLine

domainvalues_xact_type_codes_scom_jde_sales_ordlns.csv

このファイルは、販売注文明細に適用可能な販売注文トランザクション・タイプ・コードを指定するために使用します。

SDE_JDE_XactTypeDimension_SalesOrderLine

file_sales_order_status_jde.csv

このファイルは、W_CODE_D(カテゴリ別)およびW_STATUS_Dの各表に移入する販売注文ステータスの情報を指定するために使用します。

SDE_JDE_StatusDimension_SalesOrder

file_lkp_chnl_typ_jde.csv

このファイルは、チャネル・タイプ次元表に移入する追加情報をチャネル・タイプ・コード別に指定するために使用します。

SDE_JDE_ChannelTypeDimension

file_lkp_consign_inv_org_jde.csv

このファイルは、在庫プロセス内で委託に使用される支店/工場(組織ID)を指定するために使用します。

SDE_JDE_Inventory_Daily_Bal_Fact

file_lkp_return_loc_jde.csv

このファイルは、在庫プロセスで支店/工場、場所、およびロット番号別に返品場所を指定するために使用します。

SDE_JDE_Inventory_Daily_Bal_Fact


1.2.2 ユーザー定義のコード・カテゴリの構成方法

この項では、file_udc_category_mapping_jde.csvファイルの構成方法について説明します。

このフラット・ファイルには、SDE_JDE_Category_Map_Loadワークフローを実行する前にデータを移入します。このワークフローは、CSVファイルを入力として使用し、同じ名前をマッピングしてW_JDE_UDC_CATEGORY_MAP_TMPという一時表を作成します。この一時表は、W_CODE_D表をロードする際にSDE_JDE_CODE_DIMENSIONワークフローへのソース入力として使用されます。

このファイルを構成するには:

  1. テキスト・エディタを使用して、$pmserver\srcfilesフォルダにあるfile_udc_category_mapping_jde.csvファイルを開きます。

  2. このファイルの値を、Oracle BI Applications Informatica PowerCenterユーザーのための構成ガイドにある、OracleのJD Edwards Enterprise OneまたはJD Edwards World UDCコード次元の構成に関する項に記載されている表3-18の値と比較します。

  3. 表3-18のエントリからシステム・コード、ユーザー定義コード、およびカテゴリの単位でCSVファイルに任意の新しい値を追加します。このカテゴリが、JD Edwards EnterpriseOne用のOracle Supply Chain and Order Management Analyticsのマッピングで定義されているものと一致するように、各カテゴリの値は必ず正しく記述してください。

    このCSVファイルに追加した値は、UDCエントリとしてカテゴリごとにW_CODE_D表に追加されます。

    W_CODE_D表および各値の詳細は、Oracle Business Analytics Warehouseデータ・モデル・リファレンスを参照してください。

  4. カンマを使用してエントリをシステム・コード、UDC列、およびカテゴリで区切ります。スペースは入れないようにしてください。

  5. 保存してファイルを閉じます。

1.2.3 移動タイプのドメイン値の構成方法

この項では、domainvalues_Movement_Types_jde.csvの構成方法について説明します。このフラット・ファイルには、SDE_JDE_MvmntTypeDimensionワークフローを実行する前にデータを移入します。

このファイルを構成するには:

  1. 次のSQLを使用して、JD Edwards EnterpriseOneソース・システムの移動タイプを特定します。

    SELECT RTRIM(DRSY) || '~' || DRRT || '~' || 
    LTRIM(DRKY) FROM F0005 AS MVMNT_TYPE_CODE 
    WHERE DRSY = '00' AND DRRT = 'DT' AND DRKY <> ' '
    
  2. テキスト・エディタを使用して、$PMServer\LkpFilesディレクトリ(\PowerCenter8.6.x\server\infa_shared\LkpFilesなど)にあるdomainvalues_Movement_Types_jde.csvファイルを開きます。

  3. SQLのMVMNT_TYPE_CODE列の値をファイルのMVMNT_TYPE_CODE列にコピーします。

    2行目以降のデータをコピーしてください。最初の行は列ヘッダーです。

  4. ファイルの各MVMNT_TYPE_CODEに対して、W_MVMNT_TYPE_CODEおよびW_MVMNT_TYPE_DESCの適切なドメイン値を追加します。有効なドメイン値は、OTHERS、CUSTOMER RETURN、またはVENDOR RETURNです。

    W_MVMNT_TYPE_CODEおよびW_MVMNT_TYPE_DESCの値は、すべてOTHERSになりますが、顧客返品またはベンダー返品で実際に使用されるドキュメント・タイプ(移動タイプ)は例外です。これらの特定のドキュメント・タイプは、それぞれのドメイン値で識別されるので、その値を適切に使用してください。

    移動タイプのドメイン値の詳細は、Oracle Business Analytics Warehouseデータ・モデル・リファレンスを参照してください。

  5. 保存してファイルを閉じます。

1.2.4 販売請求明細トランザクション・タイプのドメイン値の構成方法

この項では、domainvalues_xact_type_codes_scom_jde_sales_ivclns.csvの構成方法について説明します。このフラット・ファイルには、SDE_JDE_XactTypeDimension_SalesInvoiceLineワークフローを実行する前にデータを移入します。

このファイルを構成するには:

  1. テキスト・エディタを使用して、$pmserver\lkpfilesフォルダにあるdomainvalues_xact_type_codes_scom_jde_sales_ivclns.csvファイルを開きます。

  2. 次のSQLを使用して、JD Edwards EnterpriseOneで使用する請求明細のトランザクション・タイプを特定します。

    SELECT F0005.DRKY FROM F0005 
    WHERE DRSY = '00  ' AND DRRT = 'DT'
    
  3. XACT_TYPE_CODEソース列に対応するように、戻り値をフラット・ファイルにマップします。Oracle Business Analytics Warehouseデータ・モデル・リファレンスに記載されているとおりに、このファイルの値を請求明細のトランザクション・タイプのドメイン値に関連付けます。

    次に構成の例を示します。

    XACT_TYPE_CODE,XACT_CODE,W_XACT_TYPE_CODE,W_XACT_TYPE_DESC,W_XACT_TYPE_CODE1,W_XACT_TYPE_DESC1
    <DRKY>,SALES_IVCLNS,Standard Invoice,Standard Invoice,Order Management,Order Management source code
    

    注意:

    この例に示されている値は、ソース・コードのドメイン値のデフォルト値でもあります。フラット・ファイルにドキュメント・タイプ<DRKY>が構成されていない場合は、この例で示されている値が、それらのドキュメントのデフォルト値とみなされます。

    W_XACT_TYPE_Dで使用するトランザクション・タイプのドメイン値の詳細は、Oracle Business Analytics Warehouseデータ・モデル・リファレンスを参照してください。

  4. カンマを使用してエントリをシステム・コード、UDC列、およびカテゴリで区切ります。スペースは入れないようにしてください。

  5. 保存してファイルを閉じます。

1.2.5 販売注文明細トランザクション・タイプのドメイン値の構成方法

この項では、domainvalues_xact_type_codes_scom_jde_sales_ordlns.csvの構成方法について説明します。このフラット・ファイルには、SDE_JDE_XactTypeDimension_SalesOrderLineワークフローを実行する前にデータを移入します。

このファイルを構成するには:

  1. テキスト・エディタを使用して、$pmserver\lkpfilesフォルダにあるdomainvalues_xact_type_codes_scom_jde_sales_ordlns.csvファイルを開きます。

  2. 次のSQLを使用して、JD Edwards EnterpriseOneで使用する注文明細トランザクション・タイプを特定します。

    SELECT F0005.DRKY FROM F0005
    WHERE DRSY = '00  ' AND DRRT = 'DT'
    
  3. XACT_TYPE_CODEソース列に対応するように、戻り値をフラット・ファイルにマップします。Oracle Business Analytics Warehouseデータ・モデル・リファレンスに記載されているとおりに、この列の値を注文明細トランザクション・タイプのドメイン値に関連付けます。

    次に構成の例を示します。

    XACT_TYPE_CODE,XACT_CODE,W_XACT_TYPE_CODE,W_XACT_TYPE_DESC,W_XACT_TYPE_CODE1,W_XACT_TYPE_DESC1, W_XACT_TYPE_CODE2,W_XACT_TYPE_DESC2
    <DRKY>,SALES_ORDLNS,Regular,Regular,EXTERNAL,External order,Self Ship,Internal inventory order
    

    注意:

    この例に示されている値は、ソース・コードのドメイン値のデフォルト値でもあります。フラット・ファイルにドキュメント・タイプ<DRKY>が構成されていない場合は、この例で示されている値が、それらのドキュメントのデフォルト値とみなされます。

    W_XACT_TYPE_Dのドメイン値の詳細は、Oracle Business Analytics Warehouseデータ・モデル・リファレンスを参照してください。

  4. カンマを使用してエントリをシステム・コード、UDC列、およびカテゴリで区切ります。スペースは入れないようにしてください。

  5. 保存してファイルを閉じます。

1.2.6 販売注文ステータスの構成方法

この項では、file_sales_order_status_jde.csvの構成方法について説明します。このフラット・ファイルには、SDE_JDE_StatusDimension_SalesOrderワークフローを実行する前にデータを移入します。このフラット・ファイルは、W_STATUS_DS表のソースです。また、$pmserver\srcfilesフォルダにあるものを使用します。

このファイルを構成するには:

  1. テキスト・エディタを使用して、$pmserver\srcfilesフォルダにあるfile_sales_order_status_jde.csvファイルを開きます。

  2. オーダー・アクティビティ・ルールの設定を分析して、販売注文ステータスの組合せを特定します。データの組合せは次のようになります。

    DocType LineType 前のステータス 説明 次のステータス 説明
    SO S 520 販売注文入力 540 ピックスリップ印刷
    SO S 520 販売注文入力 560 出荷確認
    SO S 520 販売注文入力 535 ウェアハウス管理
    SO S 900 入荷待ちのSOエントリ 540 ピックスリップ印刷

  3. すべての販売注文に対して、F4211表からDocType、LineType、前のステータス、および次のステータスがそれぞれ異なる組合せを特定します。

  4. これらの組合せごとに次のような接頭辞を付けます。

    SALES_ORDLNS~<DocType>~<LineType>~<LastStatus>~NextStatus>
    SALES_PCKLNS~<DocType>~<LineType>~<LastStatus>~NextStatus>
    SALES_SCHLNS~<DocType>~<LineType>~<LastStatus>~NextStatus>
    
  5. 接頭辞を付けた値が、フラット・ファイルのSTATUS_CODE列、STATUS_NAME列に対応するように、STATUS_CLASS (SALES_ORDLNS、SALES_PCKLNS、およびSALES_SCHLNS)ごとにそれぞれコピーします。

    次に構成の例を示します。

    STATUS_CLASS,STATUS_CODE,STATUS_NAME,STATUS_CAT,STATUS_CAT_DESC
    SALES_ORDER_PROCESS,SALES_ORDLNS~SO~S~620~998,SALES_ORDLNS~SO~S~620~998,Being Processed,Being Processed
    SALES_ORDER_PROCESS,SALES_ORDLNS~SO~S~620~999,SALES_ORDLNS~SO~S~620~999,Closed,Closed
    SALES_ORDER_PROCESS,SALES_ORDLNS~SO~S~985~999,SALES_ORDLNS~SO~S~985~999,Closed,Closed
    SALES_PICKING_PROCESS,SALES_PCKLNS~SO~S~520~540,SALES_PCKLNS~SO~S~520~540,Not Yet Picked,Not Yet Picked
    SALES_PICKING_PROCESS,SALES_PCKLNS~SO~S~520~560,SALES_PCKLNS~SO~S~520~560,Not Yet Picked,Not Yet Picked
    

    注意:

    • ステータスがENTERED、BOOKED、BLOCKEDなどになっているかどうか、コードによって自動的には識別されません。これらのステータスは、ユーザーがOLTPで構成し、「ステータス次元」フラット・ファイルの設定から取得されます。たとえば、入荷待ちレコードはBLOCKEDとして処理できますが、コードによって自動的には処理されないため、入荷待ちステータスの組合せがBLOCKEDとして処理されるように、「ステータス次元」フラット・ファイルを構成する必要があります。
    • 販売注文明細がキャンセルされているかどうかを識別する際に、ハードコードされたステータスのセットが使用されます。これらのコードは、980、982、983、984、985、986、987、988、990、995、996および997です。その他の販売注文ステータスは、キャンセル済の販売注文明細を識別する際には使用されません。特定のステータスの組合せをクローズ済として処理する場合は、その組合せをクローズ済として「ステータス次元」フラット・ファイルに定義します。クローズ済として定義すると、財務フラグおよび出荷待ちバックログ・フラグによって監視されます。

    • 前述のとおり、クローズ済、キャンセル済など、システムですでにハードコードされている特定のステータスを構成する必要はありません。このようなステータスは、コードによって自動的に識別されます。ただし、ハードコードされたステータスを追跡するには、そのステータスの明細がフラット・ファイルに存在する必要があります。これについては、次の手順で説明します。


  6. ハードコードされた3つの必須ステータスを構成に追加します。

    FULFILLMENT_STATUS,ORDER BOOKED,ORDER BOOKED,Order Booked,Order Booked
    FULFILLMENT_STATUS,ORDER ENTERED,ORDER ENTERED,Order Entered,Order Entered
    FULFILLMENT_STATUS,ORDER FULLY CANCELLED,ORDER FULLY CANCELLED,Order Fully Cancelled,Order Fully Cancelled
    FULFILLMENT_STATUS,ORDER FULLY PICKED,ORDER FULLY PICKED,Order Fully Picked,Order Fully Picked
    FULFILLMENT_STATUS,ORDER FULLY SCHEDULED,ORDER FULLY SCHEDULED,Order Fully Scheduled,Order Fully Scheduled
    FULFILLMENT_STATUS,ORDER FULLY SHIPPED,ORDER FULLY SHIPPED,Order Fully Shipped,Order Fully Shipped
    FULFILLMENT_STATUS,ORDER PARTIALLY CANCELLED,ORDER PARTIALLY CANCELLED,Order Partially Cancelled,Order Partially Cancelled
    FULFILLMENT_STATUS,ORDER PARTIALLY SCHEDULED,ORDER PARTIALLY SCHEDULED,Order Partially Scheduled,Order Partially Scheduled
    FULFILLMENT_STATUS,ORDER PARTIALLY SHIPPED,ORDER PARTIALLY SHIPPED,Order Partially Shipped,Order Partially Shipped
    FULFILLMENT_STATUS,ORDER NOT ELIGIBLE,ORDER NOT ELIGIBLE,Order Not Eligible,Order Not Eligible
    SALES_INVOICE_PROCESS,SALES_INVCLNS~CANCELLED,SALES_INVCLNS~CANCELLED,Cancelled,Cancelled
    SALES_INVOICE_PROCESS,SALES_INVCLNS~COMPLETED,SALES_INVCLNS~COMPLETED,Completed,Completed
    SALES_INVOICE_PROCESS,SALES_INVCLNS~OPEN,SALES_INVCLNS~OPEN,Open,Open
    SALES_INVOICE_PROCESS,SALES_INVCLNS~PENDING,SALES_INVCLNS~PENDING,Pending,Pending
    SALES_ORDER_PROCESS,SALES_ORDLNS~BEING PROCESSED,SALES_ORDLNS~BEING PROCESSED,Being Processed,Being Processed
    SALES_ORDER_PROCESS,SALES_ORDLNS~BLOCKED,SALES_ORDLNS~BLOCKED,Blocked,Blocked
    SALES_ORDER_PROCESS,SALES_ORDLNS~BOOKED,SALES_ORDLNS~BOOKED,Booked,Booked
    SALES_ORDER_PROCESS,SALES_ORDLNS~CANCELLED,SALES_ORDLNS~CANCELLED,Cancelled,Cancelled
    SALES_ORDER_PROCESS,SALES_ORDLNS~CLOSED,SALES_ORDLNS~CLOSED,Closed,Closed
    SALES_ORDER_PROCESS,SALES_ORDLNS~ENTERED,SALES_ORDLNS~ENTERED,Entered,Entered
    SALES_PICKING_PROCESS,SALES_PCKLNS~CANCELLED,SALES_PCKLNS~CANCELLED,Cancelled,Cancelled
    SALES_PICKING_PROCESS,SALES_PCKLNS~FULLY PICKED,SALES_PCKLNS~FULLY PICKED,Fully Picked,Fully Picked
    SALES_PICKING_PROCESS,SALES_PCKLNS~FULLY SHIPPED,SALES_PCKLNS~FULLY SHIPPED,Fully Shipped,Fully Shipped
    SALES_PICKING_PROCESS,SALES_PCKLNS~NOT RELEVANT,SALES_PCKLNS~NOT RELEVANT,Not Relevant,Not Relevant
    SALES_PICKING_PROCESS,SALES_PCKLNS~NOT YET PICKED,SALES_PCKLNS~NOT YET PICKED,Not Yet Picked,Not Yet Picked
    SALES_PICKING_PROCESS,SALES_PCKLNS~BACKORDERED,SALES_PCKLNS~BACKORDERED,Backordered,Backordered
    SALES_PICKING_PROCESS,SALES_PCKLNS~PURGED,SALES_PCKLNS~PURGED,Purged,Purged
    SALES_SCHEDULE_PROCESS,SALES_SCHLNS~BLOCKED,SALES_SCHLNS~BLOCKED,Blocked,Blocked
    SALES_SCHEDULE_PROCESS,SALES_SCHLNS~CANCELLED,SALES_SCHLNS~CANCELLED,Cancelled,Cancelled
    SALES_SCHEDULE_PROCESS,SALES_SCHLNS~CLOSED,SALES_SCHLNS~CLOSED,Closed,Closed
    SALES_SCHEDULE_PROCESS,SALES_SCHLNS~ENTERED,SALES_SCHLNS~ENTERED,Entered,Entered
    SALES_SCHEDULE_PROCESS,SALES_SCHLNS~NOT VALID,SALES_SCHLNS~NOT VALID,Not Valid,Not Valid
    
  7. 保存してファイルを閉じます。

1.2.7 チャネル・タイプ・グループの構成方法

この項では、file_lkp_chnl_typ_jde.csvの構成方法について説明します。このフラット・ファイルには、SDE_JDE_ChannelTypeDimensionワークフローを実行する前にデータを移入します。

このファイルを構成するには:

  1. 次のSQLを使用して、JD Edwards EnterpriseOneソース・システムのチャネル・タイプを特定します。

    SELECT DRKY FROM F0005 WHERE DRSY = '90CB' AND DRRT = 'TC' 
    
  2. テキスト・エディタを使用して、$PMServer\LkpFilesディレクトリ(\PowerCenter8.6.x\server\infa_shared\LkpFilesなど)にあるfile_lkp_chnl_typ_jde.csvファイルを開きます。

  3. SQLのDRKY列の値を、ファイルのCHNL_TYPE_CODE列にコピーします。

    2行目以降のデータをコピーしてください。最初の行は列ヘッダーです。

  4. ファイルで、各チャネル・タイプ・コード(CHNL_TYPE_CODE)に対応するチャネル・タイプ・グループ・コード(W_CHTY_GRP_CODE)、チャネル・タイプ・サブグループ・コード(W_CHTY_SUBG_CODE)、およびW_INBOUND_TYPE_FLGに適切なドメイン値を追加します。

    チャネル・タイプのドメイン値の詳細は、Oracle Business Analytics Warehouseデータ・モデル・リファレンスを参照してください。

  5. 保存してファイルを閉じます。

1.2.8 在庫委託の構成方法

この項では、file_lkp_consign_inv_org_jde.csvの構成方法について説明します。このフラット・ファイルには、SDE_JDE_Inventory_Daily_Bal_Factワークフローを実行する前にデータを移入します。

このファイルを構成するには:

  1. JD Edwards EnterpriseOneソース・システムの在庫委託支店/工場(ウェアハウスおよび在庫の組織ID)を特定します。

  2. テキスト・エディタを使用して、$PMServer\LkpFilesディレクトリ(\PowerCenter8.6.x\server\infa_shared\LkpFilesなど)にあるfile_lkp_consign_inv_org_jde.csvファイルを開きます。

  3. ファイルの2行目に、有効な在庫委託支店/工場の値を手動で入力します。 最初の行は列ヘッダーです。


    注意:

    各支店/工場のデータは、先頭に空白を入力して右揃えにし、12文字で入力する必要があります。たとえば、支店/工場(INVENTORY_ORG_ID)がABCの場合は、先頭に9つの空白を入力して「---------ABC」とする必要があります。

  4. 以降、それぞれの在庫委託支店/工場を1行ずつ入力します。

    委託の詳細は、Oracle Business Analytics Warehouseデータ・モデル・リファレンスを参照してください。

  5. 保存してファイルを閉じます。

1.2.9 在庫返品場所の構成方法

この項では、file_lkp_return_loc_jde.csvの構成方法について説明します。このフラット・ファイルには、SDE_JDE_Inventory_Daily_Bal_Factワークフローを実行する前にデータを移入します。

このファイルを構成するには:

  1. JD Edwards EnterpriseOneソース・システムの各支店/工場(ウェアハウス/在庫の組織ID)に対する在庫返品場所を特定します。

  2. テキスト・エディタを使用して、$PMServer\LkpFilesディレクトリ(\PowerCenter8.6.x\server\infa_shared\LkpFilesなど)にあるfile_lkp_return_loc_jde.csvファイルを開きます。

  3. ファイルの2行目に有効な在庫返品場所の値を手動で入力します。 最初の行は列ヘッダーです。


    注意:

    各返品場所のデータは、次の形式で1行ずつ入力する必要があります。

    STORAGE_LOC~支店/工場~場所~ロット番号

    説明:

    • STORAGE_LOC~は、定数です。

    • 支店/工場は、空白で右揃えにされた12文字の値です。

    • 場所は、右側を空白で埋めて左揃にされた20文字の値です。

    • ロット番号は、行末に空白を入れずに入力します。

    たとえば、在庫返品場所の支店/工場がABC、場所が123、ロット番号が789の場合は、次の形式で入力します。

    STORAGE_LOC~         ABC~123                 ~789
    

  4. 以降、それぞれの在庫返品場所を1行ずつ入力します。

    返品場所の詳細は、Oracle Business Analytics Warehouseデータ・モデル・リファレンスを参照してください。

  5. 保存してファイルを閉じます。

1.2.10 部品表展開の処理方法

この項では、部品表(BOM)をマルチレベルの構造に展開するように処理して、最終的にはW_BOM_HEADER_DおよびW_BOM_ITEM_Fの両方の表に移入する方法について説明します。

JD Edwards EnterpriseOneでは、BOM情報が単一レベルの形式で保持されますが、Oracle BI Applicationsでは、マルチレベルの形式で保持する必要があります。そのため、Oracle BI Applicationの各表にデータをロードする前に、単一レベルの構造をマルチレベルの構造に展開する必要があります。

JD Edwards EnterpriseOneソースでは、すべてのBOM情報が単一の表に格納され、BOMに対してレベルが定義されていません。そのため、システムでループ処理を繰り返してBOMを展開する必要があります。また、Oracle BI Applicationsでは、コンポーネントに対するすべてのリビジョンが有効日とともにBOMの新しいバージョンとして保持されます。これらの点を考慮すると、ETLを使用して単一レベルのBOMをマルチレベルのBOMに変換するのは適切とはいえません。したがって、新しいUBEを作成して展開する際には、既存のJD Edwards EnterpriseOne UBE (R30460)のロジックが使用されていました。

新しいUBE (R30461)は、製造段階の製品を抽出し、単一レベルのBOM形式をマルチレベルのBOM形式に変換します。また、左限界値/右限界値や上位レベル(1 - 10)などの必要な情報も抽出します。

UBEは、製造段階の製品のマルチレベルのBOM構造を各リビジョンとともに2つのワーク・ファイルに、それぞれBOMヘッダー用および項目(コンポーネント)用としてロードします。続いて、ETLがこの2つのワーク・ファイルからデータを抽出して、Oracle BI Applicationsの各表にロードします。


注意:

部品表で分析を使用する場合は、ETLの開始前にこのUBEを実行する必要があります。このUBEおよび関連するJD Edwards EnterpriseOneのオブジェクトは、分析のために単独で作成されるため、既存のソース・システムでは使用できません。

1.2.11 左限界値および右限界値の計算オプションの構成方法

SIL_BOMItemFactマッピングに含まれるCOMPUTE_BOUNDSというストアド・プロシージャによって、展開後のBOMツリー構造が探索され、左右の限界値が計算されます。デフォルトでは、COMPUTE_BOUNDSストアド・プロシージャはオフに設定されています。

JD Edwards EnterpriseOneでは、UBE (R30461)によって左右の限界値が計算されます。


注意:

BOMを使用してETLを実行する前に、Compute_Bounds_Ora11i.sqlのSQLコードをコンパイルしてデプロイする必要があります。詳細は、Oracle Business Intelligence Applications Informatica PowerCenterユーザーのための構成ガイドで、ストアド・プロシージャのデプロイ方法に関する項を参照してください。