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Oracle® Fusion Middleware Oracle Identity Managementインストレーション・ガイド
11g リリース1(11.1.1)
B55911-03
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15.5 OIM、OAM、OAAMおよびOAPMとのOINの構成

このトピックでは、Oracle Identity Manager(OIM)、Oracle Access Manager(OAM)、Oracle Adaptive Access Manager(OAAM)およびOracle Authorization Policy Manager(OAPM)がある既存のOracle Identity ManagementドメインにOracle Identity Navigator(OIN)を構成する方法を説明します。

この章の内容は次のとおりです。

15.5.1 適切なデプロイメント環境

Oracle Identity Manager、Oracle Access Manager、Oracle Adaptive Access ManagerおよびOracle Authorization Policy Managerがインストールされている既存のOracle Identity Management環境にOracle Identity Navigatorをインストールする場合、このトピックの構成を実行してください。

この構成の実行後は、Oracle Identity Navigatorの検出機能を実行して、Oracle Identity Manager、Oracle Access ManagerおよびOracle Adaptive Access Manager用の製品コンソールを検出できます。製品コンソールは、Oracle Identity Navigatorのダッシュボードに表示できます。続いて、Oracle Identity Navigatorのユーザー・インタフェースを使用して、Oracle Identity Manager、Oracle Access Manager、Oracle Adaptive Access Manager、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlなどの製品用のコンソールを起動できます。

15.5.2 デプロイされるコンポーネント

この項の構成を実行すると、Oracle Identity Navigatorアプリケーションが既存の管理サーバーにデプロイされます。このアプリケーションは、管理サーバーが実行されているのと同じマシンにデプロイされます。

15.5.3 依存関係

この項の構成は、次のものに依存しています。

  • Oracle WebLogic Server

  • Oracle Identity Management 11gソフトウェアのインストール

詳細は、「Oracle Identity Managementのインストール準備」および「OIM、OAM、OAAM、OAPMおよびOIN(11.1.1.3.0)のインストール」を参照してください。

15.5.4 手順

Oracle Identity Manager、Oracle Access Manager、Oracle Adaptive Access ManagerおよびOracle Authorization Policy Managerが含まれている既存のOracle Identity ManagementドメインにOracle Identity Navigatorのみを構成するには、次の手順を実行します。

  1. Oracle WebLogic Serverをインストールし、ミドルウェア・ホームを作成します。「Oracle WebLogic Server 10.3.3のインストールおよびOracleミドルウェア・ホームの作成」を参照してください。

  2. Oracle Identity Management 11gソフトウェアをインストールします。詳細は、「OIM、OAM、OAAM、OAPMおよびOIN(11.1.1.3.0)のインストール」を参照してください。

  3. <Oracle_IDM2>/common/bin/config.shスクリプトを実行します。(Windowsでは<IDM_Home>\common\bin\config.cmd)。Oracle Fusion Middleware構成ウィザードを使用して、Oracle Identity Manager、Oracle Access Manager、Oracle Adaptive Access ManagerおよびOracle Authorization Policy Managerを同じドメインでサポートする新しいドメインを作成します。ドメインの構成時に、適切なドメイン・テンプレートを選択しているか確認してください。

    選択した構成の新しいドメインが<MW_HOME>\user_projects\domainsディレクトリに作成されます(Windowsの場合)。UNIXの場合、ドメインは<MW_HOME>/user_projects/domainsディレクトリに作成されます。

  4. <Oracle_IDM2>/common/bin/config.shスクリプトを実行します。(Windowsの場合は<Oracle_IDM2>\common\bin\config.cmd)。Oracle Fusion Middleware構成ウィザードが表示されます。

  5. 「ようこそ」画面で、「既存のWebLogicドメインの拡張」オプションを選択します。「次へ」をクリックします。

  6. Oracle Identity Manager、Oracle Access Manager、Oracle Adaptive Access ManagerおよびOracle Authorization Policy Managerが含まれているWebLogicドメイン・ディレクトリを選択します。「次へ」をクリックします。

  7. 「拡張ソースの選択」画面で、次の製品をサポートするために、自動的にドメインを拡張する:というオプションを選択していることを確認します。Oracle Identity Navigator - 11.1.1.3.0 [Oracle_IDM2]を選択し、「次へ」をクリックします。「JDBCコンポーネント・スキーマの構成」画面が表示されます。

  8. 「JDBCコンポーネント・スキーマの構成」画面で、変更するコンポーネント・スキーマを選択します。「スキーマ所有者」、「スキーマ・パスワード」、「データベース」および「サービス」、「ホスト名」、および「ポート」の値を設定できます。「次へ」をクリックします。JDBCコンポーネント・スキーマのテスト画面が表示されます。テストが成功した後、「オプションの構成を選択」画面が表示されます。

  9. オプション: 「オプションの構成を選択」画面で、「管理対象サーバー」、「クラスタ」、および「マシン」「デプロイメントとサービス」、および「JMSファイル・ストア」を構成できます。該当するチェック・ボックスを選択し、「次へ」をクリックします。

  10. オプション: 必要に応じてクラスタを構成します。

    Oracle Identity Management製品のクラスタを構成する方法の詳細は、マニュアル『Oracle Fusion Middleware高可用性ガイド』のIdentity Managementコンポーネントの高可用性の構成に関する項を参照してください。

  11. オプション: 必要に応じて管理対象サーバーをクラスタに割り当てます。

  12. オプション: 必要に応じてマシンを構成します。1台のマシンで管理サーバーを実行し、別の物理的マシンで管理対象サーバーを実行する場合、この手順を実行します。


    ヒント:

    マシンを構成する前に、pingコマンドを使用して、マシンまたはホスト名がアクセス可能かどうかを検証します。

  13. オプション: 管理サーバーをマシンに割り当てます。

  14. オプション: アプリケーションおよびライブラリなどのデプロイメントおよびサービスを選択し、特定のクラスタまたはサーバーにターゲット指定します。

  15. 「構成のサマリー」画面でドメイン構成を確認し、「拡張」をクリックしてドメインの拡張を開始します。

    Oracle Identity Manager、Oracle Access Manager、Oracle Adaptive Access ManagerおよびOracle Authorization Policy Managerのある既存のOracle Identity Managementドメインが、Oracle Identity Navigatorをサポートするように構成されます。

  16. Oracle Identity Manager構成ウィザードを開始します。「Oracle Identity Manager 11g構成ウィザードの開始」を参照してください。

  17. Oracle Identity Managerサーバーを構成します。「OIMサーバーの構成」を参照してください。

  18. ウィザードおよび「OIMサーバーの構成」で説明されている手順に従い、Oracle Identity Managerサーバーの構成を完了します。同様に、ウィザードに従ってOracle Identity Manager Design Consoleを構成し(Windowsのみ)、Oracle Identity Managerリモート・サーバーを構成します。「OIM Design Consoleの構成」および「OIM Remote Managerの構成」を参照してください。