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Oracle® Fusion Middleware Oracle Reportsレポート作成のためのユーザーズ・ガイド
11gリリース1(11.1.1)
B61376-01
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37.3 配布XML定義の編集

Oracle Reportsの配布XMLファイルを使用して、配布の詳細を指定できます。たとえば、電子メールを通じて配布する場合は、受信者、返信先、件名などの詳細を指定できます。

この項では、配布XMLファイルの変更方法を説明します。配布の実施に必要な情報を入力する場所はすでに示しました。

レポートを配布する場合は、次のいずれかの作業が必要です。


注意:

配布の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Reports ServicesレポートWeb公開ガイド』の「拡張配布の作成」を参照してください。

配布XMLファイルを編集するには:

  1. メモ帳などのテキスト・エディタで、提供されているサンプル・ファイルdistribution.xmlを開きます。

  2. プレースホルダ・テキスト<YourFilePath>を検索し、このテキストを生成されるPDFの格納先となる場所の名前で置き換えます。

    例: プレースホルダ・テキストを次の場所の名前で置き換えます。

    d:\temp\
    

    これにより、パスが次のように変更されます。

    d:\temp\Rep_%amp;&lt;city&gt;.pdf
    

    このフル・パスを使用することで、生成されたPDFファイルがd:\tempに配置されます。

  3. プレースホルダ・テキスト<OriginEmailAddress>を検索し、このテキストを送信者の電子メール・アドレスで置き換えます。

  4. プレースホルダ・テキスト<OriginEmailAddress>のすべてのインスタンスに対して手順3を実行します。

  5. プレースホルダ・テキスト<DestinationEmailAddress>を検索し、このテキストを受信者の電子メール・アドレスで置き換えます。

  6. プレースホルダ・テキスト<DestinationEmailAddress>のすべてのインスタンスに対して手順5を実行します。


    注意:

    この例では、静的電子メール・アドレスに電子メールを送信する方法を示します。ただし、レポートを様々な電子メール・アドレスに送信する場合は、データ・モデルに受信者フィールドを作成する必要があります。さらに、distribution.xmlex2セクションで、プレースホルダ・テキスト<DestinationEmailAddress>&amp;&lt;recipient&gt;で置き換えます。これで、distribution.xmlファイルの最初のセクション(ex1)を削除できます。

  7. XMLファイルを、inventoryreport_dist_<自分のイニシャル>.rdfを保存したディレクトリに保存します。


    注意:

    XMLファイルの場所は実行時に指定できるため、XMLファイルを必ずしもRDFと同じディレクトリに保存する必要はありません。distribution.xmlとRDFをReports Pathに配置するか、コマンドラインURLで完全なパスを入力するか、いずれかを行う必要があります。

    これで配布XMLファイルのカスタマイズが完了しました。このカスタマイズによって、個々の倉庫のレポートがすべて1つの電子メールに添付されて本社に送信され、各レポートが1つずつ添付された複数の電子メールが個々の倉庫に送信されるようになります。