Oracle® Fusion Middleware Oracle Identity Managementインストレーション・ガイド 11g リリース1(11.1.1) B55911-03 |
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このトピックでは、WebLogic管理ドメインなしで、Oracle Virtual Directory(OVD)のみを構成する方法を説明します。内容は次のとおりです。
管理の都合上、リモートのWebLogic Administration ServerにOracle Virtual Directoryを登録したいが、ローカルにOracle WebLogic Serverをインストールしたくない場合は、このトピックの構成を実行します。
注意: この環境でFusion Middleware Controlを使用してOracle Virtual Directoryを管理するには、インストール後に、Oracle Virtual DirectoryをリモートのWebLogic Administration Serverに登録します。 |
この項の構成を実行すると、Oracle Virtual Directoryのみがデプロイされます。
この項の構成は、Oracle WebLogic Serverに依存しています。
次の手順を実行して、ドメインなしでOracle Virtual Directoryのみを構成します。
「インストールのロードマップ」および「OID、OVD、ODSM、ODIPおよびOIF(11.1.1.4.0)のインストール」で説明されているように、Oracle Virtual Directoryがインストールされていることを確認します。
注意: この特定のシナリオでは、Oracle WebLogic Serverのインストールはオプションです。かわりに、ステップ4で説明されているように、Oracle Identity Management構成ウィザードを使用して、ミドルウェア・ホームを作成することも可能です。 |
<ORACLE_HOME>/bin/config.sh
(UNIXの場合)または<ORACLE_HOME>\bin\config.bat
を実行して、Oracle Identity Management構成ウィザードを起動します。「次へ」をクリックして続行します。
ドメインの選択画面で、ドメインなしで構成を選択し、「次へ」をクリックします。「インストール場所の指定」画面が表示されます。
各フィールドに、次の情報を入力します。
Oracle Middlewareホームの場所: Oracleミドルウェア・ホーム・ディレクトリがすでに存在する場合は、そのパスをこのフィールドに入力します。Oracleミドルウェア・ホーム・ディレクトリが存在しない場合、Oracle共通ホームおよびOracleホーム・ディレクトリが含まれるディレクトリをインストーラが作成する場所へのパスを入力します。インストーラは、このフィールドで識別したディレクトリに、Oracle共通ホーム・ディレクトリおよびOracleホーム・ディレクトリを作成します。
Oracleミドルウェア・ホーム・ディレクトリは、一般にMW_HOMEと呼ばれます。
注意: Oracleミドルウェア・ホーム・ディレクトリは、Oracle WebLogic Serverインストールを含める必要はありません。 |
Oracleホーム・ディレクトリ: Oracleホーム・ディレクトリの名前を入力します。インストーラは、このフィールドで入力した場所を使用して、「Oracle Middlewareホームの場所」フィールドに入力した場所の下位にOracleホーム・ディレクトリを作成します。Oracleホーム・ディレクトリは、一般にORACLE_HOMEと呼ばれます。
Oracleインスタンスの場所: Oracleインスタンスのディレクトリを作成する場所のパスを入力します。インストーラは、このフィールドに入力した場所と、「Oracleインスタンス名」フィールドに入力した名前を使用して、Oracleインスタンスのディレクトリを作成します。Oracleインスタンスのディレクトリには、システム上の任意の場所を特定することができます。Oracleミドルウェア・ホーム・ディレクトリになくてもかまいません。
Oracleインスタンス名: Oracleインスタンスのディレクトリ名を入力します。インストーラは、このフィールドに入力した名前を使用して、「Oracleインスタンスの場所」フィールドで指定した場所に、Oracleインスタンスのディレクトリを作成します。このディレクトリは、一般にORACLE_INSTANCEと呼ばれます。
各フィールドに情報を入力したら、「次へ」をクリックします。セキュリティ更新の指定画面が表示されます。
セキュリティ上の問題の通知方法を選択します。
セキュリティ上の問題について、電子メールで通知を受け取るには、「電子メール」フィールドに電子メール・アドレスを入力します。
セキュリティ上の問題について、My Oracle Support(旧MetaLink)から通知を受け取る場合、My Oracle Supportオプションを選択し、My Oracle Supportのパスワードを入力します。
セキュリティ上の問題について通知を受け取らない場合は、すべてのフィールドを空欄のままにします。
「次へ」をクリックします。「コンポーネントの構成」画面が表示されます。
「Oracle Virtual Directory」のみを選択します。他のコンポーネントが選択されていないことを確認して、「次へ」をクリックします。ポートの構成画面が表示されます。
インストーラによるポートの構成方法を選択します。
インストーラが、あらかじめ定められた範囲内のポートを構成するようにするには、自動ポート構成を選択します。
インストーラがstaticports.iniファイルを使用してポートを構成するようにするには、構成ファイルを使用してポートを指定を選択します。staticports.iniファイルの設定を更新するには、「ファイルの表示/編集」をクリックします。
「次へ」をクリックします。Oracle Virtual Directory情報の指定画面が表示されます。
次の情報を入力します。
LDAP v3ネームスペース: Oracle Virtual Directoryのネームスペースを入力します。デフォルト値は「dc=us,dc=oracle,dc=com」です。
HTTP Webゲートウェイ: Oracle Virtual Directory HTTP Webゲートウェイを有効にするには、このオプションを選択します。
保護: このオプションは、HTTP Webゲートウェイを有効化済で、SSLを使用して保護する場合に選択します。
管理者ユーザー名: Oracle Virtual Directory管理者のユーザー名を指定します。デフォルト値は「cn=orcladmin」です。
パスワード: Oracle Virtual Directory管理者のパスワードを入力します。
パスワードの確認: Oracle Virtual Directory管理者のパスワードを再入力します。
管理サーバーをセキュア・モードで構成: このオプションは、SSLを使用してOracle Virtual Directory Administrative Listenerを保護するために使用します。このオプションはデフォルトで選択されています。このオプションを選択することをお薦めします。
「次へ」をクリックします。「インストール・サマリー」画面が表示されます。
インストールを完了するために、「インストールの完了」の手順をすべて実行します。
Oracle Virtual DirectoryをWebLogic Administration Serverに登録するには、次のコマンドを実行します。WebLogic Administration Serverに登録すると、Fusion Middleware Controlを使用してOracle Virtual Directoryを管理できます。
$ORACLE_INSTANCE/bin/opmnctl registerinstance -adminHost HOSTNAME -adminPort WEBLOGIC_PORT -adminUsername WEBLOGIC_ADMIN_USERNAME
注意: WebLogic管理者のユーザー名とパスワードの入力を求められます。 |
例:
$ORACLE_INSTANCE/bin/opmnctl registerinstance \ -adminHost myhost \ -adminPort 7001 \ -adminUsername weblogic \
注意: WebLogic Administration Server上のデフォルトの管理ポートは7001です。 |