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Oracle® Fusion Middleware Oracle Reportsレポート作成のためのユーザーズ・ガイド
11gリリース1(11.1.1)
B61376-01
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1.11 実行時ビュー

この項の各トピックでは、実行時に表示されるレポートのビューについて説明します。

1.11.1 ランタイム・パラメータ・フォームについて

ランタイム・パラメータ・フォームは、実行時にオプションで表示されるダイアログ・ボックスで、デフォルトのパラメータ値をオーバーライドできます(SELECT文を変更する値の指定、レポート出力先デバイスの変更など)。ランタイム・パラメータ・フォームのフォーマットは、ペーパー・パラメータ・フォーム・ビューで定義します。ペーパー・パラメータ・フォーム・ビューでランタイム・パラメータ・フォームを定義しない場合は、実行時にデフォルトのランタイム・パラメータ・フォームが表示されます。

必要に応じてパラメータを変更し、ツールバーの「ペーパー・レイアウトを実行」ボタンをクリックすると、レポートが実行されます。

または、ツールバーの「実行取消」ボタンをクリックして取り消します。

関連項目

第1.6.5項「ペーパー・パラメータ・フォーム・ビューについて」

第1.9.4項「Webレポートのパラメータ・フォームについて」

第4.11.7項「実行時におけるパラメータ・フォームの表示」

1.11.2 プレビューアについて

プレビューアは、レポートがどのように印刷されるかを画面に表示するものです。プレビューアでは、レポート出力の1ページをスクロールしたり、レポート全体のページを順に表示したり、画面を分割して同じレポートの異なる部分を同時に表示したりすることができます。次の操作も実行できます。

表1-3 印刷プレビューアでの処理

目的 クリックするツールバー上のボタン

レポートを印刷する

「印刷」ボタン

ページ設定を指定する

「ページ設定」ボタン

新しいプレビューアを開く

「新規プレビューア」ボタン

プレビューアを閉じる

「プレビューアを閉じる」ボタン

拡大

「拡大」ボタン

縮小

「縮小」ボタン


物理ページ(パネル)のサイズは、プリンタで出力される1ページ分です。論理ページの大きさは、実際のレポートの1ページ分です(幅または高さが複数の物理ページに及ぶこともあります)。プレビューアには、レポート出力の論理ページが1ページずつ表示されます。

アクセス

プレビューアを表示するには:

  • ファイル」→「印刷プレビュー」を選択します。

使用に関する注意

レポートの実行速度を上げるには、レポート出力をプレビューアまたはペーパー・デザイン・ビューに送るときに先行フェッチが行われないようにします。次の項目が依存しているデータよりも先にこれらの項目が参照されたときに、先行フェッチが発生します。

  • 総ページ数および総パネル数

  • 総計

  • 計算式であるブレーク列

  • 「NULL時の値」が指定されているブレーク列

マトリックス(クロス積)グループを使用するときも、先行フェッチが発生します。Oracle Reportsでは、データをクロス集計するために、最初にすべてのデータをフェッチする必要があります。

これらの項目があるとプレビューアまたはペーパー・デザイン・ビューの処理が遅くなりますが、ファイルなどの出力先に書き出すときのパフォーマンスには影響しません。


注意:

列は、表示されない場合でも、先行フェッチの原因となることがあります。たとえば、総計はレポートの出力に表示されないこともありますが、レポートの一部であるため、Oracle Reportsによって計算されるときに先行フェッチが発生します。

関連項目

第4.7.16.3項「プレビューアでのレポート出力の表示」

第4.7.17.2項「プレビューアでのレポートの印刷」