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Oracle® Fusion Middleware Oracle Identity Managementインストレーション・ガイド
11g リリース1(11.1.1)
B55911-03
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15.4 新しいWebLogicドメインへのOINのみの単独構成

このトピックでは、新しいWebLogic管理ドメインでOracle Identity Navigator(OIN)のみを構成する方法について説明します。内容は次のとおりです。

15.4.1 適切なデプロイメント環境

新しいWebLogicドメインにOracle Identity Manager、Oracle Access Manager、Oracle Adaptive Access ManagerおよびOracle Authorization Policy ManagerとともにOracle Identity Navigatorを構成し、その後Oracle Identity Navigatorの検出機能を実行する場合、このトピックの構成を実行してください。この機能により、Oracle Identity Manager、Oracle Access Manager、Oracle Adaptive Access ManagerおよびOracle Authorization Policy Managerの製品コンソールへのリンクが移入されます。その後、個別のコンソールのURLを使用せずに、Oracle Identity Navigatorインタフェースからこれらの製品コンソールにアクセスできます。

15.4.2 デプロイされるコンポーネント

この項の構成を実行すると、Oracle Identity Navigatorアプリケーションが新しいWebLogic Administration Serverにデプロイされます。

15.4.3 依存関係

この項の構成は、次のものに依存しています。

  • Oracle WebLogic Server

  • Oracle Identity Management 11gソフトウェアのインストール

詳細は、「Oracle Identity Managementのインストール準備」および「OIM、OAM、OAAM、OAPMおよびOIN(11.1.1.3.0)のインストール」を参照してください。

15.4.4 手順

次の手順を実行して、新しいWebLogic管理ドメインにOracle Identity Navigatorのみを構成します。

  1. Oracle WebLogic Serverをインストールし、ミドルウェア・ホームを作成します。「Oracle WebLogic Server 10.3.3のインストールおよびOracleミドルウェア・ホームの作成」を参照してください。

  2. Oracle Identity Management 11gソフトウェアをインストールします。詳細は、「OIM、OAM、OAAM、OAPMおよびOIN(11.1.1.3.0)のインストール」を参照してください。

  3. <Oracle_IDM2>/common/bin/config.shスクリプトを実行します。(Windowsでは<Oracle_IDM2>\common\bin\config.cmd)。Oracle Fusion Middleware構成ウィザードの「ようこそ」画面が表示されます。


    注意:

    ここで、Oracle_IDM2は例として使用されています。このスクリプトを、Oracle Identity Manager、Oracle Access Manager、Oracle Adaptive Access Manager、Oracle Authorization Policy ManagerおよびOracle Identity Navigatorが含まれているIDM_Homeディレクトリから実行する必要があります。

  4. 「ようこそ」画面で「新しいWebLogicドメインの作成」オプションを選択し、「次へ」をクリックします。「ドメイン・ソースの選択」画面が表示されます。

  5. 「ドメイン・ソースの選択」画面で、以下の製品をサポートするために、自動的に構成されたドメインを生成するオプションを選択していることを確認します。Oracle Identity NavigatorをサポートするWebLogic管理ドメインを作成し(Oracle Identity Navigator - 11.1.1.3.0 [Oracle_IDM2]を選択)、「次へ」をクリックします。「ドメイン名と場所の指定」画面が表示されます。


    注意:

    Oracle Identity Navigator - 11.1.1.3.0 [Oracle_IDM2]チェック・ボックスを選択すると、Oracle JRF - 11.1.1.0 [oracle_common]オプションもデフォルトで選択されます。

  6. 作成するドメインの名前と場所を入力し、「次へ」をクリックします。「管理者ユーザー名およびパスワードの構成」画面が表示されます。

  7. 管理者のユーザー名およびパスワードを構成します。デフォルトのユーザー名はweblogicです。「次へ」をクリックします。

  8. Oracle Fusion Middleware構成ウィザードの「サーバーの起動モードおよびJDKの構成」画面で、「JRockit SDK 160_17_R28.0.0-679」および「本番モード」を選択します。

    「オプションの構成を選択」画面が表示されます。

  9. 「オプションの構成を選択」画面で、「管理サーバー」、「管理対象サーバー」、「クラスタ」、および「マシン」「デプロイメントとサービス」、および「RDBMSセキュリティ・ストア」を構成できます。「次へ」をクリックします。

  10. オプション: 次の管理サーバー・パラメータを構成します。

    • 名前

    • リスニング・アドレス

    • リスニング・ポート

    • SSLリスニング・ポート

    • SSLが有効か無効か

  11. オプション: 必要に応じて管理対象サーバーを構成します。

  12. オプション: 必要に応じてクラスタを構成します。

    Oracle Identity Management製品のクラスタを構成する方法の詳細は、マニュアル『Oracle Fusion Middleware高可用性ガイド』のIdentity Managementコンポーネントの高可用性の構成に関する項を参照してください。

  13. オプション: 必要に応じて管理対象サーバーをクラスタに割り当てます。

  14. オプション: 必要に応じてマシンを構成します。1台のマシンで管理サーバーを実行し、別の物理的マシンで管理対象サーバーを実行する場合、この手順を実行します。


    ヒント:

    マシンを構成する前に、pingコマンドを使用して、マシンまたはホスト名がアクセス可能かどうかを検証します。

  15. オプション: 管理サーバーをマシンに割り当てます。

  16. オプション: アプリケーションおよびライブラリなどのデプロイメントおよびサービスを選択し、特定のクラスタまたはサーバーにターゲット指定します。

  17. オプション: 必要に応じてRDBMSセキュリティ・ストアを構成します。

  18. 「構成のサマリー」画面で、デプロイメント、アプリケーションおよびサービスの構成のサマリーを確認できます。ドメイン構成を確認し、「作成」をクリックしてドメインの作成を開始します。

Oracle Identity Navigatorをサポートする新しいWebLogicドメインが<MW_HOME>\user_projects\domainsディレクトリに作成されます(Windowsの場合)。UNIXの場合、ドメインは<MW_HOME>/user_projects/domainsディレクトリに作成されます。