Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Discoverer Desktopユーザーズ・ガイド 11gリリース1 (11.1.1) E51908-01 |
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この付録の項目は次のとおりです。
Discoverer Desktopでは、Oracle Applicationsの次の機能がサポートされています。
Oracle Applicationsデータベースへのアクセス(Oracle Applicationsのユーザー名、パスワードおよび職責を使用)
複数の組織
これらの機能を使用できるのは、Discoverer DesktopをOracle Applicationsデータベースに対して実行している場合(Oracle Applicationsモード)のみです。
Oracle Applicationsユーザーとして接続(Oracle Applicationsモード)するための前提条件は、次のとおりです。
Oracle Applicationsがインストールされていること。
Discoverer DesktopをOracle Applicationsモードで使用する前に、Oracle Applicationsをインストールする必要があります。
Discoverer Desktopの「接続」ダイアログが、Oracle Applications EULへの接続を許可するように設定されていること(「Oracle Applicationsユーザー用「接続」ダイアログの構成」を参照)。
Oracle ApplicationsのバージョンがDiscoverer Desktopでサポートされていること。サポートされているバージョンは、次のとおりです。
リリース10.7(SmartClientおよびキャラクタ・モード)
リリース11
リリース11.5
Discoverer DesktopにOracle Applicationsユーザーとして接続すると、「接続」ダイアログにOracle Applicationsの接続詳細を入力するよう求められます(図B-1の「状態」ボックスを参照)。
Discoverer DesktopがOracle Applications EULを使用するように構成されていない場合は、「接続」ダイアログを再構成する必要があります(「Oracle Applicationsユーザー用「接続」ダイアログの構成」を参照)。
注意: Discoverer Desktopが標準EULとOracle Applications EULの両方を使用するように構成されている場合は、「接続」ボックスの下に「Oracle Applicationsユーザー」チェック・ボックスが表示されます(「Oracle ApplicationsユーザーとしてのDiscoverer Desktopへの接続」を参照)。 |
Oracle Applications EULを使用するようにDiscoverer Desktopを接続した後(「始める前に」を参照)、次の手順でDiscoverer Desktopに接続します。
Discovererマネージャから指示されたOracle Applicationsのユーザー名、パスワードおよび接続データベース名を入力します。
Oracleデータベースでは、パスワードの大文字小文字が区別されます(Enterprise Editionバージョン11.1またはそれ以降)。
注意: Discoverer Desktopが標準EULとOracle Applications EULの両方を使用するように構成されている場合は、「接続」ボックスの下に「Oracle Applicationsユーザー」チェック・ボックスが表示されます(「Oracle Applicationsユーザー用「接続」ダイアログの構成」を参照)。 |
「接続」ボックスの下に「Oracle Applicationsユーザー」チェック・ボックスが表示されている場合は、このチェック・ボックスを選択します。
注意: 「Oracle Applicationsユーザー」チェック・ボックスが表示されるのは、Discoverer DesktopがOracle Applications EULと標準Discoverer EULの両方を使用するように構成されている場合です(「Oracle Applicationsユーザー用「接続」ダイアログの構成」も参照)。 |
「接続」をクリックします。
「職責の選択」ダイアログに、定義されている職責のリストが表示されます。複数の職責が定義されている場合は、Oracle管理者から割り当てられた職責を選択する必要があります。
Discoverer DesktopにOracle Applicationsユーザーとして接続する前に、Discoverer Desktopの「接続」ダイアログを次のように構成する必要があります。
メイン・メニューから「ツール」|「オプション」を選択して、「オプション」ダイアログを表示します。
次のいずれかのオプションを選択します。
Oracle Applications EUL このオプションを選択すると、Oracle Applications EULに接続できますが、標準Discoverer EULには接続できません。
標準EUL および Oracle Applications EULの両方 このオプションを選択すると、Oracle Applications EULと標準Discoverer EULの両方に接続できます。このオプションを使用すると、「接続」ダイアログに「Oracle Applicationsユーザー」チェック・ボックスが表示されます。Oracle Applications EULに接続する場合は、このチェック・ボックスを選択します。
Gateway User IDとFoundation Nameのデフォルト設定を変更する必要がある場合は、「フィールド「Gateway User ID(GWYUID)/パスワード」および「Foundation Name(FNDNAM)」への詳細の入力」を参照してください。
「OK」をクリックします。
Oracle Applicationsユーザーとして接続する場合は、「Gateway User ID(GWYUID)/パスワード」と「Foundation Name(FNDNAM)」のデフォルト設定を変更できます。
標準EULのみを使用するようにDiscoverer Desktopを構成するには、「接続」ダイアログを次のように構成します。
メイン・メニューから「ツール」|「オプション」を選択して、「オプション」ダイアログを表示します。
「標準EUL」オプションを選択します。
「OK」をクリックします。
Discoverer DesktopにOracle Applicationsユーザーとして接続すると、様々な方法で自動的にログインできるようにショートカット・プロパティを編集できます。
Windowsデスクトップで、「Discoverer Desktop」アイコンを右クリックします。
「プロパティ」をクリックします。
「ショートカット」タブをクリックします。
「リンク先」ボックスに変更内容を入力します。
次の項に、Discoverer Desktopショートカットの構成方法の例を示します。
Discoverer Desktopショートカット・アイコンを編集します(「Discoverer Desktopショートカット・アイコンの編集」を参照)。
「リンク先」に次の文字列を入力します。
dis51usr.exe /APPS_GWYUID GATEWAY_ID /APPS_FNDNAM FOUNDATION_ID /APPS_USER
ここで、
GATEWAY_IDは、Gateway User IDです(大文字で入力する必要があります)。FOUNDATION_IDはFoundation Nameです(大文字で入力する必要があります)。
この例では、/APPS_USER引数で、Discoverer Desktop接続にOracle Applicationsユーザー名を使用するように指定しています。ユーザーは、Discoverer Desktopの「接続」ダイアログに、Oracle Applicationsユーザー名と職責をコロン(:)で区切ってユーザー名として入力します。パスワードとデータベース文字列は通常どおり入力します。次に例を示します。
Username: jchung:Purchasing Manager Password: password Database: database_name
Discoverer Desktopショートカット・アイコンを編集します(「Discoverer Desktopショートカット・アイコンの編集」を参照)。
「リンク先」に次の文字列を入力します。
dis51usr.exe /APPS_GWYUID GATEWAY_ID /APPS_FNDNAM FOUNDATION_ID /APPS_USER /APPS_RESPONSIBILITY RESPONSIBILITY
ここで、
GATEWAY_IDは、Gateway User IDです(大文字で入力する必要があります)。FOUNDATION_IDはFoundation Nameです(大文字で入力する必要があります)。RESPONSIBILITYは職責です(大文字小文字は区別しません)。
この例では、/APPS_RESPONSIBILITY引数で、Discoverer Desktopで定義済の職責を使用して接続するように指定しています。ユーザーは、Discoverer Desktopの「接続」ダイアログに、ユーザー名、パスワードおよびデータベースを通常どおり入力します。次に例を示します。
Username: jchung Password: password Database: database_name
Discoverer Desktopショートカット・アイコンを編集します(「Discoverer Desktopショートカット・アイコンの編集」を参照)。
「リンク先」に次の文字列を入力します。
dis51usr.exe /APPS_GWYUID GATEWAY_ID /APPS_FNDNAM FOUNDATION_ID /APPS_USER /CONNECT username:responsibility/password@database
ここで、
GATEWAY_IDは、Gateway User IDです(大文字で入力する必要があります)。FOUNDATION_IDはFoundation Nameです(大文字で入力する必要があります)。usernameはユーザー名です(大文字小文字は区別しません)。responsibilityは職責です(大文字小文字は区別しません)。passwordはパスワードです(大文字小文字は区別しません)。databaseはデータベースです(大文字小文字は区別しません)。
この例では、Discoverer Desktopの「接続」ダイアログはバイパスされ、自動的に接続されます。