この章では、Oracle Financial Analyticsのグローバル1金額為替日付の計算をJD Edwards EnterpriseOne用に構成する方法について説明します。内容は次のとおりです。
Oracle Financial Analyticsを使用されているJD Edwards EnterpriseOneのお客様は、請求日と総勘定元帳日付のいずれかを選択して、買掛金(AP)のEXCHANGE_DTフィールドに移入できるようになりました。
今回のリリースでは、Oracle Business Intelligenceデータ・ウェアハウス管理コンソール(DAC)に新規パラメータ$$EXCHANGE_DATEが追加されています。このパラメータは、請求日または総勘定元帳日付を指定する際に使用できます。選択内容に基づいて、Oracle Business Analytics WarehouseのW_AP_XACT_FS表のEXCHANGE_DTフィールドに適切な日付が移入されます。
$$EXCHANGE_DTパラメータを構成するには:
請求日または総勘定元帳日付を、JD Edwards EnterpriseOneと同様に構成します。そうすることで、結果がJD Edwards EnterpriseOneソース・システムと同じ値になります。
DACクライアントでデザインビューを選択し、ドロップダウン・リストからカスタム・コンテナを選択します。
タスクタブをクリックして、買掛金トランザクション・ファクトに関連するタスクの問合せを実行します。
選択したタスクの詳細エリアで、パラメータタブをクリックします。
次のように、パラメータの値を変更します。
請求日を使用する場合は、INVを指定します。
総勘定元帳日付を使用する場合は、GLを指定します。
変更内容を保存します。
W_AR_XACT_FSのEXCHANGE_DTフィールドは、F03B11-RPERDJ表から移入されます。JD Edwards EnterpriseOneアプリケーションは、F03B11表に為替日付を格納します。この表には、ユーザーが選択した処理オプションの値が格納されます。